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720
:
巴津火「」
:2011/11/18(金) 01:28:30 ID:1gBuqmPQ
>>718-719
稀璃華のほうへからん、と大剣を放りなげて巴津火の様子が変わった。
もともと邪気は持っていたが、それがさらに純粋なものとなる。
「ふふ、神格が重荷で押さえ込まれたか」
その瞳は鬼灯色に赤く輝き、神代を真っ直ぐに見た。
「死にたがり?残念だが私はまだまだ生きるつもりだ」
物柔らかに力強く語る大人びた口調は、とても巴津火とは思えない。
「さもなくば、天に仕返しできないからな」
指先で軽く天を指すと同時に、地下では水脈の中に広がった、あのガラス玉が一斉にはじけた。
八本の水柱が大地に固定された大蛇の周囲から鎌首を持ち上げ、
各々口を開いた蛇の形となって、黒炎の槍に襲いかかっていく。
6本の槍とそれにに絡みついた水蛇は互いを相殺し、2匹の水蛇を残して消えた。
「このくらいの挑発は許してもらおう。お前達のペテンに付き合ってやったんだからな」
巴津火は呆然とした日子神を見て笑う余裕があった。
雨子神も日子神も、因果を漱がれたことで悪影響は出ていないようだ。
「次は私の番だな。多田羅!」
その手には明々と輝く鉄の刃があった。
薄紫の炎を纏うその灼熱の刃を神代に叩き込むべく、清々しい笑みを浮かべて巴津火は跳んだ。
残った二匹の水蛇がその身を守っている。
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