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ダークライ「君を愛している」
1
:
フライゴン
:2014/08/07(木) 22:39:19 ID:gI7kvfhA0
なっ…お前は…!
どうしてこんな所に…!?
……なぁ…君達…教えてくれ…
私は何者なんだ?
354
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 18:55:53 ID:4x3CLfLI0
ピカチュウ「……」
ピカチュウ「君は……一体何者なんだ……?」
ピカチュウ「何故……こんな事をする……?」
オーベム「その答えは……私が最も欲している」
ピカチュウ「……じゃあ最後に」
ピカチュウ「改心する気は……
オーベム「無い」
ピカチュウ「そうか……」
ピカチュウ「残念だ」スゥ
355
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 18:56:51 ID:4x3CLfLI0
オーベム(タイムリミットは約二十分……それまでにこいつを殺す……)
オーベム「さぁ見せてくれ……」
オーベム「最高の……探検家の実力ってやつを……!!」
クレセリア「いえ、残念ですが……」
クレセリア「貴方と戦うのは……この私です」
オーベム「……は?」
356
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 18:58:50 ID:4x3CLfLI0
オーベム「正気か……?貴様」
クレセリア「ええ、勿論」
オーベム「……」チラッ
ピカチュウ「……」
オーベム「どうやら……本気のようだな……」
オーベム(……これはチャンスだ……!)
オーベム(ピカチュウと普通に戦えば、敗北の色が濃い……だがクレセリア程度になら勝てる)
オーベム(しかしそれでは駄目だ。クレセリアに勝ってもピカチュウが居るのでは……)
オーベム(考えろ……どうするべきだ……)
357
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:00:54 ID:4x3CLfLI0
オーベム(……!)
オーベム(クレセリアが此処に居る……それはつまり……!)
オーベム(ダークライが外の奴らに勝ちうる!)
オーベム(二人がかりならピカチュウなど脅威ではない……ならば時間を稼ぐ!!)
オーベム(ふっ……やはり私は最強だ。妥協を許さぬこの性格と完璧な頭脳……)
オーベム「神は……そんな私を造り出した」
オーベム「つまり神は……この世界を消さんとしているのだ!!」
クレセリア「……」
クレセリア「急に可笑しな事言い出して……気持ち悪いですね」
358
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:02:11 ID:4x3CLfLI0
オーベム「ふん……何とでも言え」
オーベム「どうせ貴様らは負ける運命にあるのだ!」
クレセリア「……」
オーベム「行くぞ!!」ダッ
オーベム(こいつは大した事ない……勝ちもせず負けもせずの拮抗した戦闘を続ける……)
オーベム(そうすればその内ダークライが……!!)
クレセリア「ハァッ!!!!!」
ドゴォッ
オーベム「ぐはっ!!?」
359
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:06:27 ID:4x3CLfLI0
オーベム(な……何……)
クレセリア「はっっ!!!」
ガスッ
オーベム「ぐあぁっ!!?」ドサッ
オーベム「くっ……!い、一体何が……?」
ガシッ
オーベム「ヒィッ!?」
クレセリア「……まだまだ」
オーベム「ま、待って……」
ドガァッ
360
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:07:11 ID:4x3CLfLI0
オーベム「うぐぅっ!?」
オーベム(こ、こいつ……!)
クレセリア「はぁぁぁあっ!!!!」ブンッ
ドゴオォォッ
オーベム「ぐ……は……っ」ドサッ
オーベム(強……い……)
クレセリア「……」
クレセリア「……まだですよ……早く立ってください」
オーベム(このままじゃ……死ぬ……殺される……!)
361
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:08:05 ID:4x3CLfLI0
オーベム(あ、甘かった……見くびっていた……!)
オーベム(クレセリアが……こんなに……強いとは)
クレセリア「……」
クレセリア「『こいつがこんなに強いとは予想外だ』……って顔してますね」
オーベム「……!?」
クレセリア「当たり前じゃあないですか……」
クレセリア「貴方にはダークライを弄んだ罪がありますから……」ギロッ
オーベム「ヒッ……」ビクッ
362
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:19:06 ID:4x3CLfLI0
クレセリア「ですが……私はそれほど貴方を恨んではいません」
オーベム「……?」
クレセリア「貴方のお陰で、昔のダークライと話が出来た」
クレセリア「貴方のお陰で、ダークライの全てを受け入れる事が出来た」
クレセリア「ですから、せめて……」
クレセリア「苦しませずに殺してあげます」
オーベム「……!?」
オーベム(こ、こいつはヤバイ!!……なんとか時間を稼がねば……!!)
