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スーパーロボット大戦ロストセンチュリー 序章編
1
:
蒼ウサギ
:2003/11/04(火) 23:18 HOST:YahooBB220056148051.bbtec.net
ACT:0「プロローグ」
人類が宇宙にその生活圏を伸ばしてから幾年もの時が過ぎた。
地球から最も遠い宇宙都市サイド3が<ジオン公国>を名乗り連邦軍に対して独立戦闘を挑んできた。
後に「一年戦争」と呼ばれたこの戦争に勝利したのは連邦軍だった。
だがジオン残党狩りを名目とし暴走を始めた連邦下組織<ティターンズ>
ブライト・ノア率いる<エゥーゴ>によって<ティターンズ>の野望は費えた。
これを後に「グリプス戦役」と呼んだ。
そしてその後起きた「第一次ネオ・ジオン抗争(ハマーン戦争)」が終結後、「グリプス戦役」時に行方不明となった
シャア・アズナブルがネオ・ジオンの総帥として帰ってきた。
だがザビ家再興を企むハマーン・カーンは協力に応じないシャアを敵対視した。
こうしてネオ・ジオンの中にシャア派とザビ派が生まれた。
事態を重く見た連邦軍は地球連邦軍独立外部部隊ロンド・ベルを結成した。
そして・・・戦乱の世から人々を守るためもう一つの部隊が結成された。
<ギャラクシア・キーパーズ隊(以下、G・K隊)>
彼らの物語はここから始まった。
2
:
蒼ウサギ
:2003/11/04(火) 23:19 HOST:YahooBB220056148051.bbtec.net
設定などはBBSにありますのでお願いしまうす。
「新小説」というタイトルです
3
:
蒼ウサギ
:2003/11/04(火) 23:19 HOST:YahooBB220056148051.bbtec.net
ACT:1「銀河の門番」
=宇宙コロニー・コロナ=
由佳「お兄ちゃん。そろそろ出発だよ」
G・K隊の制服に身を包んだ少女が少年に話しかける。
悠騎「おう、わかった」
由佳「これから地球だね」
悠騎「あぁ、ネオ・ジオンは何か企んでいる。それが地球にとって・・・いや、人々にとって害をなすものだったら」
由佳「私たちが止めなきゃ・・・」
悠騎「そのためにはまずは協力者探しだな」
由佳「確かこれから合流するのってSRXチームとATXチーム・・・だったよね?」
悠騎「そうだ。どちらも優秀なチームらしい」
由佳「頼もしいね!」
悠騎「そうだな。それより大丈夫か?お前はそんな人たちをまとめる艦長だぜ?」
由佳「うぅ・・・がんばるよ!」
悠騎「一番艦・コスモ・フリューゲル。これからオレ達の要となる戦艦だな」
由佳「絶対、落とさせたりしないよ!」
悠騎「さぁ?それはどうだろう?いきなり撃沈ってこともありえるぜ?なんだってお前が艦長なんだから」
由佳「お兄ちゃん!」
由佳は頬を膨らませた。
悠騎「さてと、冗談はここまでだ。そろそろ行くぞ」
由佳「うん、コスモ・フリューゲル発進!目標・地球」
由佳の掛け声とともにコスモ・フリューゲルが発進した。
4
:
影
:2003/11/05(水) 19:00 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
―街―
弧茉「お兄ちゃん、開業おめでとう〜♪」
紗夜「おめでとうございます、銀太さん」
銀太「ああ、サンキューな」
弧茉「でもこのご時世に動物病院ってあたりがいかにもお兄ちゃんらしいね」
銀太「どーいう意味だそれは」
紗夜「銀太さんは優しい方ですから」
弧茉「そうそう」
銀太「なんか上手く丸め込まれてる気がする・・・」
―宇宙港―
パルシェ「G・K隊との合流まで、後一時間ですね」
アルティア「SRX、ATXチームともです」
パルシェ「うん、そうだね。あ、そういえば結局R‐DRILLのパイロット、決まらないままになっちゃったね」
アルティア「仕方ありません、適格者がいないのですから」
パルシェ「残念です・・・」
アルティア「予備の機体として持っていくので、無駄にはなりません」
―食堂―
タツヤ「はぁー・・・」
店長「何だ、ため息なんかついて」
タツヤ「スーパーロボットに乗りたい」
店長「無理だ」
タツヤ「あー、どっかに落ちてないかなー」
店長「落ちてるわけないだろう、いいから出前行け」
タツヤ「あーい」
出会いのときは、まだ―
5
:
蒼ウサギ
:2003/11/05(水) 20:49 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
=コスモ・フリューゲル=
悠騎「さぁーてと、地球に着くまで昼寝でもするかな〜」
由佳「ダメよ!ただでさえ人手不足なんだから!お兄ちゃんは機体の整備!」
悠騎「うっ!・・・そんなの整備班に任せておけば・・・」
由佳「自分の機体ぐらいはキチンと自分で見なさい!せっかく新型もらったんだから!」
悠騎「大丈夫だって!俺と<エクシオン>は常に無敵だぜ!」
由佳「そんな言い訳は認めません!艦長命令です!早くいってください!」
悠騎「ぐぅ・・・」
=地球・極東支部=
アヤ「アヤ=コバヤシ大尉です」
ゼンガー「ゼンガー=ゾンボルト少佐だ」
ライ「ライディース=ブランシュタイン少尉です」
エクセレン「わぁお!いい男ね♪」
キョウスケ「いいから自己紹介しろ」
エクセレン「はいはい。エクセレン=ブロウニング少尉よ♪」
キョウスケ「キョウスケ=ナンブ少尉だ。よろしく頼む」
リュウセイ「俺はリュウセイ=ダテ!一応、少尉だ」
ゼンガー「後少しでG・K隊が来る。それまではここで待機だ」
リュウセイ「G・K隊かぁ〜。へへ、どんな奴等だろうな」
6
:
藍三郎
:2003/11/06(木) 09:27 HOST:133.41.179.134
=カフェ・トライアングル=
老婆「ここのコーヒーおいしかったよ。また来るね」
アネット「ありがとうございましたー」
ゼド「ようやく、本日の営業もおしまいですな」
ムスカ「あのおばあちゃん、常連なのはいいけど閉店ぎりぎりまで居座られちゃあな」
アネット「あんた達!ぶつくさ文句いわないの!」
トゥルルルルルル・・・・・・
レジの近くにある今どきめずらしい黒電話が鳴った。
アネット「もしもし、こちらトライアングルです。え?お姉ちゃん!
うん・・・・・・ええ・・・・・・わかったわ」
ムスカ「社長からみたいだな。いったいなんだ」
アネット「新しい仕事の依頼を受けたって。それも、今回は大物で、しかもギャラはいいって!」
ゼド「ひさびさに本業に戻る、というわけですか」
その時、店の天井裏から人影が飛び降りた!
白豹「・・・・・・」
ムスカ「で、向かう場所はどこだって?」
アネット「地球連邦軍極東支部よ。そこで私達は新しい部隊に配属されるの」
ゼド「あれ、私達って、お嬢さんも行くんですか?」
アネット「まあね。今回の任務はきな臭いものを感じるってお姉ちゃんも言ってたし・・・・・・
それに雇い主としてあなた達の働きぶりをたまには見ておきたいしね」
ムスカ「やれやれ・・・・・・」
彼らは反対したかったが、アネットは自分が言い出したことは
絶対に曲げないということをよく知っていた。
白豹「・・・・・・行く」
ゼド「ま、それじゃ傭兵部隊バミューダストーム」
ムスカ「久々に営業といきますか」
カフェ・トライアングルにはしばらく『社員旅行のため休業』という看板が架けられることになった。
7
:
蒼ウサギ
:2003/11/06(木) 10:25 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
=月軌道上・ラーカイラム=
アムロ「ブライト。例の部隊とは何時合流するんだ?」
ブライト「彼らの地上での任務が済み次第だ」
アムロ「シャアとの決着の時はνガンダムの開発が間に合えばいいが・・・」
ブライト「カミーユのZやジュドーのZZがある。それに協力者のシーブックとそのF91も大きな戦力だ。ネオ・ジオンには遅れはとっていないはずだ」
アムロ「だといいがな・・・ハマーンの動きも気になる」
ブライト「シャアとハマーン・・・双方が共倒れになるのが理想だが・・・」
アムロ「そう都合よくはいかないさ」
トーレス「艦長!付近にネオ・ジオンのMS反応を確認」
ブライト「総員第一戦闘配備」
アムロ「リ・ガズィで出る!」
数時間後、コスモ・フリューゲルは極東支部に着陸した。
由佳「G・K隊所属。一番艦コスモ・フリューゲル艦長。星倉由佳です」
悠騎「同じくG・K隊所属。星倉悠騎です」
二人は極東支部の長官に敬礼した。
長官「ご苦労。君たちがこれからロンド・ベル隊と共同戦線を張るG・K隊か」
由佳「はい。ロンド・ベル指揮官のブライト大佐とは月軌道で合流します」
長官「君たちは地上での協力者の収集というわけだな」
由佳「はい。それで予定されているSRXチームとATXチームの皆さんは・・・?」
長官「もう着ている」
ゼンガー「ゼンガー・ゾンボルト少佐だ。ATXチームのリーダーを務めている」
アヤ「アヤ・コバヤシ大尉よ。私はSRXチームのリーダーね」
由佳「これからよろしくお願いします!」
8
:
藍三郎
:2003/11/06(木) 12:31 HOST:133.41.179.141
由佳「メンバーはこれで全員なんですか?」
長官「いや、まだ全てではない。そろそろ彼らが着くころだ」
ドアを開けて、4人の男女が入ってきた。
耳までかかった黒い髪を真ん中で分けたスーツの男。
黒髪にりっぱな口ひげを備え、同じくスーツを着た男。
白い中国の人民服を着て、帽子を被り、口をマスクで隠した男。
そして、とび色の髪に可愛らしい服装の若い女性だった。
長官「さすがは傭兵部隊バミューダストーム。定刻通りに到着だな」
アネット「ええ!もちろんです!皆様、我々は連邦からの依頼によって
G・K部隊に配属されることになった傭兵部隊バミューダストームです」
ムスカ「ムスカ・D・スタンフォードだ。よろしく」
ゼド「私はゼド・グロリアス。で、代わって紹介するがこの帽子にマスクの男は白豹という」
白豹「・・・・・・」
彼は無言で部屋を出て行った。
ゼド「おいおい。ま、無口でそっけない奴だが仲間だ。よろしく頼む」
リュウセイ「そういやあんた、どっかで見たことある気がするな」
リュウセイはゼドの顔をじろじろ見ていた。
リュウセイ「思い出した!俺がアメリカ基地に配属されてた時、休憩時間によく行ってたカフェのマスターだ!」
ゼド「覚えていただいて光栄ですよ」
リュウセイ「あの店にはスーパーロボットの漫画が沢山あったからよく通ってたんだよ!
懐かしいなあ。で、何でカフェのマスターがここに?」
アネット「カフェ・トライアングルは副業兼事務所なの。仕事がない時は皆店で働いてるのよ」
ゼド「ま、近頃はカフェの方が本業になりつつありましたがね」
9
:
影
:2003/11/06(木) 14:57 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
長官「そしてあと二人、新型のRシリーズに乗る二人がいるんだが…ここにはいないのだよ」
由佳「何故ですか?」
長官「連絡に不備があったらしく、合流場所と時間を間違えたようでね…すまないが迎えにいってくれないか?」
由佳「了解です。それで、その人たちはどこに?」
長官「サセボ・シティだ」
ライ「サセボ・シティ?確かあそこにはネルガルが開発していた機動戦艦が…」
アヤ「確か今日はその出航日では?」
長官「そうだ。まあ軍とネルガルとでは話し合いがついてあるので、問題はあるまい」
=サセボ・シティ=
パルシェ「うぅ〜…合流は一時間後だって言ってたのに…」
アルティア「情報伝達の不備です、仕方ありません」
パルシェ「後どれくらい待てばいいんでしょう…」
アルティア「早期にG・K隊が来ることを祈りましょう。ここは安全、とは言い切れませんし」
パルシェ「え、どうしてですか?」
アルティア「ネルガルが建造した最新戦艦ナデシコがあります。それを狙ってくる者がいないとも限りません」
10
:
蒼ウサギ
:2003/11/06(木) 16:58 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
悠騎「んじゃま、サセボに行きますか?」
由佳「そうね。それじゃ皆さん。これからよろしくお願いします!」
一同はコスモ・フリューゲルに入っていく。
アネット「これがG・K隊の一番艦ね」
ライ「すごい技術だな・・・」
ゼド「しかし艦長がこの子とはな・・・」
悠騎「やっぱ、不思議か?」
ゼド「まぁな。しかし、目を見れば彼女が優秀かどうかはわかる」
ムスカ「しっかり頼むぜ。艦長さん」
由佳「はい!それではサセボ・シティに向けて、コスモ・フリューゲル発進!」
=サセボ・シティ=
パルシェ「ねぇ、なんでしょう?あれ」
パルシェが指差す方向に無数のロボットが現れた。
アルティア「木星トカゲの無人機ね!」
パルシェ「迎撃・・・します?」
その時、地下ドックから一機の機体が現れた。
アキト「10分間敵を引き付けろって・・・できるのかよ!」
そんなこと叫びながらもアキト機は囮をかってでた。
11
:
影
:2003/11/06(木) 17:32 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
しばしアキトとバッタの鬼ごっこ(当人は必死)を見て
アルティア「素人にしては中々ですが、落とされるのは時間の問題ですね」
パルシェ「は、早く助けに行かないと」
アルティア「ここでネルガルに貸しを作るもの悪くはないですし…行きましょう」
パルシェ「うん…ってあれ、アルティア。あれって」
アルティア「…R‐DRILL?一体、誰が…」
=サセボ・ドッグ上空=
パルシェとあるティアの会話から、少し時は遡る。
アキト「しまった!!」
アキト機は反撃して敵を倒したはいいが、不意に後から攻撃されてディストーションフィールドが消滅する。
さらに足下目がけてミサイルを撃たれて体勢を崩されて、バッタは多弾頭ミサイルで追い打ちを掛けてくる。
アキト「うあぁぁぁぁぁ!!!」
ヤリカ「アキトぉぉぉぉ!!!」
アキト「(死ぬ!?)」
ユリカが叫び、アキトはそんなことを思い浮かべた…次の瞬間、アキトが見たものは
ドォン、ドォン、ドォン、ドォン、ドォォン!!
ミサイルは全て爆発する光景だった。
ミナト「な、なにがおきたの?!」
ルリ「どうやら、突如現れたロボットがテンカワ機とミサイルとの間に入り、バリアのようなものでミサイルを防いだようです」
冷静な口調だが、ルリも驚いている。
アキト「な、何が…」
???「よくも…」
ユリカ「ヘ?」
???「よくも俺の、俺のスーパーロボットを傷をつけやがったなテメェェェ!!」
どこかの誰かの「違う!されは俺のゲキガンガーだ!」という声は無視し、全身にドリルを生やす機体が、吼えた。
ギュュュュィィィィィン!!
全身のドリルを回転させ、体勢を立て直そうとしたバッタの群れに突進する。
高速回転するドリルがバッタのディストーションフィールドを突き破り、装甲を抉る。
そこに、ミサイルが飛来する。だが、
バチィィイイイインッ!!
