したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

( ^ω^)男は可愛く美しくのようです

189名も無きAAのようです:2011/11/03(木) 22:36:00 ID:NZNmZgZ6O
キュート活躍してたんだwww
みんな青春だな乙!

190名も無きAAのようです:2011/11/04(金) 01:32:17 ID:ZlTifLMwO
乙です!
いつも楽しみにしてますお姉さま

しかしツンが五位以内に入ってないとは意外

191名も無きAAのようです:2011/11/06(日) 08:48:21 ID:st2bmUC6O
実力ならツンが上ですが今回は妹者に気迫負けしました
普段の成績はツンとキュートは同程度ですが、キュートは何やら本番に強いようです

来週の日曜日までには次の投下をできるように頑張ります
次回は十一月の話で、クリスマスでもないのに糖分の高そうな話になってます

192名も無きAAのようです:2011/11/06(日) 15:03:43 ID:aHw4RLnE0
楽しみにしているよ

193名も無きAAのようです:2011/11/13(日) 20:21:31 ID:CG3YNwX.O
日曜日までには投下したいと申しましたがどうにも明日になりそうです
期日を守れなくてすまぬ……すまぬ……

御待ち頂く間、>>187にインスピレーションを受けた短編を一つどうぞ

194名も無きAAのようです:2011/11/13(日) 20:24:51 ID:CG3YNwX.O
【二人で一つのミセトソ】


ミセ*゚ー゚)リ「うぅ、すっかり冬めいてきましたな」

(゚、゚トソン「十一月だからね。さすがにいつまでも秋というわけにはいかないだろうさ」

ミセ*゚ー゚)リ「トソトソは手袋しないで寒くないの?」

(゚、゚トソン「仮にボクが寒かったとしてだ、キミになんの関係がある?」

ミセ*゚ー゚)リ「素直に手袋してくるの忘れたっていえばいいのに」

(゚、゚トソン「そう、確かにボクは手袋をしてくるのを忘れた。かといって――」

ミセ*゚ー゚)リ「はい、片方貸したげる」

(゚、゚トソン「……片方だけ借りてなんの意味があるんだ。お互い片手が寒いだけだろうに」

ミセ*゚ー゚)リ「あまった手はほら、こうやって繋げば二人とも暖かいよ」

(゚、゚トソン「それで、指まで絡める必要はあるのか」

ミセ*゚ー゚)リ「そっちの方が暖かいかなって」

(-、-トソン「本当に暖かくなるならボクも文句はないけどね」

195名も無きAAのようです:2011/11/13(日) 20:28:38 ID:CG3YNwX.O
ミセ*゚ー゚)リ「ちなみにこの手の繋ぎ方、恋人繋ぎっていうんだって」

(゚、゚;トソン「なっ!?」

ミセ*゚ー゚)リ「ふっふっふっ。一度捕まったが最後、振りほどけまい! ぎゅー」

(゚、゚トソン「くっ、明日からは絶対に手袋を忘れないようにする」

ミセ*゚ー゚)リ「大丈夫だよ、今度は私が忘れるから」

(゚、゚トソン「もしキミが忘れたとしても、ボクは貸したりしないけどね」

ミセ;゚ー゚)リ「冷たっ! 寒冷前線より冷たいよトソトソ!」

(-、-トソン「……まあ、今回の借りがあるから一度だけなら貸さないでもないけど」

ミセ*゚∀゚)リ「このツンデレめー!」

(゚、゚;トソン「腕を組みに来るな! ええい、うっとうしい!」


.

196名も無きAAのようです:2011/11/13(日) 20:33:05 ID:CG3YNwX.O
恋人繋ぎってなんかもうやばいぐらいに良いですよね
ではまた明日投下させて頂きたいと思います

197名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 19:12:07 ID:GiByjQqc0
トソンマジ天使

198名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 21:16:10 ID:1hOAgzrE0
うおおおおお!!ミセトソかわいいいい
絵を描いてよかったぜ…

199名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 21:36:21 ID:9uTdnqHA0
>>198
(´^ω^`)おっと見逃さないぜ絵師さんよ!

(´・ω・`)ほら、さらにミセトソの絵を描く準備をするんだ!今すぐ!

200名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 22:53:21 ID:bWa6mdQwO
>>198
ミセトソの絵はありがたく携帯の待ち受けに使わせて頂いております
開く度に百合百合しくてミセトソ萌え!

では昨夜の続きにあたる第八回目、十一月の話を投下させて頂きます

201名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 22:55:34 ID:bWa6mdQwO
【ベルサイ湯の薔薇】


ノパ⊿゚)「ランランリル〜♪」

o川*゚ー゚)o「ヒートっていつも左腕から洗うよね」

ノパ⊿゚)「そうか? 自分では意識したことなかったけど」

川*゚ -゚)「はふぅ、極楽極楽」

ξ゚⊿゚)ξ「年寄りくさいわよ」

川 ゚ -゚)「湯船に浸かったら極楽または生き返るというのは、日本人としてのルールだろう」

ノパ⊿゚)「誰が決めたルールだよ」

o川*゚ー゚)o「キュートも仲間に入ーれーてっ☆」

ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと、飛び込まないの!」

ノパ⊿゚)「まったく、風呂くらい落ち着いて入れないのか」

lw´‐ _‐ノv「ヒート、私が背中を洗ってしんぜよう」

ノパ⊿゚)「さんきゅ、頼むわ」

lw´‐ _‐ノv「では失礼をば」

ノハ;゚⊿゚)「ふわっ!? なんで身体を密着させる!」

lw´‐ _‐ノv「こういうときは、身体と身体をこすりつけて洗うのが日本人としてのルールかと」

ノパ⊿゚)「お前の中でどんな民族なんだよ日本人はっ!」

202名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 22:57:28 ID:bWa6mdQwO
川川 ゚ -゚)「ん? 私の髪はこんなにも長かったか?」

「どうしました?」川д川;゚ -゚)「うおわっ!?」

川 ゚ -゚)「はあ……、貞子か。驚かすな」

川д川「す、すみません。しかし奇遇と申しますか、見事に二年生ばかりですね」

lw´‐ _‐ノv「シャワーから米が出たらライスシャワーになるのだろうか」

ノパ⊿゚)「そうだ、珍しい機会だから少し聞いてもいいか? みんなは卒業後の進路ってどうするつもりなんだ?」

lw´‐ _‐ノv「戦国武将達は露天風呂に浸かりながら、互いの夢を語りあったという」

ノパ⊿゚)「夢っていうか、私達ももう少しで三年生になるんだから現実的な話でだよ」

o川*゚ー゚)o「キュートはねー」

ノパ⊿゚)「悪い、ギャグ抜きで頼む」

o川;゚ー゚)o「内容を話す前からギャグだと思われたの!?」

203名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:00:09 ID:bWa6mdQwO
川 ゚ -゚)「私は元々家業が夢みたいなものだからな。卒業したら実家に帰って更に鍛練に励むさ」

ξ゚⊿゚)ξ「クーならきっと夢をかなえて、人間国宝にもなれるわよ」

川д川「クールさんと比べるとなんですが、私も実家の神社を継ごうと思っています。その前に大学の宗教学科を出るつもりですが」

ノパ⊿゚)「進路っていうのは他人と比べるもんじゃないさ。貞子は進学か」

川 ゚ -゚)「ツンはやはり父親のようなアイドルを目指すのか?」

ξ゚⊿゚)ξ「初めは、そのつもりでここに入ったんだけどね」

川 ゚ -゚)「そのいい振りだと、今は違うのか」

ξ゚⊿゚)ξ「後輩に女装術を教えてあげてるときに気付いたんだけど、私は人になにかを教えるのが好きみたいなのよね」

ξ゚⊿゚)ξ「だから今は、教員免許を取ってこの学園で教師をやりたいなって思ってるの」

川 ゚ ー゚)「教師か。ツンは面倒見もいいし、案外天職かもしれんな」

204名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:02:36 ID:bWa6mdQwO
ノパ⊿゚)「教員免許を取るならツンもひとまずは進学か。私はみんな程将来の展望を考えていないけど、進学して就職することになるかなあ」

o川*゚ー゚)o「まだキュートとシュールが残ってるのに終わろうとしてない?」

ノパ⊿゚)「しかし存外というべきなのか、女装術が必須な職業を目指すものはいなかったな」

o川*>ー<)o「はうー! だーかーらー、キュートは!」

ノパ⊿゚)「冗談だって。深夜枠とはいえアニメのレギュラー取れたんだってな、おめでとう」

川 ゚ -゚)「方向は違えど同じ役者だ。互いに切磋琢磨しよう」

ξ゚⊿゚)ξ「同学年なら、キュートがどれだけ努力してるかはみんな知ってるからね」

o川*゚ー゚)o「み、みんなー☆彡」

205名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:04:32 ID:bWa6mdQwO
lw´‐ _‐ノv「おいていけーおいていけー」

川д川「あのその、シュールさんを、おいてけぼりにしているわけではないと思うのですが……」

ノパ⊿゚)「シュールはそのまま専業作家になるんだろ?」

lw´‐ _‐ノv「まあ、そういう感じの方向で」

ノパ⊿゚)「手に職持ちっていうのは少し羨ましいな」

lw´‐ _‐ノv「つまり今回の正解は、家業を継ぐが二人、進学して就職が二人、既に職を持っているが二人でした」

ノハ;゚⊿゚)「いつからクイズになったんだ!?」

lw´‐ _‐ノv「それはお前が知る必要のないことだ」

ノパ⊿゚)「なんで敵の幹部みたいになってんだよっ!」

lw´‐ _‐ノv「ヒートは就職に失敗しても、私が養ってあげるから一安心」

ノハ;゚⊿゚)「サラッととんでもないこというなよ! 失敗しねえよ!」

lw´‐ _‐ノv「トイレはちゃんと決まった場所にするんですよ」

ノハ;゚⊿゚)「しかもペットかよっ! この歳でトイレの場所間違えたら憤死するわ!!」

206名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:06:14 ID:bWa6mdQwO
lw´‐ _‐ノv「ちなみに生徒会長の夢はニートなので、養ってくれる人大募集中だそうです」

ノパ⊿゚)「あの人はあああああああああ!!」

从´ヮ`从ト「呼んだ?」

ξ゚⊿゚)ξ「これはまたベストのタイミングでというか、最悪のタイミングでというか」

ノパ⊿゚)「ちょっとそこへ直れ! 今日こそはその自堕落な性根が治るまで説教しますからね!」

从´ヮ`;从ト「えっ、えっ、えーーーー!?」


.

