したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

避難所

774宛誄&蜂比礼:2012/02/10(金) 16:48:38 ID:tElbSrz.
本スレ>>866

「ははは! そうであることを願いますよ・・・」

 宛誄は頭を掻くと、言葉を続ける。

「さて、それでは現実問題どうやって謝りましょうかね」


 ニコニコとする零に蜂比礼はおぞぞぞぞと鳥肌を立てる。

「うー、来るんじゃねぇし! あっちいけーーー!!」

775零「」&黒龍『』:2012/02/10(金) 17:59:04 ID:HbHPxpxY
>>774
『ん?誤り方?それは勿論、スキンシップだろ!?宛誄が蜂にキスなり抱き着くなりすりゃいいんだよww』
外国では仲直りや親しい友人の挨拶などにはそれくらい当たり前らしい。
日本で育った者にはセクハラやらで訴えられそうだが・・・。

『(あー、確か俺のファーストキス奪ったの、白龍だったな。)』

一方・・・。

「なんで行っちゃ駄目です?大丈夫ですよ、痛いようにはしませんから」ニコリ

目を見開いた零。
目つきが少し怖い。

776宛誄&蜂比礼:2012/02/11(土) 00:43:28 ID:tElbSrz.
>>775

「・・・そんなことして本格的に嫌われなきゃいいんですけどね」

 はぁ、とため息をつくと立ち上がる。

「さて、追いますか。確かにいつまでも悩んでいても仕方がない」


「うーーー、キモいキモいキモいキモいーーーーっ!!」

 蜂比礼は喚きたてると、そのまま一目散に飛び去ってしまう。
 ・・・幽体剥離、レッドゾーン!!

777名無しさん:2012/02/11(土) 11:52:05 ID:HbHPxpxY
>>776
『お?捜す気になったか?じゃ、行こうか!!』

宛誄の手を引っ張り、零の元へと向かう。

「・・・・・・・・・気持ち悪い?」ガーン

零は笑みを引き攣らせ、orzの体勢に。効果は抜群だ。

778宛類&蜂比礼:2012/02/11(土) 20:39:23 ID:vmn27WQc
>>777

「はい、それでは」

 捕まれた手を握り返し、宛類は駆け出す。
 そしてうずくまる零を素通りして奥の茂みの方へ。


「うーーっ!」

 地団駄を踏む蜂比礼。
 そこに宛類は息を切らせて駆け寄っていく。

「ねぇ」
「うわっ! な、なんだし! 今更謝っても遅せーしー!!」

 宛類は肩を上下させながら、にっこりと笑いかける。

「もう謝って許して貰おうとは思いません。
 ずっとずっと憎んでいていい、嫌ったままでいい」

「だから・・・」

 宛類は蜂比礼の雲のようにすり抜ける手を取り、語りかける。

「あなたの友達を七罪者から取り戻すまで、一緒に同じ道を歩いてください。
 僕とあなたの目的を果たすまで、形だけでも協力してください。
 ・・・その後ならどうなっても構いませんから」

 宛類の言葉に蜂比礼は複雑そうな表情をすると、そっぽを向いて吐き捨てる。

「あーーー! もうしょうがねぇし!!
 今回だけは貸しにしといてやるけど、次はねぇから覚えておくしーーー!!」

 負け惜しみのように叫ぶと、蜂比礼は宛類の体内の本体に帰って行った。

「えぇ、肝に銘じておきますよ・・・。ありがとう」

 それだけ言うと宛類は去っていった。


//長くなってすいません!
勝手ながらこれで〆にさせていただきます!
乙でした&ありがとうございました!

779零&黒龍:2012/02/14(火) 16:31:21 ID:HbHPxpxY
>>778
『良かった良かった。これも俺のおかげか!?』

「あ・・・・・・」

『うわああ、零はキモくないから!!くそったれ、あの蜂め・・・・・・!』

去っていく宛誄に軽く黒龍は手を振り、orzな零を慰めるのだった。

//遅くなりました、どうもありがとうございました!

780ハーメルン:2012/03/25(日) 21:01:26 ID:tElbSrz.

 歓楽街を見下ろすハーメルン。
 色取り取りのネオンは、暗い夜を煌々と照らしていた。

「けっ! どいつもこいつも・・・好き勝手暴れやがって!」

 世界妖怪連合の暴走にハーメルンは少々あきれ返っていた。
 隠密に妖怪を減らす計画、誰一人足並み揃うわけもなかったのだ。

「だがこれはこれでまぁいい、目晦ましに俺が好きにできるしな・・・」

 赤い目の鼠が町中を駆け廻っていた。
 強い妖怪達の情報を集めていくそれは、人を操るべく淡々と牙を研いでいる。

「さぁて、じゃあ始めるか。人を使った妖怪狩りをよ・・・!!」

 笛の音が響き渡った途端、路地裏でいきなり人に化けた妖怪が殴り殺された。
 鮮血が舞い、頭がい骨が砕け散る音が響き渡ったはずなのに、誰一人振り向く者はいなかった。

 路地裏の周囲の人々は、皆赤い目をしていた。

781三凰「」&瞳『』:2012/03/25(日) 21:13:28 ID:SmXQZqJk
>>780
『どうもこの辺りの人間の様子がおかしい……まるで、人間じゃないみたいだ……』

人間の様子がおかしいことに気づいた瞳。その中の一人の後をつけ、路地裏に入り込んだ。
その瞬間、瞳のすぐ近くで人に化けた妖怪が殺された。

『なっ!?いったいなにが!?』

すぐに気がついた。瞳は、自分が危険な場所にいることを

「あれは……瞳と…人間?」

その上空、電柱の上に立つ三凰。三凰もまた、異常な人々が気になり路地裏に来たのだった。

「しばらく様子を見るか……」

三凰はそのまま、下を眺め始めた。

782ハーメルン:2012/03/25(日) 21:22:34 ID:tElbSrz.
>>781

 ビルの屋上にて。
 ハーメルンが笛を止める。

「・・・網にかかったようだな」

 鼠達が物陰から瞳を、そして三鳳を見つめている。
 ハーメルンがペラペラと、ストーリーテラーから支給されたリストを眺め、
 ハッと目を止める。

「あいつは・・・ははっ! こりゃあいい・・・!
 強くて誠実で人間好き、俺にぴったりの獲物じゃねぇか!」


      【死の舞曲・発熱】


 赤い目をした人々が、瞳を取り囲んでいた。
 強化され、笛の音で操られた人間達が瞳を両脇から捕まえ、数人がバールやハンマーなどを掲げる。

「さぁて、あいつはどうやって仕留めようかね」

 電柱の上に立つ三鳳をハーメルンが挑発的に睨みつけた。

783三凰「」&瞳『』:2012/03/25(日) 21:36:47 ID:SmXQZqJk
>>782
『な、何をする!』

あっさり捕らえられる瞳。腕を刀にして必死で抵抗すれば、振りほどけるかもしれないが……
瞳にはそれができなかった。何故なら、彼らは人間。瞳には、人間を攻撃するなどできなかったのだ。

