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( ^ω^)ブーンがアルファベットを武器に戦うようです
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Yを引いて、再び突き出そうとしたが、ショボンは更に踏み込んできた。
Zにとっては絶好だろうが、Yにとっては近すぎる距離だ。
右手で柄の真ん中を掴み、小回りが利くようにしてからショボンのZを受け止める。
アルファベットYの刃は、全アルファベットのなかで最も大きい。
そのぶん重さはあるが、小さい範囲で振るえるようになると、相手の攻めを防ぐ際に有効になってくる。
特にZで左右から攻められている場合、大振りで守っていては間に合わないのだ。
本来、下位アルファベットで上位アルファベットに挑むべきではない。
それは戦場における大原則だが、避けがたい場合もある。
臨まなければならないときも、ある。
その際は、形状の差を活用することが大切だ。
Yの場合は、柄の長さと、刃の大きさ。
いずれも武器として使わなければ上位に打ち勝つことはできない。
昔、ショボンにそう教えられた。
( ω )「…………」
思惑はどうであれ、入軍できたこともショボンのおかげだ。
Aにさえ触れることのできなかった自分を、ここまで引き上げてくれた。
常にショボンの背中を目指してきたからこそ、Jの壁もSの壁も越えることができたのだ。
憧れだった。
いつか、ショボンのように、と思っていた。
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