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ミセ*゚ー゚)リ 怪異の由々しき問題集のようです

165名も無きAAのようです:2013/05/25(土) 15:53:04 ID:RqAuxQOc0
【―― 3 ――】


 というわけで、駅前にやって来た。

 我ながら単純だと思うけど、このドキリワクワクマジカルフォースな心を誰が止めることができるだろうか、いやロマンチックが如く誰も止められない。
 反語及び直喩表現。


ミセ*゚ー゚)リ「えっと……どういう人だって言ってたっけ。帽子被った白髭のお爺さんだっけ? 美味しいオムライスの店からちょっと行ったところだよね?」


 このVIP州西部は別に都会ってわけじゃないけど、そこまで田舎というわけでもない。
 学校の周りは教育的影響を考えたのか建物も控えめだが、そこから少し先、この駅前の繁華街まで足を伸ばせば十分賑やかだ。
 VIP州中央(帝都)のような大都会も好きだけど私はこういう「そこそこ」な地方都市も好きだった。
 まあ、ここが私の生まれ育った場所だから、という理由も大きいのだろうけど。

 ……何が言いたいかと言えば、占い師一人探すのは都心部じゃなくても十分大変だってことだ。
 やれやれだぜ、"Give me a break"。

 何かヒントはないものかと雑踏を見つめ立ち尽くす。


ミセ*-3-)リ「考えるよりに先に行動かなぁ。それっぽい白い髭のお爺さんに片っ端から声を掛けていくしかないか」


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