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ヤンデレの小説を書こう!@避難所 Part06
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「――それで、お話とはなんでしょうか?」
ジネットさんに、まだ風味が消えてない俺の家では上質な紅茶を入れ、
俺はジネットさんとテーブルを挟んで向かい合っていた。
ジネットさんも紅茶を飲んだせいか落ち着き、
意志のある瞳を俺に向けていた。
「はい、明日もダンジョンへ向かうのですよね?」
ジッと俺を見ながら、ジネットさんは静かに言う。
しかし聞いている内容は、ここにいる村の人なら誰でも分かるような事だ。
俺は戻ってきたら、ほぼ間髪入れずにすぐダンジョンへ向かっているのだ。
なんで今さら?という気持ちがないでもない。
「もちろんです。ここから皆を救い出してやらなければならないので。」
―とは言ったものの、具体的にどうやって救うかは決まっていない。
ただ、突破さえすれば俺はこのダンジョンを自由に行き来するくらいの強さがあることになる。
そして外から応援を呼べば、もしかしたら村人を救うことができるかもしれない。
強くて、俺の頼みを聞いてくれる奴に1人だけ心当たりがあるしな。
「それなんですが……その……」
急にジネットさんの表情が曇る。
さっきのちょっとした迷いが顔に出てしまい、ジネットさんを不安にさせてしまったんだろうか?
だとすれば勇者失格である。
「大丈夫ですよジネットさん。俺は絶対にダンジョンを抜けて、皆を助けます。」
必殺の勇者微笑みを使い、ジネットさんを見る。
どうだジネットさん!俺の微笑みに安心感を得るがいい!
「ち………違いますっ!」
ジネットさんは 勇者を 否定した!
俺は心に大ダメージを受けた!
「はっ…いえ違うんですゲオルグさん!わわ私そんなつもりで言ったんじゃ……」
ジネットさんは俺を見て何やら必死に弁解しているわけだが、
俺は今どんな顔をしているというんだ。
若干視界が歪んで見えにくい。
「わ、私、私は、ゲオルグさんに無理をしてほしくないんです!」
ジネットさんは顔を真赤にして立ち上がった。
どう無理をして欲しくないか分からないが、激昂するのだけは勘弁していただきたい。
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