「瞳の奴……何をやっている…チッ、奴に死なれてはこまる。まだ、リベンジを果たしていないからな。」

そのまま、蝙蝠の姿になり、瞳の方へ飛ぶ。飛び立つ瞬間、屋上のハーメルンをちらりと見る。

三凰(あいつが司令塔か?瞳を救出したら、次は奴だな。)

「サウザンド・レイピア!」

瞳の真上まで、飛びそこから数人に向け、レイピアの形をした無数のエネルギーを放った。

784ハーメルン:2012/03/25(日) 21:51:11 ID:tElbSrz.
>>783

 三凰の攻撃に数人が吹き飛ばされるが、
 すぐに第二波が2人に襲い掛かる。

 ハーメルンが苛々とその様子を眺め、舌打ちをする。

「チッ、やっぱり人間じゃあ不意をうたねぇと決定力に欠けやがる」

 笛の音が変わる。


   【死の舞曲・肥大】!!!


 赤い目をした数人の人々の腕に血管が走る。
 体の負担を無視した、過剰強化。

 人々はバールや自転車、さらにはへし折った電柱まで振り上げ瞳に襲い掛かる!


「・・・死にな」

 その背後から、音もなく忍び寄っていたハーメルン。
 鈍色に輝く猟銃が三鳳の頭部を捉え、発砲音が鳴り響いた。

785三凰「」&瞳『』:2012/03/25(日) 22:04:43 ID:SmXQZqJk
>>784
「おい!瞳!貴様は何故攻撃しない!?死にたいのか!?」

瞳に怒声を浴びせながら、光のレイピアで再び人間達を攻撃しようとする。

『ま、待て!!駄目だ!彼らは人間なんだぞ!』

あろうことか、三凰が放った光のレイピアを瞳は右手を刀に変えすべて弾いてしまった。

「なっ!馬鹿が!!死ぬぞ!!
……はっ!?」

瞳に気を取られ、後ろが疎かになっていた三凰。発砲音が聞こえた瞬間、避けようと体をずらす。
結果、頭部は無事だったものの銃弾は羽を貫通。三凰は、飛ぶことが不可能になってしまった。

『くっ…』

一方、瞳はなんとか電柱や自転車は避けれたもののバールで殴られてしまう。

786ハーメルン:2012/03/25(日) 22:14:04 ID:tElbSrz.
>>785

 殴られた瞳に黒い波が集る様に、無数の手が瞳を押さえつけてしまう。
 三鳳のレイピアを黒いブーツの足が踏みつけた。

「ははは! お互いに足引っ張りあってざまぁねぇなぁ!! おかげで順調だぜ」

 散弾を当てたことに油断したハーメルンは、
 ニヤニヤと笑いながら二人に語りかける。

「人間の心配なんかしてる場合かよ、馬鹿共が。
 人間と妖怪、どっちが守られるべきかも知らねーで!
 そんな調子だから妖怪は消えていくんだよ!」

 三鳳の首をハーメルンが締め付ける。

「そういやアンタ、百鬼の主目指してるらしいな。
 良かったじゃねぇか、現在絶賛開催中だぜぇ! 優勝賞品は何でも願いがかなうそうだ!」

 眉を下げ、ハーメルンが嘲笑う。

「ま、テメーは今ここで死んで、優勝するのは俺だがね」

787三凰「」&瞳『』:2012/03/25(日) 22:21:19 ID:SmXQZqJk
>>786
『う……あ…あ……』

押さえつけられても、今なお抵抗をしない瞳。

「くっ……貴様ぁ……その薄汚い手を離せ……
百鬼夜行の主になるのは……この僕だ……」

三凰は、強気な態度をやめずに苦しそうな表情をハーメルンに向ける。

788ハーメルン:2012/03/25(日) 22:42:38 ID:tElbSrz.
>>787

 発砲音が響き渡る、が。
 散弾は三鳳の横を掠めていた。

「・・・あっけ無さすぎるな、その程度で主目指してんのかよ」

 ハーメルンは三鳳を壁に投げつけ、語りかける。

「テメェが百鬼の主を目指す理由はなんなんだよ、
 こんな衰退していく妖怪共の主に今更なったところで何の意味がある?」

 ハーメルンは自分の望みを語りかけていく。

「俺は優勝のプライズ以外に興味はねぇ!
 叶える望みは生物としての強さを得ることだ!!
 この百数十年で妖怪の力も! 数も進行も大きく減った!!
 沈みかけの船に何の未来がある!?
 俺は生物として生きた証を、存在を残していく! ただ衰退して消えていくなんてゴメンだ!!」

 三鳳へ向け、散弾が放たれた。

789三凰「」&瞳『』:2012/03/25(日) 23:02:36 ID:SmXQZqJk
>>788
「ぐはっ!」

壁に激突し、吐血する三凰。その衝撃で、蝙蝠姿の三凰の牙が一本折れてしまう。

「僕が……僕が百鬼夜行の主になる理由は、父上の……いや、宝玉院家のためだ!」

そう言い、人間の姿に戻り、よろよろと立ち上がる三凰。

「衰退しているからなんだ?沈みかけているからなんだ?
そんなもの覆せば良い。父上は、絶望から突き進み栄光を掴んだんだ。宝玉院家は……妖怪は……そんなに弱い生き物じゃない。」

と、語るものの銃弾を避ける体力は三凰に残っていなかった。しかも、三凰のレイピアはハーメルンに踏まれたまま。弾くのも不可能だ。

三凰(くっ……まだだ……何か突破口が……っ!!
これだっ!!)

