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( ^ω^)2012年芸術の秋ラノベ祭りのようです
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( ^ω^)ラノベ祭り投下及び報告スレだお
開催期間
11月18日(日)0時〜25日(日)23時59分
スレ立てを行った作品については、
作品URL
作品名
使用した絵のURL(任意)
以上のテンプレを使用して投下報告を行うこと
これがなければラノベ参加作品と見なされない
絵のURLについては、RESTさんのところからhを抜いて記載してくれればおk
スレタイに【ラノベ祭り】などの記載をするかは任意(宣伝効果はあるかもわからんね)
次スレは>>950を踏んだ人が立ててくれ
前スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1348068145/
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冬虫夏草の犠牲は無駄にはならなかったんだな・・・!
感動した!
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乙wwwww
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>>317
うきゃああああ素敵なお話に使ってくださりありがとうございます!
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25日までだが、作品数はどれくらいになるんだろうか・・・
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この企画スル―するところだった… 投下します
ジャンルは適当ギャグって感じで
ノリで書いたから誤字とかは知らん!!
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沈黙―――――
音の無い熱気だけがそこにはあった。
人がいない、というわけではない。
むしろ人は場内から溢れんばかりに所狭しと並び、「その」様子を見守っていた。
( ゚д゚ ) …お前も勝ち上がってきたか
(<●><●>) 当然ですよ、あなたと戦う為に私は闘って来たのですから
歴史は
静寂を保ったまま
作られる。
―――――
( ゚д゚ )(<●><●>)眼(まなこ)の力のようです
http://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/142.png
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ξ゚⊿゚)ξ …本当に行くの?
( ゚д゚ ) …ああ。
ξ゚⊿゚)ξ 止めてもどうせ無駄なんでしょうね…
( ゚д゚ ) 男には避けて通れない道があるんだ。
…わかってくれ。
ξ ⊿ )ξ えぇ、わかってるわ。いや、わかってるつもりだった。
でもどうしても聞かずにはいられないの。
( ゚д゚ ) …
-
( ゚д゚ ) …マジか。
ξ;゚⊿゚)ξ マジだよ!応援とか行かないから!
( ゚д゚ ) 普通に心細いんですけど?
ξ;゚⊿゚)ξ 知るか!人に頼む態度じゃないし!
( ゚д゚ ) …お願いします。
ξ;゚⊿゚)ξ 嫌だよ!じゃあね! タッタッタ
( ゚д゚ ) …
( ゚д゚ ) この涙は目の汗だ。眼力を極める為の努力の証だ…
( ∵) ミルナ…すまない。
俺がこんな円らな瞳じゃなければ…!
( ゚д゚ ) お前マジで何でこの部入ったんだ…
っていうか諦めるなら勝手に諦めろ、俺に助っ人を頼むなマジで。
( ∵) …会場に向かうぞ。
( ゚д゚ ) 何で俺こいつの言うこと引き受けたんだ…
-
眼力競技会場―――――
※( ∵)はなんやかんや死にました
( ゚д゚ ) ビコーズ…まさか俺の目をかばってレモン汁の餌食になるとは…
( ゚д゚ ) 俺は負けない。ビコーズの為にも。
( ゚д゚ ) (そしてツンの為にも…)
( ゚д゚ ) !
(<●><●>) ほう…あなたがビコーズ君が話してた助っ人のようですね
( ゚д゚ ) …誰だ。
(<●><●>) 名乗るほどの者でもありませんよ…
ビコーズ君はどうしたのですか?
( ゚д゚ ) ビコーズは………死んだ。
(<●><●>) でしょうねぇ!
ふふふ…レモン汁で人が死ぬと本気思ってましたか?
-
( ゚д゚ ) …まさか
(<●><●>) そうです!私がレモン汁を毒にすり替えておいたのですよ!
( ゚д゚ ) …俺そのレモン汁普通にからあげにかけて食べたんだけど
(<●><●>) …今の話は嘘です。彼はレモン汁で死んだんです。
( ゚д゚ ) 今の時間返せよ…
(<●><●>) 時は有限なのですよ!だからこそ美しい!
無限の時の中で誰が頂上を目指すというのですか?
( ゚д゚ ) (こいつ全体的にわけわからん…)
(<●><●>) おっとそろそろ一回戦の始まりの様ですね…
決勝で待ってますよ。ミルナくん。
( ゚д゚ ) …お前の名は?
(<●><●>) 私と戦う時が来たら教えてあげまし「一回戦、ワカッテマス君は所定の場所へ向かって下さーい!」
(<●><●>) あ、はーい!今行きます!
…では
( ゚д゚ ) ワカッテマスか…最後取り繕ってたな。
( ゚д゚ ) …俺も向かうか。
-
一回戦―――――
( ><) 一回戦、ミルナ君対ショボーン君!
3(スリー)...2(ツー)...1(ワン)...目(め)っ!
( ゚д゚ ) …
(´・ω・`) …
(; ゚д゚ ) …
(´・ω・`) …
(;゚д゚ ) (こいつ…強い!何て目で見てくるんだ!
捨てられた子犬のような、それでいて少し憎たらしい…くっ!)
(;゚д゚ ) (しかし、この程度でやれる俺では無い!うおおおおおお!!!!!!)
(; ゚д゚ ) …
(;´・ω・`) …
(;´・ω・`) (くっ、僕の"愛玩動物眼(ラブリーペッツ・アイ)"を耐えきるとは…
しかし耐えるだけでは僕は倒せないよ!)
( ゚д゚ )
(;´・ω・`) (なっ、ここに来て無表情だと!?こいつ…!
くそおおおおおおおおおおおお!!!!!!)
(´ ω `)゚;' ぐはあああああああ!!!!!
( ><) 勝負あり!ミルナ君の勝ちです!
(;゚д゚ ) …なんとか勝ったか。
しかし強敵だった…ショボーン、お前の事は忘れない。
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二回戦―――――
( ゚д゚ ) …お前も勝ち上がってきたか。
(<●><●>) 当然ですよ、あなたと戦う為に私は闘って来たのですから。
( ゚д゚ ) まさか二回戦であたるとはな…
(<●><●>) 対戦表を見間違えるとは…しかしこの程度丁度良いハンデです。
( ><) 続いて二回戦!鋼鉄のミルナ対全知全能のワカッテマス!
3(スリー)...2(ツー)...1(ワン)...目(め)っ!
(; ゚д゚ ) (通り名がついただと!?)
(<●><●>) (通り名で焦ったようですね、所詮この程度…ですか)
(<●><●>) (このまま押し切る!この私の"藍実眼(ブルーベリー・アイ)"で!)
(;゚д゚ ) (くそっ、なんて遠くまで見えそうな目なんだ!
まるでこっちの全てを見透かされそうだ!)
(;゚д゚ ) (このままじゃ…このままじゃ負ける!)
(; д ) (くそおおおおおおおおお!!!!!)
-
『ミルナ…聞こえるかミルナ』
(; д ) この声は…
(<●><●>) (様子がおかしい…彼は誰と喋っているのでしょう…)
( ∵) 『どうした、お前の眼力はその程度のものか?』
(; д ) ビコーズ…どうして!?
( ∵) 『ミルナ…まだお前には使われていない力がある。』
(; д ) そんな…でもこれ以上はっ…!
( ∵) 『さあ、お前の眼(まなこ)に名前を付けるんだ。
そうすることでお前はさらなる高みを見れるだろう。』
(; д ) 眼だけに…か!?
( ∵) 『そうだ。後は任せたぞ…』
-
(;゚д゚ )そ (ビコーズ!?)ハッ
(<●><●>) …
(;゚д゚ ) (そうか…俺は…)
―さあ、お前の眼(まなこ)に名前を付けるんだ。―
(; д ) (ビコーズ…ありがとう。)
( ゚д゚ ) (見せてやる!これが!俺の!
