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ヤンデレの小説を書こう!@避難所 Part06
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「タイムマシン?」
眼前の少女からにわかに信じ難い単語が飛び出てきたので思わずオウム返ししてしまった
「はい。私はタイムマシンで未来からこの時代にやってきたというわけです」
「へー、ドラ○もんですら22世紀にできるっていうのに20年後にはもうタイムマシンができんのか、科学の進歩ってすげーな」
普通なら信じない様な話でも目の前に出された新しい元号の十円玉や高性能そうな見たこともない電子機器などを見てると本当ことなのかな、と思えてくる
「そしてこれが私の子供の頃の写真です」
その写真には笑顔いっぱいな小さな女の子とその女の子を肩車している俺が写ってた。全く身に覚えのない写真だ。
「えぇと、これは?」
「私と、私の父との写真です」
「え?父と、ってまさか…」
「…会いたかったよ、お父さん」
そういって彼女は微笑んだ
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遡ること1時間前、月島 優哉(つきしま ゆうや)はいつもの様に高校から帰宅したのちすぐに自分の部屋に入った。そしてカバンを降ろす前にパソコンの電源ボタンを押しその流れでカバンをベットへ投げ込む。
パソコンが起動するしばらくのあいだに着替えをパッパとすませ、そして日課である動画漁りでもしようかとしたその時だった。
突然、風呂場から大きな水音が部屋に聞こえてきたのでびっくりした。
この家は、自分と母しかいない。シングルマザーである母は夜遅くまで、というか夜から朝まで働いているため基本昼から夕方まで寝ている。なので風呂場から水音がなったことに驚いてしまった
母が風呂に入った音かなと思い過ごそうと思ったが風呂に入った音どころの水音ではなかったので気になり確認しに行った。
「母さん?風呂入ってるの?」
ドア越しに尋ねてみるが返事がない。ただのしかばねのようだ…
「母さん?大丈夫?」
少し焦ってきた。もしかしたら過労で倒れたのかもしれない。そんな思考がよぎる。
「ごめん、母さん入るよ!」
救急車って119だよなそんなことを考えつつ扉を開ける。最悪の状態を覚悟しつつ…
しかしそんな不安とは裏腹にそこに居たのはずぶ濡れの服を着た同い年くらいの少女だった
「え、っと、どちら様?」
しばらく固まった後、出た言葉情けないものだった。倒れている母の想像とはかけ離れた状況だったため思考がフリーズしてたのだ。
少女の方も俺の顔を見るや否や、驚きと喜びの顔を浮かべた。
ほう、なかなかのべっぴんさんだな
とふざけたことを考えたらだんだん冷静になり始めた。少女の大きな胸を支えてるであろうブラジャーが透けて見えてるのだ。
ひょっとすると、自分はエライもん見てるのではないか。その考えに至ると急に羞恥心と罪悪感が湧き上がってきた。
「あ、ああ、あああごめん!これで身体拭いて!今着替え持ってくるから!」
バスタオルを少女に投げ、逃げるようにその場を後にする。
「やっぱりこういう時ってジャージなのかな」
自分の部屋に入りジャージを手に取り風呂場へ向かう。
「そうだ、母さんは…」
風呂場に向かう前に母の安否を確認しに行く。寝てるかもしれない母を起こさないようにゆっくり母の寝室の扉を開ける。
「よかった」
そこにはだらしない寝相でいびきをかく我が母親、夏子(なつこ)が寝ていた。
もう一度、起こさないように静かに扉を閉め問題の風呂場へ向かう。
「えっとここにジャージ置いとくからこれに着替えて」
「わかりました」
おお、今思えば初めて声きいた。なかなか可愛いらしい声じゃないか。
こんなに可愛いなら人生イージーモードだろうな。いやベリーイージーか
などとふざけたことを考えると脱衣所から着替え終わった少女がでてきた。
「えっとお話があるので、リビングに行ってもらっていいですか?」
「お、おう」
そしてリビングでテーブルにお互い向き合うように席に座ると少女はいくつかの物をテーブルに並べた。そして
「実は私、タイムマシンで20年後の未来から来ました」
こう告げた。
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