207名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:08:11 ID:bWa6mdQwO
【ダンスダンスバースデー】


从*-∀从「はあっ、はあっ、もう、無理……少し、休ませて」

l从・∀・ノ!リ人「だーめ、もう一回いくね」

从*-∀从「これ以上は、俺、壊れる……!」

l从-∀-ノ!リ人「ほら、もっと強く僕を抱いて……」

ζ(゚ー゚*ζ「うわあ、いつもに増してエロエロだー」

l从・∀・ノ!リ人「ダンスの練習のどこがエロいのさ」

ζ(゚ー゚*ζ「正直さっきのシーンは、音声だけならR18指定を受けてもおかしくなかったよ」

从 ゚∀从「他人ごとみたいに余裕こいてるけど、デレは踊れんのか?」

ζ(゚ー゚*ζ「授業で習った程度にはね」

从 ゚∀从「むー、なら練習しないといけないのは俺だけか」

208名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:10:14 ID:bWa6mdQwO
ζ(゚ー゚*ζ「妹者は異様に上手いよね、習ってたの?」

l从・∀・ノ!リ人「子供の頃に、少しだけね」

从 ゚∀从「子供の頃に社交ダンスを習ってるなんて、なんか上流階級って感じだな」

l从・∀・ノ!リ人「ただの一般家庭だってば。それより練習続けるよ」

从 ゚∀从「むー、もうちょっと休憩させてくれてもいいのに」

l从・∀・ノ!リ人「次が終わったらね。ほら、もっとしっかり僕を抱いて」

从 ゚∀从「なんかさ、デレじゃないけど他人の背中に手を回すのってエロくない?」

l从・∀・ノ!リ人「こういうのは堂々としてたらエロくないの」

ζ(゚ー゚*ζ「それにハインは普段から、もっと色々セクハラとかしてるじゃん」

从 ゚∀从「あれは妹者が恥ずかしがるからいいんじゃねえか」

ζ(゚ー゚*ζ「なるほど。だったら背中を撫でまわしてみるとか」

l从・∀・ノ!リ人「馬鹿なこといってないで続けるよ。1・2・3、右、左、クローズ」

从;゚∀从「よっ、ほっ、たっ」

l从・∀・ノ!リ人「そこはヒールじゃなくてトゥで、そういい感じ」


.

209名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:13:49 ID:bWa6mdQwO
ζ(゚ー゚*ζ「でも意外だね。ハインって運動神経いいからダンスも得意だとばかり」

从 ゚∀从「武術の体捌きなら、すっと頭の中に入ってくるんだけどなあ」

ζ(゚ー゚*ζ「それで、相談事ってなに? このデレお姉ちゃんになんでも話してみなさい」

从 ゚∀从「誰がお姉ちゃんか。ちょっと耳貸せ」

ζ(゚ー゚*ζ「ほいさ、私耳が性感帯だから舐めるなら優しくしてね」

从 ゚∀从「舐めねえよ、変態め。あのな――ごにょごにょ」

ζ(゚ー゚*ζ「なるほど、ゴニョニョがドゴームに進化した時の衝撃を超えるポケモンはまだいないと」

从 ゚∀从「そんな話はしていない。つうか基本俺もつっこまれる側なんだからボケるな」

ζ(゚ー゚*ζ「なんだ、突っ込まれたくて疼いてるのか、この淫乱が」

从 -∀从「なあデレ、ねじりん棒って知ってるか?」

ζ(゚ー゚*ζ「いやあ、私もそろそろふざけ過ぎたかなって自覚はしてたんだよ?」

210名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:15:34 ID:bWa6mdQwO
从 ゚∀从「真面目な話に戻すとして、なにがいいと思う?」

ζ(゚ー゚*ζ「そうだねー、私的にはやっぱりアレかな」

从 ゚∀从「アレ?」

ζ(゚ー゚*ζ「ちょっと耳貸して」

从 ゚∀从「おうよ」

从 ゚∀从ー゚*ζ「はむっ」

从//∀从「ひゃんっ!?」

ζ(^ー^*ζ「なんだ、ハインも耳弱いんじゃん」

从 ゚∀从「なあデレ、そういう訓練を受けてる軍人でも耐えられない、歯医者って拷問知ってるか? 鼻と上唇の間にナイフを」

ζ(゚ー゚;ζ「あはは、やだなあ、軽い冗談じゃないですか」

从 ゚∀从「ラストチャンスをやろう。それでアレってなんだ?」

ζ(゚ー゚*ζ「アレはね――」


.

211名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:17:14 ID:bWa6mdQwO
从 ゚∀从「今更だとは思うけど、ドレスとか着るのに違和感なくなったなあ」

ζ(゚ー゚*ζ「おっ、可愛いじゃん」

l从・∀・ノ!リ人「うん、似合ってると思うよ」

从 ゚∀从「どうした、テンション低いな」

l从・∀・ノ!リ人「あんまりダンスパーティって、好きじゃないんだ」

ζ(゚ー゚*ζ「ダンス得意なのに?」

l从・∀・ノ!リ人「いい思い出がなくってね」

从 ゚∀从「ならせっかくの機会なんだから、今回で楽しい思い出作ろうぜ!」

212名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:20:16 ID:bWa6mdQwO
ζ(゚ー゚*ζ「そうだ、妹者。耳貸して」

l从・∀・ノ!リ人「えっ、うん」

l从・∀・ノ!ー゚*ζ「はむっ」

l从////ノ!リ人「ひゃあんっ!? なにしてんの!?」

ζ(゚ー゚*ζ「なにって耳を噛んだだけだけど?」

l从・∀・ノ!リ人「なに平然と普通のことのように答えてるのさ!」

从 ゚∀从「ずるいぞ、妹者にエロいことをするのは俺の役目だろ!」

l从・∀・ノ!リ人「ずるくない、そんな役目は存在しない!」

ζ(゚ー゚*ζ「はい、あっという間に愉快ないつもの妹者の出来上がり!」

l从・∀・ノ!リ人「いつもの僕はもっと落ち着いてて冷静だよ!」

从 ゚∀从「はは、そうだなー」

l从・∀・ノ!リ人「なにその大人ぶってる子供を見るみたいな目」

从 ゚∀从「ほーら、いい子いい子」

l从・∀-ノ!リ人「わわっ、僕の頭を撫でないの!」

213名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:24:12 ID:bWa6mdQwO
川 ゚ -゚)「なんというか、お前らは三人揃うと子猫のようにじゃれあうな」

从 ゚∀从「クーさん。あれ? いつもなら続いてツンさんがなにか一言いうパターンでは」

川 ゚ -゚)「ツンだったら向こうで」

lw´‐ _‐ノv「ハードラックとダンスっちまってるよ」

从 ゚∀从「!?」

川 ゚ -゚)「いや、普通にキュートと踊っているだけだ。ハインも乗っかるな」

lw´‐ _‐ノv「ではさらばだー」

l从・∀・ノ!リ人「その一言のためだけに出て来たんですか!」

214名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:25:45 ID:bWa6mdQwO
川 ゚ -゚)「お前達は踊らないのか? それだけ着飾って壁の花では勿体なかろうに」

l从・∀・ノ!リ人「三人という奇数の状態だと、二人で踊ると誰かを置いていくようで、どうも気が引けて」

川 ゚ -゚)「なら私が誰かと踊ろう。これなら偶数だ」

从 ゚∀从「なら――」

ζ(゚ー゚*ζ「はーい! 私がクーさんと踊りまーす」

从 ゚∀从「ちょ、強引な」

ζ(゚ー゚*ζ「こういうのは早いもの勝ちだよ」

川 ゚ -゚)「ならばデレ、いくとするか」

ζ(゚ー゚*ζ「はい! ハイン、妹者のことは任せたからね」

从 -∀从「ああ、任せとけ」

ζ(゚ー゚*ζ「それじゃあいって来ます!」


从 ゚∀从「さて、俺達も一曲踊るとしましょうか」

l从・∀・ノ!リ人「うん、そうしよっか」

215名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:27:25 ID:bWa6mdQwO
从 ゚∀从「〜♪ 〜♪」

l从・∀・ノ!リ人「なんか凄く上手になってない?」

从 ゚∀从「実はあれからも、こっそり練習してたんだよ」

l从・∀・ノ!リ人「いってくれたら付き合ったのに」

从 ゚∀从「リードしたい相手に練習を付き合ってもらうなんて、恥ずかしいだろ」

l从・∀・ノ!リ人「ハインらしいね、そういうとこ」

从 ゚∀从「俺が俺らしくなくてどうするんだよ」

l从・∀・ノ!リ人「それもそうなのかな。あっ、もう終わっちゃったね」

从 ゚∀从「せっかくだから、もう一曲続けてどうですかお姫様?」

l从・∀・*ノ!リ人「うむ、よきにはからえ」


.

