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从 ゚∀从は鋼鉄の処女のようです Яeboot
61
:
◆fkFC0hkKyQ
:2012/07/26(木) 09:28:22 ID:pisun.Qw0
#track-4
――吹きすさぶビル風が背筋を震わせて、思わず両手に息を吹きかける。
吐きだしたそれが白い色に染まっているのに、少なからずの驚きを覚えて、空を見上げる。
光化学スモッグに覆われた、万魔殿外周区の空は、相も変わらずどんよりと曇り、その向うにある筈の星の輝きも見当たらなかった。
('A`)「そろそろ、雪が降り出すかね」
視線を前に戻して、崩れかけたコンクリート壁に背中を預ける。
ひんやりとした感触がコート越しに伝わり、反射的に首をすぼめた。
从 ゚∀从「ヒマワリネットによれば、もう三日ばかり先だという事だ」
('A`)「今年もあの黒いのを見るのかと思うと、それだけで滅入っちまうね」
从 ゚∀从「メンテナンスの回数も増えるな」
('A`)「……やんなるね」
足元の暗視ゴーグルを取り、建設途中で放棄されたマンションの廃墟を見渡す。
三時間前から何度同じ動作を繰り返した事だろうか。
こうも動きが無いと、集中力が途切れて余計に寒さが気になる一方だ。
('A`)「本当に、来ると思うか?」
从 ゚∀从「ビッグ・ダディの弁を信じるなら、ここが取引場所と見て間違いない。
少なくとも張り込むポイントの座標を間違えた訳ではないことだけは確かだ」
从 ゚∀从「「誰かさんと違って、私が地図を読み間違えるようなことは決してないしな」」('A`)
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