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ヤンデレの小説を書こう!@避難所 Part06
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「いい飲みっぷりだね、キスして」
「どさくさに紛れて言うな」
油断も隙もない奴だ。
「いい加減にキスしてよ」
「いい加減にキレるぞ」
「そこまで拒絶しなくてもいいじゃん」
「するに決まって『叔母さんとは』……お前」
妹は、数枚の写真を持ちながらにやりと笑った。
「キス以上のことをしたくせに」
「お前、いつの間にそれを撮ったんだ!」
「さあ、いつだろうねー」
写真を取り上げるため、立ち上がろうとする。
しかし――。
「くっ!?」
体に力が入らない。
「無駄だよ、ジュースにたっぷりと薬を入れたから」
「どこでそんなもん手に入れた!!」
「教えてあげない。それより、取引をしようよ」
「取引だと」
「うん」
脅迫犯は、怪しげな微笑で告げた。
「私とキスをしたらこの写真はお兄ちゃんにあげる」
「……それに従わなかったら」
「お父さんとお母さんに写真を見せる」
「……」
こんなもの取引じゃない。
答えは一つに決まっている。
「わかった。勝手にしろ」
「わーい」
人生最悪のキスを俺はした。
「はい、写真」
薬の効き目が薄れた頃、約束の品はあっさりと返された。
「良かったよ、お兄ちゃん」
「黙れ」
写真は全部で十枚。
言い訳のしようがない姿が移されている。
「あ、それとお兄ちゃん」
「……なんだ」
正直、こいつとは二度と口を聞きたくなかった。
それでも、返事をしてしまうのは妹からだろう。
むかつく話だ。
「写真はまだまだあるから」
「なっ!?」
「これからもよろしくね」
次はキス以上だね、嬉しそうに妹は言った。
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