"昏睡魚眼(デッドリー・フィッシュ・アイ)"だあああああああ!!!!!!)
(<●><●>) (な…)
( ゚д゚ ) …
-
(;<●><●>) (表情に硬さが増した!!!???
いやそれだけではない…!!!???)
( ゚д゚ ) …
(;<●><●>) (口が半開きになることで…)
( ゚д゚ ) …
(;<●><●>) (死んだ魚…いや生きた化石シーラカンスに見えるだとおおおおおおお!!??)
( ゚д゚ ) …
(< >< >)゚;' ぎゃあああああああ!!!!!!!!!
( ゚д゚ ) …終わったか
( ><) 今の試合、競技中に言葉を発したミルナ君の反則負けです!
反則負けなんて過去初めてです!
( ゚д゚ )
歴史は
静寂を保ったまま
作られた。
おわり
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No.142を使わせて頂きました。
眼力の強い二人を集めたって言うから勢いを大切に書いたらこんなのに。
凄い素敵な絵だけにちょっと罪悪感ががが
誰かギャグじゃない真面目な奴でも書いて欲しいぜ…orz
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自分sageは要らねえよ!!!乙!
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この話好きだぜ乙!
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投下しますぜ旦那
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もう祭りが始まってたとは…!!
>>220さん絵を使っていただいてありがとうございます!
http://imepic.jp/20121118/486740
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よしきた
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その村の西の外れには、大きな森がありました。
昼でも常に薄暗く、誰も踏み入らないその森には
なんと、恐ろしい姿をした異形の魔物が住みついているのです。
魔物は、ずぅっと大昔からたった一匹、森で生き続けていて
人を食らう凶暴な魔物として、村の住民達から恐れられていたのでした。
とはいっても、そんな怪物が住まう森と隣接した地で
村人達が日々平穏な暮らしを送れるのにはわけがありました。
その魔物は、人間の他、何故かたった一つの果実しか口にせず
その果実を森に捧げ続ける限り、魔物は大人しく森に留まり
決して人を食べることは無いのです。
魔物が食らうその果実は、森の中にはありません。
一度迷ったらもう帰れない、木々が鬱蒼と生い茂る不気味なこの森の奥
その道ならぬ道を往く、少女のバスケットの中にあるのです。
ひとりぼっちの魔物の話
.
-
l从・∀・ノ!リ人「あんちゃん、あんちゃーん」
茂る草木をかき分け、暗い樹海を抜けて
視界の開けた場所に来ると少女は足を止めました。
すると、小鳥のようなその愛らしい声に応えるように、数枚の葉を舞わせて揺れた樹木の影から
ずるずると大きな尻尾を引き摺って、両手で顔を覆い隠した
一匹の魔物が姿を現しました。
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/200.jpg
頭には尖った二本の角。そして、大きな獣の耳が4つ。
フカフカの体毛に覆われた手足には、鋭い爪が伸びています。
これこそが村人達が恐れる、森に住まう人食いの魔物なのです。
( ∩ゝ∩)「いつもありがとう、イレーネ」
少女が、若葉色に輝く美味しそうな青林檎をバスケットから取り出してみせると
魔物は両手で顔を隠したままお礼を言いました。
-
l从・∀・ノ!リ人「今日もたくさん持ってきたのじゃ!」
イレーネが手に提げるバスケットの中、日の光を浴びて煌くこの果実は
村に昔から建っている一軒の廃屋、その隣に生えた大きな樹木から採れた林檎です。
それは他の林檎の樹とは違う、特別な樹で
春でも、夏でも、秋でも、冬でも
一年中美味しい実をつける、なんとも不思議な青林檎の樹なのでした。
とはいえ、どんなに美味しそうな実が一年中実っているとしても
そんな不可思議な現象を起こす樹はきっと、魔力の宿る樹に違いないと皆気味悪がって
村の住民ですすんでその果実を口にしようとする者など、誰一人としていませんがね。
そして、魔物は、何故だか村に生えたこの樹から採れる青林檎しか口にせず
この果実を捧げ続けさえすれば、決して人を喰らうことは無い。
イレーネの村では昔からそう言い伝えられていて
森に住む魔物に、こうして林檎を捧げ続けてきたのです。
-
うおおお好きな絵で作品ktkr!!
-
穏やかな日の差し込む花咲く丘にやってくると、林檎の入ったバスケットを脇に置いて
少女と魔物は隣同士座り込み、いつものようにぽつりぽつりと言葉を交わしました。
l从・∀・ノ!リ人「あんちゃん、どうしていつもお顔を隠すのじゃ?」
( ∩ゝ∩)「イレーネに嫌われたくないんだもの」
l从・∀・ノ!リ人「イレーネはあんちゃんのこと嫌ったりしないのじゃ」
( ∩ゝ∩)「俺の顔を見たらきっと嫌いになってしまうよ」
l从・∀・ノ!リ人「お顔見せてくれないともう林檎持ってきてあげないのじゃ」
( ∩ゝ∩)「………」
l从・∀・ノ!リ人「嘘なのじゃ。でも、見せてくれないとイレーネ悲しいのじゃ」
( ∩ゝ∩)「………ごめんな」
それきり、魔物は黙り込んでしまいました。
l从・∀・ノ!リ人「……あんちゃん、泣いちゃだめなのじゃ」
( ∩ゝ∩)「泣いてなんかいないよ」
常に両手で顔を覆い隠し、項垂れるその姿は
まるで声も無く泣いている子供のように見えて、イレーネはいつも悲しくなるのでした。
-
( ∩ゝ∩)「気をつけて帰るんだよ、イレーネ」
村へと帰るイレーネの背を見届けると、魔物は森の常闇へ姿を隠しました。
木と木の間をくぐり、茂みの中を進み、太陽の方角を見ながら
確かな足取りでイレーネは村の入り口を目指します。
これもあの魔物の力なのか、奥深く入り組んだこの森で
どんなに暗くなったとしても、イレーネは決して道を見失うことも、迷うこともありません。
イレーネは村への帰り道を辿りながら
この広い森でひとりぼっちの、あの魔物のことを想います。
その身はどんなに人ならざる異形の姿をしているとはいえ
イレーネにはあの心優しい魔物が、村人達が畏怖するような
人を食らう恐ろしい怪物には、どうしても見えないのでした。
けれども確かに遠い昔、あの魔物が
村に住んでいた一人の男を食らったという事実が書物に書き記されていて
大人達は皆、昔から語り継がれるその話を疑う余地無く信じています。
それが本当なのかどうか、小さなイレーネには分かりませんでした。
-
l从・∀・ノ!リ人「ただいま戻りました、村長」
森から村へと帰ってきたイレーネは、いつもどおり村長の家を訪ねます。
今日のお勤めを終えたことを、きちんと報告する為です。
l从・∀・ノ!リ人「森に林檎をお届けしてきましたのじゃ」
( ゚д゚ )「ご苦労」
村長は普段通り、立派な机の向こうから
イレーネの顔を見ることもせず短い労いの言葉をかけました。
そうして、報告を終えたイレーネが帰ろうとすると
いつもその一言以外滅多に口にしない寡黙な村長が、珍しくイレーネを呼び止めました。
( ゚д゚ )「イレーネ、お前はもう森へ行かなくても良いぞ」
l从・∀・ノ!リ人「?」
イレーネは村長の言葉の意図が分からず、立ち止まって首を傾げました。
-
l从・∀・ノ!リ人「どうしてなのじゃ?」
( ゚д゚ )「もう行く必要が無いからだ」
( ゚д゚ )「今日お前が持っていった林檎には、昨夜のうちに毒を仕込んでおいたのさ」
l从・∀・ノ!リ人「……え」
.
