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( ´ー`)先生の戦う生徒指導のようです
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新スレでございます。またしばらくこちらでお世話になります。
この作品は厨二バトルの皮を被った説教系ギャグです。
シリアス3:ギャグ7でまったりゆっくり投下していきます。
ありがたきまとめ様(イケメン)
http://boonsoldier.web.fc2.com/sidou.htm
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期待
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やったあああああああああ待ちかねたぞおおおおおおお
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きぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいたああああああああああああああああああああああああああああ
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( ゚д゚) ガタッ
/ ヾ
__L| / ̄ ̄ ̄/_
\/ /
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キター!!!
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きたあああああ!!!
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待っててよかった
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待ってたあああぁ!!作者ありがとう!!!
就活お疲れ!
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っしゃあ!待ってた!!
就活お疲れ様
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作者きたああああ
待ってたよ!!!
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ふぁっ!!
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皆様温かい言葉ありがとうございます。もったいのうございます
明日、9月7日の午後8時〜9時辺りに、戦う生徒指導最新24話を投下させて頂きます。
そこそこ長いですが、支援等頂けると助かります。拙作ですがよろしくお願いします。
また、投下期間が空いてしまったので、ストーリーとかキャラとか忘れられてると思うので、
今夜か少なくとも明日の投下前に、これまでのあらすじと登場人物のロングバージョン、ちょっとしたダイジェストを投下します。
特に目新しい情報とかはありませんが、「そういやこんなんだったわ」みたいな復習としてお使いください。
あと用語や状況説明とか質問も受け付けますので、気軽にご質問ください。よろしくお願いします。
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乙
そういやこんなんだったわ
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待ってた…!
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あらすじ投下します。漫画のコミックスの目次前の数ページみたいなものです。
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( ´ー`)ノ「オィッス、シラネーヨ先生です。好きなクワガタはヒラタクワガタです」
( ´ー`)「……いや、マジですいませんでした……マジガチすいませんでした……」
( ´ー`)「作者のバカが展開に悩んだ結果、約2年間も更新が止まってしまいました……」
( ´ー`)「焦りとは裏腹に全く進みまなくてね……その間バカは大喜利と黒ウィズばっかやっててね……」
(;´ー`)「でも、何とか持ち直したんで! 一応どんなオチにするかとかも決まってるんで!」
(;´ー`)「逃亡だけは絶対しないつもりらしいんで、不出来な息子を見守る感じでお願いします。お願いします!」
( ´ー`)「さて。久しぶりの投下ですが、皆さん23話覚えてるでしょうか?」
( ´ー`)「覚えてるかなー? 俺が沢近のデベソをバラしてワゴンで轢きかけたやつ」
( ´ー`)「多分忘れてる方がほとんどでしょうし、そもそも『生徒指導』シラネーヨって方もいるでしょう」
( ´ー`)「そんなわけで、今回はあらすじと登場人物、現在の状況を簡単にまとめてみました」
( ´ー`)「これを読んで、少しでも『生徒指導』を思い出して、あるいは知って頂けたら幸いです」
( ´ー`)「もちろん、見なかったとしても本編にさほど影響はネーヨなのでご安心くださいな」
( ´ー`)σ「はい、そんなわけでレッツらドン!!」
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( ´ー`)先生の戦う生徒指導のようです
これまでのあらすじ&キャラクター紹介
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爪'ー`)y‐これまでのあらすじ/ ゚、。 /
/ ゚、。 /「鎮圧のハルピュイア、風神の織り成す演舞に魅せられし死骸。
(どうも皆様、今回あらすじを担当させて頂きます、鈴木ダイオードです)」ペコリ
爪'ー`)y‐「フッ、親父が音楽に恋をして、俺が生まれた。狐ヶ崎フォックスだ」タバコチョコペキッ
/ ゚、。 /「プリズムに反射する妖精の誇り高き思いがもたらすは瓦解か新世界か?
(それじゃ私があらすじを説明するから、狐ヶ崎君は確認をお願い)」
爪'ー`)y‐「任せとけ。
俺はじゃじゃ馬な音符だって捕まえて五線紙に置いちまうぜ?」
/ ゚、。;/「魂魄の雪が降り積もる夜……古時計さえ取り込んだ、エデンの大樹は枯れ堕ちた。
(何よそれ……えー、生徒全員が厨二病患者という狂気に満ちたクラス、VIP中2年3組)」
/ ゚、。 /「道化の掴んだ嘯きの楽譜はリビングデッドの引き金。
(その担任である不知火シラネーヨ先生は、個性抜群な生徒達に手を焼く毎日を送っていました)」
/ ゚、。 /「終焉のスチームパンクは因果を飲み干し悠久を刹那に転化せしめる。
(そんなある日、朝のHR中に現れた自称神によって、生徒達に妄想の能力が備わってしまいました)」
/ ゚、。 /「カルマの坩堝に突き立てられた真実の足跡?
(ここまではわかったわね?)」
爪'ー`)y‐+「フッ、要は世界を救うのは大統領のスピーチじゃなくてロックンローラーのギターってことだろ?」キラーン
Σ/ ゚、。;/「 否 ! ! !
(違うわよ!!!)」ビクッ
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/ ゚、。;/「千の劔と万の血を以て、闇夜の雷は愚者を救い焦がす。
(えーっと、「24時間後に最も敵を倒した者の願いを叶える」というルールにより、生徒同士の殺し合いが始まってしまいます)」
/ ゚、。 /「善も悪も切り裂いたソネットは天と地も界無く啼いている。
(厨二ではなく何の能力も無いシラネーヨ先生は、カモとしてクラス全体に狙われるはめになってしまいます)」
/ ゚、。 /「甘美な幻影に誘われ紺碧の爪を立てるは狼の忘れ形見。
(絶対絶命のでんぢゃらす先生でしたが、実は先生にもある能力が与えられていました)」
/ ゚、。 /「老獪な英雄は牙を棄て、蛮勇な怪物が牙を拾う。
(そう、それこそが「説教で生徒の厨二依存を壊すと能力を消せる」という力)」
/ ゚、。 /「宛ら完全なる創造の奇跡、たなびくイゼルマの道標。
(先生はこの能力を使い、ガチで殺しにかかる生徒達を片っ端から説教するのです)」
/ ゚、。 /「灰燼の誘惑、異端審問の末路、そしてヴァルハラの崩壊。
(そう、全ては殺し合いを止めるため、生徒達に殺し合いの記憶を残さないため)」
+/ ゚、。 /「其れはユグドラシル、比類鳴き翼に絡められたユグドラシル!!
(そして少しばかり、日頃溜まりにたまった厨二へのストレスを解消するために!!)」ババーン
/ ゚、。 /「音の失われた世界に残されたスクルドの汚れたハープを拾う?
(とまぁ、こんな感じだけどわかったわね?)」
爪'ー`)y‐+「ああ、要は世界を救うのは大統領のスピーチじゃなくてロックンローラーのギターってことだろ?」キラーン
Σ/ ゚、。;/「浮遊する暗黒のドライアド!?
(何故一言一句違わぬ間違いを!?)」ガビーン
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何言ってだこいつ
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lw´‐ _‐ノv前回のあらすじ(>< )
lw´‐ _‐ノv「こんばんは、長州力です」
(;><)そ「のっけから嘘が過ぎるんです! シュールさんなんです!!」ビクッ
lw´‐ _‐ノv「そして私の隣で突っ込んでるのが、天才チンパンジーのタロウくんです」
(;><)「ビロードなんです! ボケが大味過ぎるんです、捌ききれないんです!!」
lw´‐ _‐ノv「あーそうだねそうだねその通りだ、あーあ、市議会議員になりたい」
(;><)「 あ ら す じ や り ま し ょ う よ ! ! !
だからシュールさんと組むの嫌だったんです!! 都村さん辺りが良かったんです!!」
lw´‐ _‐ノv「ごめんごめん、あらすじな。えーっと、ルフィがエネルに恋をしたんだっけ?」
(;><)「何のあらすじですか! そうじゃなくて、四天王最後の1人、伊藤さんとの戦いが始まったんです!」
lw´‐ _‐ノv「そーだったそーだった。他の四天王は金玉蹴ったりトイレで倒したりして撃破したんだよね?」
(;><)「それに関しては事実なんです! 完全なる真実なんです!」
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lw´‐ _‐ノv「で、ペニサスによって先生達は東校舎の各階に散り散りにされちゃったんよね。
まぁそれはさておき、確定申告の話なんだけど……」
(;><)「ガン無視でいくんです! 僕達は各階にいる伊藤さんグループを倒さなきゃ他の階に行けません」
lw´‐ _‐ノv「1階には栗田寛一、2階にはコロッケ、3階には清水アキラ……」
(;><)「モノマネ四天王じゃないんです! で、先生は見事1階の番人・ヘリカルさんの説教に成功します」
lw´‐ _‐ノv「具体的に言えばワゴンで脅してね」
(;><)「しかし、激戦終えて束の間、先生の元に2階の番人・不破デレさんが姿を表します!」
lw´‐ _‐ノv「ちなみに2階にワープしたビロードとフォックスはデレにボッコボコにされたよ」
(;><)「デレさんはただの厨二ではなく、数多の格闘技を極めた天才格闘少女!
