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36
:
叡肖『』 古蛸「」 解峯〔〕
:2011/05/28(土) 00:55:07 ID:1gBuqmPQ
>>36
「そうじゃの、今は殿下を伽耶野殿に頼もうか」
古蛸は伽耶野姫に頷くと、巴津火を封じた黒蔵をその手に委ねさせた。
手の空いた解峯は、これで伊吹の抑えに向かう事が出来る。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…」
(今の主様を送るには、ウポポよりはこの方が良いのであろうな)
アッコロカムイが唇から歌とともに紡ぎだした細い筋は、傷ついた指先でその血にて青く染まり、
六の六の六倍の本数に広がって大きな網を形作り、広がった。
(糸の紡ぎ方はまだ覚えて居るが、さて、強さは持つじゃろうか)
かつてこの古蛸は蜘蛛であった。
蛸の血の染みた網はその意思を反映し、自在に広がってゆく。
海に着てから久しく糸を紡ぐ事は無かったが、その網が3匹の怪魚を捕らえんと広がる。
細く頼りなげに見える糸の網、それは巨大な陣の形を成していた。
〔タコ、準備はいいか?〕
『いいぞ蟹ちゃん、バッチこい!』
古蛸が紡ぐ間に、それを薙ぎ払おうとする毒竜と化した主の腕を、
解峯がその二股の矛で受け止めようとする。
その抑えにあわせて、毒竜に文字を記そうと、叡肖が筆を構えて待ち受けていた。
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