不可視の壁が攻撃を受け止め、爆風を遮断する。
ルリ「機体照合完了…マオ=インダストリー社が新たに開発したR-シリーズの1機、R‐DRILLです」
プロス「R‐DRILL?はて、確かパイロットが決まっていなかったはずですが…」
???「ウォォォォォォオ!!!」
殴る蹴ると言ったお世辞にも美しいとはいいがたいが、R‐DRILLは群がるバッタを撃破していく。
メグミ「こちらナデシコ。R‐DRILLのパイロット、応答してください」
???「ああ!?忙しいから後にしろ!!」
ゴート「R‐DRILLのパイロット、名前と所属を名乗れ!」
???「ああうるせぇな!!タツヤ・ツヅミ、出前持ちだ!!」
12
:
藍三郎
:2003/11/06(木) 17:40 HOST:133.41.179.137
メグミ「出前持ちって・・・ラーメンなんかの?」
プロスペクター「とにかく、あの調子なら敵は全滅できそうですな」
ルリ「いえ、安心するのは早いみたいです」
ユリカ「どういう事ルリちゃん!」
ルリ「海の方から無数の機影が来るのを確認しましたから」
現れたのは土偶に似た戦艦だった。
ブッチャー「ひょ〜〜ほっほっほ。何やら見たことない地球人の戦艦があるではないか
ここは景気よく、叩き潰してやるとするかのぉ〜〜」
バンドックからメカブーストが発進した。
プロスペクター「あれは、ガイゾック!地球の各地を荒らしまわっているという謎の異星人」
ルリ「この状態では、一方的に攻撃を受けますね」
ユリカ「ど、どうしましょ〜〜」
13
:
蒼ウサギ
:2003/11/06(木) 19:28 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
パルシェ「いきます!」
突如、メガブーストを攻撃したものがいた。
R−AIRとR−BREAKERである。
ブッチャー「新手か!?」
アルティア「そういうこと・・・それとR−DRILLに乗ってる子」
タツヤ「はい?俺のこと?」
アルティア「そう、それは大事な機体なんだから壊さないでよ」
タツヤ「そんなヘマするかよ!」
パルシェ「でも君一応、シロートだからねぇ〜」
プロス「どうやら援軍のようですな。艦長」
ユリカ「はい!ナデシコ緊急発進です!」
地下ドックから機動戦艦ナデシコが現れた。
ルリ「グラビティブラスト斜線軸上に木星トカゲの無人機はほとんど入ってます」
ユリカ「よぉーし!グラビティブラスト発射ーー!」
ナデシコからグラビティブラストが発射され、バッタやジョロが壊滅状態となる。
ユリカ「よし!アキトを回収後、大急ぎでこの場を離脱しまーす!」
プロス「やれやれあの3機には恨まれそうですな〜」
ナデシコはアキト機を回収後、その場を離脱した。
パルシェ「あ、行っちゃった・・・」
タツヤ「おいおい敵はまだ残ってるじゃないか!」
アルティア「倒す・・・」
=コスモ・フリューゲル=
由佳「そろそろサセボですが・・・なにこれ?戦闘?」
悠騎「おいおいどういうこった?」
由佳「識別コード・・・これはガイゾックです!」
ゼンガー「例の異星人か」
ムスカ「早速、戦闘かい?」
由佳「もう一つ・・・Rシリーズの反応があります!」
リュウセイ「Rシリーズだってぇ?」
アヤ「とにかく行きましょう!」
悠騎「あぁ、G・K隊。出撃だぜ!」
14
:
影
:2003/11/06(木) 20:18 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
アルティア「………」
パルシェ「ア、アルティア?どこに行こうとしてるの?方向が違うよ方向が(汗)」
アルティア「私を利用しようとするものを、許すわけにはいきません…」
パルシェ「だからってナデシコを狙うより、目の前の敵を何とかしないと〜!(大汗)」
アルティア「この距離なら間に合います。あの程度の戦艦…」
パルシェ「だからぁ〜!!(泣)」
タツヤ「や、何でもいいが援護してくれ。数の暴力に屈しそうなんですけどのわぁぁぁ!?」
ナデシコを追おうとするR‐BREAKER、それを止めようとするR‐AIR。そして無数のメカブーストに囲まれているR‐DRILL。
リュウセイ「あ〜…こちらG・K隊所属、SRXチームのリュウセイ・ダテ少尉だけど…わりと余裕か?」
パルシェ「余裕じゃありません!ってG・K隊?」
ライ「援護する。そこの危なっかしいのを連れて下がれ」
タツヤ「おおおおお!?G、Gが!Gが逆転するぅぅぅぅ!!」
15
:
蒼ウサギ
:2003/11/06(木) 22:13 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
ブッチャー「えぇい!増援か!どんどんメガブーストを出せ!」
悠騎「エクシオン出るぜ!・・・って、数多っ!!」
ゼンガー「なんであろうと、断つ!」
キョウスケ「了解」
アネット『3人ともがんばってね!』
ムスカ「おう!」
ゼド「了解!」
白豹「・・・」
タツヤ「す、すげぇ!ロボットがいっぱい!ってぇぇぇ!」
R‐DRILLに翻弄されているタツヤ。
エクセレン「あらあら〜楽しそうね〜」
タツヤ「楽しくないってぇぇぇ!」
パルシェ「と、とにかく落ち着いて下さい〜。アルティアも手伝ってぇ〜」
アルティア「敵の数が多い・・・先に倒す」
R‐BREAKERはメガブーストに集中していた。
ブッチャー「おのれぇ!こうなったらあの戦艦を攻撃だぁ!」
バンドックがコスモ・フリューゲルを攻撃する。
由佳「きゃあ!」
悠騎「由佳!てめぇ!!」
エクシオンがバンドックに仕掛けようとした瞬間、バンドックは別の方向から攻撃を受けた。
???「ムーンアッタク!」
ブッチャー「こ、この攻撃は!!来たなザンボット3!」
勝平「ブッチャー!オレ達のいない所で勝手に暴れてんじゃねぇ!」
悠騎「あれがブッチャーに対抗してるスーパーロボット、ザンボット3か!」
16
:
藍三郎
:2003/11/07(金) 09:22 HOST:133.41.179.134
リュウセイ「ザ、ザンボット3あれが・・・」
ガイ「本物の・・・」
タツヤ「スーパーロボットだぁぁぁぁ!!」
ライ「ここまで予想通りの反応をする奴らも珍しいな」
勝平「よおし、ブッチャー、覚悟しやがれ!」
ザンボット3はバンドックに体当たりをしかけた!
恵子「もう!少しは丁寧に操作してよ!」
ブッチャー「お、おにょれ〜〜許さんぞ〜〜!もっともっとメカブーストを出してやる!」
白豹「・・・・・・残粛」
人工知能「ギシャアアアアアッ!」
凶が走り抜けたとき、ガビタンたちはバラバラになっていた。
ゼド「さて、久しぶりなので感覚を戻していきましょうか」
スタッグパイソンの拳で、ドミラを次々に破壊していく。
ムスカ「大勢の敵相手なら、このアイリスは得意分野だぜ!」
アイリスキャットはミサイルを一斉発射し、トラシッドの部隊を一気に殲滅した。
17
:
藍三郎
:2003/11/07(金) 09:27 HOST:133.41.179.134
さっき確認したらガイはもういなくなってました。
上のガイの台詞はなかったことにしてください。スミマセン・・・
18
:
影
:2003/11/07(金) 12:34 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
ゼド「これだけ倒しても、敵が減っていない…」
ムスカ「元を叩かなければ駄目ってことか」
リュウセイ「こんな時は、合体技だ!!」
ライ「またそういうことを…」
リュウセイ「名付けてスーパーT-LINKナックル!」
タツヤ「おお!ちょうど俺達それぞれの機体に乗っている、やってやるぜ!」
リュウセイ「おう!」
タツヤ「行くぜ!うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
リュウセイ「熱血!フルパワァァァァァ!!!」
タツヤ「この魂の炎ぉぉ!」
リュウセイ「極限まで高めればぁぁ!」
リュウセイ・タツヤ「「倒せない者など、何も無いっっ!!」
タツヤ「俺のこの手がぁっ!」
リョウセイ「真っ赤に燃えるぅぅっ!」
タツヤ「正義を掴めとぉぉ!」
リュウセイ「轟き叫ぶぅぅ!」
タツヤ・リュウセイ「「爆熱っっ!!!」」
タツヤ「スーパー…」
リュウセイ「T−LINK…」
タツヤ・リュウセイ「「ナッコォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!」」
二人の機体は眩いばかりの輝きを放ち、光の矢となりドヨズラーの群れを灰塵へと帰す。
エクセレン「わ、すこーい。ねキョウスケ。私たちもやりましょう、アレ」
キョウスケ「無理だ」
ライ「無茶苦茶だな…ターゲットインサイト、ハイゾルランチャー……シューッ!!」
その言葉に呼応し、巨大な二つの砲門から壊滅的なエネルギーが発射され、メガブースーターの群れを飲み込む。
アルティア「T-LINKシステムは操縦者の念動力を利用して機体や武装の制動を行うシステム、テンションが上がることは悪いことではありません…少々うるさいですが」
自機と同等の長剣を振り回し、一撃の下にガビタンを切り捨てていく。
19
:
藍三郎
:2003/11/07(金) 12:52 HOST:133.41.179.134
勝平「食らえ!グラップコンビネーションだ!」
ブッチャー「調子に乗りおってぇ!」
ムスカ「メーザードライブ、システムチェンジ、ステルスファイターモードに移行・・・」
アイリスキャットは変形し、爆撃機形態になった。
ムスカ「メーザーフィールド展開!デスペナルティ!」
紫の光に包まれ、アイリスはバンドックに体当たりした!
ブッチャー「う、うひょっ、こ、これは!」
ゼンガー「もらった!」
グルンガスト参式の手に巨大な斬艦刀が現れた。
ゼンガー「一意専心!斬艦刀一文字斬り!」
参式の一撃を受けたバンドックは大爆発を起こした!
ゼンガー「我に断てぬ物なし!」
ブッチャー「うっひゃあああああっ!」
悠騎「よーし、とどめは俺が・・・」
由佳「お兄ちゃん、下がって!」
悠騎「え!?」
由佳「主砲展開!コロナキャノン発射!」
コスモ・フリューゲルから放たれる巨大な光はバンドックを直撃した!
ブッチャー「くっそお!今日のところは勘弁してやるわ!」
勝平「へっ、おとといきやがれ!」
バンドックは引き上げていった。
20
:
影
:2003/11/07(金) 15:22 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
=コスモ・フリューゲル=
アルティア「パルシアンド・ラーヴェルク、アルティア・エセルドレーダ。ただいま到着しました」
アルティアはブリッジに入り、由佳を確認するなりすばやく背筋を伸ばして敬礼する。
由佳「着任を許可します」
アルティア「ありがとうございます」
由佳「早速ですが、R‐DRILLのパイロットですが…」
アルティア「タツヤ・ツヅミ。サセボ・シティ在住。ネルガル重工新型機動戦艦ナデシコを見るためドッグに進入、拘束」
パルシェ「敵襲のドタバタに紛れて一度逃亡したみたいです。でもエステバリスが攻撃されているのが我慢できず、R‐DRILLに飛び乗って現在に至る、と」
由佳「…なるほど。困りましたね、それは」
アルティア「…サイコドライバー、及びパイロット適性が確認されたので機密保持も合わせパイロットに任命してはどうでしょう」
由佳「それを本人には?」
ゼンガー「話した結果、納得しているとのことだ」
由佳「そうですか…では彼をG・K所属のパイロットとして配属を許可します」
=格納庫=
タツヤ「…俺、今ここで死ぬなら本望だ」
パルシェ「え、どこか怪我してるんでか!?大変、早く医務室に行かないとってきゃあ!」
ドガラガッシャーーーン!!←コケた
ライ「…バカがまた増えたな」
21
:
藍三郎
:2003/11/07(金) 17:30 HOST:133.41.179.137
=地球近海 バンドック=
ブッチャー「くっそー、くっそーっ!あいつらめぇ〜〜!!
今度は絶対に許さんぞ〜〜〜!」
ブッチャーは怒りに任せて部屋の中の物を破壊していた。
部下「ひぃぃぃぃぃっ!」
????「ブッチャー・・・ブッチャーよ・・・・・・」
ブッチャー「はっ!こ、この声は・・・ガイゾック様!」
ガイゾック「ブッチャーよ・・・自分勝手な戦いを行い、
あまつさえこの聖なるバンドックを傷つけるとは・・・この愚か者が!」
ブッチャーは急いで土下座した。
ブッチャー「ヒッ!お、お許しください!」
ガイゾック「お前の命が誰によって与えられたか、忘れたわけではあるまいな!」
ブッチャー「滅相もございません!」
ガイゾック「新たな指示を下す。バンドックの進路を月に向けよ」
ブッチャー「ははーっ!」
=コスモ・フリューゲル=
恵子「今連絡が入ったんですけど、私たちザンボットチームもG・K隊に参加することになりました」
宇宙太「いいのか?ガイゾックをほっといてよ」
恵子「おじいちゃんの話ではバンドックは地球から撤退して月に向かったんですって」
悠騎「月・・・ロンド・ベル隊との合流ポイントじゃないか」
勝平「ま、そういうことだ。よろしく頼むぜ」
22
:
蒼ウサギ
:2003/11/08(土) 01:05 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
ACT:2「集う戦士たち」
悠騎「とりあえずメンバーも集まったことだし、月へ向かうか?」
由佳「そうだね」
アヤ「この辺に打ち上げ基地とかないの?」
悠騎「アヤさん、この艦にそんな物は必要ないぜ」
キョウスケ「どういうことだ?」
由佳「コスモ・フリューゲルは単体で大気圏離脱可能なんですよ」
ムスカ「へぇ、やるもんだな」
由佳「では、これよりコスモ・フリューゲルは月へ向かいます!」
=格納庫=
リュウセイ「うぉ!これがザンボット3!間近で見るとすげぇ迫力だぜ!」
タツヤ「この頑強なボディに額の三日月!くぅ!イカスぜ!」
リュウセイ「お?お前はさっきR‐DRILLに乗ってた奴か?」
タツヤ「おう!タツヤ・ツヅミだ!」
リュウセイ「リュウセイ・ダテだ!お前とは気が合いそうだぜ!」
23
:
藍三郎
:2003/11/08(土) 10:42 HOST:133.41.179.136
そのころ・・・宇宙では
銀色と緋色のアーマードモジュールと思しき機体が争っていた。
スレイ「軟弱者は黙ってアルテリオンを降りろぉ!」
ツグミ「相手をよく見て!」
アイビス「わかってる!」
二機が激しいドッグファイトを続けている中・・・
♪ぱぱぱ ぱぱぱ ぱっぱぱぱ ぱぱぱ♪
スレイ「何?戦場で、音楽?」
ツグミ「これは確か『美しい青いドナウ』ね」
アイビス「見て、あっちに白い戦艦が!」
=ブンドル艦=
ブンドル「フフフフフ・・・プロジェクトTDによって生み出された
銀の流星と緋の彗星・・・それを形容する言葉はただ一つ・・・」
ブンドルは薔薇を手に持ってポーズをとった。
ブンドル「美しい・・・・・・」
スレイ「何者か知らないが、邪魔をするなら容赦しないぞ!」
ブンドル『そんな無粋なマネをする気はない。
私はただ君たちの美しき戦いを一人の観客として見たいだけ・・・』
アイビス「じゃあその音楽を止めてくれない?それ、すっごく耳に障るんだけど」
ブンドル『むう、残念。この曲の美しさが理解できんとは』
ツグミ「!地球方面から大型の機動兵器の反応が!」
ブンドル『あれは!ゴーショーグン!』
真吾「ある部隊に合流しようと月に向かってたら、まさかアンタに出くわすとはな」
ブンドル『うむ。マドモアゼル・レミー。やはり我々は運命の糸で結ばれているのか』
レミー「腐れ縁って言ってくれない?」
ブンドル『今回は戦いが目的ではないが、ゴーショーグンを前にして
戦わずして帰るのも美しくない。さあ!戦場に舞え!美しきブンドル軍団よ!』
ドクーガメカの軍団が出現した!
キリー「ま、待ち合わせに遅れるが、ぱっぱと片付けますか」
真吾「ゴーショーグン、Go!」
アイビス「妙な展開になってきたわね」
その時、アルテリオンは攻撃を食らった!