216名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:29:53 ID:bWa6mdQwO
从 ゚∀从「あー、踊ったぁ」

l从・∀・ノ!リ人「さすがに疲れたね」

ζ(゚ー゚*ζ「あれだけ続けて踊ってたら、疲れもするでしょ」

从 ゚∀从「ダンサーズハイとでもいうのか、途中から踊ってるのが普通みたいになっちまってな」

l从・∀・ノ!リ人「思わずもう一曲もう一曲ってなっちゃって」

ζ(゚ー゚*ζ「まあ二人が楽しかったなら何よりだね。それよりも妹者、大丈夫? 顔が赤くなってるけど」

l从・∀・ノ!リ人「身体が火照ったかな。少し気怠いや」

ζ(^ー^*ζ「身体が火照って気怠いなんて、また――」

l从・∀・ノ!リ人「変な意味は一切ないけどね!」

ζ(゚ー゚*ζ「冗談は置くにしても、無理しちゃ駄目だよ。そろそろパーティも終わりだし、一足先に帰ったら?」

l从・∀・ノ!リ人「そうするよ。先に抜けるみたいでごめんね」

从 ゚∀从「俺も一緒に帰ろうか?」

l从・∀・ノ!リ人「ううん、一人で平気だから」


.

217名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:33:20 ID:bWa6mdQwO
想像していた以上に暗い陽の沈んだ夜空を見上げ、もう冬なんだなと実感する。

l从・∀・ノ!リ人「今日は本当に楽しかったな」

世に偶然という言葉で片付けられる事象はありふれているが、これもその数多ある偶然の中の一つなのだろうか。
まさかこんな日にダンスパーティが開かれるなど、露ほども思わなかった。

l从・∀・;ノ!リ人「いてて、明日は筋肉痛かも」

ハインのリードは、僕の動き出しの癖や歩幅まで考えられたもので、実に心地よかった。
恐らくそれは頭で計算してのものではないだろう、ハインは感覚的に僕の行動パターンを読んでいる。

l从・∀・ノ!リ人「それだけ普段から、長い時間一緒にいるってことかな」

口に出してみると気恥ずかしいが、これが親友というものなのだろう。

l从・∀・ノ!リ人「……チャペルか。そういえば今までろくに入ったことなかったっけ」

今日は僕にとって少しだけ特別な日。
それは、いつもと違う行動を取るには十分な理由だった。


.

218名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:37:16 ID:bWa6mdQwO
当然といえば当然なのかもしれないが、こんな時間に僕以外の来客はなくチャペル内は静まり返っていた。

l从・∀・ノ!リ人「礼拝に来る人もいないし、厳密にはチャペルじゃないんだよね」

左右に広がる、横長になっている木製の椅子の間を進む。
月明かりがステンドグラス越しに差し込み、部屋を鮮やかに彩っていた。

l从・∀・ノ!リ人「綺麗……」

幻想的な光景に眼を奪われていると、背後から足音が近付いてくる。

从 ゚∀从「なんとなく、ここにいるような気がした」

l从・∀・ノ!リ人「ハイン?」

その言から察するに、僕を探していたのだろうか。

219名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:40:41 ID:bWa6mdQwO
从 ゚∀从「ここって、こんなにも綺麗な場所だったんだな」

l从・∀・ノ!リ人「そうだね。校長先生の趣味も案外悪くないのかな」

僕達は二人横並びになって、ステンドグラスを見上げる。

l从・∀・ノ!リ人「僕に用があったんじゃないの」

从*-∀从「その、改まってっていうのも恥ずかしいんだが、なんだ」

l从・∀・ノ!リ人「いいづらいことなの?」

ハインは意を決したような面持ちで、僕に向き直る。

从 ゚∀从「モララー、誕生日おめでとう!」

l从・∀・ノ!リ人「えっ、あれ」

从 ゚∀从「どうした? 今日が誕生日でいいんだよな?」

l从・∀・ノ!リ人「うん、それはそうなんだけど、教えてたっけ」

从 ゚∀从「昔に聞いた。入学して間もない頃だったかな」

なんの気なしに漏らした程度の言葉を、覚えていてくれたのか。

220名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:43:35 ID:bWa6mdQwO
l从;∀;ノ!リ人「あり、がとう」

从;゚∀从「お、おい、どうした!?」

l从;∀;ノ!リ人「あれ、おかしいな。泣くつもりなんてないんだけど、勝手に」

从 ゚∀从「むー、ほら、いい子いい子」

突然の涙に戸惑ったのか、ハインは普段通りを装って子供扱いするように僕の頭を撫でる。

l从・∀・ノ!リ人「もう、撫でないでよ!」

だから僕も努めて普段通りに返す。

从 ゚∀从「いきなり泣くなよ。心臓に悪いぜ、あれ」

l从・∀・ノ!リ人「そんなこといわれても、僕だってわざと泣いたわけじゃないし」

从 ゚∀从「拗ねるなって。それとこれ、誕生日プレゼント」

l从・∀・ノ!リ人「ロザリオ?」

从 ゚∀从「前に占いで、ラッキーアイテムは純銀だっていってたからさ。ロザリオなら常に身に着けてられるだろ?」

確かに文化祭で入った占いの館で、そんなことをいわれた気がする。

221名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:46:38 ID:bWa6mdQwO
l从・∀・ノ!リ人「純銀って、高いんじゃないの」

从 ゚∀从「多少高くても買えるようにバイトしてたんだ、気にするな。それにデザインがよかったから、俺も同じやつ買っちまったし」

l从・∀・ノ!リ人「でも……」

从 ゚∀从「ほれ、着けてやるから動くなよ」

ハインは僕の肩に手を置き、やや強引に引き寄せる。
第三者視点で見られたら抱き合っているようにも見えるほど、互いの距離が零に近付いた。

从 ゚∀从「似合ってるじゃん。もう返品は受け付けてないからな!」

l从-∀-*ノ!リ人「……大切にするよ、ずっと」

本来の用途からするとロザリオは首に掛けるものではないのだが、本来の用途なんて僕には関係ない。
値段の高さも関係なく、ハインの気持ちがただ純粋に嬉しい。

222名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:49:13 ID:bWa6mdQwO
l从・∀・ノ!リ人「ハインも同じの買ったんだよね。今、持ってる?」

从 ゚∀从「ああ、一応持って来てるよ」

l从・∀・ノ!リ人「なら、それは僕がハインの首に掛けてあげる!」

从;゚∀从「えっ、ちょっと、待て」

l从・∀・ノ!リ人「待たない。お返しだよ」

そのままだと手が届きにくいので、爪先立ちになって迫る。
もう少しで互いの顔がぶつかりそうな距離、こんなに近くにハインの顔があるのって珍しいかもしれない。

从 ゚∀从「……キスしてるみたいだよな」

l从////ノ!リ人「はあ!? なにいってんの急に!!」

从 ゚∀从「おっと、心の声が漏れただけだ。気にするな」

l从・∀・ノ!リ人「気にするよっ!」

从 ゚∀从「俺は気にしてないからさ。んー、着け心地もいい感じだな、このロザリオ」

手の中でロザリオを弄び、僕の意見に耳を貸そうともしない。
本当に出会った頃から変わらない、こういうところは。

223名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:53:50 ID:bWa6mdQwO
从 ゚∀从「そろそろ寮に帰ろうぜ。今頃デレや先輩達がケーキを用意してくれてるはずだ」

l从・∀・ノ!リ人「うん。あのさ、ハイン」

从 ゚∀从「なんだ」

l从・∀・ノ!リ人「今日はありがとう」

从 ゚∀从「さっきもいっただろ、それ」

l从・∀・ノ!リ人「いいの、嬉しかったんだから何回いっても」

从 ゚∀从「じゃあ俺ももう一回いってやる。誕生日おめでとう!」

l从・∀・*ノ!リ人「うん、ありがとう!」


僕達はそんなやり取りを、寮に着くまでの二人きりの帰路で、ずっと繰り返していた。


.

224名も無きAAのようです:2011/11/15(火) 00:08:46 ID:XXob9xrAO
投下終了です。
べ、別にお付き合い頂けて嬉しいわけじゃないんだからね///
次回はクリスマスですね、いえVIPのみんなが頑張ってクリスマス中止のお知らせが届くかもしれませんが


o川*゚ー゚)o「ここから先はキュートちゃんの――」

('A`)「実際、最近はキュートも出番あるし救済コーナーとか要らないよな」

( ^ω^)「僕なんて、なんでタイトルAAになったのかすら分からないお」

o川*>ー<)o「はうー、最近キュートが最後までしゃべれないのが恒例になってない!?」

('A`)「そういえば今回で男AAの希望の星、モララーもフル出場を逃した形になるな」

( ^ω^)「ところでなんで僕がタイトルAAなんだお?」

o川*゚ー゚)o「キュートの話を――」

( ^ω^)「むしろ僕の質問に答えてほしいお。なんで僕がタイトルAAなんだお? もしかして最初は僕がかなり活躍する予定だったのかお?」

o川;゚ー゚)o「えっと、それは……」

( ^ω^)「男形態でも出番がある予定だったのかお? なんで僕がタイトルAAなんだお?」

o川;゚ー゚)o「ごめんなさいごめんなさい、謝るから、謝るから」

( ^ω^)「なんで僕が――」

225名も無きAAのようです:2011/11/15(火) 17:05:55 ID:6ac4MY1s0


これ全部男なんだよな……

226名も無きAAのようです:2011/11/15(火) 19:25:30 ID:m4BdCF9IO

最近の妹者とハインのいちゃいちゃがぱねぇ
いいぞもっとやれ

227名も無きAAのようです:2011/11/15(火) 20:28:55 ID:cXL4sJUcO

ロザリオってwww

228名も無きAAのようです:2011/11/15(火) 22:41:08 ID:UkdVk6acO
乙です

クリスマス?なんだっけそれ

しかしブーン、前々からひきずってるなあww

229名も無きAAのようです:2011/11/17(木) 00:58:56 ID:ne/ne7vQO
ブーンっていうか、ツンの出番を増やしてくれよぉぉぉぉ!!

