[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
ミセ*゚ー゚)リ 怪異の由々しき問題集のようです
186
:
名も無きAAのようです
:2013/05/25(土) 16:14:03 ID:RqAuxQOc0
【―― 8 ――】
大家さんに連れられて踏み入れた屋敷内は「廃墟となった洋館」という文字から想像できる通りのおどろおどろしい空気が漂っていた。
十数年という歳月の為か、館は使われていた頃が想像できないほどに荒れ果て、不気味な雰囲気を有している。
そのことを手伝っているのは、微かに感じる瘴気。
(,,゚Д゚)「(大家さんは『気休め程度のお祓いをしてくれれば良い』って言ってたけど……)」
それは常人の感覚での話だ。
ここでは、ある程度の霊的感受性を持つ人間ならば恐らく気分が悪くなるだろう。
そして俺のような専門家ならば低濃度だが魔力が感じ取れる。
この場所が現場であることは間違いなく、大家さんが目撃したモノも勘違いではなかったということだ。
だから俺は専門家としてお祓いをするだけでは済ませてはいけない。
(,,-Д-)「(感じ的には妖気じゃない。だから妖怪変化や悪魔の類じゃない……ということは、人間だよね)」
一歩踏み出す度にギシギシと軋む廊下を残留した魔力を伝い進む。
場に残った魔力や思念を読み取ることのできる専門家は、それを踏まえて怪異のような『形のないモノ』に対処する。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板