三凰は足下の折れた自分の牙を広い、それをレイピアのように振るい、散弾を弾いたのだった。

790ハーメルン:2012/03/25(日) 23:11:01 ID:tElbSrz.
>>789

「ぐっ!」

 弾かれた弾丸が、頬を掠める。
 三鳳の思わぬ反撃に、ハーメルンは歯を軋らせた。

「ムカつくぜ、てめぇ・・・! だったら軽口叩きまくって今この場で死に晒せ!!」


   【死の舞曲・黒波】!!!


 ハーメルンの妖力が注ぎ込まれ、黒いオーラを纏った人々が腕を振り上げ三鳳に襲い掛かる!

791三凰「」&瞳『』:2012/03/25(日) 23:19:21 ID:SmXQZqJk
>>790
三凰(まずい!今の状態であの人間共と戦うのは危険だ……せめて、精気を回復出来れば……)

しかし、ハーメルンの妖力を注ぎ込まれた人間から精気を吸収するのは今の三凰では難しい。

三凰(ここは……)

三凰は、ハーメルンに背を向け残った体力を振り絞り走り出した。

「うおおおお!!」

逃げ出したかのように見えた三凰。しかし、彼が向かったのは人々に押さえつけられている瞳の元だった。

「はあっ!」

瞳に群がっている人々に己の折れた牙を振るい、瞳を救出しようとする。

792ハーメルン:2012/03/25(日) 23:27:48 ID:tElbSrz.
>>791

「!?」

 折られた牙で人は薙ぎ払われ、
 瞳に覆いかぶさっていた群衆達は吹き飛ばされる。

「はっ! 血迷ったか!!」

 黒いオーラを纏った人々が、
 恐るべき力で三鳳へと掴み掛り、八つ裂きにしようとした!

793三凰「」&瞳『』:2012/03/25(日) 23:47:50 ID:SmXQZqJk
>>792
「はぁ…はぁ…予想以上の数だな。
おい!瞳!こんなに追い込まれたのも、元はと言えば貴様のせいだ!」

『なっ!?』

助けに来たと思った相手から、予想外の言葉。

『な、何を言っている!それはあなたが………っ!?』

突如、瞳の腹部に痛みが走る。見てみると、三凰の折れた牙が突き刺さっている。

「責任はとってもらうぞ。」

『な、なにを……』
「命を奪う訳ではない。奪うのは、精気だ!」

瞳を突き刺した牙を抜く。瞳は、そのまま膝から倒れた。

「これならいける筈だ!」

迫り来る黒いオーラを纏った人々に向き直り――

「喰らうが良い!!」

再び無数の光のレイピアを放った。その数、先程の2倍位だ。

「サウザンド・レイピア―――X2!!!」

794ハーメルン:2012/03/25(日) 23:56:09 ID:???
>>793

「なっ!?」

 精気を吸った三鳳の力は凄まじく、
 黒いオーラを纏った人々はたちどころに吹き飛ばされてしまう。

「ぐっ、こっの野郎!!」

 三鳳へ向けて、笛を剣の様に変化させて三鳳へと突進する。

「死ねぇえええええええええええ!!」

795三凰「」&瞳『』:2012/03/26(月) 00:04:55 ID:SmXQZqJk
>>794
「くっ!」

己の折れた牙を盾代わりにし、突進を防ぐ。三凰は瞳の精気の影響で、力も強くなっているようだ。
とはいえ、三凰が受けていた肉体的ダメージも軽くはない。あまり長くはもたないだろう。

三凰(まだだ、持ちこたえろ……)

三凰の狙いは、先程黒いオーラの人々に放った光のレイピアの余りを一カ所に集め、肉体的ダメージの少ないハーメルンを一気に叩く事だった。
その一カ所とは、ハーメルンの頭上。上を見れば、光のレイピアが徐々に大きくなっているのが分かるだろう。

796ハーメルン:2012/03/26(月) 00:17:17 ID:tElbSrz.
>>795

「おらぁ!!」

 刃は三鳳の胸を抉り、鮮血を巻き上げ再び振り下ろされる。

「とっとと死にな!!」

 ハーメルンは三鳳を突き刺すのに夢中で、
 頭上のレイピアには気づかない。

 血に塗れた刃は三鳳の喉元へと突き進んだ。

797三凰「」&瞳『』:2012/03/26(月) 00:27:36 ID:SmXQZqJk
>>796
「ぐうっ!!」

やはり、ダメージが大きく押されている三凰。

三凰(キツいな……傷が深い……だが――)

「終わりだ……」

5メートル程の大きさになった頭上の光のレイピアがハーメルンの背中をめがけ、高速で放たれる。

798ハーメルン:2012/03/26(月) 00:36:42 ID:tElbSrz.
>>797

「くくく・・俺は生きるぞ! テメェ等とは違う!! 俺は――!!

 振り上げた剣で三鳳の心臓を突き刺そうとしたが、
 まばゆく輝くレイピアが背後からハーメルンを貫いた。

「がっ! はっ・・・! ち、ちくしょう・・・!!」

 光の矢はハーメルンを貫通し、虚空へと抜けていく。
 ハーメルンは大穴の開いた胸を押さえ、なおも嘲笑っていた。

「く、くくく! ははははは!!
 いいぜぇ、足掻いてみなぁ! この沈みかけの船の上で!
 テメー等が惨めにやせ細っていく姿! 笑いながら見ててやるからよぉ!!」

 高笑いを浮かべながらハーメルンは倒れ、その遺骸は塵となって消えて行った・・・。

799三凰「」&瞳『』:2012/03/26(月) 00:49:49 ID:SmXQZqJk
>>798
「……決して、沈ませはしない。宝玉院家がある限り。宝玉院三凰が在る限りな。」

