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( ^ω^)は街で狩りをするようです

30名も無きAAのようです:2012/02/07(火) 21:23:06 ID:.JjyiNM60

ξ;゚⊿゚)ξ(あれ……この人……)

 ツンは妙だと思った。
 仮に仕事熱心な女だとしても、今彼女を脅かすのは案件なんかではなく、銃。

 微動だにせず要求に応じられるのは、不自然だ。

<;プ−゚)フ「お姉ちゃ――――」

 不意に、黒髪がツンの両目を撫ぜて視界を防いだ。
 ツンは反射的にトリガーを引くが、指先に伝わったのはカチと言う弱弱しいもの。
 セーフティを外し忘れていた事を悟りツンは青ざめる。
 直後、銃を持つ腕に強烈な手応えが走るが、それを忘れる程のケリが無防備な腹にねじ込まれた。

ξ; ⊿ )ξ「づうっ!?」

 体重の軽いツンは派手に吹っ飛んでエクストと一緒くたに地に転がった。
 硬い地面を滑った2人は露出する肌を卸されて血を滲ませる。
 ツンは胃から込み上げた物を地に吐き出した。
 涙で潤み僅かに混濁した視界を映す目を上げ、見下ろす女の顔を伺う。
 
(  〓 )「私服での警備を任されたとは想像できなかっただろうな」

 既に女の顔はフルフェイスのヘルメットで覆われていた。
 人質には格好の的だと思い込んでいた女は、スーツを脱いだクローン兵であった。

 クローン兵はツンの手から離れ宙を舞っていた銃をキャッチし、唖然と口を開けるツンに銃口を向けた。


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