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( ^ω^)ブーンがアルファベットを武器に戦うようです
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――双頭の森・南――
手綱を強く引くと、軽い嘶きと共に馬が止まった。
本当は、もっと近づこうと思っていたが、何故か自然と手綱を引いてしまっていたのだ。
これ以上、近づいてはならないと、自分の心が告げていたのだ。
<ヽ`∀´>「…………」
そもそも、決戦の地まで来る予定はなかった。
皆と同じように、ヴィップ城でブーンの帰りを待つつもりだった。
しかし、ブーンが出発した直後、モララーが自分に会いに来た。
そして、西に行かせてほしいと申し出てきた。
"一騎打ちに勝利したブーンを、真っ先に迎えてやりたい"。
そう言ったモララーの表情からは、切実な思いが感じ取れた。
だが、自分は許可しなかった。
モララーはまだ満足に動き回れる体ではない。
隻腕となった身では馬での長駆も難しいため、現実的ではなく、諦めてもらうしかなかった。
しかし、それ以上に。
モララーがいなければ、軍事的に重要な判断を迫られた際、それを下せる者がいなくなる。
すぐさま、自分はそう考えていた。
本来ならば、最終判断を下すのは自分の役目であるはずなのにも関わらずだ。
つまり、その時点でもう既に、自分は決戦の地へと気持ちが向いてしまっていた。
モララーではなく、自分が行きたいと思ってしまっていたのだ。
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