そう決意し、ふらりと倒れている瞳の方へ向かった。

「立てる……筈はないか……意識も無いようだな。
仕方ない、一度屋敷へ運んで手当てをさせるか……くっ!」

瞳を担ぐ三凰だが、傷が深いため辛そうであった。

800名無しさん:2012/04/19(木) 07:01:56 ID:HbHPxpxY
本スレ>>91

「なら、話は早いね。三凰が直接頼めば済むからね。でも、三凰パパにもこのことはきちんと言うんだよ?」

念を入れると再び三凰に抱き着く。
会ったのは多分、結婚式以来。
久しぶりに会えてかなり嬉しいようだ。

801宝玉院 三凰:2012/04/19(木) 10:42:03 ID:SmXQZqJk
>>800
「ああ、わかっている……って、抱きつくのはやめろ……」

再び照れくさそうにする三凰。

802澪「」&露希『』:2012/04/19(木) 15:47:41 ID:HbHPxpxY
>>801
「ところでさ・・・・・・。ちょっと三凰には言わなきゃいけないことが・・・」

『ボクの瞳に何かしたんだよね、三凰君?今すぐ三凰君に瞳と同じ痛みを味あわせようか?』ニコニコ

突如現れる少女は片手に剣を持ち、三凰の衿元を掴む。

「あー・・・」

唖然とする澪。

803宝玉院 三凰:2012/04/19(木) 16:42:50 ID:SmXQZqJk
>>802
「き、貴様は!いつの間に!?」

一瞬驚くがすぐに冷静になり。

「ええい、離せ!奴には戦況を不利にされた責任を取らせただけだ。それに、僕が奴の精気を使って切り抜けなければ瞳も死んでいたんだぞ?」

そう言うと、無理やり衿元をつかんだ手を払い、続けて言った。

「それにだ、僕は気を失い傷ついた奴を屋敷まで運んで手当てまでしたんだぞ?感謝こそされても、恨まれる筋合いはない!」

804名無しさん:2012/04/19(木) 16:58:29 ID:HbHPxpxY
>>803
『それは感謝致します・・・。だけど・・・貴方は何も分かってない・・・・・・。
瞳はホントに・・・可愛そうなんだよ・・・・・・。

なんで皆は瞳を分かってくれないの?瞳は誰よりも優しくて強くて、なのにいつも不幸ばかり・・・。』

へなへなと座り込み、剣を地に指すと、悲しげな表情を見せる。

805宝玉院 三凰:2012/04/19(木) 17:15:52 ID:SmXQZqJk
>>804
「優しい?甘いの間違いだろう?あいつは、人間を助けたいなんて甘い理想を掲げて、より多くの犠牲を出しそうになったんだ。」

ハァ、とため息をつく三凰。

「……だが、強いというのには同意だ。あいつの言い方で言えば、絆の力か?まさか、そんなものが強さになるなんてな。少し前まで信じられなかった。まぁ、不安定な強さだがな。」

その後、呟くように言う。

「ある意味、あの“甘さ”も“強さ”なのかもしれないな……」

806露希『』&澪「」:2012/04/19(木) 17:24:33 ID:HbHPxpxY
>>805
「三凰、ちょっと言い過ぎじゃ・・・『レイピアを持て、三凰君。絆の力、見せてあげるよ・・・!』」

