したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

イベント優先スレ

248夜行集団:2011/08/06(土) 01:24:18 ID:d.Sq2D9c
>>245
叡肖が切り込んだ質問を二人に投げかけたが、
それでも先ほど言葉を口にしてから、一切しゃべらなくなった二人の口は、
のりでもくっつけたのかがんとして開かない。

「・・・ふー、じゃあ僕からあるていど、僕が知っていることを話そう。
 とは言っても少しだけだけどね」

それに痺れを切らしたのか氷亜は静かに、そして長くため息をついて、
淡々と話し出す。

「っ!!」
『氷亜!!・・・余計なことは・・・』

氷亜がはなし始めたことに、穂産姉妹は強く反応した。
その顔にはあきらかな焦りが見え、雨子神は思わず大きな声を上げたほど。

「黙っていて、じゃないと口を凍らすよ。
 ・・・叡肖さん、いきさつをある程度知る僕としては、
 この先に起こるであろう事のなかはある程度伏せてあると先に知っておいてね。

 そうだね・・・端的に言うと、
 アネさんアニさんは死にたがっている。それもただの早熟的な自殺願望とは違って、
 確固たる意思によってで」

>>246
連続して投げかけられる、穂産姉妹への純朴な質問。
それに先ほどまで石のように喋らなかった日子神が、
耐え切れなくなったのかキッとした目つきを、メリーへと向けて話し始めた。

「そうですよ!!巻き込みたくないんですよ!!
 でも、もう・・・黒蔵たちは・・・
 だから、だから私達は!!

 今までの一切の繋がりを!!切りたかったん・・・です・・・
 なんで私達は・・・どうせ終わってしまうのに・・・もう一度繋がりを持ってしまったのでしょう・・・」

途中声を荒げ、子供に対して決してしなかったような態度をとってしまう。
だがその怒気と声の大きさは、言葉尻とともに小さくなっていった。
最後のその後悔の言葉は、実は今のこの状況のことよりも、
もっと昔の彼女たちが一度、全てを失くしたころからの深い後悔なのだ。

>>247
「でも、こうしないと二人は止められないんだ」

氷亜の顔は、心配や後悔は通り過ぎきったのか、ひどく冷淡だ。
しかし逆に露希のその心配で、雨子神には若干のとげとげしさが生まれしてまう。

『もし・・・本当に僕達を心配して・・・くれるのなら・・・
 さっさとこれを解いて・・・僕達ごと忘れて欲しい・・・』


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板