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ヤンデレの小説を書こう!@避難所 Part06
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「…待ってください。私から……逃げないでください。」
謎の力の正体はジネットさん。勇者の力では有りませんでした。
しかも俺の行動を看破。なにこれ。
「べべべ別に逃げてないです。俺はこれから風呂入ってメシ食って明日にそなええ"え"」
言い訳をさせてもらおう。俺は別に吃音症ではない。
予想外のことが起きたのだ。
「ゲオルグさん……ん…こんなに怪我して……」
美女に、横顔を舐められた。
仄かに暖かく、しっとりとした感触がこめかみに当たる。
チロチロと動くその物体に、俺の股間にある伝説の剣は真の輝きを取り戻しそうになった。
慌ててジネットさんの肩を掴み、自分の正面に立たせる。
「ななな…っ!何してるんですかジネットさん!」
自分の顔の温度が上がっている。しかし目の前のジネットさんも結構真っ赤である。
「あ…いえ、その……消毒を……そう!消毒をしたんです!」
さっき全快といった俺の言葉は、なかったことになった………
若干目頭がじわっと来る。
「あ!いえそうではなくて!あのそのつまり!これはですね!――」
―俺はここからさらに帰るタイミングを失い。
ジレットさんの言い訳を数時間聞くはめになった。
「……つまり、寂しすぎてついカッとなってやったと。」
「…お恥ずかしい限りです。」
夕暮れが迫る道端にて、血まみれの勇者と教会のシスターは話し合っていた。
目を回して言い訳をするジレットさんを落ち着かせ、事情を聞いた。
するとなんと、俺がいなくて寂しかったというのだ。
さらに俺が素っ気無い態度を取るので、頭の中が真っ白になったという。
美女に想われるというのは、なんと心地よい事だろう!
それがシスターとしての優しさであるという現実さえなければ、これほど嬉しいことはない。
…ああ、自分で言っていて嫌になってくる。
「それじゃ、また明日会いましょう。出発前に顔を見せますね。」
押し寄せる自己嫌悪の波に耐えつつ、俺こと勇者ゲオルグは颯爽と立ち去ることにした。
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