363
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:19:48 ID:4x3CLfLI0
オーベム「ま、待て……落ち着け……!」
クレセリア「……」
オーベム「ひ、引き分けで手を打とう!な!?」
クレセリア「動かないでください」スッ
オーベム「わかった!改心する!これからは心を入れ換えて……!」
クレセリア「スゥ……よし」
オーベム「ヒッ……」
364
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:20:54 ID:4x3CLfLI0
オーベム「うぁぁ……」
オーベム「うわあぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」ダッ
クレセリア「サイコキネシスッ!!!」ズアッ
オーベム「ギャアァァァァァァァァァァァァァア!!!!」
.
365
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:21:30 ID:4x3CLfLI0
オーベム「ぅ……」ドサッ
クレセリア「……」
クレセリア「まだ生きてるんですか……しぶといですね、苦しませずにってのが嘘になっちゃいました」
ピカチュウ「……怖いねぇ」
クレセリア「まぁ……今度こそとどめです」スウッ
オーベム「……!」
366
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:22:56 ID:4x3CLfLI0
オーベム(し、死ぬのか……?こんな所で……?この私が……?)
オーベム「ぅぁ……や、やめ……やだ……死にたくない」
オーベム「い、いやだ……止めて……くれ……」
オーベム「助けて……く……れ……?」
オーベム「…!!」
367
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:23:57 ID:4x3CLfLI0
オーベム「……」
オーベム「……ふっ」
オーベム「ふはっ……ははは」
クレセリア「……?」
オーベム「あははは!あっはっはっは!!」
オーベム「ヒヒヒ……!ウヒヒヒッヒッヒ!!」
ピカチュウ「な、何だ急に……?」
クレセリア「気味悪い……」
オーベム「ハァハァ……ははは」
オーベム「後を……見てみろ……」ニヤァ
二人「!?」バッ
368
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:26:19 ID:4x3CLfLI0
ダークライ「……」
クレセリア「な……!?」
ピカチュウ「バカな……!?外にはチコリータ達が……!!」
オーベム「あっはっはっはっはっは!!!」
オーベム「退けぇっ!!!」ドカッ
クレセリア「ぐっ……!」
オーベム「ハァ…ハァ…」
オーベム「よく来てくれた……ダークライ……」
ダークライ「……」
369
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:27:42 ID:4x3CLfLI0
オーベム「ふ…………ふははははは!!」
オーベム「やっぱりだ……やはり私は無敵だ!」
オーベム「運が!!この私に!!」
オーベム「味方しているのだから!!!」
オーベム「ハァ…ハァ…完全に……私の勝ちだ……」
オーベム「貴様らが私に勝つなど、例え一億年あろうとありえんのだよ……!!」
オーベム「ざまぁ見ろ!!この便所で生まれた薄汚ねぇゴミムシ共がぁっ!!!」
ピカチュウ「くっ……!」
370
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:29:04 ID:4x3CLfLI0
オーベム「さぁダークライ!!」
オーベム「こいつらを……悪夢に堕としてやれぇ!!!」
ダークライ「黙れ」
オーベム「……え?」
ガスッ
.
