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( ^ω^) 2012年芸術の秋ラノベ祭りのようです
157
:
名も無きAAのようです
:2012/11/23(金) 22:36:00 ID:TgcL0sS.0
( ´_ゝ`)「いやあ、最近人が多いな」
(´<_` )「全くだな、兄者。これは良い傾向なんじゃないか?」
白い毛をゆらゆらと揺らしながら、本殿の屋根から境内を見下ろす。
二人の頭には大きな耳が、下半身にはひょろりとした尻尾が生えている。
狐との人獣のような姿をした二人は、ひらりと身を翻し、境内へと降り立った。
l从・∀・ノ!リ人「兄者たち!」
二人の姿を見つけ一目散に駆け寄ってきたのは、幼い巫女である妹者だ。
その手には竹ぼうきが握られている。
( ´_ゝ`)「おお、妹者。今日も綺麗にしてくれてありがとう」
(´<_` )「妹者はいい子だな」
l从・∀・ノ!リ人「妹者はお巫女さんなのじゃ!このくらい当たり前なのじゃ!」
二人が妹者の頭をわしわしと撫でる。
それに妹者は嬉しそうに顔を綻ばせた。
この寂びれた神社の名を流石稲荷神社といい、その歴史は百年を裕に超える。
そして流石稲荷神社で祭られている神が、兄者と弟者の珍しい二人の神だ。
彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「おーい、妹者ー。夕飯だぞー」
l从・∀・ノ!リ人「父者なのじゃ!」
流石稲荷神社の神主である、妹者の父親が顔を出した。
彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「暗くなる前に帰ろう。今日はお鍋だよ」
l从・∀・ノ!リ人「やったーお鍋なのじゃ」
妹者ははしゃいだ様子で父者の手を繋ぐ。
l从・∀・ノ!リ ノシ「また明日なのじゃ!」
妹者が兄者たちに手を振る。
( ´_ゝ`)ノシ
( ´_>`)ノシ
二人も妹者に手を振った。
父者は自分と妹者の二人以外誰もいない境内を見渡し、狐像にぺこりと軽く頭を下げ家へと帰って行った。
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