さらにデレさんの能力によって、先生の説教も封印されてしまいました!」
lw´‐ _‐ノv「ごめん、解説飽きた。転げ回って辺り破壊していい?」
(;><)「あとちょっと待っててください!! すぐ終わるんで!
果たして先生の運命は! そして4階で伊藤さんに追っかけ回されてる高岡さんの貞操やいかに!」
≡≡ヽlw´‐ _‐ノvノ≡≡「ああああああスパイヤああああああああああああああああああ」ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
(;><)「待っててって言ったじゃないですかああああああ!!!」
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こんなの書いてる暇があるならさっさと更新して欲しかったわ
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【図解・23話終了時点での東校舎の様子】
屋上 (*‘ω‘ *)
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4階 从;゚∀从VS('、`*川
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3階 / ゚、。 /ハハ ロ -ロ)ハ(゚、゚トソン へ( ^Д^)へ
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2階 爪xーx)y‐( xx)
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1階 (;´ー`)VSζ(゚ー゚*;ζ lw´x _xノv*(;++)*
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
シラネーヨ組→戦闘不能2名(気絶→ビロード、フォックス)
ペニサス組→脱落1名、脱退1名(能力消滅→ヘリカル、寝返り→トソン)
無所属→戦闘不能1名(気絶→シュール)
ルール
・先生達は各階担当のペニサスグループを撃破しなければ他階に移動出来ない。
(1階ヘリカル、2階デレ、3階トソン、4階ペニサス。
なお、トソンは先生側に寝返ったため、「撃破」されたこととする。
プギャーに関してはこの戦いに全く関係ない。誰だ)
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みてるぞー
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再掲・2年3組出席簿
【担任】
( ´ー`):不知火シラネーヨ
【男子】
1・('A`):鬱田ドクオ
2・<ヽ`∀´>:瓜原ニダー
3・ミ,,゚Д゚彡:唐沢フサ
4・爪'ー`):狐ヶ崎フォックス
5・( ゚д゚ ):河内ミルナ
6・(,,゚Д゚):強羅ギコ
7・( ∵):木霊ビコーズ
8・(-_-):小森ヒッキー
9・(・∀ ・):斉藤またんき
10・( ´_ゝ`):流石兄者
11・(、'∋`):小鳥遊クックル
12・( ^ω^):内藤ホライゾン
13・(-@∀@):長岡アサピー
14・( <●><●>):南出門ワカッテマス
15・(´・ω・`):黛ショボン
16・( ・∀・):毛利モララー
17・( ^Д^):指差プギャー
18・( ><):若内ビロード
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【女子】*名字優先
1・(*゚∀゚):阿日谷つー
2・('、`*川:ペニサス伊藤
3・川д川:井戸田貞子
4・|゚ノ ^∀^):大前レモナ
5・*(‘‘)*:ヘリカル沢近
6・ハハ ロ -ロ)ハ:ハロー三宮
7・/ ゚、。 /:鈴木ダイオード
8・川 ゚ -゚):素直クール
9・lw´‐ _‐ノv:素直シュール
10・从 ゚∀从:ハインリッヒ高岡
11・(*‘ω‘ *):椿ちんぽっぽ
12・(゚、゚トソン:都村トソン
13・ξ゚⊿゚)ξ:照井ツン
14・(*゚ー゚):箱入しぃ
15・(#゚;;-゚):東野でぃ
16・ζ(゚ー゚*ζ:不破デレ
17・ミセ*゚ー゚)リ:水窪ミセリ
18・从'ー'从:渡辺
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【登場人物紹介・現在戦闘可能な人々】
( ´ー`):教師。生徒の暴走を止めるべく無茶する34歳。世が世ならハーレム築けたほどの天然タラシ。説教で生徒の能力を消せる。
从 ゚∀从:前世で先生を守る騎士だったとガチで思い込んでる電波ヤンキー。先生のウンコなら食えるらしい。重力を操る。
( ><):色々と貧乏くじ引きがちなショタっ子。すぐ調子に乗って怒られる。「無敵重装」という機械を操る。
ハハ ロ -ロ)ハ:日本文化を履き違えてる帰国子女。弟者が好きなツンデレ。よくプギャーを磔にする。忍者の能力が使える。
爪'ー`)y‐:発言が逐一めんどっちいショタっ子。ゴスロリ専門店で働く姉がいるおばあちゃん子。歌を心に響かせる。
/ ゚、。 /:ゴスロリに大剣持って翼を生やした運動音痴真面目ドジ。明らかな属性過多。剣に触れた相手を正気に戻す。
(゚、゚トソン:宇宙海賊になりたかった苦労性の優等生。両親が人間じゃない疑いがある。空気を自在に操れる。
lw´‐ _‐ノv:神出鬼没な不思議ちゃん。今が楽しければ後はどうなっても構わない刹那主義。不可視の糸を操る。
('、`*川:ハインを愛してやまない長身百合巨乳。この物語で群を抜く変態淑女。人の情報を数値化して操作出来る。
( ^Д^):ピクミンみたいにすぐ死ぬドM野郎。なんやかんやありつつ説教されずにいる。ネオマテリアルサイクロプスを操る。
ζ(゚ー゚*ζ:隙あらば謝るヘタレ女子。実はとんでもない戦闘力の格闘少女だったりする。認識した相手の能力を消せる。
(*‘ω‘ *):ラスボス。名前と語尾とほんわか雰囲気のせいで厨二発言が全く似合わない。人を洗脳して従えられる。
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【登場人物紹介・説教済の皆さん】
( <●><●>):ムカつくインテリ。説教の最初の犠牲者。
川д川:巫女服の学級委員。気弱な微ヤンデレ。
( ^ω^):太っちょ。ドクオに対しての辛辣さは目を見張る。
('A`):ヒョロガリ。股間の緩さは目を見張る。
(、'∋`);ヒョロガリ2号。喋んないけど喋ってる感を出す。
(*゚∀゚):元気娘。ワカッテマスと喧嘩ップルになりつつある。
从'ー'从:ぶりっ子キャラを作ってた男前女子。本名は「渡 辺(ワタリ アタル)」。
(#゚;;-゚):ダウナーキャラを作ってた森ガール。ナマモノもイケる腐女子。
( ∵):よくわかんない無表情坊主。どんな厨二だったかもよくわかんない。
ξ゚⊿゚)ξ:ラノベ大好きな中ボス。漢字はフリガナないと読めない 。
(・∀ ・):ビミョメン。なかなか人に覚えてもらえない。
(-@∀@):エロ魔神。眉毛の凛々しいおっぱい星人の兄がいる。
( ´_ゝ`):双子の兄。裏切った結果お地蔵さんになったりした。
(´<_` ):双子の弟。裏切られた結果地井武男になったりした。2年1組。
(´・ω・`):穏やかな変態。夏場とはいえ基本的に全裸の猛者。
(,,゚Д゚):バカップル♂。常識人だがデートコースのセンスは無い。
(*゚ー゚):バカップル♀。クラス随一のうざったさ。結構金に汚い。
( ・∀・):性格悪いイケメン。取り巻きがクリーチャー。
<ヽ`∀´>:嘘つき男子。「嘘ニダ」で流行語大賞を狙っている。
ミセ*゚ー゚)リ:アホ系ジャージ女子。女子アナになりたいらしい。
( ゚д゚ ):無表情ショタっ子。にらめっこがめっちゃ強い。
川 ゚ -゚):話を聞かない鉄面皮。しばらく川 ゚ 々゚)だった。
ミ,,゚Д゚彡:不良に憧れる四天王1。モテないわ股間蹴られるわ毛深いわ。
|゚ノ ^∀^):化学系ショタコンな四天王2。作者の一番のお気に入り。
(-_-):根暗苦労人な四天王3。やべぇやつらに振り回されがち。
*(‘‘)*:ロリ。終盤まで生き残ったがワゴンで轢かれかけて脱落。
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( ´ー`)「いかがでしたか? ちょっとは『生徒指導』を思い出して頂けましたでしょうか」
( ´ー`)「初めての方は、少しでも『生徒指導』に興味を持って頂けたでしょうか。どうも俺です」
( ´ー`)「ちょっとした復習のはずが、想像以上に量がかさんでおそれおののいております」
( ´ー`)「そんなわけで、次回は『戦う生徒指導』最新24話でございます」
( ´ー`)「少しでも見て頂ければ、少しでも支援頂ければ作者は感激でけいれんします」
( ´ー`)ノシ「俺も精一杯頑張りますので、今後とも『戦う生徒指導』をよろしくお願いいたします!!」
(=゚ω゚)ノ「僕の説明はまだかょぅ?」ヒョコッ
( ´ー`)「誰だ貴様」
(=゚ω゚)ノ「ぎゃふん」
あらすじ&登場人物紹介 END
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以上であらすじ&登場人物紹介は終了となります。
>>700さんのようなご意見もごもっともですが、放置してしまった責任としてどうしてもおさらいしておきたかったんです。
今回のあらすじを書く時間で本編書く時間を割いたとかはありませんのでご安心ください。
明日は今度こそ最新24話を投下させて頂きます。どうぞよろしくお願いします。
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乙
ブランクすげえから読み返しつつ最新話待ってる
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懐かし過ぎてやばいわおつ
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おつおつ
フォックスが相変わらずすぎて笑ったわw
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デレは「認識した相手」っていうのが鍵になりそう
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おつ!