230名も無きAAのようです:2011/11/17(木) 18:54:12 ID:Mi/SxON.O
【御意見箱設置のお知らせ】


ミセ*゚ー゚)リ「はーい、みんなの心の恋人ミセリンだよー!」

(゚、゚トソン「今回はのっけからテンションを上げるような仕事でもないだろうに」

ミセ*^ー^)リ「トソトソはこんなこといってるけど、本当はみんなのことが大好きだから安心してね!」

(゚、゚トソン「妄言も大概にしなよ。まあいい、ボクはボクの役目を果たすだけだ」

(゚、゚トソン「今回キミ達にわざわざ集まってもらった理由だが、生徒会が御意見箱を設置したことを伝えておこうと思ってね」

ミセ*゚ー゚)リ「御意見箱には>>229君みたいに、このキャラをもっと見たいだとか」

(゚、゚トソン「こんなシチュエーションが見たいだとかの、要望を入れてくれたら極力善処しようというものだ」

ミセ*゚ー゚)リ「季節的にできないシチュエーションでも、本来の時系列とは別に書くから大丈夫だよ」

(゚、゚トソン「ただお題募集等とは違って、絶対にその話を書くというわけではないので留意してほしい」

ミセ*゚ー゚)リ「せっかく投函してくれたのに、かなえてあげられない場合もあるの。ごめんね」

231名も無きAAのようです:2011/11/17(木) 18:57:12 ID:Mi/SxON.O
(゚、゚トソン「投函する要望の内容だけど、例えば――」


o川*゚ー゚)o「キュートちゃんが異世界に召喚されて、英雄王になっていくファンタジー戦記とか☆」

ζ(^ー^*ζ「私がある日超絶モテ期に入って、学園でハーレムを作っていく話とか!」

川д川「ちょっとエッチなバトルコメディー、退魔師貞子ちゃん! 日曜の朝九時絶賛放送中!」

ミセ*゚∀゚)リ「普段はぶっきらぼうなトソトソだけど、ベッドの上では甘えん坊……? ミセトソの18歳未満は見ちゃダメな話」

lw´‐ _‐ノv「実はこの学園で起きた今までの話は、全て私が書いた小説だったのさ」


(゚、゚トソン「というのが来たら基本却下だ」


o川;゚ー゚)o川; д川ミセ;゚ー゚)リ「「えええええええええぇぇぇっ!?」」ζ(゚ー゚;ζ


ミセ*゚ー゚)リ「でも、検閲するのがあの生徒会長なら、私のミセトソ18禁とか通りそうな気がするんだよね」

(゚、゚;トソン「そんな話を通して誰が得をするのさ!」




ξ////)ξ「>>229、べ、別に嬉しいなんて……思ってないんだからねっ!」

232名も無きAAのようです:2011/11/17(木) 19:11:09 ID:Mi/SxON.O
そこまで期待しないで軽い気持ちで受け止めて頂ければ幸いです

233名も無きAAのようです:2011/11/17(木) 20:02:26 ID:IJOwxHrw0
>ミセ*゚∀゚)リ「普段はぶっきらぼうなトソトソだけど、ベッドの上では甘えん坊……? ミセトソの18歳未満は見ちゃダメな話」


これにしよう(提案)

234名も無きAAのようです:2011/11/17(木) 21:33:50 ID:xKIiprec0
>ミセ*゚∀゚)リ「普段はぶっきらぼうなトソトソだけど、ベッドの上では甘えん坊……? ミセトソの18歳未満は見ちゃダメな話」


そうしよう(同調)

235名も無きAAのようです:2011/11/17(木) 23:07:40 ID:HFpPWalkO
R18無しってことは朝チュンじゃないか
アレやアレの有無を考えると夜も眠れなくなるからやめてくれwww

校舎や寮の大掃除やってほしいな
女装でも素でもいいから

236名も無きAAのようです:2011/11/17(木) 23:16:16 ID:7Jt0vnFc0
妹者とハインの甘い絡みをもっとくれ…!

237名も無きAAのようです:2011/11/18(金) 17:30:16 ID:lOfdIPz2O
むしろ素の様子が見たくなってきた。
女装禁止日の1日をなにとぞ…

これでブーンちゃんも納得できるはず!

238名も無きAAのようです:2011/11/19(土) 02:05:17 ID:eXDg9.cQO
>>299だけど、ツンちゃんにデレられて幸せ過ぎるwwwww

一般人から見て、この学園がどう見えんのかが気になる。女装師の学校って世間一般でも知られてんのかな?
後姉妹校とかないの?

239名も無きAAのようです:2011/11/19(土) 14:10:49 ID:BosE6ELMO
>>238
未来人ですね分かります

という冗談はさておき、>>67にもありますが女装師は世間一般には秘密の存在ですね
だからここに入学する生徒はツンみたいに親が女装師だったり
クーみたいに女装が代々の仕事に関係する人が多いです

ちなみに世間一般からは共学校だと思われています
だから女装制服で学校を特定できても男子校だとは思われていません

フォックスの辺りでも触れていますが学歴としてはかなり低い私立で
立地も特別良くなく全寮制で学費も異様に高い
だから普通の受験者はほぼいないですね
でも中には極少数ですがハインのように一般からたどり着く人もいます

姉妹校等は存在しないです
全国から生徒が集まっており、長期休暇は遠いところまで帰省する生徒がたくさんいます
だから>>98でハインは電車で一時間なら家は近いという発言をしました

なぜ女装師が秘密なのかはきっと本編中で多分語る機会が恐らくあるかと
うん、改めて私は裏設定大好き人間なんだなと自覚しますた

240名も無きAAのようです:2011/11/19(土) 14:39:15 ID:BosE6ELMO
o川*゚ー゚)o「ここからは作者に代わって、可愛いキュートちゃんが謝辞を申し上げます! ぺこり☆」

o川*゚ー゚)o「みんな、たくさんのお手紙ありがとー♪ 頂いたないよーは、きょくりょく書いていきたいと思います」

o川*゚ー゚)o「噂によると>>233君の意見はミセリ先輩が、生徒会に乗り込んでヒートに直談判したとかなんとか☆彡ビューン」

o川*゚ー゚)o「>>236君にはヒートが、普段から十分甘い話ばっかりじゃないかよおおおおぉぉ!! って伝えてって!」

o川*゚ー゚)o「あっ、今回はただの謝辞に来ただけで、御意見箱撤収ってわけじゃないからね」

o川*゚ー゚)o「では、今夜も夢でまたキュートと会おうね☆」

241名も無きAAのようです:2011/11/22(火) 21:53:32 ID:1L60mNJ.O
現在奮励努力しておりますので今週中、遅くても日曜日には投下できると思います
なぜかいつも同じ台詞言っている気がします
きっとこれがデジャヴというものなんですね

御待ち頂く間、>>233で要望頂いたミセトソの短編をどうぞ
一応全年齢対象のつもりですがそういうのが嫌いな方はパスして下さい

242名も無きAAのようです:2011/11/22(火) 21:57:11 ID:1L60mNJ.O
【夢の続きは月にさらわれました】


(-、-トソン「う、んぅ……」

トソンは薄ぼけた意識の中で寝苦しさを感じ、半眼になって周囲を見渡した。
室内は暗闇に包まれている、つまりまだ起床時間ではない。
ならばなんだ、と覚醒仕切らない頭のまま更に視線をさまよわせると、

ミセ*゚ー゚)リ

闇に目が慣れたのか、自分の上に乗っかっている人影が飛び込んだ。

(゚、゚トソン「なにをしているんだ、キミは」

相部屋の少女ミセリは、よくふざけて布団の中へ潜り込んで来る。
だからまたふざけているのかと思い、トソンは彼女を追い払おうとするが、どうにも様子がおかしい。

ミセ*゚ー゚)リ「トソン、私ね……シたくなっちゃった」

僅かに差す月明かりの中で、ミセリは瞳を爛々とさせ、トソンへとしなだれかかる。

(゚、゚;トソン「えっ、なっ!?」

あまりにも急な展開に、トソンは思考が上手くまとまらず、現状を把握できない。
そこへ追い討ちをかけるように、ミセリがトソンのパジャマのボタンを、唇の先で器用に一つ二つと解いて胸元をあらわにさせた。

243名も無きAAのようです:2011/11/22(火) 21:58:24 ID:1L60mNJ.O
ミセ*゚ー゚)リ「トソンって肌、綺麗だよねぇ」

(゚、-;トソン「ひゃっ……」

白くしなやかな指が、トソンの柔肌を優しくくすぐる。
夜這いって本当に有効なんだな、と思わず現実逃避してしまうほど一連の流れは艶やかだった。

ミセ*゚ー゚)リ「ほら、上着を自分で捲ってごらん」

(-、-トソン「そんな……」

ミセ*゚ー゚)リ「大丈夫、私とお月様しか見てないから」

いつもの明るい元気な声ではなく、甘ったるい艶を含んだ響き。
それにはまるで魔法がかかっているかのようで、耳元で囁かれるとトソンはなにも考えられないまま従ってしまう。