371
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:42:00 ID:4x3CLfLI0
ドサッ……
オーベム「……?」
オーベム「な、何で…………何故……?」
オーベム「ど…………」
オーベム「どぉぉして私を殴ったぁぁあっ!!?」
ダークライ「……」
オーベム「な、なに……なに考えてる!?何故……なに……!?」
???「ふふふ、動揺してるね〜♪」
オーベム「き、貴様らは……!?」
372
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:42:53 ID:4x3CLfLI0
エムリット「ハロ〜〜♪」
アグノム「タイミングバッチリだったね!」
ユクシー「初めまして……黒幕さん……」
オーベム「何で貴様らが……?いや、そうじゃあなくて!」
オーベム「どーしてダークライが!私を殴った!?何で?どうして!?」
ピカチュウ「ふっ……」
ピカチュウ「あっはっはっは!!」
ピカチュウ「ふふ……種明かしをするとね……彼女達には君と同じ能力があるんだ………つまり」
ピカチュウ「君の能力を打ち消す事が出来る」
オーベム「な、何ぃ……!?」
373
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:44:17 ID:4x3CLfLI0
ピカチュウ「これは君の作戦にとっては嬉しい誤算であり……同時に君の能力を打ち消す失敗の種でもあった」
ピカチュウ「実際僕は彼女達から能力の事を聞いた時、本当に犯人なんじゃあないかと疑ったからね」
ピカチュウ「でも僕らにはプクリンが居た……」
ピカチュウ「それにしてもユクシー達の能力やプクリンの性格を調べていないなんて詰めが甘いね」
ピカチュウ「ハッキリ言って馬鹿だよ……君」
オーベム「ぅ……ぁ」
ピカチュウ「……プクリンのお陰で僕らは、ユクシー達を疑う意味は無いと気付かされた……それはつまり」
ピカチュウ「君の嬉しい誤算は一気に失敗の種へと変わったと言う訳だ」
374
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:45:33 ID:4x3CLfLI0
ピカチュウ「そして、ここからが僕の作戦」
ピカチュウ「反転世界との接触の性質上、君は必ず此処に来る……来なくてはいけない」
ピカチュウ「僕とディアルガが一緒に居るのを見ても、一度失敗したと言う焦りと混乱から、逃げ出す可能性は低い」
ピカチュウ「そしてなによりダークライが居る。彼を捨て駒に使い、君が破れた世界へ行くのは分かりきっていた」
ピカチュウ「……それこそが、僕の狙い」
ピカチュウ「数人が君を追い、数人がダークライを抑える……後から援軍として来るユクシー達にダークライの記憶を元に戻して貰う」
ピカチュウ「ダークライは元に戻り、君を捕らえられる……」
ピカチュウ「そして、君のそのマヌケな顔を拝めたって事で一石三鳥かな……?」
375
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:46:55 ID:4x3CLfLI0
ピカチュウ「全て僕の計画通りだ」
エムリット「残念だったわね」
ユクシー「ディアルガさん達もこちらに向かっているでしょう。更に外にはギルドの皆さんもいます」
アグノム「逃げ場は無い、観念しなよ」
オーベム「あぁ……ぅぁぁ」
オーベム「こ、こんな…こんなの……あ、あぁり得ない」
オーベム「ゆ……夢だ……夢に決まってるぅ……」
ダークライ「……夢だとしたら……とんだ『悪夢』だな」
オーベム「……!!」
376
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:48:03 ID:4x3CLfLI0
オーベム「ふ…………ふざけるなぁ!!」
オーベム「わ、私が……この私が……」
オーベム「この私がぁ!失敗した事など!!生涯一度だって無いんだ!!!」
オーベム「ダァァクラァイィ!!!」グルッ
オーベム「貴様の記憶を……もう一度改善するぅ!!」
ダークライ「……」
オーベム「此処に居る全員悪夢に落としてやれぇぇぇっ!!!!」
377
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:55:26 ID:4x3CLfLI0
クレセリア「……哀れですね」
ダークライ「……ああ」
オーベム「うおぉああぁぁぁぁぁぁぁあっ!!!」
ダークライ「哀れ過ぎて……」
ダークライ「何も言えない……」
ダークライ「ダークホール!!!」
ズオォォォォォォォオッ……
378
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 19:56:30 ID:4x3CLfLI0
オーベム「ぅ……!」
オーベム「こ、此処は……何処だ……?」
オーベム「……」
オーベム「そうか……」
オーベム「やはりあれは夢だったんだ!!」
オーベム「当たり前だ!この私が失敗するはず無いのだからな!」
オーベム「……しかし、何故こんな所に……?」
???「グルルルルル……」
オーベム「お……ちょうどいい」
オーベム「貴様、此処は何処だ」
379
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 20:00:39 ID:4x3CLfLI0
???「グルルルルル……」
オーベム「此処は何処かと質問しているんだ……」
オーベム「聞かれたらさっさと答えr……」
