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( ^ω^)ブーンがアルファベットを武器に戦うようです
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とりあえずスレ立てです。
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しえん
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「支援」という言葉、自分はとても嬉しいです
しばらくこちらに投下します、よろしくお願いします
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いくらでも支援したらああああ!
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支援
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こちらこそお願いします!!
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(´・ω・`)「馬は?」
川 ゚ -゚)「第三南門に用意させてあります」
クラウンの居室を出たあと、外で待機していたクーと共に城門へ向かった。
待機していろと命じた覚えはない。しかし、クーはそういう女だった。
一騎打ちまで、まだ日はある。
しかし、直前になってから発つのではなく、早めに双頭の森が近いフェイト城に入る予定だった。
恐らくは、ブーンも同じだろう。
(´・ω・`)(……クラウン国王……)
あの言葉は、現況を理解したうえでの言葉だったのだろうか。
それとも、魘されて過去の言葉を口にしただけなのだろうか。
分からないが、どちらでもいい。
確実なことは、クラウンがラウンジの天下を望んでいるということだ。
それさえ分かれば、充分だった。
全力でアルファベットを振るう。
そのために足りないものなど、何ひとつとしてない。
(´・ω・`)「行くぞ。決戦の地へ」
告げるまでもないはずの言葉が、何故か口からこぼれた。
そしてクーは、反応する必要もないはずの言葉に、はっきりと大きく頷いた。
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よし今度はこっちで支援だ
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支援
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裏切りでびっくりしたけどやっぱりショボン好きだ
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――決戦当日――
――双頭の森・南――
フェイト城の西に位置する双頭の森は、厳密に言えば、二つの森だ。
東から西に向けて、森を両断する道が走っている。
ヴィップ軍大将は、東から。
ラウンジ軍大将は、西から。
それぞれ森に入る手筈となっている。
( ^ω^)「みんな、お疲れ様だお」
森を見張ってくれていた兵たちを労った。
今日、この決戦当日まで、決戦の地を保全してくれていたのだ。
既にショボンは、森に入ったという。
( ^ω^)「…………」
覚悟は、決めている。
ずっと前からだ。
それでも、森を前にすると、不思議な感情に襲われた。
躊躇うことはない。
しかし、勢いよく足を踏み出すこともできない。
不思議としか、言いようがなかった。
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俺もショボン好きだよ
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支援じゃい
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答えてくれた人たちthx。俺も全力で支援するぜ
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はよ
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( ^ω^)「……行ってくるお」
誰にも聞こえないような大きさの声を、その場に残した。
馬に跨り、手綱を引く。
森に、入る。
正午から五刻ほど経過していた。
まだ陽は高い。しかし、森に入れば陽光はほとんど遮断されて感じられない。
森のなかにはただ、馬蹄が硬い土を叩く音だけが響いていた。
たかが数里の道。
しかし、やけに長く感じる。
景色が流れていく。
馬の荒ぶる吐息が聞こえる。
このままいつまで経っても到達しないのではないか。
不意に、そんなことを考えた。
一際、光が大きく当たる場所を前にして。
( ^ω^)「…………」
馬を止めて、地に降りる。
森の中央。
広場のようになっているが、真ん中に、何故か木製の長椅子が置かれている。
これは最近になって設置されたのではなく、ずっと昔からあるのだという。
そこに腰掛ける、巨躯の男。
(´・ω・`)「遅かったな」
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興奮しすぎて血尿出てきた
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支援
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wktkが止まらない
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首だけをこちらに向けて、そう言った。
アルファベットの柄を握って、しかし刃先は地面に向けたまま近づく。
(´・ω・`)「とはいえ、約束の時まではまだ一刻ほどあるが」
( ^ω^)「……随分と早く来たもんだお、ショボン=ルージアル」
(´・ω・`)「まぁ、座れ」
その長椅子は、二人が腰掛けるには充分すぎる大きさだった
右端のショボンからなるべく距離を取って、左端に座る。
穏やかな風が、吹き抜けた。
(´・ω・`)「"何故、この森にこんな長椅子が置かれているのか?"」
( ^ω^)「……?」
(´・ω・`)「ブーン、お前は知っているか?」
反応は、示さなかった。
ある意味では、それが反応になるからだ。
(´・ω・`)「そうか。この地を選んだのは、偶然か」
( ^ω^)「……どういう意味だお?」
(´・ω・`)「およそ700年前の戦も一騎打ちで決着したのは、知っているだろう?」
(´・ω・`)「そのときの一騎打ちの場として選ばれたのも、この森だったらしい」
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支援だ
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一騎打ちを以って決着したことは、苦労して調べた。
だが、場所までは明記されていなかった。
ショボンは、以前から知っていたのだろうか。
それとも決戦にあたって、過去のことを調べ上げたのだろうか。
真実は、分からない。
(´・ω・`)「さすがに、そのときからずっと同じ椅子が置かれているわけではないらしいが」
(´・ω・`)「しかし、両国の大将たちは、こうやって長椅子に座って語り合ったんだ」
( ^ω^)「…………」
(´・ω・`)「二人は、旧友だったらしい。いつしか道を違え、戦うこととなってしまったが」
(´・ω・`)「最後の言葉を交わすために、長椅子が用意されたんだ」
ショボンが、軽く息を吐いた。
肘を腿に乗せた、前傾姿勢のままで。
(´・ω・`)「……随分と早く来たものだ、と言ったな、ブーン」
( ^ω^)「……だお」
(´・ω・`)「お前を待つ間、考えていたんだ。ずっと」
( ^ω^)「何を……だお」
(´・ω・`)「謝罪の、言葉を」
また、穏やかな風が吹いた。
ショボンの黒髪が弄ばれ、表情を窺うこともできなくなった。
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支援
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支援
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もうこないと思ってた
もうこないと思ってた!!
