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( ^ω^) ブーンが雪国の聖杯戦争に挑むようです

350 ◆IUSLNL8fGY:2012/12/24(月) 23:14:23 ID:Se0v3M7c0

ただ、その判断をツンは下せずにいた。

望めばランサーと共にブーンを討つことも可能だ。
隙を突いてアーチャーがツンを狙うかもしれないが、
ブーンの守りが手薄となるためこれは暴挙とも言える。

彼らにとってはライダーがランサーに加担するなど詰みにも等しい。

追撃か、傍観か、撤退か。

いずれにせよライダーは彼女から命令が与えられるまで待たねばならなかった。
それはサーヴァントであり軍人であった彼の性質とも、
ツンに自分で選択させ後悔を味わわせぬ配慮とも呼べるであろう。

目,`゚Д゚目 「敵に背を向けるは万策尽きた者のすること!
       恐れからくる逃走であるならば、なおのこと!!」

反面、ツンは焦っていた。

状況は刻一刻と進んでいき、逃げ出したブーンへとランサーが槍の柄を叩きつけたのだ。
地面を転げてうつ伏せになった彼に、ランサーは穂先を突きつける。

鋭き刃は殺意そのもので己の喉元に押し当てられた気持ちだった。
ツンの胸を何かが締め付けて息が詰まる。
ブーンの命は今やランサーの手の内にありほんの少し力を加えるだけで、
それは呆気なく砕け散ってしまうことであろう。

ガッと瞼が開かれ、碧眼が剥き出しとなり、ランサーを見た。

咆哮を耳で聞いた。


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