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655穂産姉妹神大社:2011/11/13(日) 03:58:47 ID:bJBnsqT6
>>653
しかし、巴津火の低めの目的とは反して、
土壁は度重なる会心によってぼろぼろと崩れ去った。
崩壊した土の向こうから見えるのは、
先から言葉を発していた巴津火もよく知る、穂産姉妹神の片割れ、穂産日子神。

「そんなことが出来たのですか、連携なんて。
 あなたの性格には合わないと思っていました」

彼女の恰好は神崩れ、その一言が正鵠を射ていて、
着ている神服はそこらじゅうが破れていたり、穴があいていたり、
これが神服でなかったら、唯の浮浪者と間違ってしまう程だった。

だが巴津火は日子神へ、目を遣っているような暇はなくなった。
なぜなら巴津火の意中どおり、
残りの守護神が二つの鎌を手に持ち振りかぶって、
いつのまにか彼の背後から切り裂こうとしているからだ。
二鎌が唸りをあげて、巴津火の胴体辺りに刃を光らせた。

>>654
「強さは関係ありませんよ。
 侵入、攻撃、これらをした以上吾輩が行うのは、
 排除それだけなのですから」

槍を変えた稀璃華に間髪いれず、
俊敏すぎるフットワークで急接近し、一度稀璃華に背後を見せ油断させた。
しかし一瞬でも心に隙間が浮かんでしまえば、
稀璃華はこの回し蹴りの餌食になるだろう。

「最強の鉾ですか、これは光栄なことであります。
 ですが、それはあなたの鼻っ柱とともに折ってしまいましょう」

そしてたとえこの蹴りが交わされようと、
春宇知厄は既に次の一撃への構えを取ることができる。
三手目は顎への掌底。稀璃華のダウンを狙ったものだ。


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