明日がすげー楽しみだ 読み返してくる
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来てたのかよ
今から読む
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乙!
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鈴木語がパワーアップしてる感ある
>+/ ゚、。 /「其れはユグドラシル、比類鳴き翼に絡められたユグドラシル!!
これがなんか好き
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乙!
待ってる
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くぅ〜疲みたい
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乙やでー
シューちゃん可愛いw面倒くさいけど可愛いww
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乙です待ってました!
俺がブーン系にハマりきる要因になった作品なので本当に嬉しい
多分一番読み返してたブーン系だ
投下までに全話読み返してくる
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復活本当に嬉しい
ところで渡辺さんの名前アタリじゃなかったっけ?
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お、よくみたら明日か。仕事終わりの楽しみができたわ、これでがんばれる!
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>>689
>明日、9月7日の午後8時〜9時辺りに、戦う生徒指導最新24話を投下させて頂きます。
9時過ぎじゃねぇか
とことんごめんなさい、投下します
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はよ
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从'ー'从「長らくお待たせして本当にすまなかった。『戦う生徒指導』最新話を投下させてもらう」
(#゚;;-゚)「前書きは綾波系腐女子の東野でぃと、本名ワタリアタリのナベちゃんだよ」
从'ー'从「さて、この作品は能力バトルの皮を被った説教ギャグだぞ。男らしくないな」
(#゚;;-゚)「ギャグ7:シリアス3くらいの割合でゆったりのんびり投下していくね」
从'ー'从「投下中に意見や支援等を頂ければ作者がウッヒョーってなるぞ。男らしくないな」
(#゚;;-゚)「割と長引くと思うから、疲れたら明日読んでもらえると嬉しいな」
从'ー'从「なお、今回は多少グロテスクな表現が含まれる箇所があるので注意して頂きたい」
(#゚;;-゚)「大したこと無いけどね。グロテスク期待してる人は期待外れだと思うよ」
从'ー'从「グロテスクか……男らしいな!!」
(#゚;;-゚)(ナベちゃんが男だったら先生あたりとカップリング組みやすそうだなぁ……)
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ξ゚⊿゚)ξ<あらすじ&人物紹介
あらすじ:妄想叶えた厨二の暴走を先生が説教で止めるんだけどレズ轢殺未遂。
( ´ー`):教師。説教で厨二依存を無くすと能力を消せる。好きな球団は千葉ロッテ。
从 ゚∀从:純情前世ヤンキー。重力を操れる。好きな球団は広島。
( ><):不遇ショタ。色んな重装を操れる。好きな球団は巨人。
爪'ー`)y‐:マセショタ。歌詞を心に響かせる。好きな球団はソフトバンク。
ハハ ロ -ロ)ハ:ツンデレ帰国子女。忍術が使える。好きな球団は阪神。
/ ゚、。 /:ゴスロリ真面目ドジ。剣に触れた者を正気に戻す。好きな球団は日ハム。
(*‘ω‘ *):ゆるふわボスキャラ。人を洗脳出来る。好きな球団はDeNA。
('、`*川:四天王最強百合巨乳。パラメータを数値化出来る。好きな球団は中日。
ζ(゚ー゚*ζ:ヘタレ系格闘少女。認識した相手の能力を使えなくする。好きな球団はヤクルト。
(゚、゚トソン:天然苦労人元宇宙海賊。空気を操れる。好きな球団は西武。
lw´‐ _‐ノv:予測不能な刹那主義。見えない糸を張り巡らす。好きな球団はオリックス。
SEKAI NO SAKUSHA:ヘタレ。生まれ変わったら堀北真希になりたい。好きな球団は楽天。
ξ゚⊿゚)ξ「知らないんだからね!」
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−東校舎・2階−
「……ち……若内……」
(; )「……う、うぅ……ちんぽっぽちゃん、ボンタンは硬いから投げないでほしいんです……」ウーン
「しっかりしろ若内、お前はツバメだ、風切り羽根を奪われたくらいで墜ちるんじゃねぇ」
(;><)そ「……っはっ!! 何か寝てる隙に変な呪文唱えられてた気がするんです!!」パカッ
爪;'ー`)y‐「フッ、起きたか若内……このまま寝過ごしちまうんじゃねぇかってヒヤヒヤしたぜ……」グッタリ
(;><)「狐ヶ崎君……痛っ!! 左半身がやたらめったら痛っ!!」ズキィ
爪;'ー`)y‐「ムリしなさんな……不破に延髄斬りされて今まで気絶してたんだからよ……」
(;><)「結構な大技かけられてたんです!?」
爪;'ー`)y‐「かく言う俺も今起きたばっかりでね……フッ、あのパワーボムは効いたぜ……」ビリビリ
(;><)「さらなる大技かけられてたんです!!」
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爪;'ー`)y‐「とにかく、俺達はしばらく動けねぇ……ハッ、泥にまみれた捨て猫の気分だぜ……なぁ」
(;><)「共感を得ようとしないでください! ちょっと待ってください、不破さんは……!?」
爪;'ー`)y‐「さぁな……アイツも旅人だ、砂漠の風に飽きちまったに違ぇねぇや……」
(;><)「君に聞いた僕が大うつけだったんです! ヤバいんです、他の階に行かれたら……」グッ
爪;'ー`)y‐「だからムチャすんなって……。
不破にやられ、満身創痍の俺達が加勢しても、悔しいが足手まといだ……」
(;><)「それでもいかなきゃダメなんです! このままじゃ、このままじゃ……!!」
(;><)「下手したら、不破さんに僕達全滅させられるんです!!」
爪;'ー`)y‐「そんなお前のためにこの曲を送るぜ。椎名林檎で『丸の内サディスティック』」
(;><)「誰か来てぇーっ! 1人じゃ捌ききれないんですぅーっ!!」
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( ´ー`)先生の戦う生徒指導のようです
第二十四話 「最強ちゃん・前編」
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――その男は、『最強』を体現するために生まれてきた――
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彼の才能は、物心と同時、もしくはより早く芽吹いていた。
幼少期に柔道を始めるやいなや頭角を表し、小学生にして黒帯を取得。
その後すぐさまあらゆる柔道の大会を総ナメにし、『神童』と評される。
しかし、彼の最強への欲求は満たされることは無かった。
柔道だけでは飽きたらず、空手、合気道、レスリング、カポエラなどあらゆる格闘技の門を叩く。
その全てに置いて素晴らしい結果を残してきた彼は、文句なく現時点で『日本最強の男』と言えよう。
その『日本最強の男』の名は、不破デルタ。
そして、彼の遺伝子を受け継いだ、子の名前は―――――
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ζ(゚ー゚;*ζ「すいませんすいませんすいませんすいませんすいませんすいませんすいません!!!
お父さんから受け継いだ格闘技術をこんなことに使ってしまってすいませぇぇぇぇぇん!!!」ギリギリギリギリ
::(;´Д`)::「痛い痛い痛い痛い痛いアカンアカンアカンアカンアカンアカンアカンアカンアカン!!!
不破さんアカン腕ひしぎ逆十字はアカン、伸びる伸びる腕伸びるあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」ギリギリギリ
lw´ _ ノv(やぁ、気絶してる女だよ)
【 東校舎1階 シラネーヨVSデレ 】
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【( ´ー`)side】
よく学園ドラマとかで、わかってくれない大人に学生が殴りかかったりするシーンってあるよね。
教師がこれ言っていいのかわかんないけど、俺ああいうのわりと好きなのよ。
気分がスカッとするっていうか、俺の心の中の尾崎豊が騒ぎ出すというか。
ζ(゚ー゚;*ζ「すいません、やめてほしくば降参して、私の学費を免除すると誓ってください!」シメツケシメツケ
(;´Д`)「どさくさまぎれに何を厚かましいことあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん」ギリギリギリギリ
でもさぁ、流石に腕ひしぎ逆十字は見たことねぇよ。寝技はテレビ映えしねえよ。
ドラマで誰かが教師に腕ひしぎやってたなら教えて? 脚本家ぶっ飛ばしてやるから!!