-
オラwktkしてきたぞ
-
( ゚д゚ )「恐ろしい人食いの化け物にいつまでも森に住み着かれたままでは
村人達はこれから先ずっと、安心して暮らすことが出来ない。
だから、村の皆で話し合って決めたのだ」
l从・∀・;ノ!リ人「……!!」
( ゚д゚ )「狩猟用の致死性の毒を、より強力にしたものだ。
いくら魔物とはいえ、あの毒を食らえば死は免れまい」
l从・∀・;ノ!リ人「……っ!あんちゃん!!」
( ゚д゚;)「イレーネ!?何処へ行く!!」
イレーネは村長の家を飛び出し
あの林檎の樹から、林檎を一つだけもぎ取ってバスケットに入れると
森へと続く暗い道を、脇目も振らずに走っていきました。
-
l从・∀・;ノ!リ人「あんちゃん!」
もう日も沈みかけた時分、森のずっと奥深く。
地面に倒れこむ魔物の姿を、イレーネは見つけました。
l从・∀・;ノ!リ人「―――!!」
視界も悪く険しい獣道を走り続け、何度も転び、擦り傷だらけになったイレーネは
魔物の姿を見つけると、すぐにその傍に駆け寄ります。
l从・∀・;ノ!リ人「あんちゃん!しっかり……!」
(::::::_ゝ:::)
l从・∀・;ノ!リ人「……!!」
血を吐いて横たわる魔物の顔を見て、イレーネは息を呑みました。
初めて目にした魔物の顔。
いつも、声無く泣いているかのように、両手で覆い隠されていたその顔には
―――目が合わせて4つ、
口が2つも存在していたのです。
2つに裂けたその口からは、ぎらりと並ぶ鋭い牙が光り
血のように赤い舌が覗くそれは2つ連なって、まるで耳まで裂けているかのようでした。
l从・∀・;ノ!リ人「……」
そして―――
-
(:::゚゚_ゝ_゚゚) ギョロリ
―――突如、伏せられていた4つの目が一斉に見開き
赤く濁ったその瞳が、イレーネを睨みつけました。
(:::゚゚_ゝ_゚゚)「「 ミミ タタ ナナ … … !!」」
同時に、2つの口から発せられる二重の声。
それは、イレーネが今まで聞いたことも無いような低く恐ろしい声でした。
-
想像したら怖えええな
-
l从・∀・ノ!リ人「……あんちゃん」
(:::゚゚_ゝ_゚゚)「「……イ゙イ゙」」
(::::::_ゝ:::)「……イ゙ ……イレーネ」
魔物は咄嗟に顔を伏せ、弱々しく体を起こしながら
その4つの目で、寄り添うイレーネの顔をそっと伺い見ました。
少女の名を呼ぶその声は
暖かみがあり、そして、常に深い深い悲しみを含んで震えている
イレーネがよく知る、いつもの優しい魔物の声でした。
l从・∀・ノ!リ人「……」
(::::::_ゝ:::)「俺が嫌いになっただろう」
l从・∀・ノ!リ人「ううん」
魔物は、寂しそうにもう一度イレーネを見やると、ゆっくり背を向けて
弱々しい足取りで、森の奥へと歩み去ります。
(::::::_ゝ:::)「……もうお行き。俺は大丈夫だから」
l从・∀・ノ!リ人「嫌なのじゃ」
それでも少女は、毒で弱った魔物に寄り添って
森の奥へと続く道を、どこまでもついていきました。
-
(::::::_ゝ:::)「―――この、目は。口は」
いつものように魔物とイレーネは、花咲く丘に隣同士腰を降ろして、
いつものように両手で顔を隠すことをやめた魔物は、自らを指さして
隣にちょこんと座るイレーネに向け、ぽつりと呟きました。
(::::::_ゝ:::)「俺の、双子の、弟のものだ」
l从・∀・ノ!リ人「?」
(::::::_ゝ:::)「俺は、ずっと昔………弟を食べたんだよ」
魔物の瞳に宿る悲しみの色が、一層濃くなった気がしました。
l从・∀・ノ!リ人「……どうして弟を食べちゃったのじゃ?」
(::::::_ゝ:::)「―――ずっと一緒にいたかったんだもの」
魔物は言いました。
-
(::::::_ゝ:::)「オトジャは普通の人間だったから。
俺とは生きる長さが全然違う。それに、ずっと弱いんだ。
病気を患って、あっという間に死んでしまった」
(::::::_ゝ:::)「家族は、オトジャだけだった。他の人間は、俺を恐れ、嫌っていた」
(::::::_ゝ:::)「オトジャが死んだら俺はずっと、ずぅっと、ひとりぼっちになってしまう」
(::::::_ゝ:::)「そう思うと、どうしようもなく怖かった……怖くなって……
死んだ、オトジャの体を、食べたんだ」
l从・∀・ノ!リ人「食べたら一緒にいれるのじゃ?」
(::::::_ゝ:::)「そうだよ。
………ほら、な?
こうしていつまでも、一緒にいれるだろ」
そう言って魔物は、4つ目の瞳を指して悲しい笑みを浮かべました。
l从・∀・ノ!リ人「あんちゃん嬉しい?」
(::::::_ゝ:::)「ああ。嬉しいよ」
そう肯いた魔物の横顔は、それでもやはり、どこか寂しそうなのでした。
-
(::::::_ゝ:::)「でも、人を食べるのは悪い事だ」
(::::::_ゝ:::)「だから。俺はそれから、オトジャを埋めたあの場所に生えた
あの木から生る林檎の実以外は、決して口にしないことにした」
l从・∀・ノ!リ人「……」
(::::::_ゝ:::)「俺はみんなが言うとおり、人食いの化物だ。
………イレーネ」
l从・∀・ノ!リ人「なーに?」
(::::::_ゝ:::)「もうこの森に入ってはいけないよ。
俺は毒で死んだと村長に告げて、お役目を免除してもらうんだ」
l从・∀・ノ!リ人「どうして?」
(::::::_ゝ:::)「このままだと、イレーネまで食べたくなってしまうもの。
……ずっと一緒に、いたくなってしまうもの」
l从・∀・ノ!リ人「でも林檎が無いとあんちゃん、食べるものが無くなって死んでしまうのじゃ」
(::::::_ゝ:::)「それでいいんだ」
魔物は、イレーネの持ってきてくれた1つの林檎を半分に割って
その半分をイレーネに手渡しました。
(::::::_ゝ:::)「気をつけて帰るんだよ、イレーネ。………お別れだ」
-
手の中にある半分の林檎を、しばらくじっと見つめた後
イレーネは小さく首を振りました。
l从・∀・ノ!リ人「あんちゃんに会えなくなるのは嫌なのじゃ。
イレーネ、森で暮らすのじゃ」
その言葉を聞いた魔物の4つの目が、驚きに見開かれます。
二つに裂けた口は何かを言おうとして、一度、二度と、開いて閉じてを繰り返しましたが
それでもその口から、なにか意味のある言葉が紡がれることはなく、再び静かに閉ざされました。
l从・∀・ノ!リ人「どうせ村へ帰っても、イレーネはひとりぼっちなのじゃ」
魔物に林檎を届けるのは、身寄りが無い孤児のイレーネのお役目でした。
たとえ魔物に食われてしまっても、誰も悲しむ者がいないからです。
-
l从・∀・ノ!リ人「そうだ!この種をここに植えるのじゃ」
そう言ってイレーネは、手渡された林檎から一粒の種を取り出し、地面を掘り始めました。
(::::::_ゝ:::)「でも、イレーネ……、この森では、外からきた種は育たないんだ」
l从・∀・ノ!リ人「大丈夫。きっと育つのじゃ」
l从・∀・ノ!リ人「弟さんは、1人残されたあんちゃんの為に
ぴかぴかの林檎を、春も、夏も、秋も、冬も。ずっと実らせてくれてたのじゃ。
だからきっと、林檎の樹だって生える筈なのじゃ!」
(::::::_ゝ:::)「………でも俺は、オトジャを食べてしまった。オトジャはきっと、俺を恨んでいると思う」
