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ミセ*゚ー゚)リ 怪異の由々しき問題集のようです

249名も無きAAのようです:2013/06/22(土) 06:01:08 ID:cSkX3lNM0
【―― 1 ――】


 可愛らしい新入生諸君は高校にも慣れ段々と小憎たらしくなってきている、六月も初め。
 そしてそれも終盤に差し掛かり過ごしやすい気候が続いている。

 ここ、VIP州西部は温暖多湿。
 四季がはっきりとしていて風流な地域と言えば聞こえはいいものの、実際は梅雨はじめじめしていて冬は雪がやたらと降って、それが毎年となると本当に嫌になる。
 だからこんな朗らかな季節の合間のすぐに過ぎ、一週間もしないうちにあの鬱陶しい梅雨前線がやって来るのだろう。

 というか現在でもこの無意味に広い学校の一部の場所では床が湿って滑りやすくなっていて危険だ。


ミセ*-3-)リ「ホント、嫌になっちゃいますよねぇ」

(;^Д^)「…………えっと水無月さん、それで何か俺に用事ですか?」


 学校の正門、その前。
 小さな花壇になっているそこに腰掛けている私を大学の研修だったか研究だったかで来ているらしい雨斎院先生(イケメン)が困り顔で問いかけてくる。

 しかし分かってない男だ。
 尤もらしく話しかけているが用事なんてないに決まっている。
 私はイケメンを漁りに来ただけ。


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