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( ^ω^)ブーンがアルファベットを武器に戦うようです
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しかし、ベルの穴は埋めがたく、領土は漸減する一方。
ジョルジュを打ち破ってギフト城を奪取した戦もあったが、ほとんどは負け戦だった。
特に、病を押して出陣したミルナに完膚なきまでに打ちのめされ、フェイト城を奪われた戦は今でも思い出す度に心がざわめく。
無論、二人だけで戦ったわけではなかった。
ベルから伝えられた知恵と経験は武器となり、その息子ファルロも主戦として活躍してくれた。
諸将の名を挙げれば切りがない。しかし、国の中心は常に自分とアルタイムだった。
苦しいことのほうが多かった。
敗北の悔しさから体調を崩したこともあった。
それでも、今にして思えば、自分の人生で最も満ち足りた日々だった。
葛藤する毎日の中で確かに成長していた。
人として、男として、戦を通じなければ得られないものを得た。
アルファベットを握り締めることで、強くなれたのだ。
( ’ t ’ )(入軍する前の自分なら、こんな風に放浪することもきっとできなかったでしょう)
( ’ t ’ )(国軍のなかで、苦しみながらも戦うことで……成長できたのだと思います)
ベル、ファルロ、そしてアルタイム。
それぞれと生きる日々のなかで、生き抜く力を得ることができた。
感謝してもしきれない。
伝えきる言葉がない。
それでも、伝えようとして何度も墓の前に立っていた。
アルタイムはもしかしたら、呆れているかもしれないな、とは思っていた。
時には優しく見守り、時には厳しく叱咤してくれたアルタイムだった。
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