l从・∀・ノ!リ人「ううん。イレーネはそうは思わないのじゃ」
(::::::_ゝ:::)「どうして?」
l从・∀・ノ!リ人「だって」
-
イレーネは半分の林檎を一口齧り、ふわりと微笑みました。
l从・∀・ノ!リ人「弟さんがあんちゃんを恨んでいるのなら、嫌いだったなら
この林檎がこんなに美味しい筈は無いのじゃ」
イレーネのその言葉を聞いて、魔物は艶々の青林檎をじっと見つめました。
若葉のような眩い緑に輝くその果実の色は、双子としてこの世に生まれながら
真っ当な人間として生を受けた弟の、懐かしい髪と瞳の色でした。
そして、果肉の甘酸っぱくも優しい味は、遠い遠い昔に
魔物である自分を、家族として愛してくれた、弟のくれた幸せと暖かさそのものでした。
-
――――――ごめんな、アニジャ
――――――……なんで、謝るんだ?オトジャ
l从・∀・ノ!リ人「ずっと一緒なのじゃ、あんちゃん」
――――――ずっと一緒に……いれなくて、ごめんなぁ……――――――
アニジャの瞳から零れた涙が、つぅ、と頬を伝って
イレーネが林檎の種を埋めた、地面の上に染み落ちました。
-
夜が明けても、次の日になっても、季節が移り変わっても
二度と森から帰ってこなかった、親なし子の少女。
村人達は皆、口々にこう言いました。
「あの子は魔物に食われたのだ」と……。
村に生えていた不思議な林檎の樹は、何時の間にか枯れて実をつけなくなり。
村人達の記憶からは、魔物のことも、少女のことも、次第に忘れ去られていきました。
-
少女と魔物がどうなったのか。
知るのは森の木々のみです。
.
-
終わりです。初童話風楽しかった
-
乙!涙でそうになった
-
雰囲気好き
綺麗な話だなあ 乙
-
うわああぁぁぁ超乙!
弟者のセリフの所でマジ泣きしたどうしてくれる
-
乙おつ!!
すごい素敵だ…
-
乙乙
童話風の語り口が好き
-
乙!
この絵の話読みたいと思っていたけどすごく良い話だった!
-
乙!いい話だった
-
うおおおおお
乙!
-
良いよぉ・・・
怪物と幼女の組み合わせ良いよおおおぉ!!
-
うわあああ乙ありがとうです!こっちこそ涙出るわ!
ちなみに最初は+2つの耳もオトジャのものにしようとした(というか絵が4つ耳だったからこの話思いついた)けど
投下直前で㌧でもない矛盾に気づいてしまったんだぜ……あぶねー
-
切ない…素敵でした
乙!
-
おぉ・・・乙ぅぅ・・・
-
いいもん見せてもらった!
乙!
-
乙!
画面が変に滲んでんだけど壊れたのかな
-
こんばんは
ブーン殿
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>>330
遅くなりましたが使ってくださってありがとうございましたあああ!!
http://vippic.mine.nu/up/img/vp99358.jpg
まさか…冬虫夏草がこんなことになるだなんて…!!
ご冥福をお祈りするんだぜ…
-
大変遅くなってしまいましたが
>>56
乙乙です!
あんな暗い絵をこんなかわいい作品にしていただけて光栄です
>>149
乙〜
しっとり切ないハッピーエンドですね 乙です
>>232
乙ですー!
読んでいる此方も赤に染まってしまいそうですね!
>>282
イライジャウッドwww
シュー大好きなんで超嬉しいです!乙です!
僕の作品をこんな素敵な文章に
添えて頂き本当にありがとうございますー!
-
>>364
元の絵がすごく好きだったので、わくわくしながら読んだ
切ないくていい話だった、乙でした!
http://imepic.jp/20121119/021190
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>>405
うめえ
元絵の印象も作品とも合ってて好き
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作品URL
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1353252395/
作品名
川 ゚ -゚)ききたいようです
投下終わりました
-
>>405
( Д) ゚ ゚ ポーン
ぎゃああああ目玉飛び出た
美しい……!背景のボヤけ具合が最高ですイレーネかわいいですありがとうございます!
めちゃくちゃ嬉しいです!!
もう乙も絵も嬉しすぎて黙ってられないからぶっちゃけますけど実は自画自作でしたごめんなさいいいい
嬉しいです本当に嬉しいです皆さんありがとうございます!
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>>408
多才だな
絵も話も好きだよ
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絵NO46
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(ξ/⊿//)『あぁぁ!!!い゛い゛い゛のっっッ…もっと、、もっと!!!!!来てっ!!!』
狭いベッドの上に座った俺の上で腰を振り、踊るEカップはある女の胸を揉みしだきながら、リズミカルに腰を動かす。
グリグリと自分の腰をその雌に打ち付けると、ピチャピチャと水を弾くような音が部屋全体に広がる。
この部屋は、その音とイヤらしい匂い、それと喘ぎ声に支配される。
('-A-`;)「そ、そろそろイキそうだっ!!!」
(ξ/⊿//)『あぁぁぁ、…あ、あたしもっ!!!ア゛タシもぅ゛、…い゛……っっ……あぁ゛それ…ダメ゛ッぇん゛!!!!』
俺は自分の声と同時に、背面の形になる。これは俺がフィニッシュをかける時の体位だ。
ピチャピチャと言う音とパンパンと言う音が先程よりも強くなる。
-
(゜A゜)「あぁぁぁぁああっ!!!」
(ξ/⊿//)『あ、ア゛ダシもっ!!!アダシもっ!!!!一緒にイクのぅ゛!!!』
そう言うと俺は軽くキスの形をし…口づけをした。
(; =3゜)「………あっ!!!!」
ピュッピュッピャッ!!!!
俺の息子から飛び出る白い命のスープ。
それはいつもより最高の放物線を描く白昼夢。
ああ…良かったよとでも相手に伝えたい。
しかしパソコンのモニターでは、未だ女は腰を踊り続けていた。
゛(ξ/⊿//)゛
('A`;)「…早くイケよ」
俺はボソッとそう呟きながら、慣れた手付きで、息子をティッシュで拭き取り、
賢者タイムに入った。
('A`)一夏の恋のようです。
-
カチカチ('A`)ノ■
[俺の名前は欝堕 毒雄だょο゛]
[まぁーどこにでもいる平凡な高校生だよん♪]
[部活はサッカー部のキャプテンやってて、ダンスもやってるよ\(^o^)/]
[良かったらVIP市の人メッセ頂戴!!!]
[もう夏休みだし新しい友達が欲しぃんだぁぁ><]
[写メは貼っておくから、絡んでね♪]
カチカチ('A`)ノ■
…('A`)■
不確定多数の人が登録して、色々な人に見られるSNSのサービスで、俺はいつも嘘をつく。
ハァとため息を付き、携帯を閉じる。
('A`)■
俺の名前は欝堕 毒男(ウツダ ドクオ)17才
ホントは友達もいねぇし、運動も勉強も人並み以下で、強いて自慢出来る事と言えば、365日Every dayオナニーライフを楽しめる才能くらいかなっ!!!!
