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ミセ*゚ー゚)リ 怪異の由々しき問題集のようです

181名も無きAAのようです:2013/05/25(土) 16:09:09 ID:RqAuxQOc0
【―― 6 ――】


 さて。

 私が本物の『占い』と遭遇することになったのは、会長からそんな種明かしがなされた――まさにその日だった。
 世間一般に行われている占いがただのトリックだと分かったその日に本物の魔法に出逢うことになるなんて、ある意味ではとても皮肉だ。 

 皮肉で。
 数奇で。
 滑稽で。

 そう、それが。
 その『占い』に端を発する事件で出逢うことになったものが。
 「魔法でありながら」――同時に「魔法ではないモノ」だったのだから尚更だった。


 この世が一つの記された物語で、筆を持つものを神と呼ぶのなら。
 それは、まるで。
 神様が「世界にはまだまだ神秘が多いのだ」と高らかに笑っているようだった。

 ……なんてね。


.


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