スレイ「馬鹿め!私たちの戦いは終わってないぞ!」
アイビス「スレイ・・・どうしてもやるつもりね!」
24
:
蒼ウサギ
:2003/11/08(土) 11:51 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
アイビス「くぅ!」
スレイ「兄様のアルテリオンを・・・返せ!」
アイビス「アルテリオンは渡さない!」
キリー「相変わらずのパターンだな」
真吾「ゴーフラッシャー!いけぇー!」
ドクーガメカを次々に破壊していくゴーショウグンだが、数が多い。
レミー「さすがにキツイかもね・・・」
ブンドル「フッ、このまま倒させてもらう」
と、そこへ・・・
ユリカ「グラビティブラスト!いきまーす!」
ナデシコがグラビティブラストを放ってきた。
ブンドル「援軍か?」
プロス「やれやれ火星に向かう途中でとんだものに遭遇してしまいましたな」
ユリカ「でも放っておけません」
プロス「ま、通り道ですからな」
ユリカ「エステバリス隊、出撃してください!」
ガイ「うぉっしゃー!いくぜぇ!」
アキト「また戦闘かよ・・・」
レミー「随分といきなりな戦艦ね」
キリー「確かネルガル重工の新型戦艦だったな」
真吾「へぇ〜頼もしいかもな」
25
:
藍三郎
:2003/11/08(土) 15:05 HOST:133.41.179.136
ブンドル「突然の闖入者・・・しかしそれも戦場を美しく彩る
妙なるメロディーの一つとなる・・・今や戦いの美しさは最高潮!」
ミナト「さっきから流れてるこのクラシック音は何なの?」
ユリカ「敵が流してるんでしょう!こっちも負けずに何か音楽をかけますか?」
ルリ「やめてください。カラオケ大会じゃないんですから」
プロスペクター「しかし、あいつらはドクーガのようですな。
世界経済を裏から操っているという謎の秘密結社。
ネルガルとしては、そんな奴らと悶着を起こしたくないんですが」
アキト「やっぱり2体加わっただけじゃこの数はきついな」
キリー「あっちの2体はこちらを無視して勝手にドンパチしてるしな」
ツグミ『好きでやってるわけじゃありません!』
ガイ「なんのぉ!正義は必ず勝つ!」
その時、一筋の光芒がドクーガ軍を破壊した。
メグミ「あれは、地球で会った戦艦!」
コスモ・フリューゲルが姿を現した。
由佳「こちらG・K隊のコスモ・フリューゲルです。これより皆さんを援護します!」
アルティア「あの船、地球で私たちを置いて逃げた・・・」
ユリカ『ははは・・・またお会いしましたね・・・』
26
:
影
:2003/11/08(土) 16:13 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
R-1、R‐DRILLが我先へとコスモ・フリューゲルより発進する。
ガイ「おい、何するんだ!?」
タツヤ「合体技だ!」
ガイ「合体技?」
リュウセイ「そう!その名もスーパーT-LINKナックルだ!!」
ガイ「おお!なら俺もやるぞ!!」
リュウセイ「ああ!3人の力を1つにあわせるんだ」
タツヤ「よし、行くぜ二人とも!!ぬぬうおぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
ガイ「熱血!フルパワァァァァァ!!」
リュウセイ「この魂の炎ぉぉっ!!」
―中略―
リュウセイ・タツヤ・ガイ「「「超級スーパーT-LINKぅぅ、フレアァァァァッ!!!」」」
3つの機体は闇を切り裂く光となり、ドクーガメカを打ち砕いていく。
ルリ「3バカトリオ…」
ミナト「る、ルリルリ…(汗」
アルティア「ナデシコ、聞こえますか?」
そこへR-BREAKERから通信が入り、メグミは慌てて通信を繋げた。
アルティア「こちらG・K隊所属のアルティア・エセルドレーダ少尉です。これより貴艦を援護します」
モニターには、可愛い顔立ちとは裏腹に凍りつくような冷たい瞳を湛えた少女が映っている。
アルティア「先のように、我々を囮に敵前逃亡しないよう願います」
ユリカ「あ、あはははは…」
プロス「やはり恨まれてるようですな…特にあの機体のパイロットには」
27
:
蒼ウサギ
:2003/11/08(土) 16:32 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
由佳「コスモ・フリューゲルで敵母艦を撃ちます!」
コスモ・フリューゲルがブンドル艦に銃口を向ける。
ブンドル「おぉ、あの戦艦・・・実に美しい」
由佳「は、はい?」
ブンドル「君がその戦艦の艦長か?よろしければお名前を・・・」
由佳「星倉由佳です・・・」
ブンドル「美しい・・・」
由佳「き、気が抜ける・・・」
悠騎「てめぇ!人の妹を口説いてんじゃねぇ!」
ブンドル「ふっ、撃て」
ブンドル艦がエクシオンに容赦ない攻撃を仕掛ける。
悠騎「うわっ!」
ブンドル「実に下品だな君は。とても彼女の兄とは思えない」
悠騎「んなろ〜!」
ゼンガー「冷静になれ!チェストォォォ!」
参式の斬艦刀がブンドル艦にヒットした。
ブンドル「ふっ、これしきのこと」
=スレイ戦=
ムスカ「こっちは・・・なんだケンカか?」
スレイ「G・K隊!?あの噂の独立部隊か!?」
ゼド「何の騒ぎか知らないが、よそでやって欲しいな」
スレイ「うるさい!邪魔するな!」
アイビス「お前たちこそ・・・邪魔だ!」
28
:
影
:2003/11/08(土) 17:41 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
アルティア「目標を確認、……攻撃に移ります」
アイビス・スレイ「「―――ッ!!?」」
ズギャゥゥゥンッッ!!!
アイビスとスレイがその場を離れた直後、 高出力のエネルギーの刃が通り過ぎる
アルティア「……攻撃、失敗……」
アイビス「くっ…何を!」
アルティア「友軍反応は出ていません。そして先の発言から、敵と判断」
ムスカ「それはちょっと短絡的過ぎないか?」
アルティア「しかし、戦闘に支障が出ることは確かです」
ゼドとはいえ、敵と決め付けてはいけないよ」
アルティア「………」
スレイ「邪魔をするなら容赦しないと言ったはずだ!プロミネンス、ファイア!!」
ムスカ「甘い!」
ベガリオンより撃ち出された中型ミサイルをガンポッドで撃ち落とす。
ツグミ「アイビス、上!」
アイビス「…!?」
バチィィィィンッ!!
何時の間にか近づいたR-BREAKERの一太刀をソニックセイバーでなんとか受け止め、火花を散らす。
アイビス「早い…!」
ツグミ「落ち着いて、相手の動きを読むのよ!」
29
:
ガガガ
:2003/11/08(土) 19:20 HOST:n152246.ap.plala.or.jp
ドクーガメカは容赦無く悠騎のエクシオンに攻撃していく。
悠騎「くそっ!!きりがない!」
レールガンで攻撃しつつもドクーガメカの攻撃は一向にやまない。
悠騎「そろそろ、やばいかも・・こんな一方的な攻撃なんてありかよ・・・」
真吾「ゴーサーベル!!」
悠騎「!あんたら、たしか・・」
真吾「おい、大丈夫か!?」
悠騎「えっ?まぁ、ありがとう」
レミー「あら?よく見ると可愛いじゃない。後でちょっといいかしら?」
悠騎「えっ!?」
キリー「おいおい、そんなこと言ってる場合じゃないぜ」
話している間にゴーショーグンとエクシオンは敵に囲まれていた。
真吾「囲まれているっていうのは、あまりいい気分じゃないな・・・」
レミー「だからってこんな数相手にするわけ?」
悠騎「じゃあどうすんだよ!?」
???「外側と内側からいっきに攻める・・・」
巨大なビームブレードでドクーガメカが半分に斬られていく。
???「レナ!!」
レナ「りょーかい!」
さらに巨大なビームライフルで跡形もなく消されていく。
30
:
ガガガ
:2003/11/08(土) 20:57 HOST:n152246.ap.plala.or.jp
???「見ているヒマがあったら手伝え」
悠騎「おっおう!」
真吾「おいおい、ちょっと自己紹介とかしない?普通」
シャル「忘れていたな、私の名はシャルティエ・ガイザンデール。彼女は・・・」
レナ「レナ=ジャスティン=フォードです!」
悠騎「(か、かわいい・・・)とりあえず、まだ信じられないけど、今はそんな事を言ってるヒマはないようだな」
シャル「わかっているじゃないか」
そのころアイビスは・・・
アイビス「いっけぇぇぇ!」
アルティア「T―LINK・・・ナックル!!」
ムスカ「ちっ!ちょこまかすんな!」
スレイ「うるさい奴等め!!」
ムスカ「これなら避けられないぜ!」
アイリスキャットから80連装ミサイルランチャーを発射する。
スレイ「なに!?くそぉ!」
ムスカの攻撃はベガリオンに決定的は一撃を与えた。
スレイ「ううう!」
ツグミ「スレイ、もうやめて。あなたの負けよ」
スレイ「(兄様のアルテリオンを取り戻す為には・・・だがさすがにこの数は厳しいな)今度会う時は必ず奪い返してみせる。」
そう言い残してベガリオンはその場所から消えていった。
ムスカ「残りはドクーガだけか・・・」
31
:
蒼ウサギ
:2003/11/08(土) 21:08 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
ドクーガメカの増援が現れる。
悠騎「ちぃ!まだ出るのかよ!」
ゼンガー「雑魚を何体倒したとて同じこと、目標は!」
シャル「母艦だ!」
ブンドル「ほぅ、私に攻撃をするのか?」
真吾「そーゆこった!いくぜ!ゴーフラッシャー!」
勝平「ムーンアッタク!」
ライ「ハイゾルランチャー!シュー!」
エクセレン「オクスタンランチャーのBモード、ど〜ぞ〜」
各機の一斉攻撃が決まる。
ムスカ「ゼド、白豹、アレをやるぜ!」
ゼド「了解だ」
白豹「・・・」
アイリスキャットがミサイルを撃ち、スタッグパイソンと凶がそれに乗じて攻撃を仕掛ける。
ムスカ「バミューダストームフォーメーション、受けろ!」
アイリスキャット爆撃形態のデスペナルティが決まる。
ブンドル「なるほど・・・大した力だ」
由佳「まだやるのならこちらも主砲を撃ちます!」
ブンドル「フッ、やめておこう。素敵な出会いもあった。今日はここまでだ」
そう言ってドクーガ隊も撤退していった。
悠騎「助かった・・・でも、変な奴だったな・・・」
32
:
影
:2003/11/08(土) 22:44 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
アイビス「Gドライバー…当たれぇっ!」
アルティア「…どれだけ威力が高くても、当たらなければ無意味です」
アイビス「くっ…なんでそんなでっかい剣を自由に振り回せる!?」
アルティア「そちらの機体も十分性能が高い、お互い様です…パイロットの腕は伴わないようですが」
アイビス「……!!」
ツグミ「冷静になって、アイビス。突っ込むだけじゃダメ!」
アイビス「わかってる!高速戦闘なら…これでっ!」
腕部から中型ミサイルが発射され、R−BREAKERに向かうが
アルティア「念動フィールド、展開」
念動フィールドを展開、プロミネンスの威力を四散させる。
アルティア「これで、終わらせます」
R-BREAKERはその長剣を構え、ありったけの念動力を注ぎ込む。
…ィィィィイイイイッ!!
アイビス「くっ…!」
由佳「待ってください、アルティアさん!その機体がまだ敵と決まったわけでは!」
アルティア「………」
ゼンガー「これは命令だ、剣をおろせ」
アルティア「…了解しました」
33
:
蒼ウサギ
:2003/11/08(土) 23:19 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
その後、アルテリオンはコスモ・フリューゲルに収容された。
ツグミ「すみません。ご迷惑をお掛けしました」
アイビス「・・・・」
悠騎(愛嬌のない子だな・・・・)
由佳「私が艦長の星倉由佳です」
ツグミ「ツグミ・タカクラです。こっちがアイビス・ダグラス」
ゼンガー「あの機体・・・確かアルテリオンとかいったな」
由佳「確か恒星間航行計画「プロジェクトTD」で造られた機体ですよね?」
ツグミ「えぇ」
シャル「確かチームは解散したと聞いたが・・・」
由佳「あなたは先ほど助けてもらった」
レナ「へへん!」
悠騎(やっぱカワイイな・・・)
由佳「危ない所をありがとうございました・・・って、お兄ちゃん!なにデレデレしてるの!?」
悠騎「うわっっと!耳ひっぱんな、バカ!」
34
:
影
:2003/11/09(日) 21:12 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
由佳「こほん…それで、ナデシコの方は?」
プロス「我々の目的は火星です。が、進路上にネオ・ジオンがいます。こちらとしても無駄な戦闘は避けたいわけでして、ハイ」
ユリカ「というわけで、私たちが無事火星にいけるよう護衛して下さい♪」
悠騎「護衛って…俺たちはロンド・ベル隊と合流予定だけど」
ユリカ「途中までで結構ですから。それに旅は道連れ世は情け、って言うじゃないですか♪」
プロス「そちらのお偉方とはすでに話がついていますので、よろしくお願いしますよ」
由佳「はぁ…」
=格納庫=
ライ「ん、何をやっているんだ、パルシアンド」
パルシェ「パルシェ、で構いませんよ。えっとですね、さっきの戦闘データをちょっと」
整備スタッフに混じり、ライと会話しながらもキーボードを打つ手は止まらない。
リュウセイ「だからだな、超級スーパーT-LINKフレアの掛け声は…」
ガイ「いやいや、俺的にはもっとこうバーニングで魂に響く…」
タツヤ「それよりも拳を突き出すとはきこう、ひねる様にだな…」
ライ「…向こうではしゃいでる3バカにも見習って欲しいものだな」
パルシェ「あはは…」
35
:
蒼ウサギ
:2003/11/09(日) 21:26 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
ACT:3「ロンド・ベル隊」
シャル「さてと、そろそろ行くぞ。レナ」
レナ「えぇ〜もう行っちゃうんですか〜!」
由佳「待ってください。あの・・・」
シャル「整備と補給は感謝する。またいつか会うときもあるだろう」
そう言ってシャルは去っていく。
レナ「あ〜待ってください〜」
レナも後を追った。
アヤ「結局、何者だったのかしら?」
悠騎「さぁな。でも悪い奴じゃないと思うぜ」
アイビス「なっ!彼らに協力する!?」
ツグミ「えぇ、アルテリオンだって補給と整備しなきゃいけないんだし」
アイビス「・・・・」
ツグミ「それに悪い人たちじゃないわ」
アイビス「・・・わかったよ」
真吾「あんたたちがG・K部隊って奴だな」
由佳「はい、そうですけど」
真吾「サラバスの頼みでな。オレ達グッドサンダーチームも参加させてもらうぜ」
由佳「ありがとうございます!助かります!」
悠騎「よし、じゃあロンド・ベルと合流するぜ」
由佳「月に向けて、コスモ・フリューゲル、発進!」
36
:
藍三郎
:2003/11/10(月) 09:25 HOST:133.41.179.134
=ナデシコ=
プロスペクター「あ、はいはい。そうですか・・・」
ジュン「どうしたんですか?」
プロスペクター「今ネルガルの月支社から連絡があったんですが、
あそこで新しいエステバリス3機とそのパイロットが補充されるそうです」
ジュン「まあ、エステバリス2機だけで火星奪還というのはちょっと厳しいですし、
丁度よかったんじゃないですか?」
兵佐エ門『おおい、そちらにザンボットチームはいますかな』
勝平「じいちゃんじゃねーか。何のようだ?」
兵佐エ門『実はな、今わしは月のロンド・ベル隊の元にいるのじゃ』
宇宙太「どおりで最近姿を見せないと思ったらそんな所にいたのか」
恵子「だから、バンドックの動きも速く掴めたわけね」
兵佐エ門『うむ。で、わしが月にいたのはアナハイムの力を借りて
ザンボットの新兵器を開発しておったのじゃ』
宇宙太「新兵器だって!?」
兵佐エ門『その名もイオン砲という』
勝平「へぇ。月にいくのが楽しみになってきたな!」
兵佐エ門『馬鹿もん。まだ未完成じゃ。まあ、使えるレベルまでには仕上げたんじゃがな・・・
とりあえず、詳しい話は月に来てからじゃ』
37
:
藍三郎
:2003/11/10(月) 09:47 HOST:133.41.179.134
=コスモ・フリューゲル=
ゼド「さて、もう皆さんお腹ペコペコでしょう。
今日は私の料理で空腹を満たしてください」
テーブルにはびっくりするほど豪華な料理が並んでいた。
それも、和、中華、フランス料理と様々だった。
勝平「うめぇーーっ!!」
悠騎「凄い。ゼドさんって、昔料理をやってたりしてたんですか?」
ゼド「ま、色々と世を流れているうちに覚えましてね」
ムスカ「こいつ、本当に何でもできる男なんだよ」
アキト(このチャーハン、なんて美味いんだ。俺もこんな料理が作れるようにならないと)
アキト「あ、あの後で俺にも作り方教えてくれませんか!?」
ゼド「ええ。いいですよ」
アイビス「・・・・・・」
キリー「どうしたんだ?一体」
アイビス「何か、こんな豪勢な料理を食べるのも初めてだし、
それに沢山の人たちと一緒に食事するの、久しぶりで・・・」
ツグミ「アイビス・・・」
38
:
影
:2003/11/10(月) 17:03 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
悠騎「ん、ホント美味しいな」
タツヤ「あ、リュウセイ。そっちの北京ダックとってくれ」
ゼド「皆さん、満足していただけているようですね」
ガイ「美味いぞ〜〜〜〜〜!!」
アキト「美味しいですよ。俺も頑張らないと」
リュウセイ「これか?」
パルシェ「テンカワさん、お料理するんですか?」
ライ「行儀が悪いぞ、お前ら」
アキト「ん、まあ…俺、コックになるのが夢だから」
タツヤ「サンキュ…と、わわわ!」(べチャ)
アイビス「………」
ツグミ「大変!アイビス、ふいてあげるから動かないで」
ガイ「しかしこれだけの量、食べきれるか…っておい!それ俺が狙ってたからあげ!!」
アルティア「早い者勝ちです」
バルシェ「そうなんですか、なれるといいですね!」
アキト「はは…なれるかどうかわかんないけどね」
ガイ「くっそー、必殺!ゲキガンバキューム!!」
リュウセイ「あー!俺のハンバーグをよくも!」
ユリカ「そこの二人、引っ付きすぎです!放れなさーい!」
悠騎「意地汚いなぁ…」
アキト「ユリカ!?お前こっちに来て平気なのか?もし今敵襲なんかがあったら…」
39
:
影
:2003/11/10(月) 17:03 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
悠騎「ん、ホント美味しいな」
タツヤ「あ、リュウセイ。そっちの北京ダックとってくれ」
ゼド「皆さん、満足していただけているようですね」
ガイ「美味いぞ〜〜〜〜〜!!」
アキト「美味しいですよ。俺も頑張らないと」
リュウセイ「これか?」
パルシェ「テンカワさん、お料理するんですか?」
ライ「行儀が悪いぞ、お前ら」
アキト「ん、まあ…俺、コックになるのが夢だから」
タツヤ「サンキュ…と、わわわ!」(べチャ)
アイビス「………」
ツグミ「大変!アイビス、ふいてあげるから動かないで」
ガイ「しかしこれだけの量、食べきれるか…っておい!それ俺が狙ってたからあげ!!」
アルティア「早い者勝ちです」
バルシェ「そうなんですか、なれるといいですね!」
アキト「はは…なれるかどうかわかんないけどね」
ガイ「くっそー、必殺!ゲキガンバキューム!!」
リュウセイ「あー!俺のハンバーグをよくも!」
ユリカ「そこの二人、引っ付きすぎです!放れなさーい!」
悠騎「意地汚いなぁ…」
アキト「ユリカ!?お前こっちに来て平気なのか?もし今敵襲なんかがあったら…」
40
:
藍三郎
:2003/11/10(月) 19:00 HOST:133.41.179.138
エクセレン「お子様たちは大騒ぎしてるわね〜〜
さて、私はさっき調理室からくすねといたこれをいただきますか」
そういってガラス瓶を取り出した。
キョウスケ「おい、何をやってるんだ」
エクセレン「あ・・・キョウスケ・・・それにボスまで・・・」
ゼンガー「それは酒だろう。一応任務中だぞ。飲んでいいと思ってるのか」
エクセレン「いいじゃないの。どうせすぐに月に到着するんだし・・・」
ゼンガー「それでも駄目だ。我々は着いたらすぐお偉い方への挨拶がある。
酔っ払っている姿を見せるつもりか」
エクセレン「あ〜ん。ボスのケチ〜〜」
キョウスケ「そういえば、そろそろ月が見えてきましたね」
ゼンガー「うむ。だが戦いが終わるわけではない。
そこではもっと激しい戦闘が待ち構えているに違いない」
41
:
蒼ウサギ
:2003/11/10(月) 19:55 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
こうしてコスモ・フュルーゲルはロンド・ベル隊のラーカイラムと合流した。
由佳「う〜、緊張するなぁ」
悠騎「ブライト大佐っていや、連邦では有名な人だぜ、失礼のないようにしろよ?」
由佳「それ、私のセリフ!」
悠騎「なんだってぇ!」
由佳「だってお兄ちゃんのほうが子供に見えるもん!」
そこへアムロとブライトが入ってくる。
悠騎「このバカ妹が!」
由佳「このバカ兄貴!」
ブライト「あ〜君達・・・」
悠騎&由佳「うるさい!」
思わず叫ぶ。だが次の瞬間、二人の顔が蒼白する。
由佳「ぶ、ブライト大佐・・・」
悠騎「アムロ・・・大尉・・・」
ブライト「取り込み中だったかね?」
悠騎&由佳「す、すいません!!!」
二人はひたすら謝った。
気を取り直して・・・
由佳「G・K隊所属、コスモ・フュルーゲル艦長。星倉由佳です」
悠騎「同じくG・K隊所属、星倉悠騎です」
ブライト「ラーカイラム艦長。ブライト・ノア大佐だ。君が艦長とは、随分と若いな」
アムロ「だがとても優秀らしい。よろしく頼む、アムロ・レイだ」
アムロと由佳が握手する。
由佳(きゃっ!あのアムロさんと握手できた!感激!!)