(-、-*トソン「はず、かしいよ……」

トソンはパジャマを捲り上げ、自ら薄い胸を露出させる。
だが羞恥心には勝てず、上着の裾を唇でくわえ、ひっそりと息づく胸の先端は両手で隠していた。

ミセ*゚ー゚)リ「綺麗だよ」

不安気にぎゅっと瞳をつぶるトソンを安心させるためなのか、ミセリはついばむようなキスを頬に繰り返し、綺麗だと官能的に囁く。

(-、-*トソン「ふあっ……んぅ……」

次第に唇は柔らかな頬から、肉付きの薄い首筋、繊細な鎖骨へと降りてくる。
素肌を何度も吸われ、暖かい舌の這い回る未知の刺激に、既にトソンは抵抗する気力を失っていた。

244名も無きAAのようです:2011/11/22(火) 21:59:54 ID:1L60mNJ.O
ミセ*゚ー゚)リ「はあい、おててはばんざいしようねぇ」

ミセリに導かれるまま、乳房を隠していた両掌を頭の上へと移動させる。
月下に晒される淡く薄桃に色付く突起は、つんっと上向きに硬化していた。

ミセ*゚ー゚)リ「ふふ、可愛いんだ」

ミセリは胸全体を包み込むように掌を添え、中指と薬指で   挟み  揉むと同時に   擦り   。

(////トソン「ゃん  はぅ… 」

ミセ*゚ー゚)リ「い よね?」

強引に    開脚   脚間に膝 割り込ま    



…………


ミセ*゚ー゚)リ「はっ、夢か! くう、惜しいところだった。最後らへんはもう少し鮮明に……!」

(゚、゚トソン「いつまで寝ているのさ。遅刻してもボクは知らないからね」

ミセ*゚∀゚)リ「リアルトソトソはっけーんっ!」

(゚、゚;トソン「うわあっ!? なんでキミは朝からそんなに元気なんだっ!!」



.

245名も無きAAのようです:2011/11/22(火) 22:02:52 ID:1L60mNJ.O
以上で一旦終了です
TOLOVEるダークネスが全年齢対象ならこれぐらいは大丈夫ですよね……?

246名も無きAAのようです:2011/11/22(火) 22:22:25 ID:7Rf8FJ7gO
マジで書きおったwwwwGJ!

247名も無きAAのようです:2011/11/22(火) 22:35:22 ID:Fkr8oUtA0
>>233だけどこれもう(興奮して)わかんねぇな

248名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:29:05 ID:sro2c18kO
お待たせ致しました
今回の男は可愛く美しくは12月の話になります

一本目は>>236で頂いたハインと妹者の話
二本目は>>235>>237で頂いたのをドッキングして、男だらけの大掃除の話
三本目は>>229で頂いたツンの活躍?する話
四本目はクリスマスの話になっております

249名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:34:24 ID:sro2c18kO
【甘くないケーキの対比効果】


l从・∀・ノ!リ人「うん、美味しそうにできた」

美しい焼色のついたキャロットケーキ、僕が作れるお菓子の中で最も自信があるのがこれだ。

寮室の簡易キッチンにはしっかりとしたオーブンがないので、つー先生に頼んで寮の正式な厨房を貸してもらった。
その甲斐もあってオーブンレンジで作る普段のより、何割か増しに美味しそうにできた気がする。

l从・∀・ノ!リ人「まったく、ハインはしょうがないなあ」

そもそもなぜそこまでしてキャロットケーキを作ることになったのかというと、珍しくハインが風邪で体調を崩してしまったからだ。
先程様子を見に行ったときには、本人はもう平気だと元気そうにしていたが、一応病み上がりだし栄養のあるものを食べさせた方がいいだろう。

l从・∀・ノ!リ人「人参に多く含まれているβカロチンは風邪にいいし」

この間誕生日プレゼントを貰ったことだし、こういうところでお返しをするのも、人としての礼儀なんじゃないかなって僕は思うし。

まあそういうわけでケーキなんて焼いたという次第だ。


.

250名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:35:43 ID:sro2c18kO
ζ(゚ー゚*ζ「おやおや、そんな美味しそうな香りを漂わせてどこへいくのかな、お嬢さん」

l从・∀・ノ!リ人「他意はないんだろうけど、デレがいうと犯罪の臭いがするね」

ζ(゚ー゚;ζ「ひどっ!? 私はただ妹者をかどわかして、部屋に連れ込んで気持ちいいことしようとしただけなのに!」

l从・∀・;ノ!リ人「それが犯罪臭いっていってるんだよっ!!」

ζ(゚ー゚*ζ「おー、ノリボケにも綺麗にツッコミを入れますな」

l从・∀・ノ!リ人「段々ボケ方が上手になるの止めようよ」

ζ(゚ー゚*ζ「まあ冗談は置いといて、それはなんぞな?」

l从・∀・ノ!リ人「これ? 久し振りにキャロットケーキを焼いたんだ」

ζ(゚ー゚*ζ「……なるほどねえ、普段なら略奪するところだけど今日は見逃してあげよう」

l从・∀・ノ!リ人「なにその全てを悟ったような態度」

ζ(^ー^*ζ「皆までいいなさんな。きっと喜んでくれるよ」

l从・∀・ノ!リ人「だからなんで、そんなしたり顔なのさ!」


.

251名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:37:56 ID:sro2c18kO
l从・∀・ノ!リ人「…………」

自分の部屋でもあるのだから躊躇する必要などないのだが、どうにも緊張する。
意を決してドアノブを回し、扉を押そうとするが――


从 ゚∀从「そうか、わざわざすまねえな」


誰かと会話しているハインの声が、部屋の中から耳朶に届いた。
とっさに手をノブから離すが、勢いでわずかに扉が開いてしまう。

l从・∀・ノ!リ人「誰と……」

話しているのだろうか。
先程別れたばかりだしデレではないだろう、ならば先輩なのか。
駄目だとは思いながらも、誘われるように隙間から部屋を覗き込む。

252名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:40:33 ID:sro2c18kO
从 ゚∀从「もう平気だって。丈夫なのが俺の取り柄だから」


話し相手の数はどうやら一人ではないようだ。
なんと三人もいて、楽しそうにハインと談笑する彼女達は、どれも見知った顔ではなかった。

いや、正確にいえば見覚えぐらいはある。
確かクラスは違うが同じ学年の生徒だったはず。

l从・∀・ノ!リ人「そういえば以前にデレが、ハインは同級生から人気があるって……」

ハインは優しいし、面倒見もいいし、気遣いが上手だ。
例えば道路を歩いていると、気がついたらいつも自然に車道側を歩いてくれている。

そしてなによりも、一緒にいると日だまりにいるみたいに、心が暖かくなる。

だから、みんなから人気があっても不思議ではない。
――不思議ではないはずなのに、なぜか胸が締め付けられる、気がする。

l从・∀・ノ!リ人「あれは――」


.

253名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:44:20 ID:sro2c18kO
从 -∀从「はあ」

風邪などひくのはいつ振りだったか。
馬鹿は風邪をひかないというが、どうやら俺はいうほど馬鹿でもないらしい。
いや、こんな短時間で回復するのは馬鹿だからかも知れないが。

从 ゚∀从「甘ったる……」

特別親しかった記憶もないのだが、先程まで同級生が何人か見舞いに来てくれていた。
今まで友達がろくにいなかった俺からすると、こういうのは地味に嬉しい。
嬉しいのだが、

从;-∀从「俺って甘いの苦手なんだよね」

いかんせん、見舞い品としてくれたケーキが甘過ぎた。

从 ゚∀从「苦手とはいえ、目の前であんなに嬉しそうに食べてくれっていわれたら、断れんよなあ」

ケーキなんて普段はモララーが焼いたものしか食べない。
あいつはその辺りを熟知しているのか、俺が丁度美味しいと感じる糖度で作ってくれる。

254名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:45:43 ID:sro2c18kO
l从・∀・ノ!リ人「ただいま」

噂をすれば影というやつだろうか、出かけていた妹者が戻ってくる。

从 ゚∀从「おかえり。どこいってたんだ?」

l从・∀・ノ!リ人「厨房を借りて、キャロットケーキを焼いていたんだよ」

从*゚∀从「よっしゃ! 俺、妹者のキャロットケーキ好きなんだよね」

l从・∀・ノ!リ人「はあ? なんで僕が焼いたケーキを、君にあげないといけないの?」

从;゚∀从「なんか、怒ってらっしゃいます?」

l从・∀・ノ!リ人「別に。ただあくまで仮定だけど、もし仮に僕が君のためにケーキを焼いたのだとして」

妹者の視線が脇へそれる。
なんだ、と思い追いかけて見るとその先にあったのは、テーブルに置かれたままのケーキの梱包箱。

l从・∀・ノ!リ人「お腹いっぱいでしょ?」

その声音からは不機嫌さが見え隠れどころか、とげとげしく自己主張している。

255名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:48:26 ID:sro2c18kO
从 ゚∀从「あっ、ああ、妹者の分も残ってるからさ。食べていい――」

l从・∀・ノ!リ人「いらない」

こちらの話を拒絶する程冷たい態度を取る割には、自己嫌悪もしているような表情をする。
これはまるで、焼きもちを焼いている女の子ばりの理不尽さだ。

ここで返答を間違うと、より厄介なことになるのは火を見るより明らか。

从 ゚∀从「お、俺は妹者の作ったケーキ食べたいなあ、なんて」

l从・∀・ノ!リ人「でも……」

妹者は淡いピンク色をした小さな唇をとがらせ、拗ねた表情で物言いた気にちらちらと、テーブルへ流し目を送る。

なんだこの、痴話喧嘩をしているみたいな微妙に甘酸っぱい雰囲気は。

从 ゚∀从「俺は妹者の作ってくれたケーキだから食べたいんだって!」

多少恥ずかしことをいった気がするが、とにかく流れを変えた方がいい。
このままだと、なにか精神的によろしくない。

256名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:51:23 ID:sro2c18kO
l从-∀-*ノ!リ人「ま、まあ、そこまでいうならあげないでもないけど」

