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从 ゚∀从は鋼鉄の処女のようです Яeboot
114
:
◆fkFC0hkKyQ
:2012/07/27(金) 22:58:35 ID:GXwXwpuY0
( ´_ゝ§)「もし…もしもだけどよ、アンタさえよけりゃ、今度奢らせてくれよ。
何だかんだ言って、アンタとはゆっくり話もした事が無かったし……。
それに、俺ァちゃんとした礼が言いてぇんだ。な?いいだろう?」
サイバネ置換していない方の男の瞳に、縋るような色が浮かぶ。
俺は、そのどんよりとした黒を暫くの間見つめていた。
やがて、俺は曖昧に頷いた。
( ´_ゝ§)「そ、そうか…ありがてぇ…ヘ、ヘへ…誰かと呑むなんて、ひ、久しぶりだな……そうか…そうか……」
安堵したように溜息をつくと、男はぎこちない笑みを浮かべる。
泣き笑いの様な、皺のよったその表情が、不思議と印象的だった。
( ´_ゝ§)「コレが、俺の端末のアドレスだ。飲みたくなったら、電話、くれよな」
鼠色のトレンチコートのポケットから、折れ曲がった名刺を取り出し、男は差し出す。
俺がそれに一瞥をくれて頷くのを確認してから、男は俺とすれ違い、闇クリニックの中へと消えていった。
从 ゚∀从「……」
無言で俺を見つめる仏頂面の相棒。
名刺をトレンチコートの内ポケットにしまい、俺は歩き出す。
鋼鉄の処女もまた、それに従った。
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