[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
从 ゚∀从は鋼鉄の処女のようです Яeboot
780
:
執筆チーム
◆fkFC0hkKyQ
:2012/12/06(木) 21:02:39 ID:my4FaQC60
※ ※ ※ ※
――酸性の雨霧の中、ぼんやりと浮かび上がるのは、妙に幾何学的な建物の屋根々々だ。
高さも外観も不揃いなそれらは、かつては研究施設か何かだったのだろう。
隆起したアスファルトや、倒壊したコンクリ壁の間、丁度洞穴(ほらあな)のようにして空いた空洞に蓋をするかのように、
そのフェンスの威容は聳え立っていた。
第八特別狩猟区。
長い年月を酸の雨に晒された為、錆が浮き、所々が溶解したそれの前には、
銀色の防護服に身を包んだ門番が二人、アサルトライフルを構えて両脇を固めている。
('A`)「おい、特別狩猟区ってどういう事だ?」
促されるままにジープを降りた俺に、タナカは意味ありげに微笑むだけで答えようとはしない。
荷物を纏めて雨の中に踏み出した俺達を認め、見張りの防護服達がその銃口を向けた。
〔:◎:〕「動くな。両手を頭の後ろへ。今からそっちへ行くが、妙な動きはするなよ」
o川;゚ー゚)o「な、なに……?」
从 ゚∀从「……」
戸惑いを浮かべるキュート。僅かに目を細めるハインリッヒ。
そんな二人とは対照的に、訳知り顔のタナカとその秘書官。
防護服のうち一人がこちらへ向かって歩きだすと同時、雨の音に紛れて微かなモーター音が周囲の廃墟から聴こえて来る。
目だけを動かして確認すれば、そこここの瓦礫の陰から、幾つかのレンズの鈍い照り返しが見えた。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板