うああああああなあああああああい
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うわあああああああ〜〜〜〜〜
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改めて見るとショボンのイメージが他と違いすぎるwww
同じAAなのに違って見えるwww
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おお…
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涙出てきた
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ブーンに勝ってほしい
けどショボンが負けてほしくもない
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リアル遭遇初めてだわ
私怨私怨
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相打ちになったらどうすんだろ
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ショボンから謝罪……だと…
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しょぼおおおおおおおおおおおん!!!
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どっちか死ぬんだよなこれ…
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あ、>>65のようなことを言っておいてなんですが……
もちろん支援も嬉しいんですけど、
投下レスに対して何やかんやと反応してもらえるのも嬉しいです
他の方に不快に思われるようなことじゃない限りは、
色々なレスをしてもらえればと思います
頑張って投下します
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涙目支援
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wktk胸熱支援
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謝罪か…
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支援
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はよ
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(´・ω・`)「ヴィップを裏切ったこと。お前や、諸将の信頼を、裏切ったこと」
(´・ω・`)「それを、どう謝ろうか、と」
( ^ω^)「……ブーンの心を惑わすために、かお」
(´・ω・`)「そうだ」
風が止んだとき、ショボンの顔には不敵な笑みがあった。
微かに声も漏れていたかも知れないが、鋭く吹き始めた風の音にかき消されただろうか。
(´・ω・`)「しかし、あまりにも無粋」
立ち上がる。
ショボンが、そして、自分が。
(´・ω・`)「俺たちの間に、もはや、アルファベット以外は必要ないのだな」
( ^ω^)「そんなの、最初から分かってたはずのことだお」
(´・ω・`)「きっと、惑っていたのは俺のほうだ。しかし、それも吹っ切れた」
長椅子から離れる。
二人の間には、十数歩分の距離。
アルファベットを、構えた。
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気になって出掛けられない!
うああああああなあああああああい
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ショボンはどんな顔してるんだろ
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ショボンが長実長した時の衝撃…
今でも覚えてるぜ
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やべぇ、一年以上経ってるのにこんなにwktkが止まらない
よくぞ書いてくれた作者
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一騎討ちだよな!
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かっこよすぎるよショボン
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俺もう今日は仕事しない
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ついに…
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ガチ謝罪来るのかと思ったわ
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これまでに何度、この足で戦場に立ってきただろう。
これまでに何度、この手で命を摘み取ってきただろう。
両手に、両腕に、あるいは視界に。
収まりきらないほどの時を経てきた。
全ては、この戦いに勝利するために。
天下を、掴むために。
(´・ω・`)「この一騎打ちに、勝利したほうが」
( ^ω^)「全てを、手に入れる」
陽は、傾きはじめていた。
赤い光に照らされ、自分とショボンの影が伸びる。
音は、何もなかった。
冬の寒さで固まった地面を、いま一度、踏み締める。
そして腰を、ゆっくりと落とす。
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この掲示板は書き込み間隔20秒くらいでできるはずだから
もっと早い速度でレスしてくれええええええええ
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支援!
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ついにこの時が来たか
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早く読みたいけど終わってほしくない
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ブーンがんばれ…!
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ブーン勝ってくれ
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残念ながら40秒だ
どこまでも焦らしやがる
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この瞬間をずっと待っていた…ッ!
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ドクオのこと、たまにでいいから、思い出してください
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(´・ω・`)「決着の時だ、ブーン=トロッソ!」
( ^ω^)「決着の時だお、ショボン=ルージアル!」
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うおおお
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おおおおおおお!
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叫んで良いのか息を飲めばいいのか興奮し過ぎてわからない
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完結してほしいのに完結してほしくない、これがジレンマってやつかい…?
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ハジマタ!
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吹っ切れると気持ち良いな
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――――踏み込んだ。
二人、同時に。
長躯のショボンのほうが、踏み込み幅は大きい。
しかし、アルファベットの有効範囲では遥かに自分が上回っている。
ショボンの飛び込みを、受けた。
体を軽く捻って振るわれた、アルファベットZ。
それを、強く握り締めたYで受け止める。
甲高く鳴り響く、干戈の音。
ショボンの一撃は、重い。
これまでの人生で、一度も味わったことがないほどだ。
しかも、ショボンの表情を見る限りでは、小手調べの一撃だとしか思えなかった。
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>>128
おまおれ
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震えが止まらない
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ホントにきてたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
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かぁっっけぇぇぇぇ!!
