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( ^ω^) ブーンが雪国の聖杯戦争に挑むようです

125 ◆IUSLNL8fGY:2012/05/05(土) 16:24:27 ID:Xm/VcOpw0

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カーテンから微かに漏れ出る朝陽がブーンの目を刺激する。

( ´ω`) 「……」

眩しさに瞼を抑えながら、彼は気だるい身体をベッドから起こした。

4畳ほどの空間にはベッドや机、テレビなどが置かれており、
本棚の空いたスペースには少林寺拳法の大会で取ったトロフィーや、
家族や友人達との思い出の写真が飾られている。

昨夜アーチャーを召喚したものの、戦力外通告を彼に突きつけられ、
家を飛び出されてしまった後、ブーンは自室に籠りきっていたのだ。

数々の自問自答を繰り返し、苦悶している内に彼はこうして朝を迎えてしまった。

( ´ω`) 「僕に……マスターになる資格はなかったのかお?」

ブーンは自らのサーヴァントにかけた言葉の一言一句を思い返しては、後悔して過ごした。
サーヴァントは使い魔と言えども元を辿れば英霊であり人間だ。
アーチャーという人間が生きた時代への理解が、彼には足りなかったのだ。

英雄と呼ばれた者であれば己の戦いを誇りに思っていてもおかしくは無い。
だが、アーチャーと対面した時にブーンは肌で"何か"を感じ取ったのだ。
この英霊ならば己を理解してくれるのかもしれないという、錯覚に陥るような"何か"を。

だが、それに甘えたブーンの直情的な言葉が引き金になったのは確かなことであった。


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