[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
从 ゚∀从は鋼鉄の処女のようです Яeboot
488
:
執筆チーム
◆fkFC0hkKyQ
:2012/09/18(火) 18:07:01 ID:xtON.OOM0
――あれは確か、荒巻屋のショバ代の取り立ての時だ。
子供騙しの幽霊屋敷で気絶したヒッキーを抱えて、夜の街を事務所に向かって走ったっけ。
幽霊など居るわけもないのに。
馬鹿みたいにブルって。
必死になって、全力で、死に物狂いで駆け抜けたものだった。
<ヽ●∀●>「――あの頃から、馬鹿なまんまだぜ」
若かった。
あの頃は、必死だった。
兎に角、体当たりだった。
それで、何とかなると思っていた。
何時からだ。
それだけで、何とかなるものじゃないと、思い知ったのは。
川 ゚ -゚)「シッ!」
大鎌の切っ先が、ニダーのトレンチコートの裾を切り裂く。
脚がもつれて、転びそうになる。
<;ヽ●∀●>「チィッ――!」
何とか立て直して、彼は前を見据える。地響きが、どんどんと近くなってくる。
“目指す先”まで、後少し。だが、もう若くない。
<;ヽ●∀●>「ハァ…ハァ…クソったれ……」
あの夜。
事務所に帰りついてからポケットを漁ったら、メジロステイツの馬券が無くなっていた。
皮肉にも、その日の一着は、自分が一点張りをし続けたあの駄馬だった。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板