まーそんなダメ男な訳だ。
わかっちゃいるが辞められんね
-
ピンポーン
( ^ω^)「ドクオー学校行くおー」
窓越しから親友のバカっぽい声が聞こえる。
アイツ→( ^ω^)は内藤ホライゾン 通称ブーン
小学校の頃からの友達で同じ高校に通う、ちょいピザ野郎だ。
('A`)「へいへーい」
気だるそうに答えながら俺は外に出る。
いつもの日常だが…
( ^ω^)「今日も相変わらずドクオは寝癖マックスだお」
('A`)「うるせーなー。朝からセットとかめんどくせえんだよ」
少し違う事が
( ^ω^)「そういう所でドクオは損してるお!!本当はいい奴なのにおっ!」
┐('A` )┌「へっ…朝からワックス付けるブーン君には愛しいツンちゃんがいるわけだしね」
(;^ω^)「おーおー」
(#'A`)「リア充に氏を!!!俺テラ涙目ってか?」
ある!!!!!
-
――07/20日 朝 VIP高校2-4のクラスーー
(´∀`)「前に話した通り今日で授業は終わりモナ、皆いい夏休みにするモナ」
そう明日から、この密閉された監獄、牢獄のような学校社会にグッバイ。
晴れて07/21ライフを手に入れられる訳だ。
( ^ω^)「ドクオはいつもオナニーしてるおwww」
('∀`*)「夢はでっかくAV男優www」
(´∀`)(この世もオワテルモナ)
(*^ω^)b「板垣あずさは俺の嫁」
(*'∀`)b「甘味いちごは俺の乳」
(´∀`)b(紋舞乱は譲らんモナ)
('∀`*)(明日から、エロゲー、アニメ、マンガ何をしても自由な時間。)
ワーワーガヤガヤと皆は教室で、休みに何をしようかと話をしている。
俺達は特に部活にも入っていないので、イソイソと家路についた。
-
――07/20日 昼前 VIP高校2-4のクラスーー
(;^ω^)「ドクオ、来週の木曜日開けといてお」
('A`)?
(;;^ω^)「ツンとプールに行くんだけど…」
ξ*゜⊿゜)ξ『フリーな女の子を連れて来てあげるから、ドクオも来なさいよっ!!』
ξ(//⊿//)ξ『べ、別に哀れみなんかじゃなくて、大勢の方が楽しいでしょっ!!!』
(;^ω^)「との事らしいお…でもドクオが嫌なら全然いいんだ……お?」
お?(;^ω^)(゜A゜)
(;^ω^)ノ(゜A゜)ユサユサ
ドクオー(;゜□゜)(>:)パタッ
…産まれて、このかた授業以外でプールに遊びに行った事なんかねぇよ。
とりあえず俺の人生ハジマタ\(*'∀`*)/
-
ちなみにツンとも小学校からの友達で、三人で昔からよく遊んでいた。今は女子高に通う、ブーンの彼女だ。
全然羨ましくなんて無いよ(ぅA;`)
ビクッ(;;;゜□゜)(゜A゜)ムクッ
(゜A゜)「で、どんな子なんだ?」
(; ゜ω゜)「そ、そこまでは…」
(゜A゜)「ツンにメールだっ!」
(; ゜ω゜)「は、把握したおっ!!」
('∀`*)(とりあえず巨乳で、顔はロリ顔キボーンだなっ…フヒヒ)
ブーブー
とか妄想をしてると俺の携帯が、振動を起こす。
('A`)(母ちゃんかな?)
アドレスには父ちゃん、母ちゃん、ブーン、ツン、と後数人の友達と呼べるかわからないヤツの連絡先しか入っていない。
('A`)ノ■゛パカッ
…('A`)ノ■
…(*'∀`)ノ■
俺はにやけ面で携帯を閉じた。
-
――時は少し経ち 7/20日 昼 ラウンジ女子高校ー外ーー
二人の女子高生が帰路についている。一人の女子は巻き髪でスラッと背の高い綺麗な茶色の髪色をしている女子。
もう一人は豊満な体をした、ロリ顔で、髪はレイヤーボブのミディアムヘアー女子。
どちらも作者好み…ゴホン(>.<)y-~
二人はラウンジ女子高校きっての美女二人だ。
二人が並んで歩いていると、振り返らない男子は居ないと言われている。
(*>ー<)「暇だよーツン」
ξ( ゜⊿゜)ξ■「はいはい」
ロリ顔豊満バディはツンという女子が携帯をポチポチしているのに、退屈を隠せないようだ。
ξ( ゜⊿゜)ξ「しぃ。この前の話だけど…」
(*゜ー゜)「プールの話?」
ξ( ゜⊿゜)ξ「そっ。アンタ大丈夫よね」
(*>ー<)b「勿論なりっ」
(*゜ー゜)「ツンちゃんの彼氏も見たいし、女子高なんて出会いがないしね。で、どんな人なの?」
ξ(; ゜⊿゜)ξ「え?」
(*゜ー゜)「だーかーらーその紹介してくれるって人。芸能人で言ったら、誰似なの?」
ξ(; ゜⊿゜)ξ「す、凄くいい人だ、よっ?」
(*゜ー゜)「その間と、疑問府は何?」
-
――時は少し経ち 7/20日 昼 ラウンジ女子高校ー外ーー
二人の女子高生が帰路についている。一人の女子は巻き髪でスラッと背の高い綺麗な茶色の髪色をしている女子。
もう一人は豊満な体をした、ロリ顔で、髪はレイヤーボブのミディアムヘアー女子。
どちらも作者好み…ゴホン(>.<)y-~
二人はラウンジ女子高校きっての美女二人だ。
二人が並んで歩いていると、振り返らない男子は居ないと言われている。
(*>ー<)「暇だよーツン」
ξ( ゜⊿゜)ξ■「はいはい」
ロリ顔豊満バディはツンという女子が携帯をポチポチしているのに、退屈を隠せないようだ。
ξ( ゜⊿゜)ξ「しぃ。この前の話だけど…」
(*゜ー゜)「プールの話?」
ξ( ゜⊿゜)ξ「そっ。アンタ大丈夫よね」
(*>ー<)b「勿論なりっ」
(*゜ー゜)「ツンちゃんの彼氏も見たいし、女子高なんて出会いがないしね。で、どんな人なの?」
ξ(; ゜⊿゜)ξ「え?」
(*゜ー゜)「だーかーらーその紹介してくれるって人。芸能人で言ったら、誰似なの?」
ξ(; ゜⊿゜)ξ「す、凄くいい人だ、よっ?」
(*゜ー゜)「その間と、その疑問府は何?」
-
ξ(; -⊿-)ξ(('A`)顔がこれだからなぁ↓)
ξ(; ゜⊿゜)ξ「森山未來君的なイメージ?」
(*゜ー゜)「あっ、可愛い感じなんだ」
ξ(; -⊿-)ξ(ドクオに可愛いも可愛くないもないわよ、森山未來似とかコメントしずらいと思ったのに)
ξ(;; ゜⊿゜)ξ「そっ…そうね…どちらかと言えば…ね。ホラッ!!しぃは可愛い感じの人が好きって言ってたしなぁって思って、せっかくだし紹介しようかなって思ったの」
(*>ー<)「ありがとうっ!!ツンちゃん大好きっ」
しぃとツンは、高校で出会い、一年生の頃から意気投合し、今に至る。
(*^ー^)「木曜日楽しみにしてるから」
ξ( ゜⊿゜)ノシ「また詳しい事はメールするから」
(*^ー^)ノシ「はいはーいっ!!」
ヒラヒラと二人共に手を振り、右に左に別れて歩いて行った。
(*゜ー゜)ノ■パカッ
ツンと別れたしぃは早々に携帯を取り出して、キーを慣れた手付きで両手打ちした。
-
「メッセ遅れてごめんね><ドクオ君(はぁと)今友達と帰ってたんだ◎」
「全然いいよ♪俺は今日部活だったんだけど、夏休み前だから中止になっちゃったんだ↓」
「そうなんだっ!!それは残念だったね><アタシ高校はラウンジ女子なんだけど、ドクオ君はどこ高校なの?」
「ホントにっ!?ラウンジ女子とか、友達も行ってるよ!!しぃちゃんと無茶苦茶近所だよ^-^v俺VIPだもん♪どっかで逢ってたりして(はぁと)」
「そうだね*´ω`ご近所さんだぁ〜♪VIPのサッカー部って強いよね♪アタシスポーツしてる人って大好きっ(はぁと)」
(;'A`)(マズイな…ここはボロが出ないようにしなきゃ)
しぃとドクオは今日ドクオがSNSに書き込んだ情報を見て、しぃから俗に言う『絡みに来てくれた』のだ。
SNSサービスはm◎xiやモ●ゲー等沢山あるが、同時に厨の出会いの場としても多大に利用されている。
服系のお洒落さんを全面にアピールできるコミュニティに参加している男は95%出会いを期待している!!(当社比)
かくいう俺もこのしぃちゃんを『釣った』のはお洒落系のコミュニティだ。
ヘヤースタイルを晒すところに、本物のVIP高校のサッカー部のイケメンなヤツ(ギコ)の写メを拝借して、それをうpすりゃ釣れる釣れるあしあとの数よwwwマヂざまぁぁぁwww
是非試してみて欲しい(>.<)y-~
-
('A`)ノ■「あ!そだ、しぃちゃんプリクラか写メある?お互い顔知ってる方が安心出来るし´ω`」
「いいよ><全然可愛くないけど、プリクラあげるね*^ω^左側だからね!!///」
('A`)ノ■…(゜A゜)ノ■
(*^ー^)ξ( ^⊿^)ξ
な ん だ こ の ロ リ 巨 乳 は!!!!!
