したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

ミセ*゚ー゚)リ 怪異の由々しき問題集のようです

143名も無きAAのようです:2013/04/19(金) 20:58:37 ID:otC/LjQw0

・《妖狐》
 狐の妖怪全般を指す語。
 一般的に妖力が高くなればなるほど尾の数が増え、最終形である九本の尻尾を持つ妖狐を『九尾の狐』と呼ぶ。

 ちなみに狐が妖狐になるまでに四百年、妖狐が九尾になるまでに四千年かかるという話もある。
 妖狐は大きく二つ、善行を成す『善狐』と悪行を成す『悪狐』に分けられるとされ、尻尾が多くなるのは主に悪狐。
 善狐は逆に尻尾が少なくなるという言い伝えもある。
 それは神格を上げていくとたとえ狐であっても神に近づくとされていたため、高い神性を持つ妖狐はそもそも狐の姿をしている意味がないかららしい。

 フィクションに出てくる多くの九尾の狐は『天狐』か『空狐』という中国神話の分類ならばかなり位の高い狐の妖怪である。
 『周書』や『太平広記』と言った書物では九尾の狐は瑞獣や神獣と記されている。

 最後の補足として、冗談みたいな話だがそもそも「キツネ」という言葉自体が妖狐が由来になっているという説もある。
 『日本霊異記』にこんな話がある。ある男がある時美女に出会い、結ばれて子を成す。
 だが実は彼女は獣の化けた姿で最終的には女は正体を知られたのでと山に帰ってしまう。
 だが男は狐に向かい「汝、我を忘れたか。子まで成せし仲ではないか、来つ寝」とあくまで自らの女房であると主張する。

 そういった経緯があり、以降その獣のことを「来つ寝」から『キツネ』と呼ぶようになった。
 ……みたいな、本当に冗談のような、あるいはエロゲみたいなハートフルストーリーも残っている。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板