(ノ;´ー`)ノ≡≡「さっきぶちまけたワックスエスケープ!!」ヌルッ
Σζ(゚ー゚:*ζ「キャッ、思いの外ヌルヌルしてた!」ビクッ
lw´ _ ノv(それにしても三節棍ってどこで使い方教えてくれるんだろう)
(;´ー`)「お前起きてんじゃネーノ!?」
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::ζ(゚ー゚;*ζ::「ま、まさか逃れられるとは……やはり先生は私を超えるほどの使い手……!!」ゴクリ
(;´ー`)「過大評価だヨ! 俺は単なる説教おじさんだヨ!」
心なしか少し伸びた気がする左腕を押さえながら、俺は申し訳なさげな少女の方に向き直った。
不破デレ。マイナス思考性の厨二病を患った、3組随一のヘタレんぼう将軍。
しかしその実態は、『最強の男』不破デルタを父に持つ天才格闘少女だったりする。
厨二設定に憧れる3組の中で、唯一生まれながらにして厨二設定を持ったややこしい娘だ。
そのくせ厨二病にもかかってんだからワケわかんないよね! もう何が病気なんだか!
┗ζ(゚ー゚;*┗ζ「やはり先生は……私の格闘技術の粋を結集させねば勝てない相手……!!」ゴゴゴゴゴ
(;´ー`)ノシ「そーでもネーヨって! お前が本気を出すまでもネーヨって!」ブンブンブン
ヤベェよヤベェよ、この子完全に俺の実力見誤ってるよ。
俺倒すのに使われる格闘技術がもったいないよ! 節約しようぜ、あなどろうぜ!?
ζ(゚ー゚;*ζ「この謙虚な姿勢……心技体、全て整った真の格闘家というわけですか……!!」ゴゴゴゴゴ
あ、もうダメだこりゃ。この子も話聞かないタイプだこりゃ。
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ζ(゚ー゚;*ζ「す、すいませんせんせんせー……痛かったら2階に逃げてもいいんですよ……?」
(;´ー`)「せんが1個多いヨ……てかやらしいなお前、俺が逃げらんネーノわかってるくせに……」
ζ(゚ー゚;*ζ「はい、私はいやらしい穢れた女です……ただの娼婦です……」
(;´ー`)そ「そういう意味でのやらしいじゃネーヨ!」
さっきからアホみたいにボコられている俺だが、別に好きでボコられてる訳じゃない。マゾじゃない。
この戦いにおいて別の階に行く方法は、『その階の敵を倒すこと』。
つまり、ヘリカルをステップワゴンでぶちのめした俺は2階に行ける訳だが。
ζ(゚ー゚;*ζ「すいません……私がむざむざと降りてきたばっかりに……」
(;´ー`)「むざむざって自分に使うヤツ初めて見たヨ……」
そう、2階から別の階に行くために倒さなければならない不破は、現在1階にいる。
仮に不破をシカトして2階に逃げたとしても、不破を倒せないんだから永遠に3階には行けない。
しかも不破が1階にいるせいで、2階以上の仲間達は誰も加勢に来れない。
つまり俺が先に進むには、この爆弾娘・不破を1人でぶっ倒さなくてはならないということ!
ム リ や ん ! ! ム リ ゲ ー や ん ! !
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ζ(゚ー゚;*ζ「しかし、まさか極め損ねてしまうとは……うぅ、お父さんに蔵に閉じ込められる……」ウジウジ
数秒前まで俺の肩を外しにきてたとは思えぬ低姿勢を見せる不破。
この姿を見て誰が彼女をゴリゴリの近接格闘タイプだと思うだろうか。
どう考えても僧侶だよ。勇者系SSだと得てしてヒロインになる気弱系僧侶だよ。
(;´ー`)(しかし……不破は何でここまで臆病になったんだろう……)タジッ
戦闘力と精神力にえげつない差がある不破を見て、俺の脳裏にふと疑問が浮かんだ。
いくら厨二病でネガティブにターボがかかっているとはいえ、不破の臆病は酷すぎる。
そもそも、厨二病にかかる前から不破のチキンバロメータは振り切れまくっていた。
どのくらいかと言うと、文化祭実行委員に推薦された瞬間プレッシャーで熱出したくらいのチキンっぷりだ。
(;´ー`)(不破にはピッコロばりの戦闘力あるんだから、ちょっとくらい自信持ってもいいと思うんだが……)
ζ(゚ー゚;*ζ「め、滅相もないです……私の戦闘力なんて犬の国王と同じくらいです……」ビクビク
(;´ー`)そ「ふぉあ!? ちょっと待て、お前すげぇ自然に心読まなかったか!?」ビクッ
ζ(゚ー゚;*ζ「た、多少ですけど……武術は相手の心を読むことが大事と父に教わりましたので……」
(;´ー`)「すげぇな不破家!!」
lw´ _ ノv(厨二能力として読心手に入れたワシの立場わい)
-
ζ(゚ー゚;*ζ「め、滅相もないです、私なんてまだまだ未来予知も出来ないへっぽこへっぽこぴーです……」ビクビク
(;´ー`)「ゆくゆくは出来るようになんのかヨ! 末恐ろしい!」
なんだこいつ、トピックみたいな感じで特殊能力暴露しやがった!
これが厨二設定じゃなくてマジの特技だからすげぇよね! 格闘家ってみんな心読めるのかな! 猪木とかも心読めるのかな!
ζ(゚ー゚;*ζ「そ、そんなことより私の性格についてでしたよね……」
(;´ー`)「あ、ああ……もうぶっちゃけそれ以上に気になるポイント出てきたけどな……」
ζ(゚ー゚;*ζ「すいません……でも、私がこんな性格になったのは、父の教えによるものなんです……」
(;´ー`)「なぬっ……!?」ピクッ
不破の予期せぬカミングアウトに、正直未来予知の方に惹かれてた俺の脳が正気に戻る。
どういうことだ、あの不破デルタが何かの目的を持って不破をこんなんに育てたってことか?
気になるぞ不破デルタ、こないだタイムショックでトルネードスピンしてたぞ不破デルタ。
(;´ー`)「不破、良ければ聞かせてくれネーか……? 何がお前をそうさせたのか……」
ζ(゚ー゚;*ζ「はい……あれは私が5歳くらいの時でした……」ホワンホワンホワーン
-
【およそ9年前・不破道場】
( "ゞ)『……』
ζ(゚ー゚*ζ『とりゃー! くそがー!』ブォン
(;=゚д゚)≡『ぎゃー!』バターン
ζ(゚ー゚*ζ『おらおらー! やっちまうぞこらー!』
(;TДT)≡『やられたー!』ビターン
ε=ζ(゚ー゚*ζ『へいへーい! あたちをたおしたかったらじゃっきーちぇん10人つれてこいやーっ!』テングーッ
( "ゞ)『……あっちゃー……屈強な小6男子共がバッタバッタと薙ぎ倒されてんじゃん……』
|;;;;|; ,'っノVi ,ココつ「デレさん、先日のちびっこヴァーリトゥード大会で優勝してからやんちゃに拍車がかかりましたね……」
( "ゞ)『まぁ、所詮テンプレ3共にはあれが限界……誰だ貴様!』
|;;;;|; ,'っノVi ,ココつ『門下生のマリントンですけど!? 何ですか急に!』
( "ゞ)『うるせぇうるせぇ、お前みたいに無駄に存在感ある奴は知らん。テンプレ2に帰れ』
|;;;;|; ,'っノVi ,ココつ『酷い言い草だ!』
-
ε=ζ(゚ー゚*ζ『うぇっへっへ、あたちがおんなばんせがーるとよばれるひもちかいぜー!』フンゾリ
|;;;;|; ,'っノVi ,ココつ『それにしてもデレさんはやんちゃすぎますよ……門下生片っ端からメッタメタですよ……』
( "ゞ)ノシ『まぁ、確かにこのままじゃ鍛錬に支障が出るな……おーいデレ、こっちきんしゃーい』フリフリ
ζ(゚ー゚*ζ≡≡『なんだくそおやじー! なめたくちきいてるとぶちころがすぞー!』トテテテ
( "ゞ)『ハッハッハ、なんてことはない、なんてことはないんだが……』
( "ゞ)┏┫『 不 破 爆 龍 牙 翔 脚 撃 ! ! ! 』ドギャギャァァァッ
≡≡≡≡ζ( ー ;*ζ『ばびろんっ!!!』ドパァァァッ
|;;;;|; ,'っノVi ,ココつ『えええええ何か物凄い技繰り出したぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
,
-
( "ゞ)『安心しろ、威力は軽トラが衝突してきた程度に抑えておいた……』コォォォォ
|;;;;|; ,'っノVi ,ココつ『事故じゃないですか! デ、デレさん大丈夫ですか、生きてますか!?』
ζ(゚ー゚;*ζ『いちち……な、なにすんだおやじー! なみの5さいじだったらしんでたぞー!』ガラガラ
|;;;;|; ,'っノVi ,ココつ『ピンピンしてる!! 並みの5歳児じゃなかった!!』
( "ゞ)『どうだ俺の不破爆龍牙翔脚撃は。視界に捉えることすら叶わなかっただろう』
ζ(゚ー゚;*ζ『い、いきなりふわばくりゅーがしょーきゃくげきされてよけれるわけねーだろーが!』
( "ゞ)『試合でそんな言い訳が通ると思うか? 気をつけていたら充分避けられる一撃だったぞ?』
ζ(゚ー゚;*ζ『ぐぬぬ……』
|;;;;|; ,'っノVi ,ココつ『何だこの親子の会話!? 怖いよ、怖いよおっかさーん!!』
(;=゚д゚)(めっちゃツッコむじゃんこの人……)
(;TДT)(何者なんだろうこの人……人なのかな……?)
