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民明書房〜FF編

239(・ω・):2004/10/22(金) 18:52 ID:9ZAOfdNA
素可便事(すかべんじ)

遥か昔、コロボックルと共存することを望まなかった魅素裸族は
得瑠霜地方の火座霧近辺で、狩猟によって暮らしていた。
当時の魅素裸族の集落には厠というものが無く、便は穴を掘ってそれに向かって行い、
その後土で埋めるというだけの簡易なものであった。


ある魅素裸の狩りが終わりに差し掛かった際の出来事であった。
矢を使いきった魅素裸が、一匹の魔巣多亜苦有流に狙われていることも知らず
便意を催し穴を掘った。すると穴から腐った矢筒を発見した。
穴を掘った隙を狙い、その刹那、魔巣多亜苦有流が飛び掛ったが
その魅素裸は、穴から見つけた矢筒によって、命の危機を回避した。

後々、この話は教訓として各地の狩人達に伝わり、
常に素可便事を絶やさない狩人が良き狩人とされた。
今でも狩人達が集う素例には、天触令にこの教訓が記されている。

民明書房刊「狩人心得第四巻」より抜粋



初めてなので民明っぽくできなくてすいませぬ。漫喫で男塾読んできます。
あとシモ入ったのと、>>178さん多くの引用すいません。


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