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ヤンデレの小説を書こう!@避難所 Part06

7一朝一夕第2話:2013/09/24(火) 00:23:06 ID:jTib45jM
夜。洋は一人街灯の照らす道を散歩していた。
夜の散歩は好きだ。人気のない、静かな空間を夜風を体に受けながら歩いていく。さすがに夜には登校・下校の時に受けるあの視線はない。むしろ何かに守られているような感じさえする
俺の住んでるアパートの近くは割と平和な地域だし、今まで変な輩にからまれたこともない。不思議と朝よりも安心な気分になれる。よく風当たりにこうして散歩するようになって3年くらいか、今では日課の一つと言っていいだろう
高校にも大分慣れてきて、今のクラスで過ごす時間も当たり前の日常になりつつある
あとは新しい友達ができて、プライベートでももっと遊ぶことがこれから増えればより密度の濃い時間を過ごせそうだ
「この目前に迫る憂鬱な期末テストが終われば夏休み。そしたらバイトでも始めるかな」
幸いうちの高校はバイトを禁止していない。小遣い稼ぎのため、経験のためにも何かバイトはしておいた方がいいだろう
「今のうちに目星だけでもつけとくか」
今の時代、携帯からネット検索で簡単に見つかるし、決まるのにそう苦労はしないはずだ
「そのためにも、期末で赤点取って補習地獄って最悪の事態だけは避けなきゃな」


翌日。朝の電車に揺られ、洋は立ちながらうたた寝していた。
試験勉強した後、携帯でバイト募集検索をしていたらつい遅くなってしまい、寝たのは3時近くだった
ダメだ、眠い…
「…駅、…駅でございます」
「あの、…駅ですよ?」
「ん…降りなきゃ…」
寝過ごしそうになりながらも、親切な人に声をかけられなんとか下車した。
「あれ?」
ふと後ろを振り返り閉まっていく電車の扉を眺めるも、自分に声をかけてくれた人が誰だか分からない。
「お礼言えなかったな」
次からは気をつけよう




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