42
:
影
:2003/11/10(月) 20:31 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
翔「ロリエ、キュベレイの調子はどうだ?」
ロリエ「あはは、悪くないよ。でもこの機体の感覚に慣れるのが大変かも」
翔「焔は?」
焔「問題ない、コンディションは万全だ」
翔「そうか。ああ、二人がサイコミュの調整をしている間に通達があった」
ロリエ「え、本当?」
焔「ハマーン様はなんと?」
翔「月基地の敵機の撹乱及び殲滅。ロンド・ベルのエースが出てくる前に出来る限り敵を減らせとのことだ」
焔 「…無茶を言ってくれる。戦力が1桁は足りんぞ」
翔「そう言うな。俺たちの目的はあくまで撹乱、時間稼ぎだ。アレを気づかせないための、な」
焔「地球寒冷化作戦か…」
ロリエ「あはっ、責任重大だね」
翔「ああ。俺たちは敵部隊を叩く!」
焔「了解!」
翔「出撃だ。行くぞ、俺に続け!!!」
バウが先陣を切る。
それにキュベレイMK-Ⅱ、ガンダムMK-Ⅴ、他のMSも続いた。
43
:
影
:2003/11/10(月) 20:32 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
↑最初に
=月軌道上 周辺宙域 強襲騎兵艦隊=
が抜けました。2つレス立ったりミス多い自分…すみません
44
:
蒼ウサギ
:2003/11/10(月) 21:14 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
ブライト「以上がネオ・ジオンの戦力だ」
悠騎「ザビ派とシャア派か・・・どちらもあまり好きじゃねぇな」
由佳「現状ではシャア派がザビ派に勝っているように見えますが・・・」
アムロ「だがハマーンも何かを企んでいる」
ブライト「シャアもだ。とてもじゃないが、我々だけでは手に負えん」
悠騎「だからオレ達が呼ばれたってことですね」
ブライト「そうだ。期待している」
由佳「はい、がんばります!」
=ナデシコ=
リョーコ「スバル・リョーコだ」
ヒカル「アマノ・ヒカルでーす!」
イズミ「マキ・イズミ・・・」
アキト「3人もか、賑やかになるな」
ガイ「俺はダイゴウジ・ガイ!よろしくな!!」
ヒカル「あれ?名簿にはヤマダ・ジロウになってるよ?」
ガイ「それは仮の名前!ダイゴウジ・ガイは真実の名前!魂の名前だぁぁぁ!!」
リョーコ「変な奴・・・」
45
:
影
:2003/11/10(月) 23:50 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
そのとき、警報が鳴り響く。
アキト「何だ!?」
リョーコ「警報が鳴ってんだ、敵襲に決まってるだろ!」
ユリカ『ネオ・ジオン軍と木星バッタの襲撃です!パイロットは至急エステバリスへ!』
ヒカル「え、連邦軍が守ってくれるんじゃないの?」
イズミ「自分の家は自分で守るものよ…」
=ブリッジ=
プロス「いやはや、なんとも嫌なタイミングで仕掛けてきましたね」
ミナト「まるで示し合わせてたみたいね」
メグミ「そんな、いくらなんでも」
ルリ「出現した敵戦力は、MS30機、バッタが150機です」
ユリカ「エステバリス、発進させてください。あとロンド・ベル、G・K隊にも連絡を!」
=ネオ・ジオンサイド=
焔「奇襲とはいえ、こうも簡単に防衛網を突破できるとは…連邦は危機管理がなっていないな」
基地、主に戦艦・MSが格納されている場所を潰しながらナデシコに目を向ける。
焔「ネルガル重工の新型機動戦艦か…」
そこへバッタの群れが出現するが、ガンダーMK‐Ⅴを無視しナデシコが停泊するドッグへ攻撃を開始する。
焔「バッタ?木連も脅威と見ているか…ならばロンド・ベル、G・K隊の前に、沈めさせてもらうとしよう」
腰部に装備されたビームカノンが火を噴き、肩部の多目的ミサイルランチャーから大量の高機動マイクロミイサルが撃ち出された!
46
:
藍三郎
:2003/11/11(火) 13:35 HOST:133.41.179.141
ユリカ「ディストーションフィールド展開!」
ガンダムMkⅤの攻撃はナデシコのフィールドで防がれた。
ガイ「よおし!悪の木星ジオン帝国!このダイゴウジ・ガイ様が蹴散らしてやるぜぇ!!」
アキト「ごっちゃになってるよ・・・ガイ」
リョーコ「ヒカル、イズミ、行くぞ!」
ヒカル「お〜〜〜」
イズミ「赤い敵・・・・・・あー快適」
焔「雑魚が何匹集まろうと関係ないぜ!」
=別の地区=
シーブック「こいつ!落ちろ!」
ガンダムF91のヴェスバーはズサの部隊を貫通した。
セシリー「とりあえず、格納庫にいた私達は早めに出撃できたけど、
他の人はまだ時間がかかりそうね」
そう言ってビギナ・ギナはビームランチャーでガルスJを破壊した。
シーブック「セシリー、右だ!」
彼がビギナ・ギナを狙うドライセンを攻撃する前に、ドライセンは4つに両断された。
ネオ・ジオン兵「ぐわぁぁぁっ!!!」
シーブック「味方か?だが、姿が全く見えなかったが・・・」
ネオ・ジオン兵「どこだ?どこから攻撃している!」
白豹「・・・・・・」
凶が姿を一瞬見せた時、ズサは瞬時に両断された。
ネオ・ジオン兵「うわぁぁぁぁっ!!」
狭い地区での地の利を生かした暗殺術。白豹の真骨頂である。
47
:
影
:2003/11/11(火) 18:21 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
焔「ディストーションフィールドか。APIA、フィールドの出力はわかるのか?」
──はい
ディスプレイに表示された数値を見た焔は、判断を下した。
焔「ミサイル4発を一点集中する。計算上、それだけ与えてやればシールドをぶち破れるはずだ。そして穴の空いた所にビームカノンを叩き込む」
──了解しました。モジュールを作成します
APIAはそれだけ伝えると、画像から消える。焔は4発同時発射の準備を整える。
──モジュール、完成しました
焔「相変わらず早いな…同時爆破モジュールか」
──はい。相対速度と撃ち出す武器のデータから、爆破位置と爆破時間を自動計算可能です。ただし、空気抵抗までは考慮されておりませんので、到達距離が長いと誤差が大きくなります
焔「問題ない、上出来だ。同時爆破モジュール起動、フィールドをぶち破る」
──了解しました
APIAの組み上げたモジュールは完璧に機能し、ディストーションフィールドを突き破り、ビームカノンがナデシコの装甲を焼く。
ユリカ「そんな、フィールドが破られた!?」
プロス「力付くで破った、という感じでもありませんでしたし…」
ルリ「…本当なのオモイカネ?」
ミナト「ルリルリ?」
ルリ「敵は4発のミサイルの爆発を一点に集中し、フィールドを破ったんです」
ユリカ「それって…」
ルリ「爆発位置、爆破時間。そこから逆算されるそれぞれの発射時間。オモイカネ級AIのサポート無しで人間がこれだけのことをやってのけるのは、不可能です」
焔「最強の盾など存在しない、と言うことだ」
グラビティーブラストの射線に入らぬよう周囲を飛び回り、確実にダメージを与えていくMk‐Ⅴ。
リョーコ「チッ!」
エステバリス隊はMk‐Ⅴに向かおうとするが、バッタがその進路を阻む。
アキト「くそっ、邪魔だ!」
ガイ「やっぱりな!あいつらは手を組んで悪の木星ジオン帝国と…」
アキト「そんなこと言ってる場合か!」
48
:
藍三郎
:2003/11/11(火) 18:42 HOST:133.41.179.135
――左後方からビーム兵器と多数の実弾反応あり
焔「何!?新手か!回避運動をとる!」
――了解
ガンダムMkⅤはその攻撃をギリギリでかわす。
プロス「アルトアイゼンにヴァイスリッター!ようやく来てくれましたか」
エクセレン「はあい。お待たせ〜〜」
キョウスケ「他でも乱戦状態になっている。来れたのは俺達だけだ」
焔「少しは骨のありそうな奴らだな」
エクセレン「ええ!あんたらさっさと片付けて、上質のワインで一杯やるんだから!」
キョウスケ「まだ根に持ってるのか・・・」
エクセレン「で、あんなMS見たことないんだけど、いったい何なの」
ルリ「オモイカネ・・・データリンク検索。ガンダムMkⅤ。
ティターンズ大戦時に開発されたガンダムで戦争終結と同時に闇に葬られたとか。
本来は青いカラーなんですが、塗り替えたか、全くの新型なのか」
49
:
影
:2003/11/11(火) 19:50 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
=コスモ・フリューゲル=
アルティア「…艦長。先の奇襲によりハンガーが破損しました。我々とゴーショウグンは出撃不能です」
由佳「っ、他の機体は?」
パルシェ「出撃可能な機体はもう出ました。でも私たちはしばらく時間が…」
由佳「そうですか…作業班は急いでハンガーの除去を!少々過激でも構いません!」
ロリエ「あははっ♪」
ロリエの意思に従って機動するファンネルたちは緩やかにキュベレイの周りを一巡りして。
ロリエ「行っけぇ〜♪」
ギュンッ、と加速した10基のファンネルは不規則な軌道を描きながらアルテリオンとジェガン部隊に突進した。
アイビス「これぐらいの回避は…!」
高軌道のよる高速旋回。進路を塞ぎ退路を断ってファンネルがビームを吐き出す。
アイビス「そんなっ、回避したはずなのに!?」
ツグミ「ダメージは無視してオッケー、攻撃に集中して!」
連邦兵「くそっ!!」
ジェガン部隊はキュベレイに対してビームライフルで応戦するが、その光条は紫色の機体を捉えることが出来ない。その中の1機がぐっと距離を詰める。
連邦兵「うおおおおっ!」
ジェガンはビームライフルを捨て、ビームサーベルを振りかぶり加速する。
ロリエ「これあげる♪」
ロリエはそれを見て取り、楽しげに機体を旋回させた。ヴェスバーを放射しながら。
連邦兵「なっ!?」
旋回動作のなかで放たれたヴェスバーはキュベレイを基点に90度の角度を取って広角放射され、射線にいるMSを撃破していく。
アイビス「軌道を見切れば、回避はできる!」
ロリエ「…避けられちゃった」
アイビス「…まさか、子供?!」
少しだけつまらなそうな表情で、漏らした言葉が聞こえてくる。が、次の瞬間にはもう笑って
ロリエ「あはは♪ファンネル☆」
更にバックパックのファンネル・ポッドから10基のファンネルが飛び出す。
アイビス「く、数が多すぎる!」
計20基のファンネルより吐き出されたビームの雨が、アルテリオンに降り注ぐ。
50
:
蒼ウサギ
:2003/11/11(火) 22:14 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
悠騎「お前ら!!」
エクシオンは一機のバウに迫っていった。
翔「見たことない機体だ・・・それがG・K隊オリジナルか?」
悠騎「俺のエクシオンの機動性、甘く見るなよ!」
レールガンでけん制し、ビームソードで斬りつける。
翔「見える!」
翔のバウはそれを全て回避した。
悠騎「なっ!?」
翔「お前の動きは直線的だ!読むのは容易い!」
バウからメガ粒子砲が発射される。
悠騎「当たるかよ!」
回避するエクシオン、だが・・・
翔「甘い!」
次の瞬間、ビームサーベルで斬りつけられた。
悠騎「ぐっ!!」
翔「終わりだ・・・」
トドメを刺そうとするその瞬間・・・
ゼンガー「ドリルブーストナックル!!」
翔「ちぃ!」
悠騎「助かったぜ、ゼンガーさん!」
ゼンガー「だがあの動き・・・奴は恐らくニュータイプ!」
51
:
影
:2003/11/11(火) 23:56 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
翔「超闘士グルンガストか…厄介だな」
翔は参式を見て取り、ミサイルポッドを発射。撃ち出された3基のミサイルは弧を描きながら疾駆する。
悠騎「そんなものっ!」
悠騎はミサイルの飛び込んでくるだろう角度を予想し、レールガンを放ちミサイルを撃ち落す。
翔「やはり小手先のミサイルなど通用しないか」
放ったミサイルは必中の距離で発射したにも関わらず全て撃ち落された。だがそれを予測していた翔は動じることなく次のアクションを起こす。
翔「MS戦の基本は」
ミサイルの残弾などチェックせず、ポッドにある残りをすべて吐き出す。
翔「白兵戦だな」
バックパックからビームサーベルを引き抜き、バーニアが蒼炎を吹いた。
悠騎「またミサイル!?飽きもせず!」
悪態をつきながらレールガンを発射する。
ゼンガー 「気をつけろ、突っ込んでくるぞ!」
一撃で決めるつもりなのか、バウはコクピットにあたりを付け薙ぐのではなく、突く動作でビームサーベルを繰り出す。
ゼンガー「甘い!」
バシュッ、とビームサーベルと参式斬艦刀が交錯し弾ける。
翔「超闘士と力比べをするつもりなど、ない!」
バウは脚部からグレネードランチャーを発射し、そのままバウに蹴りを放たせた。
ゼンガー「やってくれるっ!」
ガツンッ、とその一撃は参式の鳩尾に当たり、両機は再び距離を取る。しかしその離れ際。
翔「この距離なら、いくら超闘士とは言えただではすまんだろう!」
ゼンガーが素直に後退したのに対し、翔はシールドを持った手を相手に向け、メガ粒子砲をお見舞いした。
52
:
蒼ウサギ
:2003/11/12(水) 09:06 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
ゼンガー「ぐぅぅぅ!!」
参式はメガ粒子砲の直撃を受けた。
悠騎「ゼンガーさん!こんのぉ!」
エクシオンが両肩の試作型高出力ビームカノンをセットする。
悠騎「いくぜ!発射ぁぁぁ!!」
高出力のビームがバウをかすめた。
翔「くっ!中々の速さだ!」
悠騎「やろう!」
=コスモ・フリュルーゲル=
タツヤ「本当にやっちまってもいいんだな!?」
由佳『はい、緊急事態です!』
タツヤ「わかった!いくぜぇ!」
R‐DRILLのドリルで他の機体のハンガーを破壊する。
アルティア「よし、出る」
パルシェ「はい!」
真吾「よーやく出番か・・・ゴーショウグン、GO!」
53
:
藍三郎
:2003/11/12(水) 11:15 HOST:133.41.179.137
アイビス「くっ!回避しなくては!」
ツグミ「駄目・・・あのビームの数ではあたってしまうわ!」
ロリエ「あはははは♪終わりですね☆」
ムスカ「メーザーフィールド展開!」
アイリスキャットが割り込み、フィールドでビームの雨を防いだ!
