・ブラックホールの鍛冶場、棚にあるスクロール:
「CLARY:別に不合理な考えってわけじゃないわ。受信機が必ず対応する天体(もしくはその近接周回軌道)に位置していなければならないとしたら」
原文: CLARY: That isn't an unreasonable belief, given the receiver does have to be located on (or in close orbit around) the relevant astral body.
given (that)以降は仮定ではなく事実なので、「受信機は必ず対応する天体(もしくはその近接周回軌道)に位置していなければならないんだから」と訳すべきだと思います。
・船、入口から見て左側の壁:
「不安定だと思われる惑星(今ではほとんどの惑星がそうだが)には細心の注意を払うように」
原文: remember to be extremely cautious of potentially unstable stars (which is most of them, now).
starsなので惑星ではなく恒星です
・重力水晶工房、Riebeckの手記:
「ここから南極までの旅は、えーと… "悲惨な"ものになるだろう。それもこれもすべて、うん、隕石のせいだ。」
原文: The journey here from the south pole has been, um... I'm going to go with "harrowing," because of the, um, all of the meteors.
旅の始点と終点が入れ替わっており、さらに過去の旅のはずが未来のものとして訳されています。
「南極からここまでの旅は、えーと… "悲惨な"ものだった。」が良いと思います。
たぶんI'm going to go with "harrowing"に引っぱられて未来形で訳したのだと思いますが、これはRiebeckが言葉選びに悩んだ末に
"harrowing"という形容詞を使うことに決めた、という内容です。
・Riebeck、「ここで何を?」(2回目)への返答
「というか、唯一の考古学者、かな。今や木の炉辺のことをきちんと理解しているのは私だけだということを思えば。」
原文: Or, um, the archeologist, I guess. Seeing as I'm all Timber Hearth's got right now.
「木の炉辺のことを理解している」のくだりは原文にはありません。木の炉辺に他の考古学者がいないと言っているだけです。
・太陽ステーション、最初の石版
「IDAEA:我々のミッションは、信ぴょう性のない功績が果たして可能なのか判断することだ。」
原文: IDAEA: Our mission is to determine if such an irresponsible feat is even possible.
"such an irresponsible feat"を「信ぴょう性のない功績」と訳すのは変に思えます。
「そのような無責任な行ない」で良いのではないでしょうか。
・Solanum、「量子の月」+「説明」への返答
「あなたは他の惑星で量子のかけらに出くわしたことはある?かけらは現在の量子の月の表面と同じように見える。眼にある間は。」
原文: Have you encountered a quantum shard on another planet? The shards look the same as the Quantum Moon's surface does now, while at the Eye.
「眼にある」のは月であってかけらではないことが不明瞭な訳になっています。
「かけらは現在の、眼にある時の量子の月の表面と同じように見える。」が良いと思います。