ガチャリと剣を構えた。
瞳は強いのだ、ただ上手く力が出せなかっただけなのだ。
三凰に、きちんと分からせる為にも、今の露希は本気だ。

807宝玉院 三凰:2012/04/19(木) 17:34:01 ID:SmXQZqJk
>>806
「フン、やる気か?いいだろう。」

そう言うと、レイピアを構えだす。

「来い!」

808名無しさん:2012/04/19(木) 17:43:35 ID:HbHPxpxY
>>807
『・・・・・・(瞳・・・白龍・・・ボクに力を・・・。)』

剣先が三凰の喉にむく。
同時に退魔のオーラと神々しいオーラが露希を纏う。
それは、大切だと思う者の力をそのまま使うことの出来る隠された力。

809宝玉院 三凰:2012/04/19(木) 17:51:36 ID:SmXQZqJk
>>808
「これは……あいつの…!?」

とっさに後ろにバックステップ。そのまま地面を蹴り、飛び上がる。そして、空中で蝙蝠の姿になった。

「ちっ…あまり精気は使いたくないが、まぁいい……サウザンド・レイピア!」

そのまま空中で無数の光のレイピアを放った。

810名無しさん:2012/04/19(木) 17:59:51 ID:HbHPxpxY
>>809
『こんなの効かないよっ!!』

距離を置くどころか、レイピアを弾きながら走り出し、そのまま翼で飛ぶ。

『これは瞳の痛みの分だぁぁぁ!!』

白いオーラと退魔のオーラが混ざり、レーザーの様にあちこちに散らばる

811三凰「」&飛葉『』:2012/04/19(木) 18:22:30 ID:SmXQZqJk
>>810
「ぐっ……!」

素早い三凰でも、広範囲に散らばるオーラは避けられなかった。レーザー状のオーラは三凰の羽に無数の穴を空けていく。

「くっ!まだだっ!」

そのまま、地上に降り人間の姿に戻るがまだ諦めない様子だ。

『おやめください!!』

そこへ飛葉の制止の声が聞こえる。

812名無しさん:2012/04/19(木) 18:28:48 ID:HbHPxpxY
>>811
『・・・・・・。』

「飛葉さんっ!!どうしてここへ!?」


制止が入ると、露希は直ぐさま攻撃を辞めて降り立つ。
澪は飛葉がタイミングよく現れた為、少し嬉しそうだ。

813三凰「」&飛葉『』:2012/04/19(木) 18:49:20 ID:SmXQZqJk
>>812
「飛葉!なぜ止めた!」

『申し訳ありません。』

三凰を無視し、露希に頭を下げる飛葉。

「おい!飛葉!どうして謝るんだ!?」

『瞳さんには、後で謝っておきます。』

「おい!」

怒り、飛葉に掴みかかる三凰。

『三凰坊ちゃま。瞳さんの気持ちも考えてあげてください。』

「………」

そんな三凰に優しく語りかける飛葉。

814名無しさん:2012/04/19(木) 19:04:57 ID:HbHPxpxY
>>813
「三凰、落ち着いて・・・。」

三凰を宥めつつ、露希を見つめる。

「(あの力は一体・・・。)」

『いえ、こちらの方こそやり過ぎました・・・。ただ、瞳を悪く言われるのは悔しくて・・・・・・。』

815三凰「」&飛葉『』:2012/04/19(木) 19:58:23 ID:SmXQZqJk
>>814
『本当に申し訳ありませんでした。』

もう一度頭を下げ、三凰に向き直る飛葉。

「飛葉!」

『三凰坊ちゃま。お話は、後にしましょう。私は屋敷に戻りますので――それでは、失礼致します。』

最後にそう言い、再び頭を下げ飛葉は帰って行ってしまった。

816名無しさん:2012/04/19(木) 20:04:39 ID:HbHPxpxY
>>815
『・・・・・・瞳、ごめんね・・・。』

露希は一言呟くと、森の奥へと行ってしまう。

「さ、三凰・・・。飛葉さん怒ってたよ?大丈夫なの?」

817宝玉院 三凰:2012/04/19(木) 20:18:08 ID:SmXQZqJk
>>816
「はぁ……面倒だな。こんなことなら、奴に一言謝っておくべきだったか……
ああ、飛葉か……大丈夫だろう。多分……」

心底面倒臭そうな顔をし言う。

818名無しさん:2012/04/19(木) 20:43:17 ID:HbHPxpxY
>>817
「クスッ・・・。僕も謝るからさ、元気出して。」

クスクスと笑っているが、これも澪の気遣いのようだ。
あんまり飛葉さん達に怒られなければ良いのだが・・・。

//区切りがいいのでこの辺りで!絡みありがとうございました!!

819宝玉院 三凰:2012/04/19(木) 20:48:20 ID:SmXQZqJk
>>818
「ああ、ありがとう澪。」

澪の気遣いがわかったのか、静かに笑い返す三凰だった。


/絡みお疲れ様&ありがとうございましたー

820十夜「」&七郎『』:2013/03/21(木) 18:33:08 ID:YyssZM8U
「ごめんねーお腹へってるよね。」

キャットフードを持った少年が一人。その肩には一匹の狐が乗っている。

「母さんが動物嫌いだからさ。家じゃ飼えないんだ…」

『俺の姿、十夜の母さんに見えなくて良かったぜ。』

少年は茂みをかき分け何かに話しかける。

『よぅ。お前が十夜が助けたっていう猫か?』

何かの正体は以前、十夜が山で助けた猫だった。

821現人:2013/03/21(木) 18:46:30 ID:rRrCSwK.
>>820
よぅ猫か・・・可愛いな
【気配が妙に薄い帽子を目が隠れるように被った青年が話しかけてきた】

822十夜「」&七郎『』:2013/03/21(木) 18:56:26 ID:LO9SDJ8E
>>821
「猫かわいいですよね〜って、いつからそこに!?」

不意に話しかけられて驚き、キャットフードをこぼしてしまう。

『うおっ!?誰だ?人間か?』

七郎の方も驚いたようで声をあげる。
猫は気にせずこぼれたキャットフードを食べ始めたが。

823現人:2013/03/21(木) 19:01:49 ID:rRrCSwK.
>>822

さっきから、だな
俺は現人
一応神に分類される

824十夜「」&七郎『』:2013/03/21(木) 19:14:48 ID:NAEOt39w
>>823

「ええっ!?神様!?」

『神がこんなとこで猫見てていいのか?』

神と聞き驚く十夜と呆れたような表情の七郎。

825現人:2013/03/21(木) 19:23:36 ID:rRrCSwK.
>>824
別に神だからといって大層な使命があるわけじゃ無いしな猫見て和んだりもするさ
【笑いながらさらりと言う】

826現人:2013/03/21(木) 19:24:45 ID:rRrCSwK.
>>824

827十夜「」&七郎『』:2013/03/21(木) 19:34:01 ID:.DJOudfo
>>825
「猫、お好きなんですね。あの、それならちょっとお願いがあるんですけど……」

『おいおい、十夜。相手は一応神だぞ。』

そう言われ、七郎の方を向く十夜。

「わかってるよ、七郎。だけど、この神様なら信頼できそうだから。」

『そうか…確かにそうだな。』

そう言うと十夜は現神の方へ向き直り

「この猫の飼い主になってくれませんか?僕の家じゃ飼えなくて…」

猫を抱き抱え頼み込む。

828現人:2013/03/21(木) 19:39:27 ID:rRrCSwK.
>>827
あぁいいぞ
猫は俺も好きだしな
【あっさりと了承してのける】

829十夜「」&七郎『』:2013/03/21(木) 19:57:26 ID:9jQuEDUk
>>828
「ありがとうございます!」

『良かったな、十夜。』

嬉しそうな十夜と七郎。猫も心なしか嬉しそうだ。

『そうだ。疑ってるとかそういうわけじゃねぇけど、一応アンタの名前と何の神様だか教えてくれねぇか?おっと、先に名乗るのが礼儀か。俺は七郎。管狐だ。』

「僕は、稲山十夜です。ちょっと霊感が強いだけのただの人間です。」

830現人:2013/03/21(木) 20:00:03 ID:rRrCSwK.
>>829
現人って名乗ったろ

俺は福の神
座敷わらしだ

831十夜「」&七郎『』:2013/03/21(木) 20:09:08 ID:.DJOudfo
>>830
『と、悪いそうだったな。』

「座敷わらしって神様だったんだ。」

『十夜よりでかいな…わらしって子供って意味だよな?座敷わらしも成長すんのか?』

と、七郎は疑問符を浮かべる。

832現人:2013/03/21(木) 20:12:28 ID:rRrCSwK.
>>831
あぁ妖怪扱いされがちだがな
二つの姿を使い分けてるだけだ
ガキの姿にもなれる

833十夜「」&七郎『』:2013/03/21(木) 20:22:11 ID:688sPXm.
>>832
『使い分けられるのか。なるほどな。』

「でも、よく考えたら座敷わらしが妖怪扱いっておかしいかも」

『確かにな、人々の座敷わらしに対する感情は妖怪に対するものってより神様に対するものだもんな。
そういや、わらし神社だとかいうものもあったな。アンタも神社とか持ってるのか?』