-
( "ゞ)『いいかデレ、格闘家にとって一番の敵が何かわかるか?』
ζ(゚ー゚;*ζ『て、てき……? ばくだん……?』
( "ゞ)『そういう物理的なヤツじゃなく。格闘家の大敵、それは「慢心」だ』
ζ(゚ー゚;*ζ『まんしん……まりりんまんしん……』
( "ゞ)『余計な言葉を付け足すな。お前はなまじ力を付けたせいで、思い上がってしまった』
( "ゞ)『結果、俺の不破爆龍牙翔脚撃をモロに喰らった。本気の不破爆龍牙翔脚撃だったら飛び散ってたぞ』
( "ゞ)『調子に乗った結果がこれだ。それすらも喰らうようで、よく女版セガールだのほざけたな?』
ζ(゚ー゚;*ζ『うぐっ……』
|;;;;|; ,'っノVi ,ココつ(アレ喰らってピンピンしてる時点でめっちゃ凄いと思うけどなぁ……)
( "ゞ)『わかったか、お前は弱い。俺はもちろん、そこのマリントンよりもな』
|;;;;|; ,'っノVi ,ココつ『え、マジで!? 俺強ぇ!』
Σζ(゚ー゚;*ζ『なっ……』
-
ニヤニヤがとまらねぇ
支援
-
まりりんまんしんワロタ
-
( "ゞ)『確かにお前は力を持っている。だが所詮同年代の中で飛び抜けてる程度の話だ』
( "ゞ)『その程度の実力で満足しているようじゃ、お前の成長はそこどまりだ』
( "ゞ)『自惚れるな、天狗になるな。自分の弱さを認められないような阿呆に、強くなる資格は無い』スタスタ
ζ(゚ー゚;*ζ『あ……』アゼン
|;;;;|; ,'っノVi ,ココつ『ちょ、言い過ぎじゃないですか……? デレさん茫然自失ですけど……』ヒソヒソ
( "ゞ)『いいんだよ。デレは天才だ、あと数年で俺なんて踏み越えてゆく』
( "ゞ)『そんな逸材を、思い上がりなんてつまんない理由で腐らせるわけにはいかない』
( "ゞ)『大事に育てて、最終的に超えられる。それが父、そして師の役目だ』
|;;;;|; ,'っノVi ,ココつ『師範……』
( "ゞ)『それにしてもいいこと言ったな俺。今度すぽるとの収録で言お』
|;;;;|; ,'っノVi ,ココつ『うわぁ、台無しだ……』
( "ゞ)『あ、あとさっきはああ言ったがお前めっちゃ弱いから。佐々木健介の強さを1佐々木健介とすればお前は0,000……』
|;;;;|; ,'っノVi ,ココつ『わかってますよわかってますともチクショー!!』
ζ(゚ー゚;*ζ『……』
-
( "ゞ)『まぁ、所詮テンプレ3共にはあれが限界……』
お前もテンプレ3だろ
-
ζ(゚ー゚;*ζ(親父の不破爆龍牙翔脚撃……認識することすら出来なかった……)
ζ(゚ー゚;*ζ(強くなったつもりだった……同年代には負け無しだし、親父も簡単に越えてやるはずだった……)
ζ(゚ー゚;*ζ(何が超えるだ……私は親父の足下にすら辿り着いてないじゃんか……!!)ギリッ
ζ(゚ー゚;*ζ(私は弱かったんだ……マリントン以下だってのも、あながちハッタリじゃない……)
ζ(゚ー゚;*ζ(そうだ、私はいくら鍛えても弱いんだ……もう思い上がるのはやめよう、これからは……)
バ―――――――ζ(゚ー゚;*ζ(自分のことを虫より弱いと思い込もう……!!)――――――――ン
(;=゚д゚)『デ、デレちゃん大丈夫? なんかすげぇ技だったけど……』
ζ(゚ー゚;*ζ『……すいません、あたちはくそまみれのあぶらむしです……!!』
(;TДT)そ『 ! ! ! ? ? 』
,
-
【現在・東校舎1階・シラネーヨVSデレ】
\ζ(゚ー゚;*ζ/「そそ、そんなわけで現在の私は自分をサワガニ以下だと思い込むことに成功したのです!」デデーン
(;´ー`)つ「なぁぁぁぁぁんでやねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」ズバァァッ
ζ(゚ー゚;*ζ「すいません!」ペコペコ
(;´ー`)「いやいやいやいや、そういうことじゃネーだろーヨ!!
お前の親父が伝えたかったことは自分を虫以下だと思えってことじゃネーだろーヨ!!」
ζ(゚ー゚;*ζ「すいませんすいません!」ペコペコ
(;´ー`)「要は油断しちゃダメだヨーってことだろ!? 拡大解釈しすぎだヨ!
大体何で虫なんだヨ!? 話の中に虫1匹も出て来てネーヨ!」
ζ(゚ー゚;*ζ「すいませんすいませんすいません!」ペコペコ
(;´ー`)「くっそ、手応えが無い!」
-
マジかよ、不破がこうなった原因って単純に不破の勘違いじゃねぇかよ!!
どうすんだよ不破デルタ! お前の説教、娘に全く伝わってねぇぞ!?
その結果がこのモンスターだよ! ふざけんな不破デルタ! サインください! 2枚!
ζ(゚ー゚;*ζ「と、というわけで私程度じゃ相手にならないかもしれませんが、全力で挑ませていただきます! 押忍!」ビシッ
(;´ー`)「くっそ、色々とやりにくい!」
自信なさげに眉毛をハの字にしながら、不破は気合いを入れ直した。
ヤベェ、疑問は解決したけど目の前のピンチは全くもって解決してねぇ!
いくら自己評価がサワガニでも、彼女は最強の遺伝子を持つ天才格闘家だ。
歯医者だったジジイの遺伝子を持つ俺程度じゃまともに太刀打ち出来るわけない。
(;´ー`)(……こうなったら、またステップワゴンに頼るしかネーか……)ガサゴソ
不破に悟られないように、キーの入っているポケットを片手で探る。
さっき沢近に地獄を見せた最狂奥義、ひき逃げ(未遂)。
もう不破を止めるにはアレしかない! 不破なら車も止めちゃう気がするけど!
(;´ー`)「……あれ……? キーが無い……?」ガサゴソ
ヽζ(゚ー゚;*ζ「す、すいません……お探しの品はこれでしょうか……?」チャラッ
(;´ー`)そ「ほわっ!?」ビクッ
-
(;´ー`)「え、何で俺の鍵がそこにあるの!? 手品!? イリュージョン!? メンタリズム!?」アワアワ
ζ(゚ー゚;*ζ「す、すいません……さっき腕関節を極めた隙にスらせていただきました……」
(;´ー`)「あの間に!? お前意外と手癖悪いのな!」
不破の掲げた右手の先には、俺の車のキーが軍艦巻きのキーホルダーと共に揺れていた。
何てこった、痛すぎてスられたことに全く気がつかなかった! どんな手口だ!