けしからんけしからん!!!!!俺のスカウターはEだと判定しやがった。
携帯を左手に持ち、自身の右手は上下運動が止まる事はなかった
と、とりあえず餅付け。
とりあえず深呼吸ならぬオナニーだ!!!
可愛すぎだろ常考!!!!
しかも隣に写ってるのは間違い無くツン。本当にありがとうございました。
大体こういうSNSを利用して、男子とメールする女は出会いを求めてる。
更に向こうからメールが来たと言うのは、かなりの確率変動っ!!!
これ…すなわち イ ケ ルッ!!!!
しかしながら俺が登録したのは、嘘の情報。
これをどう覆すか。これに全てがかかっている。
「うわぁ^∀^凄く可愛いね◎しぃちゃんの服とかも凄いいいと思うし、絶対モテモテでしょ?(´∀`)」
「そんな事ないよ><でもドクオ君にそう言われると嬉しいよ(はぁと)女子高だから出会いもないし↓ドクオ君の方こそ凄くかっこいいし、共学だからモテモテでしょ?」
('ー`)み な ぎ っ て 来 た っ!!!
-
もうこれは釣り上げられる。
この盛り上がってる中あえてメールを今返さない。
主導権は握っとくべきだ。
更に言うと、ターゲットしぃはA型。
A型の女子は引っ張られたい願望が一番強い。
ちなみにツンはO型だが、O型の女子は性欲が異様に強いらしい。ブーンはいつも求められると嘆いてたな。
ここからは根回しが必要になる
(゜A゜)ノ■
その姿はジャングルのハンターそのもの。
ドクオはネットでのやり取りは、一流のネゴシエーターも顔面蒼白になる交渉術を若くして手に入れていたのだ。
しかし実際ネットで知り合った人と会うとなれば、彼の自分の自信の無さから、女性恐怖症が顔を出し、待ち合わせ場所に行けても、通り過ぎる程度のただの不審者だったのだ。
しかし今回はツンという味方がいる。今の内に引き抜いて味方にする必要がある。
-
('A`)ノ■「ツン、しぃちゃんって知ってるよな?」
「え?何でしぃ知ってるの?今度プールに連れて行く人だよ^⊿^ブーンから聞いたの?」
こっこれはsneg的な展開すぐる!!!!
('A`)ノ■「そ、そうなのか^o^;わ、ワカタ。…カチカチ
しかしながら俺はお洒落でも、ましてやイケメンでもない。
('A`)ノ「いきなりですまないが、俺に似合う服って何かある?」
「どーしたのいきなり?^⊿^」
「いや、お洒落に目覚めちゃってみたいな?そんな感じ?」
ツンは友達という補正抜きで可愛いし、お洒落だ。ブーンもツンに影響されてか、年々お洒落になって行ってる気がする。
「だから俺に服選んでくれないか?」
「把握した^⊿^明日は暇なの?」
「ありがとう><暇してる。煮るなり焼くなりしてくれ」
「おk^⊿^明日一時にパイ山公園にね」
('A`)ノ■「把握した」っと
しかしながら、この俺としぃちゃんの関係を話をしたら引かれるよな。自分が嘘を付いていることに後ろめたさを感じているのと、後悔の念を抱いた。
そこからしぃちゃんとメールをしながら、色々な作戦を考えた。だがまだ俺がSNSのドクオなのか、ツンに紹介してもらうドクオなのか、暴露するのに悩む一方だった。
メールを交わせば交わす程、彼女の事を知りたいという欲求が増して行く。
しかしながら自分の身の程はわきまえているつもりだ。
あまりにも不釣り合いな二人。
逢わない方が自分にとっても幸せなんじゃないかという不安の念は払拭しきる事はなかった。
-
--翌日AM11:00--
(-A-)zzz
俺はいつの間にか携帯片手に全裸で寝ていた。
全裸のオナニー程至福な物はないよね!!
起きた時間から、俺はツンとの約束の為にイソイソと身支度をして、三ノ宮のパイ山に向かった。
--PM1:00パイ山--
さすが夏休み初日という事もあり、高校生らしい奴等が待ち合わせをしている。
パイ山とは兵庫県の都市三ノ宮の待ち合わせの一つだ。
「ドクオっ」
いつも聞き馴染みの友の声が聞こえた。
やっぱりこいつ等は二個一が一番だと思う。
ξ( ゜⊿゜)ξ「遅いわよっ!!!」
( ^ω^)「僕らも今来たとこだから気にするなお」
ξ( -⊿-)ξ「ケーキくらいは奢らせようと思ったのに…」
( ^ω^)「さっきランチした所なのに…太るっ…」
ガッシボッカ
)メ^ω^)「まーそういう事だから行こうお」
('A`)「俺に似合う服なんかあんのかよ」
ξ( ゜⊿゜)ξ「あたしに任せなさいよ!さっ行くわよ」
-
ツンがブーンにいつも服を選ぶというファッションモールビブレにやって来た。
\(^o^)/「らっしゃいあせー」
アホそうな店員ばかりでヘドが出そうだった
ビブレとは中高生に人気のプライスで安くまとめ買いが出来るショップらしい。
俺の所持金だと地下一階で服二着と水着買うのが限界だろうと思って居たが…。
ξ( *⊿*)ξ「もうバーゲンやってるから、かなり攻めるわよ」
ツンの目が光って居た。
ξ( *⊿*)ξ「いいっ?バーゲンでバーゲン品買うのは、相当な物じゃないと買っちゃダメよ!!!メーカー物(つまり有名なブランド)ならある程度信頼出来るけど、ノーブランド(聞いた事もないブランド)の物は迂濶に買うと、一回着たら着れなくなるものもあるから注意が必要よ!!!」
(;^ω^(;'A`)「把握しました」
ξ( *⊿*)ξ「…これ良いわね」
ツンはいつの間にか白いシャツを手に持っていた。それは神速の速さ。
('A`)ノ「先生〜そんなの学校の制服と変わらないんじゃないですか?」
ξ( *⊿*)ξ「死ね!!氏ねじゃなくて、死ね!!」
おー(;^ω^)シ(;A;)
ξ( *⊿*)ξ「こういう白シャツは羽織るだけで爽やかな印象を与えるのよ!!アンタガリガリなんだから、膨張色を着てるくらいが調度いいのよ!!」
(ぅA;)「な、成る程」
-
ξ( *⊿*)ξ「ハイッ、この白シャツと、ボーダーのタンクトップ試着っ!!!」
\(^o^)/「こちらどうぞ」
試着室|A`)シャッ!!
