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ヤンデレの小説を書こう!@避難所 Part06
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「じゃあ行ってくるわ、留守よろしく」
「あい、行ってらっしゃい」
「いってらっしゃーい」
夕飯のカレーそそくさと食べた母さんはいつものように仕事へ向かった。
いつもすまんな母さん、感謝してるよ
「お父さんはそのまま休んでて!私お皿洗ってくるよ!」
「いやぁそのくらい自分でやるよ、いつもやってるし」
「いいからいいからぁ。未来では皿洗いは私がやってたんだからねっ」
と言われ無理やり自分の部屋に押し込められた。
部屋に入るとパスワード入力画面のまま止まってるパソコンが目に入った。
そういえばまだパソコンやってなかったっけ
0815と生年月日まんまの役割ほぼなしのパスワードを入力し起動を待つ
普段この待ち時間に着替えをするけど、もう普段着を着てるためスマホを手に取り待つことにした。
スマホのロック画面を解除して目に入るのはLINEのアイコンの右上についている数字が147になっていることだった。
これは決して俺が友達が多くてこんなにメッセージが多いとか、よく喋るグループLINEに属してるとかそういうことじゃない。
たった一人の人物から送られてくるものだ。
あまり長い間既読つけないと、ブロックしてるかとヒステリックになるので147と数字のついてる人物、「山口 佳奈」のトークを開くことにした。
その途端、
『あ、こんばんわ!』
と148番目のメッセージが書き込まれた。
こいつはずっと俺とのトークを開いているか、既読をつけたらいつも即時反応するんだよなぁ
『こん』
といつも通りの返信をした。
そしてメッセージの数々を見てみる
『今日はケーキ作ってみたよ!』
とか
『宿題やった〜??』
など他愛もないメッセージの数々だった。
こいつほんと暇人だな。
山口 佳奈。同じ幼稚園、同じ小学校、同じ中学校、そして現在において同じ高校に通う、まさに『幼馴染み』という関係だ。
中学生の頃、初めて幼馴染みモノの小説を読んだとき、当時は少し厨二病も患ってことから誰かが俺と佳奈の行動を監視してるのか、とアホな妄想していた。
そんなことはなかったと最初に気付いたのは、幼馴染みの男女は幼い頃に結婚の約束をするというお約束を知った時だった。
小さい頃の記憶をひねり出してもそんな約束した覚えはなく、その時初めて監視なんてされていないと知ったのだ。
思えば佳奈はずっと遊んでいる仲だな
幼稚園のころは一緒に外で遊び、小学生の頃はお互いの家でテレビゲームをして、中学生になると俺はネットゲームにハマったけどまさか佳奈までハマるとは思わなかったな。
全部が全部ではないがよく趣味が合うんだよなぁ
横目でちらとパソコンを見ると起動が終わっており、キーボードとマウスに手を伸ばそうとしたが、
「ねむい」
強烈な睡魔がその行く手を阻んだ。
なんだこれ、眠すぎる
ちらと今度はベッドを横目で見ると、まるで桃源郷のようにみえてしまう。
「だめだ、寝よう」
睡魔との対決はあっさりと、睡魔の圧勝で終わりベッドを倒れこんだ。
『ねむい、寝るわ乙』と一言、LINEにメッセージを書き込み、目を閉じた。
(…あっ、そういえば)
この家にいるもう一人の人物のことを思い浮かべたときには、その意識はプッツリと切れてしまった。
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