したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

ミセ*゚ー゚)リ 怪異の由々しき問題集のようです

245名も無きAAのようです:2013/06/22(土) 05:57:29 ID:cSkX3lNM0
【―― 0 ――】


「―――因果応報なんてものがあるけど、アレほど当てにならないものもないと思わない?」


 学校の屋上だった。
 時刻にして六時半過ぎだった。
 二人の人間。

 ぼくと――その人。


「小説なんかが良い例だよ。結局ああいうのは作者の、あるいは読者の『こうなるべきである』というのの集大成みたいなものでしょ?」


 夕陽を背にして立つその人はこの学校の一応の頂点――生徒会長。
 対し、ぼくは一介の生徒。


「だからね、世の中が因果応報……『こうなっているのが正しい』という世界なら、小説なんて流行ってないと思うんだよ」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板