ζ(゚ー゚;*ζ「こ、このキーで私の心臓を突き刺すおつもりだったんですね……おそろしや……」
(;´ー`)そ「そんなつもりはなかったヨ!?」
∠ζ(゚ー゚;*ζ「そ、そんな恐ろしいキーは、すいませんがこうしちゃいます……セイ!」ベキャッ
(;´ー`)そ「折った!! え、待って、鉄だヨ!? 何で片手で折っちゃうの!?」ビクッ
ζ(゚ー゚;*ζ「す、全ての物質には『坑(アナ)』がありまして……人で言うところの急所ですね……。
その『坑(アナ)』に適当な力を込めれば、破壊出来ない物質は無いとお父さんが……」
(;´ー`)「わけわかんない専門用語を使うな!!」
-
ζ(゚ー゚;*ζ「す、すいません……でも生徒相手にステップワゴン使おうとしてくる方が悪いんですからね……」
(;´ー`)「くっそ、ぐうの音も出ない!」
マジっすか、俺のステップワゴンのキー真っ二つにされちゃいましたけど!
どうすんだよ、週末家族で湘南までドライブする予定だったんだぞ!? 家族間の思い出を返せ!!
ζ(゚ー゚;*ζ「と、とにかく……これで先生の切り札は無くなりましたね……」ザッ
(;´ー`)「うぐっ……!!」
キーの残骸を投げ捨てると、構えを保ったまま不破が接近してきた。
ステップワゴンは俺にとって唯一厨二と互角に渡り合える秘密兵器。それが封じられた。
最悪だ、肉弾戦最強の不破を倒さなきゃ先に進めない上に、武器も無い。
(;´ー`)「くっそ……せめて説教が使えれば……」ギリッ
ζ(゚ー゚;*ζ「す、すいません……説教はいくらでもしていただいて構いません……」
更に、更に最悪なことに。
-
ζ(゚ー゚;*ζ「ただ、それで能力が消せないってだけですから……」
(;´ー`)「……わかってるヨ、バカヤロー……!!」ギリッ
不破に、『能力』は通じない。
,
-
−東校舎・3階−
/ ゚、。;/「能力を、使えなくする……!?」
(゚、゚;トソン「ええ、認識、すなわち視界の中にいる全員の能力の使用を封じる。
それが不破さんの能力、『人類一斉初期化(エンターノーマライズ)』です」
/ ゚、。;/「エ、『人類一斉初期化(エンターノーマライズ)』……」ゴクリ
ハハ ロ -ロ)ハ「エヴァでも見ながら能力名考えたんデスカネ」
(゚、゚;トソン「彼女によって私は能力を剥奪され、接近戦でズタボロにされました。
挙げ句レズにされるとか……くっ、自伝にも書けませんよこんなエピソード……」
/ ゚、。;/「あれ、でもおかしくない? 伊藤さんは不破さんの認識内で普通に頭にクナイぶっ刺してたけど……」
(゚、゚;トソン「不破さんが選んだ対象は認識内でも能力が使えるみたいです」
ハハ ロ -ロ)ハ「ナルホド、決してムリヤリ辻褄合わせたワケでは無いんデスネ」
へ( ^Д^)へ「ムリヤリ辻褄合わせたワケでは無いんデスネ(震え声)」
-
/ ゚、。;/「ヤ、ヤバいじゃん……不破さんには私達の能力が通用しないってことでしょ……!?」
ハハ;ロ -ロ)ハ「ソレどころか、Mr.シラネーヨの説教すら効きマセン。能力が消せない限り、洗脳も解けマセン」
(゚、゚;トソン「その上不破さんは地上最強のムスメ。能力無しで彼女に勝つなんて照英でも出来ません」
ハハ;ロ -ロ)ハ「Oh……!! 照英がダメなら、地球上で彼女に勝てる人間なんていないジャナイデスカ……!!」ゾッ
/ ゚、。;/「そうかな!? 照英の強さってそれほどのもんかな!?」
(゚、゚;トソン「とにもかくにも……非力な私達が加勢したところで、不破さんに勝てるとは思えません……」
ハハ ロ -ロ)ハ「……」/ ゚、。;/
へ( ^Д^)へ+「だが、仮に俺が加勢したらどうなると思う?」プキラーン
(゚、゚;トソン「……ですが、1つだけ……可能性程度の策ならあります……」
ハハ ロ -ロ)ハ「!!!」/ ゚、。;/
へ( ^Д^)へ「そうだよね、どうにもならないよね。あーあイタリア人になりたい」
-
プギャーのこのテンションが懐かしい
-
(゚、゚;トソン「さっき洗脳されてる時に、2階で『あるもの』を見つけました。それを使えば、あるいは……」
へ( ^Д^)へ「あるものって何かな? ヒトコブラクダを安楽死させる薬かな?」
(゚、゚;トソン「ですが、それはあくまで可能性。確固たる確証も無い今、それに賭けるのはあまりにもリスクが……」
へ( ^Д^)へ「かけると言えば、みんな目玉焼きに何かける? 俺はオーロラソース!」
ハハ ロ -ロ)ハ「……可能性がアルというダケで、動く理由としては充分デス……」
/ ゚、。;/「教えて都村さん……私達は何をすればいいの……!?」
(゚、゚;トソン「……ですが……」
ハハ ロ ーロ)ハ「no probrem。アイニク、分の悪い賭けならワタシ達の得意分野なんデスヨ」ニヤリ
/ ゚、。;/「この非常識で不愉快な世界を終わらせるためなら、私は何でもしてみせる……!!」グッ
(゚、゚;トソン「……ハローさん……鈴木さん……!!」ジーン
へ( ^Д^)へ「あーあ、親父がシュワルツネッガーだったらなぁ〜」
-
支援
デレたんハアハア(変わるの急激すぎるだろwwwww)
-
(゚、゚;トソン「……わかりました。お2人の命、私に預けてください!」
ハハ*ロ -ロ)ハb「OK! これから我々2人はトソンサンのメスドレイとして生きていきマス!」ズビシ
/ ゚、。;/「そこまで委ねなきゃなんないの!? だったら私1抜けた!」
(゚、゚;トソン「そこまで求めてませんよ!!」
へ( ^Д^)へ「うーんそろそろ自由が恋しいなー。誰かクナイ取ってくんね? キスしてあげるから」
(゚、゚;トソン「ま、まぁとにもかくにも説明しますよ……。
まずお2人にわかっておいてほしいのは、我々の敵は不破さんだけではないということです」
ハハ ロ -ロ)ハ「ワカッテマスヨ。真の敵は混迷化する現代社会ってことデショウ?」
/ ゚、。;/「わかってない! 4階にいるもう1人の『最強』のことだよね?」
(゚、゚;トソン「そうです……不破さんが『能力無し』で最強ならば、彼女は『能力あり』で最強……」
/ ゚、。:/「……伊藤さん……!!」
へ( ^Д^)へ「よし決めた。俺は壁として余生を過ごす」
-
【 4階 】
''(>、<*川「……ひくしゅんこっ!!」ズビシュ
,,('、`*川「ひぇー、風邪ひいちったかな……ペロペロしすぎて免疫力が低下したかな……」ズビー
('∀`*川「それともアレかな、うら若き乙女達がペニサスさんに蹂躙されたいっすわーって噂してんのかな……イヒヒ……」ニヤァリ
('、`*川「……ぅおっといけない、甘美な妄想(ヴィジョン)に浸ってる時間はなかった……」ハッ
('、`*川「それよりも、今のワタシにはやらなきゃなんないことがある。そう……」
┗('∀`*川┓≡≡≡「目の前の☆最愛天女☆ハイィィィンをとっ捕まえないとねっへぇぇぇぇぇぇぇっ!!
ウヘヘヘヘ待って待って溶け合おう1つの生命体になろうフュ――――――――ジョン!!!」ダダダダダ
≡≡≡┏从;゚∀从┛「うわぁぁぁぁぁ山姥だぁぁぁぁぁっ!!!」ダダダダダ
【ハインVSペニサス】
,
-
立派な壁になれよプギャー
-
【从 ゚∀从side】
山姥。日本古来より伝わる、深山に棲んで人を食らうとされる鬼女。
それが今、俺の背後にいる。逃げても逃げても、俺を喰らわんと追いかけてくる。
伝承と違うのは、俺を性的な意味で喰らわんとしていることのみだ。
('、`*川≡≡≡「ふぁーん、何で逃げんのぉーっ!? こんなに愛してるのにっひぃーっ!!」シュババババ
≡≡≡从;゚∀从「そんなにもサイコだから逃げ惑ってんじゃろがぁぁぁぁぁい!!」シャババババ
('、`*川≡≡≡「サイコ……再婚……!? やぁだハインったら私達は初婚じゃなーい☆ウフ☆」
≡≡≡从;゚∀从「くっそー、どうやら言語が違うようだ!!」
山姥の正体はペニサス伊藤。俺の幼なじみでもある痴女だ。
何でも俺のことがずっと好きで、その気持ちを14年間隠してたんだってよ。
そんだけ隠したなら隠し通せよ! 何を開き直って必要以上に解き放っちゃってんだよ!
