したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

( ^ω^)百物語のようです2012 in創作板( ω  )

17名も無きAAのようです:2012/08/19(日) 23:11:04 ID:amtZrtY60

川;д川「…た、ただいまー」

<お帰りー遅すぎー

川;д川「ご、ごめん。描いてたら遅くなったから」

そう言ってキッチンへ向かうと、母は揚げ物をしていた。

川;д川(…あれ?)

揚げ物をしている途中に、母がキッチンを離れたりするだろうか。
母の傍には既においしそうに揚がっているお肉がたくさんある。

川;д川「ねー、おかん」

J('ー`)し「なに?」

川;д川「さっき庭か、玄関に居なかった?」

J('ー`)し「カーチャンはずっと、帰りの遅いあんたのためにご飯を作っていましたよ」

川;д川「……ごめん」

J('ー`)し「お父さんもまだ帰ってないんだけどね、分かったら早く制服脱いで来なさい」

川;д川「わかった」

そう言って笑う母が着ていたのは、紺色のTシャツだった。


川д川「ごちそうさまー」

晩御飯を食べ終えた私は、玄関のはき掃除をしている母にそう言うと二階の自室にこもった。
そして、先ほどのアレは、私が見間違えたものである、と結論を出した。
きっと絵の描きすぎで目が疲れていたのだ。
そう考えるのが、一番自然だった。

<ただいまー

下で父の声がした。

お帰りなさい
母がそう返事しようとしたのは遮られた。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板