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从 ゚∀从は鋼鉄の処女のようです Яeboot
359
:
執筆チーム
◆fkFC0hkKyQ
:2012/09/06(木) 22:57:18 ID:n4n6KyEc0
('A`)「それについては、俺も不本意だとは思ってる」
o川;*゚ー゚)o「じゃあ何で断らなかったの?」
('A`)「……」
電話があったのは二時間ほど前、キュートとハインと共に旅支度を纏めている最中の事だった。
別件の依頼で、明日の朝九時までにはハネダに到着していなければならない身としては、電話そのものを無視する腹積もりであった。
気が変わったのは、留守電に変わった瞬間、彼の声が聞こえてきた時だった。
o川;*゚ー゚)o「ねぇ、どっくん?聞いてる?私としてはお肌の事も考えたいっていうか……」
真っ直ぐに前を向いたまま、視線だけでバックミラーの中を窺う。
後部座席、鋼鉄の処女と並んで腰を埋めたニダーは、つがいのベレッタなんたらかんたら(憶えていないが相当な骨董品だったと思う)を分解し、スプリングの調子を確かめていた。
黙々と、淡々と、愛銃の手入れをする彼の表情は、サングラスに覆われていて窺えない。
だが、何を考えているのかぐらいは大体想像がつく。
俺は、二時間ほど前、予感めいたものに突き動かされ、沿岸道路に駆け付けた所にニダーが放った第一声を思い出す。
<ヽ●∀●>『決着だ。黒狼との決着をつけに行く』
一体そこで何が起こったのかまでは分らない。
裾という裾が破れ血まみれになったトレンチコートと、青あざと擦り傷だらけの顔からその時の俺が予測できたのは、既にひと悶着があった後だという事だけ。
その時俺が思っていたのは、予感なんてものは当たった所で碌でもないだけだという、どうしようもないことだった。
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