再び質問する七郎。その後に質問ばかりで悪いなと付け足す。

834現人:2013/03/21(木) 20:30:22 ID:rRrCSwK.
>>833
昔はあったが今は無い
力もほとんど失ってる落ちぶれた神だよ笑いたければ笑っていいぞ

【唐突にネガティブ発言

835十夜「」&七郎『』:2013/03/21(木) 20:43:25 ID:/k0TEt7E
>>834
『わ、悪い……余計なこと聞いちまったな。けど、笑えるわけねぇよ。それをいったら俺だって落ちぶれた管狐だ。いや、調子に乗って痛い目みた俺なんかと一緒にしちゃ失礼だな。』

「し、七郎…現人さんも……この話はやめましょうよ。」

十夜が慌ててネガティブな雰囲気を払おうとする。

836現人:2013/03/21(木) 20:49:59 ID:rRrCSwK.
>>835
ま、そうだな
暗い事考えてても仕方ねぇ
【あっさり明るく戻る】

837十夜「」&七郎『』:2013/03/21(木) 21:09:06 ID:sT8J179Y
>>836
「そうですよ!前を向いていなきゃ、って僕もあんまり前向きって訳じゃないんですけど…」

『そうか?十夜は昔と比べたら随分と前向きになったと思うけどな。お前は間違いなく成長してるよ。』

「あ、ありがとう七郎。
あと、現人さん。その、僕になにかできることがあったら言ってください。僕なんかにできることがあるかわからないけど……現人さんには猫の恩もありますから。」

と言って、連絡先の携帯番号を書いた紙を差し出す十夜。

『十夜が協力するってんなら俺も協力するしかないな。こう見えて俺は顔は広い方だと思ってるし、知り合いをあたれば神格持ちから何か聞けるかも知れねぇからな。』

「それじゃ、僕達はそろそろ。今日は本当にありがとうございました!」

『俺からもサンキューな。』

「また、いつか会いましょう。」

十夜は一礼をし、その場を後にした。

838現人:2013/03/21(木) 21:16:00 ID:rRrCSwK.
>>837
ま、暗く考えてても何も変わらねぇ
前向きがなによりだ
【最初にネガティブ発言したくせに】

839現人:2013/03/21(木) 21:30:16 ID:rRrCSwK.
>>838
【追記】
ま、困った事があればよね
相談させて貰う
蘇んときは頼む
んじゃ、俺も帰るぁとするか、じゃあな
【と猫を担いだ】

840黒龍:2013/04/15(月) 19:55:31 ID:I2jsHmG2
『〜♪』

公園のベンチに腰掛け、ゲームなうな男が一人。

『ストレス解消にはやっぱりゲームだよなっ!』

なーんて独り言ではしゃいでいる。

841叡肖:2013/04/19(金) 22:30:21 ID:KqdtOXDk
>>840
一見してスーツ姿の人間に見えるように化けた衣蛸が、
ボトル缶コーヒーを左手に下げ眉間に皺を寄せてスマホの画面をにらみながら
遊歩道を歩いてきてベンチのほうをちらりと見た。

「君に溜まるようなストレスがあるとは見えないが」

ゲームに興じている先客に一言そう言うと、衣蛸はベンチの隣にどさりと座り
ボトルキャップを空けてぐいと一飲みした。
ポケットにスマホを突っ込む仕草や足の投げ出し方は幾分ぞんざいで、
火傷跡の残る頬にも皮肉げに歪んだ口元にも
どこか余裕の無さが伺えるかもしれない。

842黒龍:2013/04/20(土) 13:32:28 ID:c9OJMFg6
>>841
『なっ!んなことないよー!?w
ほら?露希たちの保護者変わりしてるわけだし、家事とか色々と・・・』

ニートと思われがちなオタもやることはやっているらしい。
軽く笑い飛ばしゲームをしまうと、ご機嫌斜めな蛸さんにニヤニヤしながら話しかける。

『そういうアンタはどうなん??
見るからにストレスたまってますよーって感じで。もっと笑って笑ってw』

くいっとほっぺを摘む。

843叡肖:2013/04/20(土) 18:46:40 ID:KqdtOXDk
>>842
火傷の治りたての頬を引っ張られる痛みに一瞬叡肖の眉間の皺が深くなったが
それは直ぐに好戦的な表情にとって変わり、

「ほー、君はこうすると笑えるのか?」

ベンチの端に飲みかけのコーヒーボトルを置くと、
衣蛸は空いた手で黒龍の頬っぺたを摘み、少しばかり力を込めて引っ張り返す。

「こうしたらもっと笑えるかね?んー?」

さらにぬるりとした光を歪な瞳に浮かべ
ジャケットの裾から人の手に変えた3本目の触腕を出して、その指先で服の上から
黒龍のわき腹をくすぐりにかかる。
この卑怯な蛸は使える手なら全部を使う上に、例え遊びでも手加減する気はないらしい。

(糞坊ちゃんには使えた手だが、同じ眷属のコイツにはさて、どうだかね?)

教育係として巴津火を懲らしめる際は、拳骨よりも時として
泣くまで擽り倒すほうが効き目があったのだが…果たして黒龍にはどうだろうか。

844黒龍:2013/04/20(土) 18:58:44 ID:c9OJMFg6
>>843
『んにゅ!?にゃにすんだぁw』

不意に掴まれぐにぐにと引っ張られる。
するとすぐに新しい攻撃が!!

『なっ、なななっ!?そこだめー!!ちょ、やめてーw』

地面に倒れこみ助けを請う黒龍w
止めないと涙で水たまりできちゃう!鬼畜さんやめてー!