妹者は満更でもなさそうに、口をもにゅもにゅ動かす。

l从////ノ!リ人「はい、どうぞ」

手早く切り分けたケーキを華美な皿に盛り付けて、妹者はそっぽを向きながら俺にそれを突き出した。
頬が紅潮していることからするに、顔を合わせないのは単なる照れ隠しだろう。

从*゚∀从「むー! やっぱ美味いな、妹者のキャロットケーキは」

l从・∀・ノ!リ人「ハインはなにを食べても美味いっていうよね」

从 ゚∀从「妹者の作ったもんはなんでも美味いってことだよ」

l从・∀・*ノ!リ人「はいはい」

二人称が君からハインに戻っている、つまり爆弾は解除されたと見て間違いなさそうだ。

257名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:54:24 ID:sro2c18kO
l从-∀-ノ!リ人「……ごめん。嫌な態度を取ったよね、僕」

从 ゚∀从「気にしてねえよ」

l从・∀・ノ!リ人「でも――」

从 ゚∀从「でもっていうのさ、やめにしないか」

昔は滅多に聞くことがなかった、でもという自分を卑下するような言葉。

俺は出会った当初、こいつのことを人当たりのいいやつだと思った。
だが親しくなるにつれて、それは違うのだということに気付いた。

人当たりがいいのではなく、モララーは誰とも深く関わろうとしていなかったんだ。

誰も傷つけない、自分も傷つかない、それでいて友達と呼べる絶妙な関係。
笑って見せても怒って見せても、本心は隠しているのに、そうとは気付かせない鉄壁の距離感を持っていた。

でもという言葉は、その鉄壁が破られそうになって、卑屈な本音が漏れるのを必死で堪えているときに出る台詞だ。

l从・∀・ノ!リ人「でもって、そんなにいってるかな?」

从 ゚∀从「最近は増えたな。昔と比べりゃ、そういう兆候があるだけ嬉しいんだけどよ」

一方的なものかもしれないけど、俺はお前を親友だと思っているから。
だから、もっといろんな内心を見せてほしい。

258名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:57:06 ID:sro2c18kO
从 -∀从「あー、つまり本気で怒ったりもっと甘えてくれても、俺は絶対にお前を嫌いにはならねえよってこと!」

言葉というのは想像以上に不便で、想いの全てを伝えることはできない。
だから指先から少しでも多くのことが伝わればいいのにと、俺はいささか乱暴に妹者の頭を撫でる。

l从-∀-*ノ!リ人「うん」

いつもなら、撫でるなと憤る定型のポーズを返してくるが、このときは違った。
少し照れるようにしながら身をすり寄せてくる。

いつもと違うのは、その分だけ今までより前進できたのだと決めて、


俺はいつもより優しく妹者の頭を撫で続けた。



.

259名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:02:56 ID:lU2HQ7ooO
【ドキッ! 男だらけの大掃除大会 〜ほろ苦い思い出もあるよ〜】



(<●><●>)



(;><)「いきなりアップで意味もなく、こっちを向くのはやめてほしいんです!」

( <●><●>)「精神的ブラクラみたいな扱いなのはわかってます」

( ><)「なにも、そこまではいってないんです」

( <●><●>)「いや、でもぶっちゃけ顔のせいでイメージ決められることってあるじゃん? 俺っち的にはそれはどうなのよって」

(;><)「だからっていきなりイメージを崩さないでほしいんですっ!」

260名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:06:19 ID:lU2HQ7ooO
( <●><●>)「初キャラ崩し…ども…。俺みたいな腐れワカッテマス、他に、いますかっていねーか、はは」

(;><)「むしろ他にワカッテマス君がいるなら見てみたいんです!」

(<●><●>)「本当に?」
(<●><●>)「何人もいるのなら?」
(<●><●>)「見たいんですか?」

(;><)「っ!? ぎゃああああああああああなんですうううううう!?」

( <●><●>)「残り二つはただの張りぼてです」

( ><)「……もう、ワカッテマス君なんて嫌いなんです」

( <●><●>)「私はビロードのこと好きですけどね」

(* ><)「な、なにをいってるんですか! も、もぅ、そんなこといわれたって嬉しくもなんともないんですからね」

( <●><●>)「では口が裂けても二度といいません」

( ><)「えっ? いや、二度とはちょっとないんじゃないですか。口が裂けるぐらいなら、ほらねえ……?」

( <●><●>)「口が裂けるのも格闘ディナーにグルメ・デ・フォアグラ無しで勝てることを考えれば、悪いことばかりではないかもしれません」

(;><)「悪いことばかりなんですっ! そもそも格闘ディナーがなんなのかわかんないんです!」

261名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:08:23 ID:lU2HQ7ooO
( <●><●>)「やれやれ、これだから火中天津甘栗拳と飛竜昇天破ぐらいしか知らない世代は嫌なんです」

( ><)「それもわかんないんですけど」

( <●><●>)「……さて、そろそろ大掃除の時間ですね。真面目にやらないとつー先生に怒られてしまいます」

( ><)「待ってほしいんです! なんで少しづつ僕から距離を取ろうとするんですか!」

( <●><●>)「これではさすがのワカッテマスでも、ビロードだったかビコーズだったか、時々名前が分からなくなっても仕方ないですよね」

(;><)「三年近くも一緒にいて、なんで今更名前が分からなくなるんですかっ!?」

( <●><●>)「なにを騒いでいるんですか、ビ、ビ、……ビコーズ」

(;><)「悩んだ挙句間違ってるんです! 僕はビロードなんですうううううぅぅ!!」


.

262名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:09:59 ID:lU2HQ7ooO
( ´∀`)「次がラストモナ!」

( ゚∀゚)「ああ、この一球を打てれば俺の勝ち。打てなければお前の勝ちだ!」

( ´∀`)「いくモナ! これが決め球の消える魔球!!」

( ゚∀゚)「なにっ!? 本当に見えないだと、……ここだっ!」

( ´∀`)「実はまだ投げていないだけモナ、てい!」

( ゚∀゚)「……今のはボークだろ」

( ´∀`)「ボークぅ? それはなんだモナ?」

( ゚∀゚)「なにって、投球モーションに入ってから投げなかったらルール違反で」

( ´∀`)「それは野球のルールモナ。僕達がやっていたのは、雑巾を投げて箒で打つゲーム。誰も野球をやろうなどいっていないモナ」

(;゚∀゚)「くっ!」

( ´∀`)「つまり明日の昼はジョルジュの奢りで」

263名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:16:04 ID:lU2HQ7ooO
( ・∀・)「もう、小学生じゃないんだから。いつもお世話になっている寮ぐらい、自分達の手で綺麗にしないと駄目でしょ」

( ゚∀゚)「すまない、モララー。お前の明日の昼飯はモナーに取られちまった」

(;・∀・)「うおい、なんで僕のご飯を賭けてるんだよ!」

( ゚∀゚)「モナーが大食らいなやつでさ」

( ´∀`)「正確な情報を付け加えますと、既にジョルジュは一回負けていて、次はモララーのを賭けるといいだしました」

( ・∀・)「……ジョルジュ?」

( ゚∀゚)「いや、勝てば問題ないかなって」

( ・∀・)「つー先生! ジョルジュがつー先生の部屋の掃除を手伝いたいっていってまーす!!」

(;゚∀゚)「おい、馬鹿、マジでやめろって……うわっ!?」

(*゚∀゚)「本当か? いやあ、すまんな。助かるよ」

(;゚∀゚)「いえ、これはモララーの冗談でして」

(*゚∀゚)「さしもの私もどうしたものかと思っていたんだよ、あの惨状は。やっぱ持つべきものは可愛い生徒だな」

(゚∀゚*)つ(;゚∀゚)≡「ですから、先生、これは違くてですね、放してええええぇ…………!」


( ・∀・)「あっ、しまった。最後にジョルジュに、あそこの蛍光灯を替えてもらえばよかったな」

(;´∀`)「意外と容赦ないモナね」


.

