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119巴津火「」 叡肖『』:2011/06/23(木) 22:32:10 ID:1gBuqmPQ
>>115-118
店内に漂う良い匂いに、ぐぅ、と巴津火の腹の虫が反応する。
どこかバテたようなその表情は、空腹でさえなければそのまま寝入ってしまいそうであった。
それを横目に、叡肖のほうはさっさとカウンターについてメニューを開く。

『今日はお兄さんもここで夕食食べていくかな。説教なんてする側も楽しいものじゃないんでね。
 店長さーん、ここってお酒は飲めるのかな?
 …ってあれ?そっちの君は店長の弟君か?はじめましてー』

逃げようとする夕の先手を打って、叡肖が声をかける。

「いきなりあにすんだよっ!!」

叡肖の隣でもそもそと椅子に這い上がろうとしていた巴津火は、巫女Bさんにまず捕獲された。
疲労と空腹で動きが鈍い今は、どうにも振り払えない様子。

そしてからころん、と立て続けに鳴る扉の音に振り向けば、見知った顔が幾つか。
妖怪密度が一気に上がった。

「あってめぇ!」『おや?そっちは袂山の?君もこんな店に来るとはね』

巴津火と叡肖が、犬御にまず気づく。

「俺は黒蔵じゃないっ!!ていうかお前誰だ!?」

巫女Bさんに捕獲されてもがきながら、巴津火は十夜に言い返した。
蛸はそんな巴津火をニヤニヤと見ている。
そして澪のほうへも、意味ありげに手を振って見せた。

『やあ、この前の大和撫子さん』


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