『ごめん、マジ!!悪気はなかったってwひゃははぁw』

845叡肖:2013/04/20(土) 20:11:36 ID:KqdtOXDk
>>844
「何って、笑わせてあげようとしてるだけだ。お兄さんってば親切だろぉー?」

ベンチの振動で倒れないうちにと、4本目の手でコーヒーボトルをキープしながら
涼しい顔の蛸はしれっと返答する。
もちろんその間も黒龍を擽り続けていて、水溜りはベンチの下で広がりつつあった。

「いやー、糞坊ちゃんのお守りだけでも厄介なのに、最近海のうるさい爺どもの口が肥えてきやがってなー。
 送った陸の物じゃ満足しなくなったり、がめつい骨女が牡丹灯篭のレンタル料を
 引き上げてきたところに金価格の暴落と来たもんだ。
 仕事忙しい上に人間界の金が思ったほど入らなくなったもんで
 このところお兄さんあまり夜に遊べなくってねー。溜まってんのよ色々と」

軽い口調で楽しそうにそんな愚痴をこぼしつつ、
わき腹、背中、首筋、耳からつむじに至るまで満遍なく擽りあげてから、ようやく黒龍を開放した。

(そろそろまた、沈没船の積荷を目立たないように捌くしかないか…)

蛸の祖父にも人間にも見つからない方法を思案できるようになる程度には、
黒龍いじりもストレス解消になったらしい。

846黒龍:2013/04/20(土) 21:26:40 ID:c9OJMFg6
『はぁはぁ・・・俺はストレスないから無理に笑わなくていいの!!
・・・え?俺、ストレス無かったの!!?』ガビーン

自爆しちゃったよこいつ!
はだけた服に付いた砂埃を落としつつ、よいしょとベンチに腰掛ける。

『このところ不景気だしなぁ・・・

そっか、女とイチャイチャしたいんだな?だな?ならメイド喫茶の無料招待券あるぞー?w』

ドーン!
なんかやばいの出してきたー!!
しかもこのメイド喫茶・・・あからさまにノワールの住所!

847叡肖:2013/04/27(土) 01:29:08 ID:KqdtOXDk
>>846
どう見ても溜まってるようには見えなかったので、黒龍の自爆に突っ込むのも野暮だろう。
そう判断して華麗にスルーした叡肖は、コーヒーを一口味わった。

「メイド?女中ならばもう間に合ってる」

使用人を雇ってるとメイドさんに夢は見ないらしい。
余分な手はジャケットの中へと引っ込めつつ、黒龍の差し出す「無料招待券」の
見覚えのある住所に蛸はひょいと片方の眉をあげる。

「この店…メイド姿の君にかしづかれるって趣向かな?」

幾分の呆れを滲ませた声音でそう尋ね、目を細めた。
どうやらこの蛸を上手く釣りあげるにはメイド喫茶では餌不足のようだ。
もっと何か重要なもの、例えば零の握っている情報などが良いかもしれない。

848黒龍:2013/04/27(土) 21:23:08 ID:AQ9upFgI
>>847
ぞぞぞーっと鳥肌が!
『俺はメイドにならんっ!』
と吐き捨て、奪い返す。

何か釣れそうなことはないかと思考を巡らせ、むむーっと顔をしかめる、

不意にポンッと豆電球。
ちょっぴり真面目な顔つきになって問い掛ける。

『白龍のことなんだけど・・・最近アイツと会った?』

849叡肖:2013/05/01(水) 21:05:22 ID:KqdtOXDk
>>848
「白龍?」

ああ、目の前の相手の片割れで、なかなかの容姿の女性。

「いや。最近は会っていないが」

記憶の中から白龍のイメージを引っ張り出した衣蛸は
奪い取られる招待券を気にもせず、むしろ幾分表情が和らいだ。
いい女の話題であれば機嫌が良くなる、スケベ心のなせる業である。

「君が殊更言うってことは、何かあるんだな?」

ボトルコーヒー越しにじっくりと相手の表情を探りながら、黒龍に先を促した。

850黒龍:2013/05/02(木) 18:36:23 ID:VZ/Ab6Lk
>>849
『まぁ、な・・・』

自分で振った話題だが、いざ話すとなるとその深刻さ故に表情が強ばる。
その顔をあまり見せないためか不意に空を眺めて口を開く。

『・・・あいつさ、今色々とした問題に巻き込まれててな。俺らに迷惑かけないようにっていなくなっちゃったんだよ。それから姿を現さない。水に関係するアンタなら知ってると思って聞いたんだよ。』

851叡肖:2013/05/03(金) 23:07:21 ID:KqdtOXDk
>>850
「知らんな」

衣蛸はあっさり答えて興味を失ったように視線を逸らす。
が、しばしの間の後、黒龍を気の毒に思ったのか思い直したように言葉を紡ぎ

「龍族ってのは大概が無駄に気位が高い。神格クラスなら尚のことな。
 悩み事があっても相談なんてしないし、出来る状況であってもまずしやがらない」

(それが龍の誇り高さだの高貴さだの言う輩もいるが、俺に言わせりゃ単に意地っ張りでガキっぽいだけだ)

黒龍の手前、思ったことのすべてを口にはせず

「彼女が一人で行動して大丈夫と判断したのなら、そうなんだろう。
 俺が水の中を探ることも出来なくはないが、白龍が何か言ってくるまでは
 そっとしておいてやるのが一番いいと俺は思うね」

状況がわからないのに周囲が下手に嗅ぎまわっても
かえって白龍に不利になりかねないぞ、と黒龍に釘をさした。

852黒龍:2013/05/04(土) 00:17:46 ID:onjQNA6U
>>851
(悩み事、くらいで済むならどんなに楽か・・・もうホントはどうしようもないんだけどなぁ・・・

てか俺、この人に本当のこといっていいのかな。)

『ハハ・・・そ、そうだよな!逆に俺が心配したらシスコンとかってキモがられるしな!w』

助けてくれと頼みたい。
本当に誰でもいい、白龍を救ってくれるならどんなやつでも。

でもそれが言えない。
龍族のプライド、なのかもしれない。

853黒龍:2013/05/04(土) 00:18:34 ID:onjQNA6U
>>851
(悩み事、くらいで済むならどんなに楽か・・・もうホントはどうしようもないんだけどなぁ・・・

てか俺、この人に本当のこといっていいのかな。)

