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( ^ω^)思いの向こう側のようです+落書き投下のようです
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( ,,゚Д゚) 「…弟者、お前もう少し冷静だと思っていたが」
(´<_` )「冷静ですよ、充分」
('A`)(どこがだよっつの)
今日の弟者の様子は明らかにおかしい。
無表情もここまで来ると天晴れなものだが。
ドクオが抱く弟者の通常の姿は、そっけないがきちんとした奴、だ。
だが今は、何かに苛立ち、何かに必死であるように見える。
('A`)(…原因なんか、兄者以外ないんだろうけどさ)
双子の兄を守り抜く、過保護の中の過保護。
それが流石弟者である。
ドクオはそうなる理由を知らないが、弟者の琴線に触れる何かがここに来るまでにあったのかもしれない。
それが原因で武器が炎を纏ったのだろう。
全て憶測であるし、弟者にそれを聞く事は憚られるが、きっとこの考えは間違いではない。
兄を守るためならなんでもする弟だ。
(;'A`)(…何もなきゃいいんだけど)
弟者の強さは折り紙つきである。
何せ格闘技界で最強の名を欲しいままにし、結婚して引退した後も各地で名前が挙がる、あの流石母者の息子であり、
スポーツ特進には無いはずの少林寺棍術で、特別推薦枠を設け入学しているのだ。
運動はからきしのドクオにとっては、どれだけ凄いのかもうよく分からない所に弟者はいる。
そんな弟者も、兄者の言う事だけはするりと聞く。
兄者は言わば、弟者のストッパーなのだ。
彼がやめろと言えば弟者は止まるし、彼が行けと言えば弟者は迷いなく突っ込む。
ドクオよりも体の弱い彼がその役を担うのは些か酷だろうが。
ここに来るまでに体力を使いすぎた兄者は、先程からベッドに横たわっている。
ドクオが見ると、そのベッドの縁に座る弟者が、兄者の肩まで上掛けを掛けてやっていた。
本当に、何もなければいいのだが。
もう一度小さくため息をついたドクオに、兄者も弟者も気が付かなかった。
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