\(^o^)/「サイズいかがっすか?」
ξ( *⊿*)ξ「…Sでいいに決まってるじゃない」
試着室|'A`)シャッ!!
恐る恐る試着室から顔を出すと、カーテンをひっぺ剥がされた
(//A//)「え?これどうなの?」
( ^ω^)「イケてるおっ!!」
\(^o^)/「お似合いっすお兄さんっ!!」
ξ( *⊿*)ξ「まぁまぁね」
と言いながら、鬼は…基ツン様は俺にベージュのパンツとサンダルと茶色のベルトを投げつけた。
ξ( *⊿*)ξ「それにあわせなさいよ」
試着室|'A`){は、ハイッ!!
シャッ
鏡で自分の姿を見るとはっきり言って悪くない。
その辺の大学生みたいなスタイリングだと思った
シャッ!! 試着室| ('v`)「どうだよ」
(*^ω^)「ドクオが立ったお!!!イケてるお!!!!(顔キメェ)」
ξ( *⊿*)ξ「アタシの手にかかればこんなもんよ(顔キメェ)」
\(^o^)/「出番なかた(姉ちゃん美人だな)」
そこからグローバルワークというショップのポロシャツやTシャツ、パンツ一本をGetした。七着買っても2万くらいだたよ}('A`)
お洒落とはそんなに悪く無いもんだが、自分には組み合わせがわからんね。
-
--ペーニサスクローネ--
俺達は、ツン様の要望により、少しこましなケーキ屋さんに来た。
('A`)「今日はガチでありがとう」
ξ( ゜⊿゜)ξ「いいわよ」
( ^ω^)「ドクオがお洒落に目覚めるなんて、びっくりしたお」
ξ( -⊿-)ξスゥ…
パチッξ( ゜⊿゜)ξ「しぃとは関係してる事なの?」
('A`)「ま、まぁ…」
エッ?( ^ω^)ξ( ゜⊿゜)ξ
('A`)(^ω^;)エッ?
\(^ω^)/傍観者
('A`)「まぁホントに協力してくれてるし、昔からの間柄だから、素直に言うよ」
コーヒーのティーカップをコトリと置いた
-
('A`)「俺がさSNSをやってるのは知ってるだろ?」
ξ( ゜⊿゜)ξ「ええ、アタシとも繋がってるじゃない」
('A`)「そこでこのコミュニティでの俺の書き込みを見て欲しい」
ξ( ゜⊿゜)ξ■(^ω^ )
ξ(;゜⊿゜)ξ■(^ω^;)
ξ(; ゜⊿゜)ξ「こ、この書き込みは…」
(;^ω^)「ちょ…ちょっと無理があるお」
('A`)「だろ?」
そこでしぃちゃんからメールをくれたこと、そして今も継続してメールをしてること。全て伝えた。
ξ(#゜⊿゜)ξ「バッカじゃないの?」
('A`)「え?」
ξ(#゜⊿゜)ξ「そんなんじゃないと女の子引っ掛けられないアンタがバカって言ってんのよ」
('A`)…
ξ(#゜⊿゜)ξ「何がサッカー部よ!!何がダンスやってたよっ!!!中身で勝負しなさいよ」
(#'A`)「そんなの…」
ξ(#゜⊿゜)ξ「何よっ!!」
(#'A`)「そんな事わかってるよっ!!!でも自分に自信が無いものはしょうがねぇじゃねぇか!!!」
(#ぅA;)「お前等みたいなリア充には俺の気持ちなんてわかんねーだろうよ!!!」
バンッとテーブルに手を付き会計をひったくり、俺はズンズンレジに向かって行く。
二千円札を乱暴にレジに置いて俺はたくさんの視線を集めながら喫茶店を後にした。
-
( ^ω^)「…ツン」
ξ( ゜⊿゜)ξ「…何よっ」
先程の様に攻撃的ではない言い方。
( ^ω^)「ツンの気持ちもわかるお」
ξ( ぅ⊿-)ξ「アイツはイイヤツなんだから、あんなことしなくても大丈夫なのに…」
( ^ω^)「そうだおね…ドクオは実直なやつだからだお…ツン、追いかけるお」
ξ( ゜⊿゜)ξ「わかってるよ」
僕らは慌ててドクオを追いかけた。
これではあの時と同じではないかと自嘲気味に笑った。
(^ω^){ちょっと回想入るおー
--5年前--
僕たちはまだ10歳だった
-
ξ(ぅ⊿;)ξ{辞めてよー
Ω{小四で髪の毛染めてんじゃねぇよ
ツンは小学校の時から地毛がブロンド、巻き毛と言う得意体質から上級生に苛められたり嫌がらせをされる事がしばしばあった
Ω{下の毛はブロンドの巻き毛なのかよ?
Ω{いいわね、見てみましょうよ
ΩΩΩ{さんせーい
オラオラ}Ωξ(;⊿;)ξΩ{オラオラ
ザザッ
(@゜ω゜)「待つお!!!」
ΩΩΩΩΩ{なんだよピザ野郎邪魔すんなよ
ξ(;⊿;)ξ「バカ来ちゃダメよ」
ガッシッボッカガッシッボッカ
(メ-ω゜)「つ、ツン、逃げて」
ガッシッボッカガッシッボッカ
ザザッ
('A`)「テメェラ何やってんだっ!!」
ΩΩΩΩΩ{ナンダヨ、キメェ顔しやがって
('ー`)「男子と女子で苛めとか燃える展開だろ常考」
('A`)「ほら、これ見ろよ」
どこから持って来たのか、片手にはビニール袋を裏返しにウ●コを付かんで相手にチラつかしている
(゜A゜)「スカトロしてぇのか?食わすぞ?」
Ω゛Ω゛Ω゛Ω゛Ω゛{や、やべぇ逃げるぞっ!!!
(゜A゜)「まてやコラァァァ」
と叫びながら不良グループを追いかけて行ったドクオが心配で今みたいに彼の後ろを追い付こうと走って居た。
彼が居たから今の僕達がある。
-
今度は僕等が助ける番だ!!!!
