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329夜行集団 メデゥーサ:2011/08/08(月) 02:37:32 ID:bJBnsqT6
>>326
蛙となって表情は読み取れなくとも、
彼女の残り僅かに残っていた妖気が、彼女の精神にある悲壮を感じさせていた。

―自画自賛して蛇にされて、守ろうとしたら蛙にされて。
 わたくしは一体、なにをすることが正解だったのでしょう?―

そう絶命する前に彼女は言い残し、巴津火の口へと放り込まれた。
そして彼女の命が潰えたとき、巴津火の頭の中にはさまざまな情報が溢れ出すだろう。

最初は美貌を讃えた自分が怪物となる記憶、そして英雄に倒される記憶。
しかしその先へと続けば続くほど、その記憶は混濁し、読み取りづらくなっていく。
それはまるで、何者かの意志によって改ざん済みのデータのようで。

だが、それでも巴津火は日本神話人世第34項の、
部分掛けた記録と坊ちゃんの妖気は知ることができた。

―大きな力を手に入れた二柱の神は、
 人々に結実豊作と、子宝児童安全の恵みを与え、より江戸の人から信仰を集めていました。
 しかしそんな優しい神々にも憎い存在があったのです。
 それは、妖怪と人との垣根を越え、固い愛によって結ばれているとある夫婦でした。

 結実の神であるのに、子供を産む事の叶わない二柱の神はそんな夫婦を逆恨みし、
 彼らの出産の際、とある呪いをかけました。それはその時生まれた子供は、怪物になると言うものでした。
 そして彼女達の思惑通り二人には怪物が生まれ、二人は悲しみのあまり死んでしまいました。

 呪いの成就に喜んでいた;k≫k;卯≫/yンでしたが、
 その所業に天界の神々は怒り、彼女達から神格を奪ってしましました。
 そして神々は、その恐ろしく強大な力を持った怪物に使命を下したのです。
 それは−成熟した後、お前から全てを奪った;k≫k;卯≫/yンへ正義の鉄槌を与えよ−
 というものでした。 ―


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