ツグミ「た、助かった。ありがとうございます」
ムスカ「礼はいいからちょっと離れてな。ちっと激しい戦いになる」
ロリエ「邪魔をするなら・・・倒しちゃいます♪」
ムスカ「キュベレイか・・・まあ戦うのは初めてだが・・・」
キュベレイMkⅡはファンネルを放った!やはり不規則な動きでアイリスに迫る。
ムスカ「サイコミュ兵器・・・こっちも実物見るのは初めてだ。だが!」
アイリスキャットはミサイルを発射した。
ミサイルは弧を描きながら正確にファンネルを叩き落していく。
ロリエ「嘘!ミサイルでファンネルを撃ち落すなんて!」
ムスカ「ま、伊達に空軍時代『軌道計算の天才』と呼ばれてたわけじゃないんで・・・」
アイリスキャットは変形し、加速した!
ロリエ「速い!」
アイリスはディスペラードを抜いて、切りかかった。
キュベレイMkⅡのビームサーベルと交差し、火花を散らす。
ゼド「やってますね。それでは私も・・・」
スタッグパイソンの腕が離れ、ロケットパンチのように飛び出す!
ネオ・ジオン兵「むうぅっ!」
ガ・ゾゥムの部隊はそれをかわすが、その後バラバラに切断された!
ネオ・ジオン兵「あ、あれはワイヤーカッターか!」
ゼド「そういうことです。では、これを食らいなさい」
スタッグパイソンの頭部パーツが外れ、腕に装着される!
ゼド「マグナクラッシャー!とでも言っておきましょうか」
スタッグが拳を突き出し、加速する!進路上にあったMSは悉く破壊された。
ゼド「さて、他の場所の援護にいきましょうかね」
54
:
蒼ウサギ
:2003/11/12(水) 13:57 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
翔「むこうの戦力が整いつつあるな・・・」
悠騎「うぉぉぉぉ!!」
エクシオンが突っ込んでくるが、バウはかわす。
翔「当たるか!・・・(キュピーン!)ん?」
そこへウェイブライダーが現れる。
カミーユ「援護する!」
Zに変形し、ビームライフルを連射する。
翔「Zガンダムか!」
カミーユ「こんな街中を攻撃するなんて!」
翔(少し状況がやばいか・・・)
悠騎「落ちやがれ!!」
Zとエクシオンの攻撃を回避するバウ。
翔「焔、ロリエ、退くぞ!」
ロリエ『えぇ〜!』
翔「時間は稼げた。ここで無理をする必要はない」
焔『・・・了解だ』
ネオ・ジオン軍が撤退していく。
悠騎「ちぃ!」
カミーユ「追うな、まだ木星トカゲがいる」
悠騎「あぁ、わかってる!」
=???=
今の戦いを見詰める二人組みがいた。
???1「あれがこの世界の“チカラ”か・・・」
???2「そうみたいだな。我等の世界にある黒歴史に存在するチラホラ見かける」
???1「興味深いな。彼らを召喚するか?」
???2「まだ待て。もう一人、候補者がいる」
???1「シャア=アズナブルとかいったか・・・」
???2「そうだ。この戦いの行く末を今しばらく見つめようではないか」
55
:
影
:2003/11/12(水) 16:49 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
タツヤ「打ち砕け!ドリル・マグナム!!」
パルシェ「T‐LINKフェザー 、射出!」
リュウセイ「うおぉぉぉ!T−LINKナッコォ!!」
真吾「いくぞ、ゴーフラッシャー!」
ライ「くらえっ!ビームチャクラムっ!!」
タツヤ「ちっ、ネオ・ジオンが退いたがいいが落とせど落とせどバッタは一向に減ってなくないか!?」
ライ「恐らくどこかにチューリップがいるんだろう。元を叩かないと、ジリ貧だな」
=別地区=
鉄屑と化した無数のバッタとMS。瓦礫と化した周辺の建物。そしてそこでただ一つ動いている機体、R-BREAKER。
アルティア「…こちらアルティア。敵機、殲滅しました」
由佳『では、他の方の援護に向かってください』
アルティア「…了解」
56
:
蒼ウサギ
:2003/11/12(水) 18:53 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
由佳「チューリップの反応は・・・」
そこへナデシコから通信が入ってくる。
ルリ『星倉艦長。ナデシコでチューリップの反応を捉えました。座標軸を送ります』
由佳「わかりました!コロナキャノン、発射スタンバイ!」
ユリカ「グラビティブラストもお願いします!」
二機の戦艦の主砲にエネルギーが充填されていく。
由佳&ユリカ「発射!!」
コロナキャノンとグラビティブラストがチューリップを破壊した。
由佳「これで増援はきません!残党勢力を片付けてください!」
悠騎『OK!』
=アクシズ=
ハマーン「シャア、私のところに来るとは珍しいな」
シャア「単刀直入に言う、ハマーン。アクシズを渡してもらいたい」
ハマーン「ほぉ、つまりお前の計画に私も協力しろということだな?」
シャア「そういうことだ」
ハマーン「ふん、ザビ家再興拒む貴様に手を貸すなど、道化だな」
シャア「ならば何度でも言おう、ザビ家の考えでは人類を正しき未来へ導くことはできん」
ハマーン「お前ならできるというのか?」
シャア「そのつもりだ」
57
:
影
:2003/11/13(木) 16:07 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
焔「翔」
翔「ん?」
焔「何故シャア派の、地球寒冷化作戦に手を貸すつもりになった」
翔「俺は確かに、ハマーン様のことは敬愛している。だが、それでもあの人のザビ家を利用するようなやり方には納得出来てはいない」
焔「………」
翔「何より、連邦はミネバ様を傷つける。あの娘は、ミネバはザビ家に生まれてしまっただけで、彼女自身はなにも悪いことはしていないと言うのに」
焔「そうだな」
翔「守らなきゃ、いけないよな」
焔「何故そう思う」
翔「決まっているだろう?俺はあの娘を好きだからだ」
焔「ふ……上出来だ」
=月基地=
悠騎「これで、ラストぉぉ!!」
タツヤ「ふぃー…終わったか」
パルシェ「皆さん、お疲れ様でした〜」
ライ「しかし気になるな、今の襲撃…」
リュウセイ「何がだ?」
ムスカ「木星トカゲはともかく、ネオ・ジオンがあの程度の戦力で、それも今仕掛けてくる…これは何か裏がある、と思っていい」
ガイ「裏ぁ?」
リュウセイ「ま、そういう難しいことはお偉いさんが考えることで俺らの仕事じゃねぇよ」
58
:
蒼ウサギ
:2003/11/13(木) 20:03 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
ACT4:「シャアとハマーン」
=アクシズ=
ハマーン「シャアめ、一体何を企んでいる」
マシュマー「ハマーン様。いかがなさいます?」
ハマーン「奴とはいずれ決着をつけねばと思っていたところだ。丁度良い機会かもしれんな」
マシュマー「と、申しますと?」
ハマーン「シャアは今、スイートウォーターを拠点にしている。出撃の用意をしろ」
マシュマー「はっ!」
ハマーン「紫はいるか?」
紫「お呼びでしょうかぁ?」
ハマーン「私は出撃する。もしものときはミネバ様を頼むぞ」
紫「わかりました〜」
そこへミネバがやってくる。
ミネバ「ハマーン、出撃か?」
ハマーン「はい」
ミネバ「なぜだ?なぜシャアと戦わなければならない?」
ハマーン「シャアは裏切り者です。倒さなければネオ・ジオンの未来はありません」
ミネバ「そうなのか・・・」
=月基地=
アムロ「チェーン、例のガンダムは?」
チェーン「ダメです。やはり今の連邦の技術では・・・」
アムロ「そうか・・・」
59
:
影
:2003/11/13(木) 20:37 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
=アクシズ宙域 強襲騎兵艦隊=
翔「何?それは本当か?」
ロリエ「うん。ハマーン様はシャア派と決着をつけるんだって〜」
翔「この時期にか…」
焔「どうする、翔」
翔「正直連邦とシャア派を相手にしたくないが…俺はミネバ様を守るだけだ」
焔「翔…貴様はハマーン様を」
翔「ネオ・ジオンの摂政ハマーン・カーンのやり方は確かに納得できないが、俺はあの方を敬愛している。一個人のハマーン様を」
焔「ふん…捻くれものめ」
翔「お互いにな」
ロリエ「結局、どーするの?」
翔「シャア派と決着をつけ、連邦も叩き潰す。それがあの子の安息に繋がるのなら」
=月基地=
パルシェ「問題は色々ありますけど、一番の問題はサイコミュ技術ですね」
チェーン「従来のサイコミュ技術では、大尉の設計したとおりには…」
アムロ「………」
60
:
蒼ウサギ
:2003/11/13(木) 22:31 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
=スイートウォーター=
ギュネイ「大佐。サラダーンがこちらに向かってきます」
シャア「ハマーンか。どうやら我々と戦うらしい。迎撃だ」
ギュネイ「はっ!」
=月基地=
連邦兵「ネオ・ジオンの艦隊を捉えました」
ブライト「なんだと!?」
連邦兵「ですが、進行先はスイート・ウォーターと思われます」
ブライト「狙いはシャアか!」
カミーユ「艦長。どうします?」
ブライト「こちらに火種が飛んでこないとも限らない。いつでも出れる準備はしておけ!」
=サラダーン=
ハマーン「敵の様子はどうだ?」
ザビ派「以前、動きありません」
ハマーン「シャアめこちらに気づかないはずはない。余裕のつもりか?」
マシュマー「ハマーン様。MS部隊発進準備整いました」
ハマーン「よし、発進しろ!狙いはシャア=アズナブルだ!」
61
:
藍三郎
:2003/11/14(金) 10:51 HOST:133.41.179.136
マシュマー「ネオ・ジオンの勇者たちよ!私に続けい!!」
ネオ・ジオン兵(ザ)「おおーっ!!」
マシュマー「ハマーン様。この薔薇にかけて、必ず奴らを倒します!」
サダラーンからマシュマー率いる小隊が出撃した。
ギュネイ「いいかクェス。戦場の空気を感じるだけでいい」
クェス「わかったわ」
緑と赤のヤクト・ドーガが出撃した。
レズン「ニュータイプ同士仲良くかい。ま、足だけは引っ張らないでおくれよ」
レズンの青いギラ・ドーガの小隊も前線に向かう。
マシュマー「ハマーン様の邪魔は許さん!!」
ハンマ・ハンマは有線式クローで次々にギラ・ドーガを落としてゆく。
デル「我らジャムルの3D」
ダニー「コンビネーションを見せてやるぜ!」
デューン「死神の声が聞こえてきたかい?」
ネオ・ジオン艦長(シ)「うわあぁぁぁぁぁっ!!」
ジャムル・フィン3機のハイメガキャノン一斉発射で沈むムサカ。
62
:
影
:2003/11/14(金) 20:55 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
=月基地=
由佳「出撃、ですか?」
ブライト『ああ。ザビ派とシャア派が戦っている今が最大のチャンス、とのことでな』
ライ「確かにそうだな」
タツヤ「横から突付くってか?気にいらねぇなぁ…」
パルシェ「それに、そうするなら両軍が疲弊しきってから攻めればいいのに、どうして今…」
アムロ『お偉いさん方は、それじゃあ連邦の威信にかかわると思ってるんだよ』
アルティア「大人の事情…」
ゼンガー「例え納得できない任務であろうと、我々は軍人だ。命令されればそれに従わなくてはならない」
ムスカ「そこは傭兵も同じさ」
ブライト『納得できない気持ちは分かるが…』
由佳「はい…コスモ・フリューゲル発進!目標、スイート・ウォーター!」
=スイート・ウォーター宙域 防衛ライン 中央=
翔「そこだ…落ちろ!!」
前方からは横殴りの雨のように降り注ぐ重金属粒子の奔流。バウはそれをかわしながらも反撃のビームを放つ。
焔「悪いな…死んでくれ」
ビームライフルが連射され、確実にギラ・ドーガやザクを捉える。
翔「ちっ、アクシズを狙ってくる部隊もいるか…ロンド・ベルが介入してくると、厄介なことになるぞ」
63
:
蒼ウサギ
:2003/11/14(金) 22:31 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
ギュネイ「このぉぉぉぉ!!」
翔「(キュピーン!)新手か!」
クェス「ファンネル!いけぇ!」
ロメロ「こっちもファンネル!」
焔「こいつら・・・少しはやるようだな!」
レズン「あんたもね!」
シャア「ハマーンはどうだ?」
シャア派「今の所、キュベレイは確認されておりません」
シャア「そうか・・・サザビーを用意しろ、私も出る」
ザビ派「ハマーン様!」
ハマーン「どうした?」
ザビ派「赤いMSが出ました!おそらくは赤い彗星かと・・・」
ハマーン「シャアか、直々に出るとはな、キュベレイを用意しろ」
ザビ派「で、ですが、よろしいのですか?」
ハマーン「敵の総大将が自ら出陣したのだ。誠意をもって対応しなければならんだろう」
=コスモ・フリューゲル=
由佳「まもなくスイートウォーターです」
ブライト『星倉艦長。我々が先行する』
由佳「わかりました。お願いします!」
アムロ『アムロ、リ・ガズィ出る!』
ケーラ『同じくリ・ガズィ、ケーラ・スゥ出るよ!』
64
:
影
:2003/11/14(金) 23:39 HOST:usr220208025049.tcn.ne.jp
ギュネイ「死ねぇ!!」
ビームサーベルを振り被るヤクト・ド―ガに、焔もビームサーベルを構えて宇宙を駆ける。
クェス「ファンネル!!」
六機のファンネルが不規則な軌道を描きつつ飛び交う。
翔「悪くない動きだ。しかし家のお姫様ほどじゃないな!」
機体正面のバーニアスラスターを一斉噴射して急ブレーキをかけると、ファンネルのビームを回避。
クェス「うそっ!」
そして再加速。振り回されたビームサーベルは寸分の違いも無くファンネル四機を呑み込む。
クェス「グゥ…アァ!!」
破壊され爆散するファンネル。その瞬間にサイコミュを通してクェスに焼けるような感覚が走る。
ギュネイ「クェス!」
焔「他人の心配をしている暇があるのか?」
ギュネイ「こいつっ!」
六機のファンネルが縦横無尽に飛び交い、襲い掛かる。
焔「ちぃ!」
コンソールを叩くと、直後MK‐Ⅴより何かが撃ち出される。
ギュネイ「さっきの威勢は如何した、怖気づいたか!」
焔「と言われてもな。この機体にはまだ慣れていない。 武装の全ても把握していないんだ」
ギュネイ「なら、そのまま死ねぇ!」
それを挑発と見、 ギュネイは無防備なMK‐Ⅴへ砲身を向けた。
焔「貴様」
ギュネイ「?」
焔「単純だな」
ギュネイ「何…ガッ!?」
直後、ヤクト・ドーガの背部にビーム砲が突き刺さる。
ギュネイ「なぁっ!?」
焔「自分が乗る機体の武装を知らないなんて、ある筈がないだろう。普通」
――準サイコミュ誘導システム、インコム。正常に作動
隙を付いて停止したファンネルを叩き落し、 焔はヤクト・ドーガを見て小さな溜め息を吐いた。
クェス「よくも…!」
ロリエ「あはは♪当たらないよ〜☆」
襲い掛かる高出力の奔流、メガ粒子砲を木の葉のように舞いながら回避する。
クェス「子供は家に帰って、ママのミルクでも飲んでなさいっ!」
ロリエ「むぅ〜、そんなこというお姉ちゃん、嫌い」
可愛らしく膨れ、ヤクト・ドーガをキッ!と睨みつける。
ロリエ「これでもくらっちゃえっ♪」
突き出されたキュベレイの腕から、ビームサーベルが出現する。
クェス「そんなもの!」
スラスターバックで回避しようとするが、サーベルはヤクト・ドーガの肩に突き刺さる。その長さは、通常の3倍以上。
クェス「え!?」
とっさにビームライフルで応戦するが
ロリエ「効かないもーん♪」
もう片方の腕から突き出されたビームサーベル――プリンセス・ビュートがビームライフルを拡散、切り払った。
レズン「ちっ、これだから強化人間なんてのは!」
