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从'ー'从ブーン系小説&イラスト練習総合案内所
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骨を拾ったあとで、父は悔しそうに何かつぶやいていた。
誰に言うでもなく、ただ悔しそうに。
(,,-Д-)「俺も親父も、兄貴を分かってやれなかった。
逆にそれが兄貴を追い詰めてたのかもしれん。
助けてやれたかもしれないのにな」
( ・∀・)「うん」
モララーは、言おうか言うまいかを迷った。
最後に伯父に会ったとき、伯父が何かを言いかけたことを。
彼は、自分と一緒に、何をするつもりだったのか。
( ・∀・)「じゃあ行こうか」
(,,゚Д゚)「……はやく連れて帰ってやらないとな」
だが、やめた。
口にすると伯父の何かと言うよりも、
自分の中の何かを致命的に壊してしまいそうだった。
( ∀ )「……」
帰りの車の中で、モララーは美しい島の朝の事や、
夕暮れに白く浮かび上がる砂浜のことを思い浮かべた。
だが車が自分たちの今の家、都市に近づいていくにつれてその幻想は薄まっていった。
( ∀ )(さよなら、おじさん)
……もう、自分も父もあの島に行くことはないだろう。
そう思ってモララーは、静かに瞑目した。
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