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685穂産姉妹神大社:2011/11/15(火) 22:34:39 ID:bJBnsqT6
>>683
捕食者となった巴津火が今彼らに手中にある、
彼女たちの神体を狙っていることなど露も知らないで、
榊、また神代は術式を開始した。

「ふふ、僕の力は自然の神気以外からも供給されているのです。
 確かに条件がそろった場合は自然派には負けますが、
 やっぱりオールマイティーって便利でしょ?」

榊の術の準備が終了するまで、巴津火との談笑をするようだ。
証明するように、胸元に挙げられた片手に電気を纏わせ、
神代は巴津火に見せつけるようにくすりと笑った。
しかし上機嫌な神代も、流石に力の他の供給源は言わず、
それは俗にいう企業秘密ということなのだろう。

「準備はそろった、後は神代、神代の合図次第だ」
「くすくす、いよいよですね。本当に長かったです」

再び神代の隣についた榊は言う。
そして言葉を聞いた神代が向いた先にあるのは、とある魔法陣。
よほど術に精通した者でないと内容が分からないほど、
それは古い、神世にも遡る陣であった。

「ふふ、では巴津火さん、見ていてください。
 穂産姉妹神が今、堕天すること瞬間を」

>>684
神代が陣へ気を移す少し前には、
少し離れた場所にいた稀璃華の声を聞いて、彼のほうを振り向いていた。

「ふふ、これでも相当な修練は積んだと自負しますからね。
 ですが上位神の彼も、やはり油断はしていたようですよ。
 彼の心の臓ど真ん中でしたから」

褒められて少し気を良くしたのだろう、
照れて口元を何気なく隠しながらも、口元は褒められた子供のように笑っている。

「」

その神代の後ろ側から、
感情を感じなせないながらも無言の圧を飛ばす、異様な者がいた。
それは榊。

まるで彼女は決心をする稀璃華に感づいたように、
しかと彼を見据えている。


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