翔「へぇ、アンタも叩き上げの人間か。気が合いそうだな!」
レズン「冗談!」
65
:
ガガガ
:2003/11/15(土) 09:34 HOST:r112174.ap.plala.or.jp
クェス「うっ!!なにこれ、私の中にいっぱい入ってくる・・・気持ち悪い」
ロリエ「もう限界ですねぇ〜!」
ギュネイ「しまった!!くそっ!」
緑色のヤクト・ドーガがクェスのヤクト・ドーガの方へ向う。
ギュネイ「クェス!!」
焔「逃がすか!」
ギュネイに再ビインコムがヒットする。
ギュネイ「っ!くそぉ!!」
焔「同じ手に二度もかかるとはな・・・やはりお前は単純だ」
ギュネイ「調子乗って!!!」
再びファンネルが動き出しMk−Ⅴを襲う。
焔「感情に左右されやすい、それが一番の弱点だな」
翔「くらえ!!」
そう言って、翔のバウからレズンへ向けてメガ粒子砲が放たれる。
レズン「うっ!」
翔「あんた、けっこうおもしろかったよ。でも終わりだ・・・じゃね」
バウがビームサーベルを構える。
レズン「ここまでか・・・」
翔「死ねぇ!(キュピーン!)」
なぜかいきなりバウの手が止まる。
レズン「まっまさか・・・」
翔「来やがったな・・・赤い彗星!!」
シャア「おもしろい、来たまえ」
66
:
ガガガ
:2003/11/15(土) 09:58 HOST:r112174.ap.plala.or.jp
翔「おおおおお!!」
シャア「一機で来たか。ファンネルで落とす」
するとシャアのサザビーから六機のファンネルが飛び出してくる。
翔「(キュピーン!)甘い!」
シャア「!」
バウはファンネルを軽々と避けていきサザビーのすぐ近くまでくる。
翔「へっ!これで赤い彗星だぁ!?笑わせんな!!なんなら俺は黒い彗星とでも名乗りますか」
シャア「・・・」
バウがビームサーベルで斬ろうとするがすれすれで避けられる。
翔「逃げんじゃねえ!」
すると急にサザビーの動きが止まる。
翔「!?観念したってか?じゃあ終わらせてやるよ!なっ!!」
その時ファンネルがバウにヒットしていき見るも無残な姿になっていく。
シャア「私に気を取られ過ぎていたようだな」
翔「くそぉぉぉぉぉ!!!!!」
67
:
蒼ウサギ
:2003/11/15(土) 11:08 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
シャア「(キュピーン!)むっ、この感覚!?」
ハマーン「いけ、ファンネル!」
キュベレイからファンネルが射出される。
シャア「ちぃ!ハマーン!」
翔「ハマーン様!」
ハマーン「一時下がれ、こいつの相手は私だ」
翔「し、しかし・・・」
ハマーン「ミネバ様はお前を信頼している、頼んだぞ」
キュベレイがサザビーに迫る。
一方・・・
アムロ「シャアは・・・シャアはどこだ?」
カミーユ「クワトロ大尉・・・あなたは・・・(キュピーン!)ん?」
ジュドー「アムロさん、カミーユさん!」
アムロ「あぁ、感じた。シャアだ」
カミーユ「ハマーンもいる!」
悠騎「やっぱ、俺たちも行かないといけないよな・・・」
由佳『お兄ちゃん・・・』
ゼンガー「星倉・・・戦場に集中できなければ残れ」
ムスカ「そーだな。迷いがある状態であの中に飛び込めば怪我だけじゃすまないぜ?」
アルティア「・・・・」
悠騎「わかってるよ・・・ちぃ!エクシオン、出るぜ!」
68
:
影
:2003/11/15(土) 13:14 HOST:usr220208024136.tcn.ne.jp
コクピットのパネルを操作する。すると、すぐさま通信ウィンドウが開いてグワンバンとの通信が接続された。
通信兵『こちらグワンバン』
翔「こちらMS部隊の葉山大尉だ。すまない、機体を損傷した。一時収容してくれ」
通信兵『了解しました。大尉がご無事なようで何よりです』
翔「助かる」
通信兵『すぐに向かえのMSを直援部隊から出します』
翔「そうか…よろしく頼む」
それだけを言って通信ウィンドウを閉じた。その表情は暗い。
翔「…まだ俺は、終わるわけにはいかねぇ」
焔「ちっ、なんて戦いだ。下手に手が出せん」
シャアとハマーンの戦いは苛烈を極めていた。
ギュネイ「クェス、ここは一旦退こう!」
クェス「う、うん…」
ロリエ「逃がさないもん♪」
焔「いい、追うな。俺たちはこの戦いを見届けなければならない…ネオ・ジオンの行方を決める、この戦いを」
69
:
蒼ウサギ
:2003/11/15(土) 18:24 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
アムロ「あれは・・・シャア!」
ジュドー「ハマーンのキュベレイもいる!」
シャア「(キュピーン!)ん?アムロ!」
ハマーン「(キュピーン!)カミーユ・ビダン、ジュドー・アーシタか」
一瞬注意がそれたハマーン。その隙にサザビーはリ・ガズィに迫った。
シャア「アムロ!」
アムロ「くっ!シャアめ!」
サザビーとリ・ガズィが交戦する。
ハマーン「ロンド・ベル隊か・・・いいだろう、まとめて始末する」
キュベレイがファンネルを出す。
カミーユ「ハマーン!」
キュベレイに迫るZガンダム。だがそれを焔のガンダムMK-Ⅴが止めた。
焔「お前の相手は俺だ!」
カミーユ「あの時のガンダムか!」
ロリエ「ハハハ♪おにーさんは私が相手だよ〜」
ジュドー「なんなんだこのキュベレイ!」
ハマーン「ふ、どうやら気遣ってもらっているようだな」
ハマーンもアムロやシャアの戦いに混ざった。
一方・・・
タツヤ「うぉりゃぁぁぁ!!」
リュウセイ「G・リボルヴァー!!」
G・K隊はシャア派、ザビ派の両軍と戦っていた。
ムスカ「数では圧倒的向こうが上だ・・・だが!」
悠騎「質はこっちにありだぜ!いくぜぇ!」
70
:
影
:2003/11/16(日) 01:53 HOST:usr220208024136.tcn.ne.jp
ロリエ「行っちゃえ、ファンネル☆」
10基のファンネルがキュベレイの周囲を旋回し、ZZにビームを吐き出す。
ジュドー「くっ、子供が!?」
ZZが牽制で放ったビームをかわしながら、更にファンネルを射出する。
ジュドー「くそ!さっきよりも鋭い!」
ジュドーはファンネルの攻撃をかわしながら、ZZをキュベレイに突っ込ませた。
ジュドー「戦争ってのは、人を傷つけてるだ!殺してるんだぞ!」
ロリエ「?ゥッ…ッっ…!」
接触会話ではなく、ジュドーの強い意志がそのままロリエの頭の中に飛び込む。
ジュドー「君はそんな子じゃないはずだ!」
ロリエ「ァ…ァ…ッ…!」
ジュドー「俺には君のことが分かる、君にも俺のことが解るはずだ!」
―キィン―
翔「ニュータイプ同士の共感?この感じ…ロリエか?!」
不意に琴線に触れる感覚。シャアやアムロ、ハマーンといった者の気配に隠れて分かり辛いが、翔は確かにそれを感じた。
ジュドー「わかるか?わかるだろう。この感覚を。俺たちはわかりあえるんだって事が」
ジュドーとロリエの間には宇宙が広がっていた。その宇宙はまばゆいばかりの輝きを放ち、生命の輝きを感じさせた。
ロリエ「こんなの…うそだもん!」
ロリエの叫びが強大な意思となり、二人を囲んでいた宇宙を消し去る。
ロリエ「私の旦那様は一人だもん、お兄ちゃんじゃないもん!」
ジュドー「まだ解らないのか。俺達が争う必要なんてないんだ!」
ロリエ「これでもくらっちゃえ〜っ!!」
20基のファンネルがオールレンジ攻撃をかける。ジュドーはダブルビームライフルを盾にしてようやくその攻撃をかわす。
=スイート・ウォーター宙域 防衛ライン 最前線=
ゼンガー「敵の錬度は予想より高い、各機気を抜くな!」
タツヤ「りょーかい!」
ムスカ「何、この程度。問題はない!」
71
:
蒼ウサギ
:2003/11/16(日) 15:11 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
ジュドー「オレは前の戦いで君のような子に出会った!」
ロリエ「うるさい!うるさい〜!」
ジュドー「君にその子たち・・・プルやプルツーのように戦場で死んで欲しくないんだ!」
ロリエ「プル・・・プルツー・・・」
カミーユ「落ちろ!」
Zがビームライフルを連射する。
焔「その機動性はさすがだな!」
カミーユ「お前たちは何故無駄に戦火を広げようとする!そんなに戦争がしたいのかよ!!」
焔「グリプス戦役で戦争していた奴が何を言う!」
カミーユ「あの戦争でたくさん・・・たくさん人が死んだんだよ!」
焔「それが戦争だ!」
カミーユ「そんなのオレは認めない!!」
ハマーン「いけ、ファンネル!」
キュベレイのファンネルはリ・ガズィとサザビーを同時に襲った。
シャア「ぬぅ!」
アムロ「リ・ガズィの機動性なら・・・ちぃ!!」
回避しようとしたが直撃するリ・ガズィ
アムロ(やはりこの機体では・・・・)
シャア「ハマーン!」
ハマーン「シャア、アムロ・レイとの決着をつけたいだろうが、まずは私だ!」
シャア「ここでアムロと決着をつけるつもりはない!」
アムロ「なんだと!シャア!!」
シャア「ここで決着つけるのは・・・ハマーン、お前だ!」
72
:
藍三郎
:2003/11/17(月) 15:11 HOST:133.41.179.138
サザビーとキュべレイは互いのスペックを駆使して激突していた。
アムロ「この機体ではあいつら二人の中に入ることもできないのか!」
シャア「さすがはハマーン。このサザビーと完全に互角とは・・・」
ナナイ『大佐。戦闘中失礼します』
シャア「ナナイか。連絡があるということは・・・」
ナナイ『ええ。例の作戦、完了しました』
シャア「ご苦労。全機全艦に告ぐ!スウィートウォーターを捨て、
直ちにこの宙域を離脱する!」
そう言うとサザビーは退却していった。
同時に、シャア派の部隊も退却していく。
ハマーン「シャア!逃げるのか!」
シャア「できれば決着をつけたかったが、時間切れだ」
ハマーン「時間切れだと・・・?」
ネオ・ジオン士官『ハマーン様!』
ハマーン「何事だ!」
ネオ・ジオン士官『大変です!今、アクシズが連邦の攻撃を受け、陥落寸前です!』
ハマーン「連邦軍だと!くっ、このタイミング・・・シャアめ、図ったな!それで、ミネバ様は?」
ネオ・ジオン士官『はい。すでに脱出させて、サイド3の方に向かわせました』
ハマーン「よし。お前達もサイド3に向かえ。やむをえん。アクシズは捨てる。
シャアに誘き出された時点でこちらの負けだった」
マシュマー『ハマーン様・・・』
ハマーン「ここでこれ以上戦闘を続ける意味はない。こちらも撤退する!」
マシュマー『はっ!』
ザビ派の艦隊も撤退していった。
ブライト「何だ?両軍が撤退していく・・・」
トーレス「ハマーンはともかく、
シャアはスウィートウォーターを捨てるつもりなんでしょうか?」
アデナウアー『ブライト大佐。ご苦労だった』
ブライト「アデナウアー参謀次官。一体何のようです」
アデナウアー『これ以上ネオ・ジオンと争う必要はない。
地球連邦政府はシャア・アズナブルと和平条約を締結した』
ブライト「なんですと!?」
73
:
藍三郎
:2003/11/17(月) 15:21 HOST:133.41.179.138
=ラー・カイラム=
ブライト「アクシズの譲渡を条件に、ネオ・ジオンは連邦と和平を結ぶですって?」
アデナウアー『そうだ。シャアの本隊がハマーン軍を誘き出している間に
我々はアクシズを攻略することに成功した』
ブライト「シャアが本気で和平に応じると思っているんですか!?」
アデナウアー『シャアもいたずらに戦争を長引かせたくはないはずだ。、問題はなかろう』
ブライト「あなた方にはシャアの本性がわかってませんよ!
奴はあなた方を油断させている間に手に入れたアクシズで地球潰しをしますよ!」
アデナウアー『反対する気持ちはわかるが、これは決定事項だ』
=ドクーガ宇宙基地=
ネオネロス「どうやら連邦とシャアの和平は上手くいったようだな」
カットナル「ええ。我らドクーガにとって、無能な連邦を操るなど容易いこと」
ネオネロス「しかし、邪魔者はまだいる」
ブンドル「ロンド・ベル隊そしてギャラクシア・キーパーズ・・・」
ネオネロス「奴らは最後まで我々の障害になるだろう・・・早めに取り除いておく必要がある」
ケルナグール「戦ですか。腕が鳴りますな!」
74
:
蒼ウサギ
:2003/11/17(月) 20:08 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
ACT:4「宇宙攻防戦」
悠騎「和平か・・・一体何を考えてるんだか・・・」
由佳「先の戦闘で事実上シャア=アズナブルがネオ・ジオンの総帥となったわね」
ムスカ「けど、あのハマーン・カーンって女。簡単に諦めるとは思えないな」
アネット「同感ね」
タツヤ「でもよ、連邦軍にしては随分簡単に騙されたって感じだな」
ゼンガー「うむ・・・もしかしたら裏が絡んでるかもしれないな」
パルシェ「裏・・・ですか?」
アムロ「νガンダムが完成しそうなのか?」
チェーン「はい、サイコフレーム・・・これが決め手となりました」
アムロ「このガンダムが完成すればシャアやハマーンとも渡り合える」
勝平「じいちゃん。例の新兵器は完成したのかよ?」
兵佐エ門「あと少しじゃ」
勝平「早く頼むぜ。ガイゾックの奴等がいつ攻めてきてもいいようにな!」
75
:
藍三郎
:2003/11/18(火) 09:19 HOST:133.41.179.137
=ドクーガ艦隊=
ケルナグール「フフフフ・・・久しぶりの戦いだ!心躍るわい!
キャラメル・キッカーズとやら!叩き潰してくれる!」
カットナル「ギャラクシア・キーパーズだ!この馬鹿が!」
ケルナグール「それだそれだ!」
深虎「G・K隊・・・できたばかりの部隊だというのにその強さはもはや
特Aクラスといわれる・・・」
カットナル「深虎!貴様もでるのか」
深虎「ああ。たまには俺の魔鬼羅にも血を吸わせてやんねーとな」
白豹「!」
アネット「どうしたの一体・・・?」
白豹「奴が来た・・・出る・・・」
そう言って白豹は駆け出していった。
トーレス「艦長!こちらにドクーガと思われる大部隊が迫っています!」
ブライト「何だと!総員!第1種戦闘配備につけ!」
真吾「ったく、あいつらも懲りないねぇ」
キリー「今回はブンドルのキザにーちゃんはいないようだな」
ゼド「しかし、数は多いですね。気を抜かないようにしましょう!」
76
:
蒼ウサギ
:2003/11/18(火) 22:21 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
アムロ「チェーン、νガンダムは出れるか?」
チェーン「え、あ、はい。ですがテストが・・・」
アムロ「戦場で試すさ」
ムスカ「よし、行くか・・・ん?」
タツヤ「おい、あの機体どこかで見たことないか?」
ゼド「似ているな・・・凶に・・・」
白豹「・・・・」
深虎「奴等がG・K隊か・・・ん?あの機体・・・そうか奴か!」
カットナル「知り合いか?」
深虎「あぁ、あいつの相手は俺に任せてもらうぜ!」
魔鬼羅が凶に迫ってきた。
真吾「スペースバズーカ!」
カミーユ「落ちろ!」
悠騎「当たれぇぇ!」
他のメンバーはドクーガメカを撃墜していった。
カットナル「ううむ、噂以上だ!」
そこへνガンダムが現れる。
アムロ「いける・・・フィン・ファンネル!」
νガンダムから放たれたフィン・ファンネルはカットナル艦に大ダメージを与えた。
ジュドー「すげぇぜアムロさん!」
アムロ「サイコフレームの調子は良いようだ!」
77
:
藍三郎
:2003/11/19(水) 11:01 HOST:133.41.179.137
凶と魔鬼羅は高速でぶつかり合っていた。
深虎「白豹!てめぇがG・Kにいるとはな!」
白豹「貴様が『秘宝』を盗みドクーガに入ったのは知っていた・・・一族の禁を破った貴様には死あるのみ・・・」
深虎「てめぇみたいな優等生にはわかんねーよ!