(:A:)タッタッタッ走る走るタッタッタッ走る走る。このやりきれない感じ。
俺は前も見ずに無我夢中に走った
(ぅA`){顔は全然イケメンでもない。お洒落でもない。やっぱりルックスだろ!!大事なのは。人は見た目が9割なんだよ。クソックソックソックソックソックソッ。
ドンッ
キャァという悲鳴とバサバサとプリントの広がる音がした。
(*XーX)「キャッ!どこ見て走ってるのよ!!」
ラウンジ女子の制服を着た乳がプルンと主張した
(xAx)「す、すんません」
(゜A゜)(XーX*)
(白かぁ)(*'∀`)(XーX*)
勿論スカートの中は要チェッケラーだ
彼女はペタぺタと辺りに何かを探していた、本当に眼鏡って取れると大変だよね。
('A`)「…あの。これですか?」
バカもっとしゃっきと話しろよ。
(*XーX)「あ、どうも」
(*゜ー゜)「ふぅ」
('A`)「…しぃちゃん?」
(*゜ー゜)「え?」
(//A//)「…え?あ?いや…」
とか何とか言いながらプリントを俺は拾った。人違いかも知れないし…。もしそうだとしても、不審者乙だ。
-
俺はそのプリントを一枚を手に取って目に入った情報。それはマンガだった。細かく書かれた、女の子の描くカワイイホワホワしたキャラクター達が沢山描かれていた。
俺は10秒20秒かも…いや、もしかしたら本当に刹那かも知れない。だが、そのマンガからはオーラが発している気がして目を奪われた。
('A`)「上手ですね」
(*゜ー゜)「…いえ。」
明らかに反応は薄かった。そりゃ俺のせいでバラバラになっちゃったんだもんな。すみませんと彼女に聞こえるか聞こえないかの小声で音を発した。
カツカツ
_
■( ゜∀゜)y--~~
携帯電話片手にタバコを吸った、明らかにDQNのヤツが、大股でこっちに向かってくる
明らかに足元を見ずに、ボケーッとしながら、虚ろな目をして、ただ前へ進んでいる。
('A`)「あ、あの!!!」
_
■( ゜∀゜)y--~~「あ?なんだよ?」
('A`)「足元気をつけて下さいね!!」
_
■( ゜∀゜)y--~~「ん?後でかけるわ…」
と言いながらDQNは携帯を切り一枚のマンガを手に取った。
_
( ゜∀゜)y--~~「何だよこれっwwマンガとかマヂキメェシwwってかお前の顔キモすぎ死ねよ」
ビリッビリッ!!!!
-
(*゜ー゜)「あ」
(*゜ー゜)「あ」
(*ぅー;)
(#'A`)「テメェ何してんだよ?」
_
( ゜∀゜)y--~~「あん?やんのかコラァァァ?」
(#'A`)「あ、謝れ!!!この子に謝れよ」
俺はその場の感情に任せて、DQNの胸ぐらを掴んで、何とかその守らなきゃいけないものから遠ざけようとした。
_
( ゜∀゜)⊆('A`#)
_
( ゜∀゜)y--(゜A゜#)~~ジュウ
_
( ゜∀゜)「きたねぇ手で触んなや、おい、コラァァァ」
ボディに一発パンチを食らわされた。
なぁぁぁんのこれしき!!!ってマジでイテェよ!!!!
とにかくこっから離さないと!!
(#゜A゜)「おら!!こっち来いやDQN野郎」
_
(#゜∀゜)「キメェキメェ、俺忙しいんだ…よ!!!っと」
今度はモロな肘鉄が顔面に入って、口の中が切れて鉄の味がする。
_
(#゜∀゜)⊆('A`(#)「謝れっ!!謝れよっ!!!」
うるせぇよ。
DQNがそう言ったかと思うと、相手の膝が腹に、蹴りが太ももを。容赦無いパンチが顔面に入った。
手は絶対出さねえ。もとは俺がぶつかって、ばらまかしてしまった。
そこで尚且つ手を出すようなヤツには俺はなりたかねぇ。
-
支援!
-
謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ
どんだけ殴られたって立っててやんよ。
(`)A(#)「あ、あや、謝れっ!!!!」
_
(#゜∀゜)「ちっ、マジ下んねぇぜお前。…悪かった悪かった俺が悪かったから、もー良いだろ?」
と言うと、ヨレヨレの汗まみれになったシャツの襟を直しながら、踵を返して、唾を路上に吐き捨てて歩いて行った。
(`)A(#)
俺は無言で、マンガを一枚一枚広い、涙目の彼女にすみませんでした。と言葉と同時に渡した。
するとハンカチで口から出た血を拭いてくれた。
(*;ー;)「貴方バカです」
(`)A(#)「そうかも…な。でもどうしても許せなかったんだ」
(*;ー;)「え?」
(`)A(#)「凄い絵が上手だし、丁寧に書かれてたから…一枚一枚想いの込められた物をあんな風にされて許せなかったんだ。アイツも、何より貴女にぶつかってしまった自分が。」
(*;ー;)「そ、そんな事」
(`)A(#)「破られた物は帰って来ませんが、これからも頑張って下さい。本当にすみませんでした」
ペコリと頭を下げて、俺は帰路に付いた。
-
タッタッタッ。
ξ(;゜⊿゜)ξ「あれ?しぃじゃないの」
(*ぅー;)「え?」
ξ(;゜⊿゜)ξ「アンタ泣いてどうしたのよ」
(*ぅーT)「ヅンち゛ゃーんっ!!!さっきDQNがああぁ」
ξ(;゜⊿゜)ξ「意味わかんないわよ!!今北産業!!」
(*ぅーT)
「マンガぶちまける
DQNに破られる
大乱闘スマッシュブラザーズ」
ξ(;゜⊿゜)ξ「は、把握。大変だったのね」
(*ぅーT)゛
コクりとアタシは頷いた。
( ^ω^)「あのーおとり込みの中申し訳ないんですが、こんなヤツ('A`)を見ませんでしたかお?」
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/46.jpg
-
(*ぅー;)「あ。」
(*ぅーT)
ξ(;゜⊿゜)ξ「あ、あの顔面犯罪野郎にセクハラでもされたの?」
(*ぅーT)゛
フルフルと首を振り一言
「アタシの為に戦ってくれたの」
--七月某日--
(メメ'A`)「ふぅ、こりゃプール所じゃねぇな…イテテ…」
あれからしぃちゃんからはメールは来ていない。
肉体的の疲労が夏休みなのに睡眠時間を増やす。
もー彼女にあわせる顔も無い。
俺がSNSの誰であろうが、どこの誰であろうが、今年も一人の夏を過ごすよ
ピンポーン
「ドクオー」
いつもの相方の声は久方ぶりに聞いた気がする。
(メ'A`)「んー?何だよ?」
窓から顔を出すと、明らかにプールに行く荷物を持った三人が居た。
( ^ω^)「約束の日だおー」
ξ( ゜⊿゜)ξ「美女二人のお出迎えなんだから感謝しなさいよ」
(*//ー//)「ド、ドクオ君っ!!」
('∀`)
俺の夏はこれから始まるみたいだ。
('∀`)(*゜ー゜)
お わ りっ!!
-
乙!
キュンキュンきた
-
携帯からの投稿で、キャラの顔が少し違ってしまい申し訳ありません(>_<)
更に申し訳ないことに20レス超えてしまいましたが!一応完結です。
この作品は2009年のサマー三国志に提供しようとしていた作品です。
サマー三国志には勿論未掲載で終わったのですが…
所々古めかしい所があってすみません。
作品名
('A`)一夏の恋のようです。
使用画像No46
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/46.jpg
◆gYrM67IrH二作目になります。
祭の時しか書いていないのですが、これからもブーン系小説応援していますので、
まとめの方、作者の方これからも末永く頑張って下さい\(^o^)/
一応、前回の作品はこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/929/1220025844/l50
またどこかでお会いしましょー\(^o^)/
-
小学生が一生懸命書いたのか、おっちゃんがネタで書いているのか判断がつかん
文章といい、AAといい、ブーン系において相当な奇作
若々しい気味の悪さがあり、そこは評価したい
-
こういう作品が良い意味でも悪い意味でもラノベ祭でくるとは思わなかった
ともあれ乙
|
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