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661穂産姉妹神大社:2011/11/13(日) 11:33:16 ID:bJBnsqT6
>>659
「我は邪を滅するものなり」

さらなる一撃を喰らわそうと二つの鎌を振り上げるも、
一瞬にして射程距離外に言ってしまった巴津火にどうすることもできない。
大きく開いた距離を士通冬は、素早く接近を始めた。

しかし、この守護神が到着する前には、
巴津火がさまざまなことを行う時間が発生してしまうだろう。

「邪神の種を持っているというのは伊達でありませんね。
 ですが、あなたは何故切りかかる前に質問をするのですか?

 相手に恐れを抱かせたい?それとも自分鼓舞したい?
 相手の了承がないと、やはりあなたは斬れないのですか?」

半分不死の体をもつからなのか、
喉元に刃が光っても取り乱す様子はなく、むしろ笑っていた。
蔑むように笑って見つめる日子神は、
あたかも巴津火を挑発しているかのようである。

>>660
岩すらも易々と砕く、そう呼ばれ続けた彼女は蹴りを止められ、
少し驚いて目を丸くしていた。
そのため一瞬隙が生じ、彼女は投げ飛ばされてしまった。

「なるほどなるほど。
 物事をまだ知らぬ少年かと思っていましたが、
 存外あなたにも考え付いたものがあるのですね」

しかしさっと空中で身を翻し、受け身も取らずに地面へと、
難もなさげにすとっと着地して見せる。

「ですがどうであろうと、吾輩は一を貫きますよ。
 少なくとも吾輩と、あそこの夏津燈は以前より穂産姉妹神の守護。

 これが生きる道を固定されたつもりはありませんが、
 どのような世界でも吾輩たちは、あの姉妹の盾と槍」

接近する稀璃華を撃退するように、
腰を少し下ろして態勢を下げ、拳は顔の前に置かれる。
もし彼が攻撃可能な領域に入れば、最高速度の中段正拳が襲いかかる。


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