『ハハ・・・そ、そうだよな!逆に俺が心配したらシスコンとかってキモがられるしな!w』

助けてくれと頼みたい。
本当に誰でもいい、白龍を救ってくれるならどんなやつでも。

でもそれが言えない。
龍族のプライド、なのかもしれない。

854叡肖:2013/05/07(火) 20:39:33 ID:KqdtOXDk
>>853
黒龍の様子に、衣蛸が薄く笑うように目を細める。

「シスコン呼ばわりが嫌ってのは、いかにも龍らしい言い草か」

思案するように口元にやったその手には、いつの間にやら細い筆が握られており
ぺろりと舐められた筆先が黒龍の顔をまっすぐ指した。

「…いっそ認めちまえば楽になるかもしれんよ」

嫌な薄笑いとともに素早く筆を動かして、叡肖は黒龍の口の左端に『本音』と書こうとした。

書かれても墨が乾く前にこすってしまうか、水で洗ってしまえば文字は消えるのだが、
読める状態で残っているうちは、黒龍が何かを喋る度に本音も少しばかり漏れてしまう。

855黒龍:2013/05/07(火) 23:51:06 ID:dxdU.R3I
>>854
筆で書かれた瞬間、直ぐに何をされたのか理解した。
もう心の中は読まれてるのか、と軽く溜め息を付き一言。

『ありがとう・・・な。ホントはもうなんでもいいんだよ、俺は。  

ただ、あいつが・・・白龍が無事なは・・・助けてくれ・・・』

856叡肖:2013/05/11(土) 03:19:33 ID:KqdtOXDk
>>855
「俺が安く引き受けると思うのか?もっとマシな伝手もあるだろ」

零や露希に頼むことも出来るだろうに、水がらみというだけで持ってこられても、
この海の文官は自分の利益にならないと判断すれば動かない。

冷たく突き放したような表情のまま、うっすらと口角が上がり

「そうだな、報酬は白龍ちゃんで支払ってもらうか」

そういうと黒龍を横目に、くいっと残りのコーヒーを飲み干した。

857黒龍:2013/05/11(土) 11:06:11 ID:LLyX271.
>>856
『なるべく力がある奴じゃないと頼めなくて・・・俺の知り合い、そんなに力がある奴居ないからな。

下手に弱い奴がでるところで殺されるだけだ。』

冷静な判断の元、頼んだものだ。
七郎や夕などては危険過ぎて連れて行けない。

『零は夜行集団に頼みに行くと思う、それだけ相手は強い。

・・じゃあデートとかでいいか?もし白龍が助かったらデートしていいぞw』

858叡肖:2013/05/15(水) 05:51:54 ID:KqdtOXDk
>>857
「力ねぇ。それなら俺はお呼びじゃない。
 だってほら、お兄さんただの文官だしー?荒事は向いてないしー?」

と、空のコーヒーボトルを手の中で弄びつつ叡肖はわざと茶化してみせる。
そんな黒龍の真剣な気持ちを逆撫でするような言動をころりと一変させると

「夜行集団が表に立つのなら最適だろうな。
 例え神格がらみの話になっても、彼らなら立場的に不味いことにはならないだろう」

と、少々まじめくさって思案をしてみせ、
 
「デートはいらんね。
 もし白龍ちゃんが絵のモデル勤めてくれるんなら、お兄さんは裏から協力しよう」

人のよさそうな笑みを口元にだけ作って、衣蛸は黒龍を試すようにその顔をじっと覗き込んだ。

859黒龍:2013/05/24(金) 00:40:48 ID:d9GCXhf6
>>858
『確かに夜行は強いし、信頼できる奴らばかり。それでも勝てるかどうか・・・

アンタがダメなら子蛇ちゃん連れてくから。

(・・・絵のモデル!?なに、アイツ、そんなに男にモテんの!?ガーン)』

ベンチから立ち上がると、少し楽になったような表情をみせ、じゃあまた、と一言。
そしてその場を後にした。

860現人:2013/06/07(金) 19:28:54 ID:rRrCSwK.
【草原】
ふーんふふーん♪

【鼻歌歌いながら目が完全に隠れるほど深く帽子を被った青年が歩いている】

861黒龍:2013/06/07(金) 19:33:07 ID:y0n1DJhg
>>860
『疲れた・・・オトゲー未だに慣れないんだよなぁ・・・』

どうやらゲーセン帰りの様子。

『お?あれは・・・』

862現人:2013/06/07(金) 19:36:41 ID:rRrCSwK.
>>861
ん?いよう
【軽く手を上げ挨拶】

863黒龍:2013/06/07(金) 19:45:23 ID:y0n1DJhg
>>862
『現人!久しぶりだなあ!』

さっそくハグ!
スキンシップ好きだぞー!

864現人:2013/06/07(金) 19:52:50 ID:rRrCSwK.
>>863
おう、黒龍久しぶり
【ハグしかえし】

865黒龍:2013/06/07(金) 19:55:55 ID:y0n1DJhg
>>864 
『んでこの帽子の下はなんなんだ!?』

ひっぺがそうと掴んでみる。
はずれるのか!?

866現人:2013/06/07(金) 19:58:44 ID:rRrCSwK.
>>865
何もねぇよ
【張り付いたように取れない】

867黒龍:2013/06/07(金) 20:09:35 ID:y0n1DJhg
>>866

『なあ、魔法使ったら剥がせるか?』ワクワク

すっごい気になる!

868現人:2013/06/07(金) 20:20:07 ID:???
>>867
俺の知り合いの神が張り付けてるからな
そう簡単には取れないぞ【なん・・・だと…】

869黒龍:2013/06/07(金) 20:27:52 ID:y0n1DJhg
>>868
『神格持ちかw
ん?現人も持ってたんだよな?

それにしてはヒッキーとかオタクに見えるぞ!?ww』

少なくともゲーマーなコイツには言われたくないであろう。

870現人:2013/06/07(金) 20:33:02 ID:rRrCSwK.
>>869
まぁ、一応俺も神格持ちだな
【あっさり同意した】

871黒龍:2013/06/07(金) 20:51:19 ID:y0n1DJhg
>>870
『でもさーマジで気になるんだけど。なんでそーなったん?』

知り合いにされたと言っていたがなにかやらかしたんだろうか?

872現人:2013/06/07(金) 20:58:03 ID:rRrCSwK.
>>871
色々複雑な事情があるんだよ
【少し表情を暗くして】
あ、すまん、用事があるんでそろそろ失礼する
【手を振り去っていった】
手を振り去っていった

873黒龍:2013/06/07(金) 21:01:28 ID:y0n1DJhg
>>872
『悩みなら聞くぜ?お、そうか・・・またな!』

手を振り替えし草原を後にした


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板