文章だけで映像が脳内に浮かび上がるわ
これほどの胸熱は初めてだ
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がんばれ…
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それでも、受け止めることができた。
危うくも、ではない。自分が思う形でZを止められたのだ。
アルファベットYを引く。
体ごと。
ショボンも同じように、後ろへ下がっていた。
( ^ω^)「…………」
(´・ω・`)「…………」
雌雄を、命運を。
全てを決する戦いが、確かに今、始まった。
これから何十合、何百合打ち合うのか。
分からない。しかし、構わない。
何千合でも、何万合でも、打ち合ってやる。
最後まで、戦い抜いてみせる。
勝利を、掴んでみせる。
アルファベットを武器にして。
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やっぱ強いよかっこいいよショボン
どうなる…
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どきどき
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高校の時から読み始めて…今や大学4年だぜ!!!
ずっと待ってたわ
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アルファベットを武器にして!
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創作板でも全力で支援!
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相変わらず痺れる魅せかたしやがる
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一個差ならそこまで不利なわけでもない…よな
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>アルファベットを武器にして。
鳥肌たった
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アルファベットを武器にして!
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――フェイト城・北の山――
それほど標高は高くない山だが、馬を曳いて登るのは困難だった。
ただ、昔からあまり、馬に乗って移動するのは好きではない。
川 ゚ -゚)(もしかしたら……と思ったけど、期待はずれ……)
もしかしたら、一騎打ちの様子が覗けるかも知れない。
そう思って近隣の山に登ってみたが、無駄足だった。
双頭の森の木々が高いせいもあって、人影は確認できない。
川 ゚ -゚)「…………」
この程度のことは、事前に調査しようと思えばできたはずのことだった。
一騎打ちの場所は、前々から決められていたのだ。
森そのものは監視されていたが、周囲の山には何の制限もなかった。
それでも行動に移さなかったのは、何故だろうか。
分からなかった。
ただ、感謝すべきかもしれない。
事前に調査など実施していれば、この瞬間は訪れなかった。
この男との再会は、なかった。
( ’ t ’ )「何となく、会えるような気がしていた」
背に、アルファベットのないカルリナ。
やけに、新鮮な光景のように思えた。
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ブーンがんばれ!
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立会人だっけか
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カルリナァァァァァァ!!!!!
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カルリナ懐かしい
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ここでシーン変えるとかどんだけ焦らしたら気が済むんだよ!!
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川 ゚ -゚)「私を探して、この山に登ってきたのですか?」
( ’ t ’ )「まぁ、半分はな」
残りの半分の理由は、同じだろう。
ただ、カルリナも徒労だということは登山中に気付いていたようだ。
( ’ t ’ )「上手く勘が働いてくれたようだ」
カルリナが悪戯っ子のような笑みを浮かべた。
相変わらず、将としては不必要なほどに、顔立ちの整った男だ。
( ’ t ’ )「……一騎打ちはもう、始まっているな」
川 ゚ -゚)「分かりますか?」
( ’ t ’ )「感覚で、何となくな」
川 ゚ -゚)「優劣は」
( ’ t ’ )「それが分かるなら、山に登ったりはしないさ」
川 ゚ -゚)「……そうですね」
馬鹿な質問を、してしまった。
カルリナは構わずに、ただ森を眺めている。
川 ゚ -゚)「……不安、だったのかな」
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なぜだろう、長椅子に1人座るショボンのイメージが勝手に阿部さんに変換された
支援
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軍を抜けたのも昔だな
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http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_157.png
支援
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タイトルを文に持ってくる作品は多いけどアルファはインパクトが大きすぎるな
もう駄目だ、1投下毎に叫びたくなる
自重してROMるけどずっと二人の戦いを見届けるぞ
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クーの口調が新鮮
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俺も不安だった
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ここに来て素のクーとか…
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1レスごとに涙が出そうになって困る
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いつもの私とは違う口調の言葉が、漏れた。
独り言に近かったが、カルリナの耳に届いていただろうか。
( ’ t ’ )「信じるしか、ないな」
カルリナの曖昧な言葉は、こちらへの返答だったのか。
分からなかったが、カルリナの視線は、変わらずに双頭の森へ向いていた。
――双頭の森――
間合いが、広い。
迂闊には、飛び込めない。
アルファベットY。
自分もかつては使っていたが、あまり印象には残っていなかった。
あのときは、とにかく早くZへ、としか考えていなかったためだ。
目の前にして、改めて思う。
この間合いは、脅威的だと。
(´・ω・`)(……攻め込んでこないな、ブーンは)
まだ、打ち合ったのは一合だけだ。
すかさず距離を取ったあと、ブーンが踏み込んでくるかと思ったが、それはなかった。
どうやら、守りに徹するつもりらしい。
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熱いな
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