俺は永久に一族の手足になって働くのはごめんだ!俺は上に立つ人間になりてぇんだよ!」
白豹「そうか・・・・・・まあいい。死ね」
深虎「旋襲虎牙!!」
白豹「旋襲虎牙・・・」
カミーユ「まったく同じ技!」
凶と魔鬼羅は両手を合わせ、機体を螺旋状に回転させ、突っ込んだ!
激突後、両機とも弾き飛ばされた!
ムスカ「パワーも互角か。どうやら同門の使い手のようだな」
深虎「ちっ・・・さすがに」
その時、凶の姿が視界から消えていた。
深虎「なにっ!!」
そう思った瞬間、魔鬼羅は後ろから斬られた!
白豹「・・・・・・」
深虎「激突で吹っ飛ばされたのを利用してオレの背後に!
やはり同門はやりづれぇな・・・」
78
:
影
:2003/11/19(水) 18:11 HOST:usr220208024136.tcn.ne.jp
―斬!!
ドクーガメカが文字通り切り裂かれ、暗い真空の海に花が咲く。
アルティア「我が名はアルティア・エセルドレーダ…闇を絶つ剣なり…!ここを通らんとするドクーガは、陸式斬艦刀で一刀両断にする…」
エクセレン「ちょ…ア、アルティア?」
悠騎「アルティアが壊れた!?」
パルシェ「アルティア、懐いた人に影響されやすいんですよ…今回はゼンガーさんみたいですね」
ライ「度々あるのか、こういうことが…」
ケルナグール「時代遅れのサムライ気取りか?そんなもので―」
アルティア「否。倒します」
―断!!
また一機、ドクーガメカがオリハルコニウム・ソード、改め陸式斬艦刀の餌食となる。
ゼンガー「チェストォォォォッ!!」
―閃!!
一瞬の内に半身が吹き飛ばされ、コマの様に吹き飛ばされたドクーガメカ。
キョウスケ「…まったく、少佐が二人になったようだな」
79
:
蒼ウサギ
:2003/11/19(水) 21:54 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
真吾「さて、そろそろあんたとの縁もここまでにしたいな!」
カットナル「ではビムラーを渡してもらおうか!」
真吾「冗談!かわりにこいつをやるぜ!ゴーフラッシャー!!」
勝平「悠騎の兄ちゃん!こっちは片付いたぜ!」
悠騎「こっちもだ!一度補給に・・・」
由佳『お兄ちゃん!こちらに向かってくる機影を確認したわ!』
悠騎「新手か!」
???「ホーッホッホッホ!同じ種族で争うとは愚かよのぉ〜」
勝平「その声はブッチャー!」
キョウスケ「ガイゾックも現れたか!」
ゼド「やれやれ・・・ですね」
ブッチャー「この前の仮を返してやる!いけぇメガブーストども!!」
80
:
藍三郎
:2003/11/20(木) 09:40 HOST:133.41.179.136
???「う〜〜ん。あのシャッチョさんに言われた場所はこの辺なんやけどなぁ」
???『臭う、臭うぜ!戦いの臭いがよ!』
???「ほんまか?まあお前の勘は確かやし、行ってみるか」
???『下僕の分際でお前呼ばわりすんじゃねぇ!
まあいい。あっちに行けばたっぷり斬れそうだぜ!』
カットナル「うむむ・・・妙な奴らが乱入してきたな!」
ブッチャー「ほ〜っほっほっほ。ひねり潰してしまえ!」
エクセレン「あの土偶戦艦もしつこいわね〜〜」
ヴァイスリッターはオクスタン・ランチャーでドヨズラーの群れを吹き飛ばす。
???「夜天蛾流抜刀術・・・琴雪!」
一筋の剣閃が煌いたかと思うと、瞬時にメカブーストとドクーガメカは両断された。
ムスカ「なんだぁ?援軍か?」
ブライト「だが、あんな機体識別コードにはないぞ」
???「あの〜〜ちょっと聞くんやけどこっちにアネット・リップルさんって人おる?」
アネット「はいはい!アネットなら私ですが・・・」
灯馬「ああ!ボクは夜天蛾灯馬ちゅーもんや。
あんたんとこのシャッチョさんに言われてあんさんらを助けに来たんや」
アネット「お姉ちゃんから!?」
蛇鬼丸『灯馬ぁ〜〜ムダ話してんじゃねーよ!さっさと斬らせろぉ!!』
灯馬「わーとるがな蛇鬼丸。んじゃ、しばし敵ども相手に暴れさせてもらいまっせ」
灯馬という男の機体は居合抜きで次々に敵を斬っていく。
ゼンガー「あの剣技・・・どこかでみたような・・・」
81
:
蒼ウサギ
:2003/11/20(木) 23:06 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
悠騎「す、すげぇ・・・」
ゼンガー「あの剣技、只者ではない!」
エクセレン「わぁお!ボスにそこまで言わせるなんて相当ね!」
ゼンガー「我々も続くぞ!」
タツヤ「了解っす!!」
カットナル「せ、戦況が悪くなったか!?」
ケルナグール「むむむ!少々、甘くみたか!ここは一時撤退・・・」
深虎「冗談じゃないぜ!ようやく面白くなってきた所だよ!!」
白豹「・・・・」
カットナル「ぬ!こやつめ・・・」
真吾「おっと!俺たちが逃がさないぜ!」
由佳「敵が撤退の気配を見せているわ・・・コロナキャノン!スタンバイ!!」
コスモ・フリューゲルの主砲にエネルギーが溜まる。
由佳「発射!!」
カットナル「な、なんだこれ!避け切れん!!」
ケルナグール「ぐっ、ぐあぁああああ!!」
82
:
藍三郎
:2003/11/21(金) 09:41 HOST:133.41.179.137
カットナル艦とケルナグール艦は主砲の直撃を受けで爆発した!
真吾「やったか!?」
しかし…ひそかに爆発する戦艦から2つの脱出ポッドが出ていた。
深虎「ったく、世話の焼けるジジイどもだぜ。おい、これで貸しひとつだな」
カットナル「むううう…こんな奴に」
ケルナグール「貴様ら、覚えておれ!!」
キリー「聞き飽きたぜその台詞…」
魔鬼羅とドクーガ軍は撤退していった。
白豹「・・・・・・」
ゼド「追わずともよろしい。今日はこの辺でいいでしょう」
灯馬[夜天蛾流抜刀術、蝉時雨!!」
蛇鬼丸『ケヒャハハハァッ!!!死ね死ね死ねぇ!!!』
メカブースト達を高速の突きで破壊していく麟蛇皇。
ブッチャー「ホホホ・・・さすがにやるのぉ!」
勝平「ブッチャー!これで終わりだぁ!!」
タツヤ「おおおおおっ!!!」
しかし、ザンボットとR−DRILLの攻撃はバンドックのバリアによって弾かれた!
勝平「うわっ、何だこりゃ」
宇宙太「バンドックにバリアが張られてるぜ!!」
ブッチャー「ほ〜〜っほっほっほ。わしらも学習せんわけではないのでのぉ〜〜〜」
ゼンガー「あのバリアを破るには、生半可な攻撃では無理だ!」
83
:
影
:2003/11/21(金) 17:35 HOST:usr220208024136.tcn.ne.jp
アルティア「…この一撃に全身全霊を込める、だけです」
ゼンガー「その通りだ、行くぞ!!」
ブッチャー「ホホホ、無駄よ無駄よ」
ミサイルで2機を足止めし、バンドック砲を至近距離で叩き込もうとする。
ゼンガー「貴様に我らを止めることは……出来ん!!」
ミサイルを避けようともせず、参式とR-BREAKERは突っ込んでいく。
相当数が掠るが、装甲と念動フィールドの前に殆ど無力化されている。
ブッチャー「なにぃ!?」
愕然となるブッチャーに、残像を描く程のスピードの太刀を、見切れるはずもなかった。
アルティア「我はアルティア・エセルドレーダ…」
ゼンガー「我はゼンガー・ゾンボルト!」
アルティア・ゼンガー「「悪を断つ剣なり!!」」
ゼンガー「必殺!斬艦刀!!」
アルティア「一文字斬り…!」
―斬!!
―断!!
アルティア「我らが斬艦刀に…」
ゼンガー「断てぬものなし!!」
ブッチャー「ば、ばかなぁぁぁ!?」
アムロ「今だ、各機持てる限りの火力を叩き込め!」
84
:
蒼ウサギ
:2003/11/22(土) 01:32 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
タツヤ「うおりゃああああ!!!」
リュウセイ「T−LINKナッコォォォォ!!!」
キョウスケ「これだけのベアリング弾!避けられるか!!」
次々に決まっていくG・K隊の攻撃。
勝平「とどめだ!ムーンアッタク!!」
ブッチャー「お、おのれぇぇぇぇ!!」
頭部だけとなったバンドックが離脱を図る。
=???=
???「ドクーガ・・・そしてガイゾックといったか」
???2「ヤツラはどうだ?」
???「必要ない」
???2「はっきり言うな・・・」
???「当然だ。奴らはいずれ滅びるだろう・・・」
???2「とりあえずまだ様子見だな」
85
:
影
:2003/11/22(土) 03:22 HOST:usr220208024136.tcn.ne.jp
=サダラーン 格納庫=
焔「状況は思わしくないな」
翔「ああ、まったくだ」
焔「大局的に見ればアクシズは奪われ、我が艦の被害甚大。貴様のバウは中破、ロリエは精神的に不安定…ヤレヤレだ」
翔「…正直、俺としてはアクシズが地球に落ちても構わないと思っている。連邦の腐った連中を一掃出来るからな」
焔「しかしやられっぱなしは性に合わない、だろう」
翔「ああ。シャア大佐と戦り合って命があるだけ儲けもんだが…借りは返さねぇとな」
焔「ジョーカーを切るつもりか?」
翔「あの子を守るためなら、俺は悪魔とでも喜んで契約を結ぶさ」
=コスモ・フリューゲル 格納庫=
アルティア「…陸式の調子はどうですか?」
整備兵「陸式?」
パルシェ「あ、R‐BREAKERはR-6という開発コードなんです。だから、陸式なんですよ」
聞きなれない伍式という言葉に戸惑う整備兵に対し、パルシェは苦笑交じりに説明する。
アルティア「…その通り」
ゼンガーは何故か、形式番号やコードネームを強引に略したり、極東の言葉に置き換える事がある。
懐いた者に影響されやすいアルティアは、その辺もしっかり感化されていた。
86
:
藍三郎
:2003/11/22(土) 11:12 HOST:133.41.179.137
灯馬「改めて自己紹介させてもらうわ!ボクは夜天蛾灯馬。
んで、この刀の名前は蛇鬼丸っちゅーんや」
蛇鬼丸『んだテメーら。ジロジロ見てんじゃねー』
灯馬「で、ボクが戦ってたロボットは麟蛇皇っていうんや。
この蛇鬼丸がボクと一体化してデカいロボットになった姿なんや」
ムスカ「なるほどねぇ〜〜」
アネット「ところで、あなたお姉ちゃんの紹介で来たって言ってたけど」
灯馬「そうや。実は、あんたらに伝言を頼まれとるんや。これみてや」
灯馬は一通の封筒を差し出した。
アネット「ふむふむ・・・・・・」
ゼド「内容はどうですか?お嬢さん」
アネット「あなた達はG・K隊の任務を遂行する一方で、ドクーガに奪われた
『白家の秘宝』の行方を追いなさいって」
白豹「・・・・・・」
白豹は『白家の秘宝』という言葉にわずかに反応した。
ムスカ「おいおい。白家の秘宝を追えだって?」
アネット「もし、『白家の秘宝』を悪の手に渡したままならば、
この世界が滅ぶ程の事態につながるって書いてあるわ」
ゼド「世界が滅ぶ・・・・・・また突拍子もない話ですな」
白豹「本当だ・・・言い伝えには『秘宝』には
この宇宙の因果法則を曲げ、破滅させるほどの恐ろしい力があるといわれる・・・」
ゼド「白豹・・・」
ムスカ「成る程、からくりが見えてきたぜ。
俺らの依頼人は本当は連邦じゃなく、白家だったんじゃないか?」
ゼド「連邦所属は任務遂行のための単なる隠れ蓑として利用したにすぎない。
我々の社長は闇社会にも何かと顔が効きますからね。
そういえば、白豹を連れてきたのも確か社長でした」
白豹「・・・・・・」
アネット「ドクーガは、ネオ・ジオンのシャア・アズナブルの陰謀の裏で
動いているって書いてある。このままG・Kに留まって、様子をうかがいなさいって」
ムスカ「やれやれ。マジで大丈夫かね俺ら」
87
:
蒼ウサギ
:2003/11/22(土) 16:45 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
ACT:6「ハマーンの覚悟」
ブライト「連邦とネオ・ジオンが和平条約を結んだ以上、こちらからは仕掛けられないな」
アムロ「だがシャアは仕掛けている。こちらが不利だな」
由佳「そうですね」
悠騎「ドクーガにガイゾックも油断できないってのに」
ゼンガー「敵は多いな・・・」
=サイド3=
ハマーン「シャアめ・・・」
マシュマー「どうなさいます?ハマーン様」
ハマーン「我がザビ派の戦力はシャア派の半分・・・」
マシュマー「!!・・・ですが!質においては!!」
ハマーン「もう良いマシュマー。皆に伝えよ。自由に生きろと」
マシュマー「ハマーン様!!」
ハマーン「お前も自由だマシュマー。できればミネバ様のことを頼む」
そう言ってハマーンは立ち去った。
=格納庫=
ハマーン「いずれザビ派は滅びる。シャアを倒したとしてもその後は連邦・・・」
ハマーンはキュベレイに乗り込んだ。
ハマーン「だが・・・あの男との決着はつけなくてはならない」
キュベレイが発進準備に入る。
ハマーン「ミネバ様。そしてザビ再興を願う同志よ・・・己の新たな道を見つけ、生きるが良い・・・行くぞシャア!」
キュベレイが宇宙に飛び立った。
88
:
影
:2003/11/22(土) 17:32 HOST:usr220208024136.tcn.ne.jp
=サイド3 宮殿内=
ミネバ「待て、紫!何処に行くというのだ!」
紫「説明は、後です〜。今は、とにかくこちらへ〜」
そこは要人の緊急脱出用の小型シャトルが用意されていた。
ミネバ「これは…紫、貴様どういうつもりだ!」
弾劾するような声に紫は顔を歪め膝をつき、ミネバに視線を合わせる。
紫「ミネバ様、もうザビ派は持ちません〜」
ミネバ「バカな、ザビ家の血は決して屈しない!」
紫「ロイヤルガードの両ギーレン様をはじめ、キャラ様も戦死なさいました」
ミネバ「そんな…ハマーンは!?」
紫「ハマーン様は、あのお方と決着をつけるため出撃しました〜」
ミネバ「ならば、私は逃げるわけにはいかない!家臣が戦っているというのに!」
紫「ミネバ様、お聞き下さい。これは、ハマーン様のお願いなんです〜」
ミネバ「お願い、だと?」
紫「ハマーン様は、ミネバ様を愛していらっしゃいます〜。ですが、ネオ・ジオンの摂政である以上、ミネバ様をシャア派に渡すようなマネはできません」
ミネバ「…」
紫「ですからぁ、ハマーン様は私に、『一人の人間としてのハマーン・カーン』としてミネバ様を託されました」
ミネバ「一人の、人間として…」
紫「生きてください、ミネバ様」
ミネバ「紫…」
紫「私と、兄はどこまでもミネバ様についていきます〜。ですから、今だけは私の言うことを、そしてハマーン様のお願いを聞いて下さい」
ミネバ「…分かった」
紫「…ミネバ様〜!」
感極まって紫はミネバを抱きしめる。ミネバは少し困ったようなくすぐったそうな顔をし、小さく微笑をこぼした。
=アクシズ宙域=
暗黒の海を進むキュベレイの進路上、アクシズへの道を塞ぐように佇む中破した一機のバウの姿があった。
ハマーン「ミネバ様は」
翔「紫が。ミネバ様はいい子ですからね、何人も付いてくれましたよ」
ハマーン「そうか…すまんな」
翔「俺はシャア派だった裏切り者ですよ?そんな奴に頭を下げないでください」
ハマーン「シャアは確かにミネバ様やお前たちを受け入れるだろう。しかし―」
翔「汚れ役は俺一人で十分です」
ハマーンの言葉を遮り、意思のこもった声で言う。
ハマーン「…不器用な男だ」
翔「はは、よく言われますよ…向こうも一騎打ちで決着をつけるようです。途中邪魔が入ることも無いでしょう…ご武運を」
バウが道を譲り、キュベレイは赤いMSの元へと向かった。
89
:
ガガガ
:2003/11/22(土) 17:47 HOST:q211078.ap.plala.or.jp
シャア「(キュピーン!!)これは!」
ネオ・ジオン兵「シャア様、一体?」
シャア「来る、一機か?ついに私と決着をつける時が来たようだな・・・外の者達には手を出すなと伝えておけ」
ネオ・ジオン兵「来るとはまさか・・」
シャア「ハマーン!!」