264名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:18:20 ID:lU2HQ7ooO
( ^ω^)「ふう、見えない所にも汚れは溜まっているもんだお」

('A`)「ブーンじゃねえか。調子はどうよ?」

( ^ω^)「後はバケツの水捨てて、ゴミ出しして終わりってところだお。そっちは?」

('A`)「俺もこのゴミ出しが終わったら、あらかた片付いたことになるかな」

( ^ω^)「ちょっと待って、せっかくだから僕も一緒にいくお」

('A`)「別にそんな焦って用意しなくても置いていかねえよ」

( ^ω^)「お待たせ。ところで、ヒッキーも一緒だったんじゃないのかお」

('A`)「ヒッキーなら校長に捕まって長話食らってる。あいつの性格だと最後まで抜け出せないだろうなあ」

( ^ω^)「大掃除が終わるまでは、戻って来られそうにもないおね」

265名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:21:07 ID:lU2HQ7ooO
( ^ω^)「……あのさ」

('A`)「なんだよ?」

( ^ω^)「僕達って普通だおね」

('A`)「まあ普通に普通だわな」

( ^ω^)「今一つ派手な事件も起こさなければ、漫才みたいな掛け合いもない」

('A`)「俺と漫才したいのか? 落語は芸の肥やしかと思って覚えたが、漫才なんてやり方知らないぞ」

( ^ω^)「落語もできるのかお」

('A`)「前に鹿芝居の前座として、やらせてもらったことがあるんだよ」

( ^ω^)「鹿芝居?」

('A`)「落語家さんがやる芝居のことだよ。はなしかの芝居だから、略して鹿芝居ってんだ」

( ^ω^)「へえ、確かに全然詳しくない僕からすると、落語と歌舞伎って似てるような雰囲気があるお」

('A`)「両方江戸時代の話が多いからな。おかげで俺は日本史の江戸らへん超強いぜ」

( ^ω^)「でも世界史は弱いおね」

('A`)「おうふ、世界史も地理も苦手なんだよなあ」

266名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:22:26 ID:lU2HQ7ooO
( ^ω^)「日本地図の県ですら、たまに間違えるのはどうなんだお」

('A`)「マイナーでごちゃごちゃしてるとこなんて覚えてねえよ。廃藩置県前の日本地図なら完璧なんだが」

( ^ω^)「いやいやいや、藩の方があからさまに数が多くてマイナーでごちゃごちゃしてるお」

('A`)「現在でいうところの関西方面は特にそう感じるかもな。よし、燃えるゴミはそっち頼むわ」

( ^ω^)「了解。燃えないゴミはお願いするお」

('A`)「これで俺達の分担は終わりだな。一年達の手伝いにでもいってやるか?」

( ^ω^)「そうするかお」

267名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:24:48 ID:lU2HQ7ooO
('A`)「そういや、もう少しでクリスマスだな」

( ^ω^)「もうそんな時期かお。ドクオは何歳までサンタさんって信じてた?」

('A`)「小学校上がる頃までかな。昔、絶対にサンタさんが来るまで起きててやるなんて思ってさ」

( ^ω^)「あるある、でも結局寝ちゃうんだお」

('A`)「それが起きていられたんだけど、親父が遅くまで仕事してたらしくてさ」

('A`)「天狗の舞台衣装のまま、寝た振りしてる俺の枕元にプレゼント置いてったんだよ。あれには天狗が来たかと本気でびびったぜ」

( ^ω^)「僕のお父さんも毎年クリスマスライブをやってたから、ミニスカサンタ衣装のままプレゼントを貰ったりしたお」

(;'A`)「どちらかというとそっちのがキツいな!」

('A`)「……いや待て、ブーンの親父さんってことはアイドルの内藤さんだもんな。ミニスカサンタは全然有りだっ!」

(;^ω^)「友人の父親にそういう反応を見せるのはやめろ!」

('A`)「しかし、こうやって考えると、案外俺達って普通じゃないのかもよ?」

( ^ω^)「家庭環境のせいだと思いたい……」


.

268名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:28:33 ID:lU2HQ7ooO
【最強の調味料は愛?】


ξ*゚⊿゚)ξ「ツンのラブラブクッキングー!」

ξ-⊿-)ξ「ここのところ急激に冷え込んだから、風邪をひく人も多くなってきたわよね」

ξ゚⊿゚)ξ「ルームメイトが寝込んでしまった。なにか栄養のあるものを作ってあげたいけど、料理はしたことがない」

ξ゚⊿゚)ξ「今回は、そんな可愛らしいあなたのためのコーナーです!」


ξ゚⊿゚)ξ「まず最初に初心者が陥りやすいミスなんだけど、いきなり難しい料理を作ろうとしてない?」

ξ-⊿-)b゙ チッチッチ

ξ゚⊿゚)ξ「そういうのは失敗する確率が高くなるし、風邪のときは消化にいいものじゃなきゃノンノンノン」

ξ゚⊿゚)ξ「だから今回は定番の一つ、玉子おじやを作りたいと思います!」

269名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:31:24 ID:lU2HQ7ooO
ξ゚⊿゚)ξ「なによりまず最初は、ご飯を炊くところから。お米はワンカップで一合なのよ」

ξ゚⊿゚)ξ「米と水を規定量入れて、ジャーにセットしたらスイッチオン!」

ξ゚⊿゚)ξ「実際に炊き上がったご飯は、既にこちらに用意してあります」

ξ゚⊿゚)ξ「では次は土鍋に、醤油や味醂等の調味料を適当に注ぎます。土鍋がない人は普通の小型鍋でも代用可だからね」

ξ゚⊿゚)ξ「調味料が煮立ったら、そこへご飯を投入!」

ξ゚⊿゚)ξ「んー、色合いからするに醤油が多かったかな? 砂糖を入れて辛さを中和っと」

ξ*゚⊿゚)ξ「よし、後は溶き玉子を流し込んで、ひとまぜしたら出来上がり!」


.

270名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:34:18 ID:lU2HQ7ooO
川 ゚ -゚)「これは実際に私が、去年寝込んでしまって体験した話なんだがな」

川 - 、-)「当時の私はブーンの料理を食べたことはあっても、ツンの料理を食べるのは初めてだったんだ」


――回想シーン――


ξ゚⊿゚)ξ「クー、大丈夫?」

川 ゚ -゚)「ああ、幾分かは楽になったよ。すまないな、看病などさせてしまって」

ξ゚⊿゚)ξ「そんなこと気にしないの。おじや作って来たんだけど、食べられそう?」

川 ゚ -゚)「わざわざツンが作ってくれたのか?」

ξ////)ξ「べ、別に、わざわざなんて作ってないわよ。私が食べるののついでよ、ついで!」

川 ゚ ー゚)「ふっ、そうか。ならばありがたくそのついでを頂くとしよう」

271名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:36:44 ID:lU2HQ7ooO
ξ゚⊿゚)ξ「熱いから気をつけるのよ?」

川 ゚ -゚)「いくら風邪っぴきだとはいっても、子供じゃないさ。では、いただきます。はむっ……ぐぶぅ!?」

川;゚ -゚)(な、んだ、これは……!? 吐くな! 頑張れ、私!)

川;゚ -゚)(多分一合カップと普通の計量カップを間違えているから、水と米の分量がおかしいのではないかとか)

川;゚ -゚)(米を研がずに炊いただろうから、ぬか臭いとか)

川;゚ -゚)(このきてれつな味は調味料を計らずに適当に入れただろとか)

川;゚ -゚)(バリバリと強烈にアピールしてくる卵の殻とかは、些細なことに過ぎないと感じる、この、焼けるような……)

川;゚ -゚)「少し、甘いのは……なんで、かな?」

ξ゚⊿゚)ξ「醤油を入れ過ぎたから砂糖で中和したの」

川;゚ -゚)(違う、辛いの反対は甘いじゃない! でなければこの世に甘辛いなんて言葉は存在しなくなるっ!)

ξ*゚⊿゚)ξ「美味しい?」

川;゚ -゚)「ま、まあまあ、かな」

ξ゚⊿゚)ξ「ちぇ、まあまあか」

川;゚ -゚)「まあまあ、美味しいよ」

ξ////)ξ「そ、そう。まあ、今後も風邪をひいたら、作ってあげなくもないけど?」

川; - )(もう風邪など絶対にひかん……!!)

272名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:41:02 ID:lU2HQ7ooO
――回想終わり――


川 ゚ -゚)「私はそれ以降体調を崩したことなど、一度足りとてないよ」

川 ゚ ー゚)「ふっ、そういった意味では、ツンの料理は究極の特効薬だな」

ξ゚⊿゚)ξ「あっ、いたいた。クー、私ね、料理を作っ――」


≡≡川 ゚ -゚)「ああ忙しい忙しい、もう上から下までてんやわんやになっているな、忙しくて!」


ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと、待ってよー!」


.

273名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:46:25 ID:lU2HQ7ooO
【クリスマス中止のお知らせ】


(*゚∀゚)「12月25日に開催予定だったクリスマスは、諸事情により中止となりました」

(*゚∀゚)「本決定により、当然のことながらクリスマスイヴも中止になります」

(*゚∀゚)「中止、ならびに本告知が遅れたことにつきまして、楽しみにしておられた方々、及び関係者各位には謹んでお詫び申し上げます」

(*゚∀゚)「つきましては、24〜25日の間は目的のいかんを問わず、寮内での生徒間の過剰な接触が禁止されております」

(*゚∀゚)「そういう行動は、25日が終了するまで延期するようお勧め致します」


寮生「「ええええええええええええええええ!?」」

274名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:47:46 ID:lU2HQ7ooO
川 ゚ -゚)「さすがにそれはないのではないか」

l从・∀・ノ!リ人「もうクリスマスケーキだって焼いちゃったし」

ミセ*゚ー゚)リ「急に中止っていうのは」

从 ゚∀从「そうだそうだー! 自分が独り身で寂しいからって身勝手だぞー!」


(*゚∀゚)
  ⊂彡☆);>∀从


从;゚∀从「暴力は違うんじゃないかと」

(*;∀;)「うるせえ! 私だって、私だってな、恋人ぐらいな、本気で作る気になればな……!」

ζ(゚ー゚*ζ「ほら、よしよし。泣かないで下さいよ」

(*゚∀゚)「泣いてなんかないやい! という訳でクリスマスは中止だ、中止!」

275名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:49:21 ID:lU2HQ7ooO
ノパ⊿゚)「私情に溢れまくった理由は、なんとなく理解できたけど」

