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( ^ω^)思いの向こう側のようです+落書き投下のようです
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ブーンが冷や汗を流しながら、これは早急に後方に行かねばと焦る。
ギコも弟者も、そしてブーンも格闘技に精通している為、相手を見て避ける、という基本の動作が出来る。
しかしそれは訓練しているからであって、何の心得もない人は、攻撃に対し避ける動作を行えない。
不測の事態に脳が反応せず、体が機能しないのだ。
大抵の場合、頭を守るように手を顔の前に出してしまう。
これは生存する為の本能だ。
それが正解の時もあれば、逆に不正解の時もある。
上から何か重い物が落ちてきた場合、腕を出した所で潰されてしまう。
今の蜘蛛の一撃を見る限り、避ける行為が正解なのだが。
後方にいる全員、それを出来るとはブーンには思えなかった。
慌てて見やる。
ドクオが何か兄者に言い募っているようだが、兄者は下を向いたまま苦悶の表情を浮かべ。
その目の前では、蜘蛛がぎしぎしと音を立てて、首と手に掛かるチェーンを引き剥がそうとしていた。
(;^ω^)「やばいお…!!」
何を言い合っているのかは分からないが、とにかく急がなければならない。
一歩踏み出そうとした瞬間、両足を何かが払いのけた。
Σ(;゚ω゚)「ぐえっ!」
不意な攻撃に思い切り虚をつかれ、ブーンは後ろにひっくり返る。
慌てて受身を取り、頭をぶつける事だけは免れた。
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