ハマーン「(キュピーン!!)気づいたか・・・シャア」
そう言ってキュベレイを加速させる。
ネオ・ジオン兵『もはや、我々の勝利は目に見えています。わざわざ大佐自ら出向かなくても・・・」
シャア「私でなければいけないのだ。彼女と決着をつけるのはな・・・。どちらにしろお前達では落とせない」
サザビーは加速し周りのMSを振りきる。
ハマーン「(キュピーン!!)シャア!!」
シャア「(キュピーン!!)ハマーン!!」
ハマ−ン「シャア、私の野望は崩れた・・・しかし、貴様へのこの怒りまでは崩そうとしても崩せぬわ!!」
シャア「ハマーン、もう終わりにしようではないか・・・これで最後だ!!」
二機から一斉にファンネルが飛び出す。
シャア「どうしたハマーン!お前の力はこの程度か!」
ハマーン「シャア!貴様、落ちぶれたのか!お前はこんなものではないはずだ!!」
アムロ「(キュピーン!!!)こっ、これは!?」
ブライト「どうした?」
アムロ「シャア、ハマーン、すべてにけりを着ける気だ・・・」
90
:
蒼ウサギ
:2003/11/22(土) 21:45 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
=シャアVSハマーン=
サザビーはビームトマホーク、キュベレイはビームサーベルで斬り結んでいた。
シャア「どうした!もうファンネルは使わないのか?」
ハマーン「そういうお前も使わないのか?」
シャア「ふん、甘いな。お互い!」
ハマーン「そういうことだ!」
シャア「私に勝ったところでザビ派に未来はない!」
ハマーン「先刻承知。これは私一人の・・・いわば私闘!」
シャア「・・・いいだろう、ならば私もネオ・ジオンの総帥ではなく、一人の男として戦おう!」
ハマーン「そう・・・あの赤い彗星と呼ばれていたあの時代のように!お前個人としての男と決着をつける!」
シャア「もう戻れぬのだな・・・あの時の二人に」
ハマーン「戦いの中で感傷に浸るか・・・」
シャア「私とて一人の男なのだよ」
ハマーン「戯言を!」
戦いは激しさを増していった。
=ラーカイラム=
ジュドー「くそっ!」
カミーユ「ジュドー、待て!」
ジュドー「邪魔する気はないさ!ただ・・・・見ておきたいんだ」
カミーユ「・・・なら心配いらないな。俺も見にいくだけだ」
ジュドー「カミーユ・・・よぉし!いこうぜ」
ZとZZが無断出撃をした。
91
:
ガガガ
:2003/11/23(日) 13:43 HOST:m150109.ap.plala.or.jp
ハマ−ン「(さすがシャア・・・一筋縄にはいかぬか・・・キュピーン!)ちっ!」
シャア「(キュピーン!)逃がすか!!」
再びビームトマホークとビームサーベルがぶつかる。
ハマーン「遠距離戦に持ちこまぬのか?」
シャア「フッ、言っただろう、一人の男として決着をつけると」
ハマーン「(シャア・・・)やはり、貴様は甘い!!」
カミーユ「やっぱり無断出撃は不味かったかな・・・」
ジュドー「もうそんなこと言ってもしょうがないだろ」
???「やはり彼等だろう・・・」
???2「しかしあの二人も捨てきれん」
???「シャアとハマ−ンか・・・もう時間が無い」
???2「ああ、そろそろ決断しなければいけない」
???「もうすぐ終わる。待ってみようじゃないか」
92
:
蒼ウサギ
:2003/11/23(日) 16:06 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
=ラーカイラム=
ブライト「なに?カミーユとジュドーが?」
アストナージ『えぇ、シャアとハマーンの戦闘を見に行くって聞かなくて』
アムロ「わからないでもないな」
ブライト「しかし!」
アムロ「・・・ブライト、俺も行く」
アムロはそう言ってブリッジを飛び出した。
=コスモ・フリューゲル=
悠騎「いいか、バレないように行くぞ!」
タツヤ「あぁ!」
リュウセイ「わかってるって!」
アイビス「なんで私まで・・・」
ツグミ「まぁまぁ」
パルシェ「でも、いいんでしょうか?」
悠騎「なんていうか・・・見なきゃいけない気がしてな・・・」
???「その通りだ」
悠騎「うわっ!!ゼンガー少佐!」
ゼンガー「若いお前たちには見ておいた方がいい戦いだ。行け」
悠騎「感謝するぜ、ゼンガー少佐!」
悠騎たちは各々の機体で出撃した。
=シャアVSハマーン=
シャア「(キュピーン!)む!?」
ハマーン「この感じ・・・ジュドー・アーシタとカミーユ・ビダンか」
そこへZとZZが現れる。
シャア「邪魔をする気かカミーユ!?」
カミーユ「違いますよクワトロ大尉!」
ジュドー「オレ達はあんた達の戦いを見届けに来たんだ!」
ハマーン「ふん、物好きな奴らだ」
シャア「いいだろう!この戦いの行く末の証人はお前たちだ!」
再びサザビーとキュベレイが斬り結んだ。
カミーユ「!!!・・・すごいプレッシャーだ!」
ジュドー「あの中には・・・割り込めない!」
93
:
蒼ウサギ
:2003/11/25(火) 22:53 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
そして悠騎たちも合流した。
悠騎「す、すげぇ・・・」
タツヤ「目が離せない・・・」
アイビス「・・・・」
ハマーン「これで終わりだ!シャア!!」
キュベレイのビームサーベルがサザビーに突き刺さる。だが、コクピットはずれていた。
シャア「最後まで甘かったな・・・ハマーン!」
次の瞬間、ビームトマホークでキュベレイを突き刺した。
そしてキュベレイを蹴り飛ばした。
ハマーン「ふっ・・・ここまでか・・・」
ジュドー「!!・・・ハマーン!脱出しろ!!」
ハマーン「ジュドー・アーシタ・・・そしてG・K隊、ロンド・ベルよ・・・」
悠騎「・・・」
ハマーン「理想が費えた人間の逝くべき姿を見届けるがいい」
キュベレイはブースターを吹かし、その場を離れた。
そして爆発を起こした。
悠騎「なっ!!」
シャア「ハマーン・カーン・・・お前は最後までジオンの戦士だったのかもしれんな」
94
:
藍三郎
:2003/11/26(水) 11:30 HOST:133.41.179.141
ACT:7「温めの『冷たい方程式』」
ブライト「これで、ザビ派は完全に終わりか…」
アムロ「シャアもこの出来事で一気に連邦の信用を集めたようだ」
トーレス「艦長!救援信号が出ています。これは…ナデシコですね」
ブライト「ナデシコが?確か、月での戦闘の後、火星にいったはずだが…」
アムロ「とにかく、救援に行かなくてはならないだろう」
ブライト「うむ。G・Kにも出動要請を」
=チューリップ周辺 ナデシコ=
メグミ「艦長。どうやらロンド・ベル隊とコンタクトが取れました」
ユリカ「やったぁ。後は助けを待つだけですね」
プロスペクター「しかし一時はどうなることかと思いましたよ。
火星で一人残っていたイネス先生を救出したのはいいですが、
その後、木星トカゲの大軍に囲まれ、
一か八か近くのチューリップに逃げ込んだら、この宙域に飛び出した」
ルリ「でもおかしいです。普通の人間がチューリップに入れば、まず死んでしまうのに…」
ユリカ「いいじゃないですか。助かったんですから!」
メグミ「あと…火星で出くわしたゲキ・ガンガーに似てる木星トカゲの新型…
あれ一体何だったんでしょうか」
ユリカ「さぁ…ヤマダさんは喜んでましたけど」
ルリ「…艦長。多数の敵反応あり」
ユリカ「え!?いきなり!?」
プロスペクター「そういえば、ミナトさんはどこ行ったんでしょうか」
ミナト「ちょっと、そこにいるのは誰?」
???「……」
ミナト「隠れてないで出てきて」
九十九「仕方ありません。私は木星圏ガニメデカリス党エウゴ派及び
多衛星小惑星国家間反地球連合共同体・
特別宇宙優人戦闘部隊所属花見月艦長兼少佐、白鳥九十九と申します」
95
:
蒼ウサギ
:2003/11/26(水) 17:15 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
=コスモ・フリューゲル=
由佳「わかりました!大至急向かいます!」
悠騎「シャアの動きが気にならないのか?」
アムロ『緊急事態らしいからな・・・とにかく急いでくれ』
元一郎「相転移式戦艦を発見した。落とさせてもらう!!」
アキト「ウミガンガーモドキ!?」
リョーコ「迎撃だ、出るぜ!」
ヒカル「オーッ!」
ミナト「じゃあ、あなたが木星トカゲの正体!?」
九十九「それはあなた方の勝手な呼び方です。本来は木星連合。通称・木連です」
ミナト「同じ人間同士で戦ってたのね・・・」
その時、艦内に振動が走る。
ミナト「あっ!戦闘が始まったの!?」
九十九「元一郎だな!」
アキト「ゲキガンフレアーーー!!」
元一郎「小賢しい!!」
ガイ「悪のゲキガンガー!俺が許さん!!ガァイ・スゥゥゥパァァナッパーーーー!!」
元一郎「ぐぅぅぅぅ!!九十九はどうした!?」
???「オーフォッフォッフォ!ここでも人間同士が争っておるわ〜〜」
元一郎「何奴!?」
ブッチャー「ワシはもう負けられんのじゃ!一人でも多くの人間を葬ってくれるわ!!」
バンドックからメガブーストが出現した。
96
:
藍三郎
:2003/11/27(木) 09:34 HOST:133.41.179.135
=コスモ・フリューゲル=
宇宙太「どうやら完成したみたいだな。イオン砲」
格納庫では、ザンボット3へのイオン砲の取り付け作業が行われていた。
恵子「でも、おじいちゃんの話だと出力が大きすぎて一発撃つのが限界ですって。
もしかしたら反動で壊れるかもしれないっていってたわ」
勝平「そんだけすごい武器ってことか。へっ、これでブッチャーの野郎に一泡吹かせてやるぜ!」
=チューリップ周辺=
イズミ「ぶすーっとしているメカブースト・・・ククク・・・」
フィールドランサーでガビタンを貫く。
元一郎「むう、邪魔者が入ってきたか!九十九、どこにいる!早く出て来い!」
マジンはグラビティブラストでメカブースト達を追っ払っていた。
ルリ「あのー、艦長。ナデシコの格納庫から識別不明の機体が発進します」
ユリカ「え?どういうこと?」
プロスペクター「あれは、火星であった木星トカゲの新型ですな。
どうやら知らない間に艦に潜入されていたようです」
ナデシコから、テツジンが発進した。
九十九「あのー、いいんですか?敵である私の逃亡を手伝ったりして」
ミナト「いいのよ。それに、あなたケガしてるしね」
九十九「あと・・・あまりくっつかないで・・・」
ミナト「しょうがないじゃない。狭いんだから」
九十九「いや、できればくっついてほしいような・・・いやいや、何を言っているんだ私は」
顔を赤らめる九十九だった。
97
:
蒼ウサギ
:2003/11/27(木) 22:40 HOST:YahooBB220056148080.bbtec.net
アキト「あのゲキガンモドキ!!」
アキトがテツジンに突撃してきた。
九十九「むっ!」
アキト「ゲキッガンフレアァァァァァァァァァ!!」
九十九「ぐぉぉぉぉぉ!!」
ミナト「きゃあ!!」
アキト「その声は・・・ミナトさんが乗っているのか!?」
ミナト「ったぁ〜い!」
アキト「ひ、卑怯だぞ!!」
九十九「違う!私はけっしてそんな・・・」
そこへ数機のメガブーストが襲い掛かってくる。
九十九「!!!」
???「チェストォォォォォォォォ!!」
そのメガブーストが参式によって粉砕する。
アキト「ぜ、ゼンガーさん!?」
ゼンガー「無事か」
プロス「ゼンガー少佐がこられたということは・・・」
由佳『こちらG・K隊!ナデシコ、応答願います!』
ユリカ「こちらナデシコ!」
由佳『これより援護します!』
勝平「ガイゾックもいやがる!」
ムスカ「おやおや、アイツもしつこいね・・・」
タツヤ「てか、あのロボットどこかで見たことないか?」
リュウセイ「昔のアニメで・・・確か・・・」
リュウセイ&タツヤ「ゲキガンガー!!?」
98
:
影
:2003/11/28(金) 01:15 HOST:usr220208024136.tcn.ne.jp
タツヤ「で、出来ない…俺にゲキガンガーを攻撃することなんて!」
ガイ「馬鹿やろう!」
ゴッ!!といい具合に正拳が入り、吹き飛ぶR-DRILL。
ガイ「お前には聞こえないのか!?ゲキガンガーの叫び!!」
タツヤ「!!」
リュウセイ「そう、だな…悪としてパワーを使われちゃあ、あいつらも悲しいよな…」
悠騎「お、お〜い…」
ガイ「俺たちがすべき事はただひとつ!」
リュウセイ「ああ、ゲキガンガーを止めることだ!」
ブッチャー「ワシを無視するなぁ!!」
テツジンに襲いかかろうとする3人に、メガブースト群れが突撃するが
3人「「「邪魔だ!!!」」」
殴られ、蹴られ、抉られ、駆逐されていく。
99
:
藍三郎
:2003/11/28(金) 10:15 HOST:133.41.179.135
勝平「ブッチャー!!今日こそケリつけてやる!!」
ブッチャー「ザンボット3!邪魔ばかりしおって!お前らこそここで終わりじゃ!」
勝平「首だけでいい気になるなよ!ザンボットカッター!」
ブッチャー「うひょひょっ!!」
ムスカ「さて、敵さんも固まってるし、あれを使いますか!」
アイリスキャットのミサイル発射口がすべて開かれる!
ムスカ「踊れ!ナイトメアカーニバル!」
ミサイルが一気に放たれ、曲線を描きながら大半のメカブーストを粉砕した!
ブッチャー「こ、こいつら〜〜〜〜!」
灯馬「ボクも助太刀させてもらうわ!夜天蛾流抜刀術、鈴鳴!」
蛇鬼丸『死にな土偶野郎!』
ブッチャー「うっひょお!!」
勝平「宇宙太!恵子!イオン砲使うぞ!」
宇宙太「そうだな。ここで一気に決着をつけるぜ!」
ザンボットは大型のキャノン砲を取り出した。
ブッチャー「そんなこけおどし、恐るるに足らんわい!」
勝平「イオン砲、発射ーーーーっ!!!」
宇宙を貫く閃光が、バンドックを直撃した!
ブッチャー「ぬおおおおおっ!これはーーーーっ!!」
宇宙太「これで終わりだ!ブッチャー!」
爆破炎上するバンドックの首。
ブッチャー「ほほほほほ…確かにわしの命はここまでか…
だが、よ〜く考え直してみろ。お前たちの戦いは、本当に正義なのか…
滅びるべきは、何なのかを…ほほほほほ」
そのまま、炎上したバンドックは宇宙の藻屑になった。
勝平「やったぁ!ついにブッチャーを倒したぞぉ!!」
宇宙太「ザンボットのエネルギーはもうゼロだ。すぐに戻ろうぜ」
恵子「でも、最期にブッチャーが言ってた事…あれいったいどういう意味なのかしら」
100
:
ガガガ
:2003/11/28(金) 17:00 HOST:m149146.ap.plala.or.jp
シャル「ブッチャーは滅びたか・・・」
レナ「ホントに死んだんでしょうか?」
シャル「さぁな・・・ん?通信か、おい誰だ?」
神『やっほ〜!!元気?』
画面いっぱいにピンク色のウサギの顔が映る。
シャル「貴様か!貴様のせいでこちらは迷惑しているんだ!!いい加減その着ぐるみを脱げ!!見ているだけで暑苦しい!!」
神『怒るなよ・・・帰ってきたらチョコあげるから(^∀-)〜☆V』
シャル「んなものいるかぁ!!!」
レナ「やった〜!!ありがとうございます!!☆」
シャル「・・・・」
神『なんかまだ言いたそうじゃない?彼女のことまだ引きずってるわけ。やだね〜、そういう男は嫌われるよ』
シャル「だまれ、貴様らとはもうお別れだ。じゃあな・・・レナ、食い過ぎには気をつけろ・・」
レナ「シャルさん・・・」
そう言い残してシャルは戦場へ向って言った。
レナ「・・・シャルさん甘党だから・・あそこの料理は口に合わないかも・・・」
神『・・・別にいいけどさ・・行きたいなら。そこまで俺もガキじゃないよ』
レナ「!!」
神『行ってらっしゃい』
レナ「行ってきます!!」
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