どーすんだレズに対する間違ったイメージ生まれちゃったら! 常識的なレズの皆様に怒られるぞ!
-
('、`*川≡≡≡「いやぁ、しかしたまには鬼ごっこもいいもんね。
ハインのバックショットを存分に鑑賞出来るしね。おっとヨダレが」ジュルゥリ
≡≡≡从;゚∀从「ハァハァ……ごっこじゃねぇよ、お前は既に性欲の鬼だよ……!!」ゼェゼェ
先生達と分断され、俺がこの狂戦士とマンツーマンになってからウン十分。
そこから今に至るまで、俺はずっとこんな感じの逃走劇を続けている。何ハラスメントだよ。
つーかよく俺も気が触れてねぇよな! 常人だったらとっくにイカレてるぞ!
('、`*川≡≡「つーかさー、いい加減そろそろレズになる気無いー? 一旦でいいわよ一旦で」
≡≡从;゚∀从「なんねぇよ!! 大体なったらなったでお前レズの俺引き連れて先生殺しに行くだろ!!」
('、`*川≡≡「否。ただ殺すだけでは飽き足らぬ、この世の全ての辛苦を味わわせた上で殺すのだ」
≡≡从;゚∀从「急にどうしたんだよ!! 怖いよ誰だよ!!」
('、`*川≡≡「そのような些末なことは取るに足らず。さぁ我の舌技の贄となれペロペロペロペロ」
≡≡从;゚∀从「そのキャラのまま追っかけてくんなぁぁぁぁぁ!!!」
-
逃げる不良、追う巨乳。正直メンタルはち切れそうだが、俺は捕まるわけにはいかない。
なんせ伊藤の目的は『先生を倒し、何の邪魔も無くなった状態での俺とのレズプレイ』。
俺が先生を愛してることが許せない伊藤は、先生を倒さなければ気が収まらないという。
俺が負けたら伊藤は下の階に行ける。それすなわち、先生に伊藤の魔の手が伸びるということ。
だから俺は止まれないんや! 俺の貞操には先生の命がぶら下がってるんや!
だがしかし、そうこう言ってる間に俺の体には異変が起きていた。
≡≡≡从;゚∀从(クッソ、やべぇ……呼吸が……!!)ゼハーゼハー
息が続かない。吸っても吸っても苦しいだけだし、頭も痛くなってきた。
そりゃそうだ。いくらスタミナの祭典との呼び声高い俺と言えども、朝から不眠不休で現在明け方5時近く。
その上で現在のダッシュ。こんだけの負荷をかけられて、限界が来ない訳が無い。
('、`*川≡≡≡「ハインが息を荒げている……すなわちこの空間にはハインの吐息が満ちている……!! スゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」
≡≡≡从;゚∀从「畜生ぉぉぉぉぉ色んな意味で気持ち悪ぃぃぃぃぃ!!!」
一方、俺の背後のもののけは走りながら息をめっちゃ吸うという荒技を見せていた。
俺と同じ時間走り続けてなおかつ大暴れしてるというに、汗1つ垂らしてすらいねえ。
勿論、普段のコイツにこんな持久力あるわけがない。全て『能力』の効果だ。
('、`*川≡≡≡「てか、もう諦めたらどーよ? 『スタミナ×100』の私から逃げ切れるワケ無いんだし」
≡≡≡从;゚∀从(……『人間計算機(モンスター・カリキュレーター)』……!!)ハァハァ
-
『人間計算機(モンスター・カリキュレーター)』。人間でありモンスターでもある伊藤にピッタリの能力名だ。
伊藤は自他問わず人のパラメータを操れる。それこそ人の限界を超えられるくらい。
それによって、現在伊藤のスタミナはいつもの100倍となっている。
伊藤のスタミナ100倍というと、多分照英の5倍くらいだ。
≡≡≡从;゚∀从(……てか、アイツ……楽しんでやがる……!!)
伊藤の能力ならスピードを増加させたり、なんなら俺のスピードを減らしたりも出来る。
なのに伊藤はそれをせず、ただ俺の体力が底をつくのを舌なめずりしながら待ってやがる。
猫の狩りの仕方かよ! 普段はタチなのに性格はネコなんですね、ってか! 死ね!
从;゚∀从つ(こうなったら……真っ向勝負だ……!!)キキーッ
('、`*川≡≡≡「ほ?」
俺は走るのを一旦やめ、猪みたいに突っ込んでくる伊藤の方に手をかざす。
逃げ切れねぇならここでぶっ潰すまでだ! シラネーヨ組の特攻隊長ナメんなよ!
从#゚∀从つ「そんなに舐めたきゃ床舐めてろや!! プラマイグラビ……!!」バッ
⊂('、`*川≡≡≡「はい、『《重力±》の効果×0』っと」フッ
≡≡≡┏从;゚∀从┛「まぁそうなりますよねぇぇぇぇぇっ!!」ピューッ
-
('、`*川≡≡「いやぁ、別に受け止めても良かったんだけどねぇ。重力プレイとか斬新やん」
≡≡┏从;゚∀从┛「なんで俺はこんなヤツに苦戦を強いられているんだ!」
ちくしょぉぉぉぉぉ!! 俺の重力攻撃が出す前からなかったことにされたぁぁぁぁぁっ!!
重力攻撃がこんな簡単にあしらわれていいのか!? 否!! 重力は全国の厨二の憧れでなければならない!!
だというのにこのITかぶれはぁぁぁぁぁ!! エンターキー叩く時にカッコつけんなやぁぁぁぁぁっ!!
≡≡┏从;゚∀从┛(くっそ……このままジリ貧になるまで逃げるしかねぇのかよ……!!)トタタタ
('、`*川≡≡「うふふぅ……万事休すって感じぃ……?」シュタタタ
『重力±』が通じない以上、今の俺は伊藤から逃げることしか出来ない。
だが、いつまでも逃げ切れるワケが無い。そのうち伊藤に捕まってアッーだ。
どっからどう見ても詰んでやがる。さっきから脳内で華原仁美の『あきらめましょう』が永遠リピートしてやがる。
そんな八方塞がりの俺を見て、背後の色魔がポツリと囁いた。
('、`*川≡≡「ねぇハイぃン、焦ってるでしょう……? 焦ってる時の汗の匂いよぉ……?」クスクス
≡≡从;゚∀从そ「え、お前俺の匂いで焦ってるかわかんの!? キショッ!!」
('、`*川≡≡「もう諦めてもいいんじゃないのぉ……? アンタは充分頑張ったって……」
≡≡从;゚∀从「……」
-
例えば。今諦めれば、俺はあらゆる苦痛から解放されるだろう。
('、`*川≡≡「これ以上頑張って何なのぉ? 私に勝てない以上、この苦しみは終わんないのよぉ?」
≡≡从;゚∀从「……」
伊藤は、俺が自分の意志で屈しない限り、その底無しの体力でいつまでも追ってくる。
だが俺が一言「参った」と言えば、伊藤は喜び勇んで俺の百合っ気をMAXに上げるだろう。
俺が先生の為に諦めないのが気に食わないのだから、俺が諦めればレズにしない理由がない。
('、`*川≡≡≡「辛いでしょ、キツいでしょ? もういいのよ、全部忘れてイチャイチャしようぜ」
≡≡从;-∀从「……」
そうなれば、めでたく相思相愛ラブラブ百合カップルの出来上がり。
俺は伊藤にメロメロになり、今俺を悩ましている全てを忘れることが出来る。
そう、全て。能力のことも、体力のことも。そして、下で戦ってる―――。
,
-
た
('、`*川≡≡≡「さ、言っちゃいな? 『先生のことは忘れる』ってさ……」
―――先生のことも。
≡≡≡从#゚∀从「バ―――――――――――――――――――ッカ!!!!!」クワァァァッ
Σ('、`;*川≡≡≡「ぁいや!?」ビクッ
,
-
た≡≡从#゚∀从「バカか、お前はバカか!! イタリア人っぽく言えばヴァッカーカ!!」プンスカプップー
('、`;*川≡≡「あらやだ、怒らせちゃった? あぁん、怒り方もキューティ……」アタフタ
≡≡从#゚∀从「お前はアレだな! 14年も一緒にいるのに俺のことをこれっぽっちも理解してねぇな!!」
('、`;*川≡≡「なっ……」
≡≡从#゚∀从「いいかバカ! 俺が頑張ってんのはなぁ、全部『好きな人』のためだ!」
('、`;*川≡≡「好きな人……? それって、ま、まさか……!!」トクン
≡≡从#゚∀从「先生に決まってんだろ! 何を期待してんだ!」
≡≡从#゚∀从「よく聞け、俺は先生のために能力を手に入れた! 先生のために強くなった!」
≡≡从#゚∀从「そして何より、先生に再び仕えるために同じ時代に生まれ変わった!」
≡≡从#゚∀从「わかるか!? 俺は俺のためじゃねぇ、先生のために頑張ってんだよ!!」
≡≡从#゚∀从「それが何だ、先生を忘れろだぁ!? 無理だよ、死んでも忘れらんなかったんだからな!!」
≡≡从#゚∀从「前世から繋がる俺と先生の絆!!
