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ヤンデレの小説を書こう!@避難所 Part06

8一朝一夕第2話:2013/09/24(火) 00:24:37 ID:jTib45jM
その数分後。洋が降りたその次の駅では、洋と同じ高校の制服を着た女子生徒が下車し、何事か呟いていた。
「…町の喫茶店、…商店街の本屋、…駅前のレンタル屋…」
彼女が呟いている店達。それらは洋の携帯の閲覧履歴にある店達の履歴と、全く同じものだった。
「あとは、洋さんが通ったバイト先に私も応募すればいいだけね」
大丈夫私なら絶対受かるから、と静かに笑って一人自信満々に頷くと、彼女は反対行きのホームへと歩き出した。
「ふふ、さっきのうとうとしてる彼、かわいかったなぁ…」
そう、出来ることならすぐにでも食べちゃいたいくらいに…
遅かれ早かれ、私は彼を美味しく頂くことになるのだから



「おはよ」
「おう、おはよ」
チャイムがなる10分前、教室に入って顔を合わせた雄次に挨拶する。
「眠そうだな」
「ちょっとね、夜中に色々やってたら寝るの遅くなった」
「色々って?」
「期末終わったらバイトでも始めようと思ってさ」
目をこすりながら返答する
「ああバイトね、いいんじゃないか?」
「へー清戸くんバイトするんだ」
自分の斜め前に座っていた旭さんが会話に入ってきた
「うん始めるなら早い方がいいし、期末終わった後に始められれば新学期までには慣れると思うし」
「そっかー、私も何かバイトしようかなぁ」
旭さんが悩む仕種を見せる
「旭さんなら面接とかすんなり受かりそうだよね」
「そんなことないよ〜」
そんな感じで談笑しているとチャイムが鳴って先生が教室に入ってきたので会話はそこで打ち切られた
「まぁ決まったら教えてよ。私も参考にしたいし」
「うんいいよ」
とは言っても、彼女なら大体のところは受かりそうなものだし、後は本人がどこでやりたいか次第だと思うけどな

「…ゼッタイ、同じとこ応募して採用されるから、ネ…」

洋には聞き取れないくらい小さな声で言った、彼女のその呟きは洋の耳には届かなかった。


「さて、下校か」
授業も終わり、これから下校だ。しかし期末テストは来週、勉強の最後の追い込みをかけなければならない
「とりあえず、できるだけ頑張ってみるか」
そう呟くと洋は教室を後にした




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