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イベント優先スレ
353
:
黒蔵
:2011/08/08(月) 23:48:04 ID:1gBuqmPQ
>>350-352
(うひぇっ!)
いきなり大声で兎男が怒鳴ったので、黒蔵は思わず耳を押さえた。
相手が気づいていないのだから身をすくませる必要も無い筈だが、今はどうにも気力体力が無い。
それがどこか臆病な行動を取らせる結果となっていた。
(こっちから来たのは独り言の危ない人だし!)
仕事疲れのたまった深夜である。もういい加減にしてもらいたい状況なのだ。
「なんなのもう、訳がわからないよ」
奇しくもその言葉の後半は、青年?の台詞と綺麗にシンクロしていた。
そして、気づかれないのを良いことに、こそこそと逃げ出そうとする。
気配を察知されても青年の方が先にあの2人に突っ込みそうなのだ。
植え込みの影に身を潜めて、じりじりと暗がりを移動をする。
そして暗がりなのと、園内の二人に気を取られていて
気づかずに植栽の蔭に投げ捨てられたそれを踏む。
(うおっ!)
踏んだ靴の下から転げたコーヒーの空き缶は、かっぽんころころと路面に転げ出て
アスファルトに響く派手な音を立てた。
兎男とゴスパンク少女が音の方を見れば、木の下ですっころんで地べたにキスをしている
小柄な少年を見るかもしれない。
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