『たかが14年』の関係で打ち消せると思ってんじゃねぇよぉぉぉぉぉっ!!」ババァァァン
( 、 ;*川≡≡「――――――――――っ……!!!」
-
能力のことも、体力のことも。全ての懸念事項をほったらかして、俺は叫んだ。
先生を忘れられるわけねぇだろ。お前は呼吸の仕方を忘れろって言われて忘れられんのかよ。
先生は俺の全てだ。守れと言われたら守るし、しゃぶれと言われたら嬉々としてしゃぶる。
そんな絆を断てとか、いくら幼なじみでも許さんぞ! このセクハラホルスタインが!
( 、 ;*川≡≡「……逃げながら言っても何も格好良くないわよ……」パタタタ
≡≡从;゚∀从「うるせえ! 俺自身が一番よくわかっとるわ!」デデデデ
ま、啖呵切ったところで事態は何も好転してないんですけどね!
むしろ声張り上げたから喉がめっちゃ渇いてきた! 給水ポイントねぇのか!
≡≡从;゚∀从(クッソ、伊藤もちょっとはスピード緩めろっつーの……!!)
( 、 *川≡≡「……」
≡≡从;゚∀从(こうなったら覚醒するしかない! 見てろよ、俺自身が『重力±』になることで……!!)
( 、 *川「……」ピタッ
≡从;゚∀从そ「ぁおい!?」ズザーッ
-
冷静に考えるとハインもなかなか気持ち悪い
-
今まで喜色満面の笑みで追っかけてきた伊藤が、不意に足を止めた。
おいおいどうした、逃げなきゃならんのにびっくりして俺も止まるというポカやらかしちゃったじゃないか。
从;゚∀从「い、伊藤ーぅ? どうした伊藤ーぅ、行っちゃうよーぅ……?」オソルオソル
( 、 *川「……」シーン
俺が声をかけても、伊藤はうつむいたまま微動だにしない。
今までの伊藤だったらキャーハインの声ーとか言って狂喜乱舞してるはずなのに。
逆に怖ぇよ、今までが「動」の恐怖ならこれは「静」の恐怖だよ。
从;゚∀从そ(……待てよ……? これもしかしたら「行きなさいよ」のパターンじゃねぇの!?)ピーン
そうだ、なんかこういうパターンどっかの漫画で見たことある!
これアレだ、仲の良い2人が戦うも、情に負けて逃がしてしまうパターンだ!
そんで逃がした後、「上手くやんなさいよ……」って1人静かに涙流すパターンだ!
そんでなんやかんやで裏切りがバレて大ボスに始末されて、その死が俺を怒りによる覚醒へと導くパターンだ!!
::从;゚∀从::「い、いとぉう……!! ただの淫売だと思ってたが、なかなか情のある淫売だったのな……!!」ジーン
( 、 *川「……」
≡≡≡┏从;゚∀从┛「よっしゃ、お前の粋はしかと受け取った!! お待ちなすって先生ぇぇぇぇぇっ!!」シュタタタタ
( 、 *川「……」
-
【('、`*川side】
≡≡≡┏从;゚∀从┛ ベルモットサマァァァァァ
( 、 *川「……」
―――好きな人の背中が、どんどん小さくなってゆく。
彼女が向かう場所は、何よりも、誰よりも大切な、先生の場所。
『たかが14年』の付き合いの私とは比べものにならないくらい大切な人の場所。
( 、 *川「……」
私は変態だ。レズビアンかつペロリスト、それに加えてハーレム願望。それが私の本性だ。
その本性を、私は14年間完璧に隠し続けてきた。『クールな優等生』を演じ続けてきた。
何のため? 言うまでもない、ハインに気味悪く思われないために他ならない。
嫌な奴と思われてもいい。ただ、恋心を知られて距離を置かれたら、私は生きていけない。
大好きな幼なじみとの『腐れ縁』という関係を保ちたい一心で、私は彼女を騙し続けてきた。
( 、 *川「………おかしくない……?」ボソッ
その結果が、この仕打ちだ。
-
::( 、 #*川::「たかが14年って何よ……小学生が就職するくらいの年月よ……!?」プルプル
叶わない恋だなんてとうの昔に理解してた。それでいいと思ってた。
::( 、 #*川::「てか、前世って……! 気持ち悪い、何でヤンキーがそんなリスカ女みたいな厨二妄想しちゃってんの……!?」ブルブル
誰よりもハインと長い付き合い。その事実だけで充分だった。
::ヽ( 、 #*川::「……『人間計算機(モンスター・カリキュレーター)』、ディスプレイ集合……!!」ブォン
例えハインが誰かを好きになっても、私の方がハインと過ごした時間が長い。それだけで良かった。
::( 、 #*川::「『戦闘要項(バトルファクター)』ON、……『重力負荷』、常時×0……!!」カタカタカタカタ
その事実だけは揺るがないって、信じてた。
::( 、 #*川::「ハイン……好き、好き好き好き……好き好き好き好き好き、好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き……!!」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
―――なのに。
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『てめぇを倒して先生への手土産にしてやんよ……!!』
『俺は前世から先生に仕えることが決まってんだから』
『まぁお前に会う以前に、前世で俺と先生は逢ってるけどな』
『嫌がる女の脳味噌弄くって惚れさすような奴に、ハインはやらん!』
『―――――たかが14年―――――』
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ふ ざ け ん な ――――
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【从 ゚∀从side】
从;゚∀从「……んあ……?」ピタッ
何かに呼ばれた気がして、ふと後ろを振り返る。
この距離じゃ伊藤の声も届かないってのに何だろう。幻聴か?
どうやら脳内の酸素が限界みたいだ。こりゃ先生に口移しで補給してもらいませんとな!
≡≡┏从;゚∀从┛「ハッ!! そぉぉぉぉぉうだ先生だぁぁぁぁぁっ!!」バビューン
そうだ、幻聴なんざに足止め食らってる時間は無ぇ!
俺は今すぐ先生のもとに向かわなきゃなんねえんだ! コンマ1秒も無駄に出来ねぇんだ!
とにかく今は走る! そのためなら酸素だろーが窒素だろーがいくらでもくれてやらぁ!!
≡≡≡┏从;゚∀从┛「よぉぉぉぉぉっしゃ階段発見じゃぁぁぁぁぁっ!!」
そうこうしてる間に、俺の目に下階へと続く階段が飛び込んできた!
ぃよっしゃあ待ってて下さい先生! 間もなく貴方のナイトが馳せ参じます!!
今頃俺を心待ちにしてくれているであろう先生のため、俺は階段を降り―――
Σ从; ∀从≡≡≡「っばんなっ!!」バッチーン
―――ようとして、見えない力に弾き飛ばされた。
-
从;゚∀从ゞ「痛っ……ちょ、通れねぇじゃねぇか! 痛っ!!」ヒリヒリ
何も無い空間に猛烈に打ちつけた鼻をさすりながら、俺はもう一度階段に手を伸ばした。
確かに何も無い。何も無いのに、まるで壁があるがごとく手が進まない。
今の俺を大道芸人が見たら、新進気鋭のパントマイマーとしてスカウトしにくることだろう。
从;゚∀从「てか何だよ伊藤……『行きなさいよ』じゃなかったのかよ……嘘つき……」
この見えない壁が取っ払われるのは、その階の戦いに決着がついた場合のみ。
つまり下階に行けないってことは、伊藤がまだ負けを認めていないってことだ。
じゃあさっきの無言の敗北感は何だったんだ! 俺ジーンってなっちゃったじゃねぇか!
从;゚∀从(クソ、てことはやっぱり伊藤倒さなきゃなんねえんじゃん……ぬか喜びさせんなよ……)
「……………」
从;゚∀从(しゃあない、今は隠れて体力回復しよう……伊藤も撒けたわけだし……)
「………ィィィィィ…………」ド
从;゚∀从「チッ、また幻聴かよ……どうせなら先生のボイスでウィスパーしろよ……」
「……ィィィィィィィィィィン………!! ………ィィィィィィィィィィィィィィィ……!!」ドドドドド
从;゚∀从「……あれ? 幻聴どころか幻覚まで……」
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┗( 々 #*川┓≡≡≡≡≡「ハアアアァァァァァッイイイイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!
スキスキスキスキスキシュキシュギジュギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッ!!!!!」ドドドドドドドドド
从;゚Д从「おおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!??」
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