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ヤーディシア連邦設立会議

6ノイエ・ヴァレニエ王国 ◆0kEzUbPFq6:2015/11/11(水) 18:22:38
 ノイエ・ヴァレニエ王国首相 オットー・フォン・ゲルラッハ

 各国代表におかれましては、レンスベルクにお越し頂いたこと、感謝に堪えません。
 ヴォスメールにおいては、未だに"暗黒の中世"を具現化したかのような体制をとり続けている、カラシュ・セヴェリンの女狐が喚きたてているようです。
 カラシュ・セヴェリンといえば大陸にその悪名が轟いております。国民の生き血を啜りながら傲慢な門閥貴族が胡坐を掻いている。パンとクロワッサンの話など、その最たるものでしょう。
 国家と認めたくもありませんが、まあ、かの国の元首はいろいろと噂がありますからな。当主は寝台の上で声が大きく、次期当主は議場で声が大きいようですな。ハハ。おっと、下品な冗句が過ぎましたかな。

 さて、英明な皇帝陛下は残念なことに宮廷の外、このヤーディシアの現状をご存知ない。宮廷に巣食うあの女狐共が英明な陛下を誑かし、惑わしているに違いありません。
 しかし皇帝陛下が現状を認識せず、佞臣に目と耳を塞がれ、古き良き偉大な帝国などという絵空事が現実のものとなると考えておられるなら、帝国の命数はもう間もなく尽きるでしょう。
 そうなってから対処を始めるのでは遅い。我らだけでもこのヤーディシアを憂わねばなりません。ヤーディシアに住むすべての民衆が血を流す事のないように。
 それは無論、旧帝国領邦に住まう民衆だけではありません。ブランデー王国、南ヤーディア人国の民衆も含まれます。

 さて、本題に入りましょう。我が国はヤーディシア全体の問題を処理する、新秩序として"ヤーディシア連邦"を設立すべきであると考えております。
 ヤーディシア連邦は議会を置き、議会は各国の代表によって構成されます。議会においては、各国の立場は対等であります。
 この議会は各国の主権をそのままに、あくまでヤーディシア全体の問題を処理するものであります。

 懸案となるのは、フェザーン大陸の異邦人と帝国の存在であります。
 フェザーン大陸の実情は把握されておらず、彼らがどのような勢力であるのか、まず知る必要があります。
 彼らが野蛮にも武器を用いて攻撃してくるならば、ヤーディシアの安寧を守るためにも各国はこれを迎え撃つ必要があるでしょう。
 が、無用な争いを避けるためには、対話は不可欠でありますから、連邦成立の暁にはフェザーンから代表を迎える事が第一歩となりましょうか。

 また、帝国は恐らく連邦の存在を認めようとはしないでしょう。連邦への加盟諸国に恫喝を加えてくるやもしれません。
 その時、我らは帝国に膝を屈し、帝国の一領邦、あるいは属国へと成り下がるべきでしょうか?
 弾圧と迫害は日に日に勢いを増し、自由は否定され、人民の権利は認められず、ただ権威主義だけが蔓延る帝国に?
 
 答えはただ一つ。否であります。
 そのような事は許されてはなりません。帝国が我々を認め、連邦をヤーディシアの新秩序として認めるならば、我々も剣を手にとる必要はありません。

 しかし、帝国が我々に剣を向けるならば?
 ――我々は武器を手にとり、帝国と相対すべきなのです。帝国と対話など、望むべくもないことは皆様よくご存知でしょう。
 ヤーディシアが連邦に求めるのは帝国との対話ではなく、力です。帝国が連邦に代わることは出来ません。連邦は団結してヤーディシアの秩序を守らなくてはなりません。
 新時代の秩序は、帝国との対話ではなく鉄と血(Eisen und Blut)によって成り立つのです。

 各国代表は如何様にお考えでしょうか?


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