(゚、゚トソン「さすがに承服し難いな」

ξ゚⊿゚)ξ「うーん、中止はねえ」

lw´‐ _‐ノv「ちくわ大明神」

从 ゚∀从「そうだそうだー! 絶対王政か、お前は! 独身王族かっ!」


(*゚∀゚)
  ⊂彡☆);>∀从


从;゚∀从「なんでこんなに人がいる中、俺の居場所には敏感なんですか」

(*゚∀゚)「お前の顔はどことなく私に似てるから、目につくんだよ」

从 ゚∀从「うわー、もの凄く反応に困る理由」

276名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:51:35 ID:lU2HQ7ooO
从 ゚∀从「そういえば、俺ずっとつー先生について疑問に思ってたことがあるんですけど」

(*゚∀゚)「B81W―― 」

从;゚∀从「スリーサイズなんて聞いてないっす!」

(*゚∀゚)「ならなんだ、いってみろ」

从 ゚∀从「つー先生って女装師なんですか? それとも本当に女なんですか?」

(*゚∀゚)「その質問の意味はつまり、もし女だったら責任を取って嫁に貰ってくれるということか?」

l从・∀・;ノ!リ人「さすがにそこまではいっていないと思うのですが……」

(*゚∀゚)「娶るつもりがないなら、私の性別なんてどうだっていいだろうが」

从 ゚∀从「ただの興味本位ですから、そういわれましても」

(*゚∀゚)「収入もそこそこあるし、尽くすタイプだし、純情だけど意外とえっちぃし、結構いいぞ私」

川 ゚ -゚)「そんなことより、クリスマスは本当に中止なんですか?」

(*゚∀゚)「さらっと流すなよ! ……分かった、ここにいる全員でクリスマスパーティだ! それなら文句ないだろ?」

ζ(゚ー゚*ζ「つまり、クリスマスを二人きりで過ごそうなんてやつは許さんが」

ミセ*゚ー゚)リ「全員でならやってもいいってことだね」

277名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:52:49 ID:lU2HQ7ooO
从´ヮ`从ト「いいんじゃないかなあ。大人数で騒ぐのが好きな人も多いだろうし」

o川*゚ー゚)o「キュートは賛成ー!」

川д川「キュートさんや私なんかは、元々二人きりで過ごすパートナーがいませんからね」

o川;>ー<)o「はうー! キュートにもちゃんとパートナーぐらいいるもん!」

川д川「そうなのですか?」

o川*゚ー゚)o「例えば、ツンとか――」


ξ゚⊿゚)ξ「少しだけ残念な気もするわね」

川 ゚ ー゚)「ふっ、たまには皆で過ごす夜もいいじゃないか」


川д川「一番仲がいいんでしょうけど、思いっきりアウトなところいきましたね」

278名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:56:47 ID:lU2HQ7ooO
o川;゚ー゚)o「はうぅ、例えば、部屋が同室のヒートとか――」


从´ヮ`从ト「楽しみだねー」

ノパ⊿゚)「羽目は外し過ぎないようにして下さいよ」


川д川「ヒートさんはシュールさんにも狙われてますから、競争率高いですよ?」

o川;゚ー゚)o「はううぅ……」

ζ(^ー^*ζ「キュート先輩、私の部屋ならいつでも開いていますから」

o川*^ー^)o「デレの部屋は怖いのでごめんなさいです」

(*゚∀゚)「キュートも、クリスマスを二人で過ごす不謹慎さが分かっただろう?」

o川*゚ー゚)o「分かりました。不謹慎だ、異教徒を滅せよー!」

(゚、゚トソン「なんだっていいから、全員でやるならさっさと準備を始めなよ……」


.

279名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:58:15 ID:lU2HQ7ooO
l从・∀・ノ!リ人「そっちは料理足りてます?」

川 ゚ -゚)「問題ないぞ」

o川*>ー<)o「ぷはーっ! もう一杯持って来ーい」

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっと、これシャンメリーじゃなくて」

(*゚∀゚)「無礼講だよ、無礼講! 飲め飲めい!」

lw´‐ _‐ノv「無礼討ちじゃー」

ミセ*゚ー゚)リ「トソトソはプレゼント交換でなにがもらえたの?」

(゚、゚トソン「それが鍵なんだけど、誰が鍵なんて――」

ζ(^ー^*ζ「ああそれ、私の部屋の鍵ですよ」

(゚、゚トソン「てありゃあああああ!」

ζ(゚ー゚;ζ「あー!? なにも力一杯窓の外に放り投げなくても」

(゚、゚トソン「キミは同室の者の迷惑を考えたことはあるのか!」

ζ(゚ー゚*ζ「ほえ? いやあ、そのときは3P――」

l从・∀・;ノ!リ人「すみませんっ! うちの変態が迷惑をおかけして本当にすみません!」

280名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 01:02:02 ID:lU2HQ7ooO
ミセ*゚ー゚)リ「気にしない気にしない。無礼講だよ」

l从・∀・ノ!リ人「ミセリ先輩……。実は僕、ミセリ先輩に謝りたいことがあるのですが」

ミセ*゚ー゚)リ「えっと、謝られるようなことあったっけ?」

l从・∀・ノ!リ人「入学した当初、僕は先輩のことを人の話を聞かない、ゴーイングマイウェイな人だと思っていましたが」


从´ヮ`从ト「でるのかっ! シュールちゃんの空中殺法!」

lw´‐ _‐ノv「アイアムナンバーワン!」

o川*゚ー゚)o「しかし、それもキュートにかかれば!」


l从・∀・ノ!リ人「ミセリ先輩は」

ζ(ーεー*ζ「私、酔っちゃった。妹者、ちゅーしよ、ちゅー」

l从・∀・;ノ!リ人「くっ、このっ! ミセリ、先輩は、全然、普通の方です!」

ミセ*゚ー゚)リ「……比べられるメンバーを見ると、素直に喜べないのはなんでだろう」


.

281名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 01:03:50 ID:lU2HQ7ooO
――三時間経過――


(*゚∀゚)「しかし、アルコールの力があったとはいえ……」


l从・∀・*ノ!リ人「はーはっはっはっ! 脱げ脱げ!」

从//∀从「いや、やめてっ!」

ζ(゚ー゚*ζ「むしろ私が脱ぐー!」

(゚、゚トソン「ミセリ。このリップ、今月出たばかりの新作なんだ」

ミセ*゚ー゚)リ「えっ、あっ、うん……」

(゚、゚*トソン「キミにも少しプレゼントするよ、口移しで♪」

ミセ;゚ー゚)リ「きゃあああああ!?」

282名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 01:06:21 ID:lU2HQ7ooO
o川* ー )o「どうせ私はなにをやっても駄目なんですよ。なにをしてもみんなの迷惑になるんです」

lw´‐ _‐ノv「そんなことないよ! キュートはいつも眩しい程に輝いている、太陽のように!」

川д川「つまらないことをグダグダいってんじゃねえええぇぇ!!」

川 ゚ -゚)「パタップソッポ! キロキルラー!」

ξ゚⊿゚)ξ「あらあら、いやぁ〜ねえん。どうしちゃったのよおぉ、クーったらん」

从´ヮ`从ト「ツンちゃん、声が若本のノリオちゃんみたいになってるよ」

ξ゚⊿゚)ξ「ぶるあああぁぁぁ! なぁんてこったいぃぃ! ちくしょうちくしょう!」

≡ノパ⊿゚)「しゅっぽ、しゅっぽ、私の名前は機関車ヒート!」



(*゚∀゚)「……どうしよう、この状況」

283名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 01:09:31 ID:lU2HQ7ooO
(´・ω・`)「つー先生?」

(;゚∀゚)「こ、校長? 違うんですよ、これは、その」

(´・ω・`)「大丈夫、皆までいわずとも分かっています」

(*゚∀゚)「えっ?」

(´^ω^`)「これが宇宙秘密結社キロキルラーの仕業だということはね!」

(;゚∀゚)「やべえ! こっちも変なことになってる!」

川 ゚ -゚)「キロキルラー! キロキルラー!」

(´゚ω゚`)「パタップソッポ! キロキルラー!」

(;゚∀゚)「しかも一番厄介なところとリンクしやがった!?」

≡ノパ⊿゚)「しゅっぽ、しゅっぽ、つー先生もこっちにおいでよ!」

(*;∀;)「もうやだ、助けてええええ!!」


.

284名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 01:18:52 ID:lU2HQ7ooO
投下終了です
ミセトソの全年齢対象も含めると、いつもの二倍近い文量になったのではないでしょうか
そして久し振りにギャグテイストな話を書いた気がします

予定では三月で終わりですので、残すは三回
是非とも最後までお付き合い下さい


o川*゚ー゚)o「ここから先はキュートのコーナー! ……で、いいんだよね?」

o川*゚ー゚)o「今回はクリスマスを含めた12月の話になりました」

o川*゚ー゚)o「大晦日やら年末年始の話は、次回の1月にふぞくします」

o川*゚ー゚)o「それとまだまだ御要望は受け付けておりますので、どしどし投函して下さい」

o川*゚ー゚)o「はい、台本終わりー☆」

o川*゚ー゚)o「あれ? 今回は邪魔がないの?」

o川;゚ー゚)o「一人は一人で寂しいんだけどー!!」


.

285名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 13:41:07 ID:HEpJZQgQ0
乙乙!
ワカッテマスはらんま好きなんだなww
残り3回なのか、終わるのは寂しいが楽しみに待ってる!

286名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 18:36:28 ID:ISUS3V7I0
乙です!
ミセトソ大好きだ

287名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 20:08:09 ID:r4yhOJL6O

いい呑まれっぷりだwww素との落差がひでえ

288名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:17:32 ID:H0KQ2WvEO
私作者だけどミセトソ、ワカビロ組の書きやすさは異常だと思うの


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板