???「ガアァァァァア!!!」バッ
オーベム「な!?」
オーベム「止めろ!離せ!!!……このっ!!!」
???「グルルルルル」
オーベム「こ、こいつ……記憶が無い……!?」
オーベム「わ、私の術が……効かな……」
???「ガアァァァァア!!!」
オーベム「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!?」
380
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 20:01:38 ID:4x3CLfLI0
クレセリア「……」
クレセリア「どんな夢を見てるの……?」
ダークライ「さぁな……ただ」
ダークライ「とびっきり恐ろしい夢だ」
オーベム「ぅぅ……ゃめ……ぁぁ」zzz
アグノム「……終わったのか」
ユクシー「……ええ」
チコリータ「おーーーーい!」
ピカチュウ「チコリータ……!」
クレセリア「ディアルガさん達も……!」
381
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 20:10:05 ID:fRKHTK3Q0
チコリータ「ハァハァ……もう終わっちゃった?」
ピカチュウ「うん……」
パルキア「ほーん……で、こいつが今回の黒幕かい」
パルキア「けっ!気に入らねぇ面してやがる!」
ディアルガ「……ユクシー」
ユクシー「はい?」
ディアルガ「……エムリット、アグノム」
三人「?」
ディアルガ「……疑ってすまなかった」
ユクシー「こちらこそ……ダークライを倒そうなど出すぎた真似を……」
ピカチュウ「……一件落着だね」
382
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 20:11:13 ID:fRKHTK3Q0
ジバコイル「ミナサン」
パルキア「うおっ!?居たのか!」
ディアルガ「まるで気付かなかった……」
ジバコイル「…………マァイイデショウ」
ジバコイル「今回ノ事件ノ大元デアル彼ハ、ワレワレガ連レテイキマス」
ジバコイル「恐ラクモウ目覚メル事ハナイデショウガ、マンガイチヲトッテ監視サセテイタダキマス」
ピカチュウ「分かった……よろしく頼む」
ジバコイル「エエ、モチロンデス」
チコリータ「それじゃあ、早く此処から出よう」
~~~~~~~~
~~~~~~
~~~~
383
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 20:12:52 ID:fRKHTK3Q0
~世界の大穴~
ビッパ「……遅いでゲスね」
ドゴーム「ちょっと心配になってきたぜ……」
マナフィ「大丈夫だよ……ピカチュウ達なら……」
プクリン「……来る」
ペラップ「……!」
ペラップ「居たぞ!彼処だ!」
ドゴーム「て事は……勝ったんだぁぁあ!!」
ヘイガニ「ヘイヘイヘイヘイヘーーーイ!!」
ビッパ「ピカチュウーー!こっちでゲス〜〜!」
~~~~~~~~
~~~~~~
~~~~
384
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 20:13:54 ID:fRKHTK3Q0
プクリン「お帰り♪」
ピカチュウ「ただいま…!」
ペラップ「いやはや流石と言うか何と言うか……」
ダグトリオ「これでポケダンズが世界を救うのも三度目だな」
ビッパ「やっぱり凄いでゲス〜〜!!」
ドゴーム「それにしてもよぉ〜…俺達は本当に役にたったのかぁ?」
ピカチュウ「全然」
ドゴーム「え゛」
ピカチュウ「嘘ウソ……皆のお陰だよ」ニコッ
ドゴーム「そ、そうかぁ?///」テレテレ
385
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 20:15:27 ID:fRKHTK3Q0
ジバコイル「皆サンノオ陰デ事件ガ解決シマシタ……アリガトウゴザイマス」
ジバコイル「二度トコノヨウナ輩ガデテコヌヨウ我々モ、オ尋ネモノ逮捕ニヨリイッソウ力ヲ入レマス」
ギラティナ「破れた世界は俺に任せとけ!もう絶対こんな事起こらない様にするからよ!」
プクリン「ふふ、頼もしいよ♪」
プクリン「よし!!これにて一件落着!!!」
プクリン「帰るよ!ギルドへ!!!」
一同「おぉーーーーーーーーっ!!!!」
.
386
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 20:28:22 ID:fRKHTK3Q0
クレセリア「……」
クレセリア(終わった……これでやっと……)
ダークライ「クレセリア」
クレセリア「!」
クレセリア「な、何……?」
ダークライ「ちょっとこっちへ来てくれ……」
クレセリア「え……でも」
ダークライ「頼む……」
クレセリア「……うん……分かった」
~~~~~~~~
~~~~~~
~~~~
387
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 20:29:06 ID:fRKHTK3Q0
ダークライ「……」
クレセリア「……どうしたの?こんな所まで来て」
ダークライ「……」
ダークライ「君に……話しておきたい事があって……」
クレセリア「私に……?」
クレセリア(もしかして……)
ダークライ「実は……」
ダークライ「今の私には昔の記憶があるんだ」
クレセリア「…」
クレセリア「…………え?」
388
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 20:29:58 ID:fRKHTK3Q0
クレセリア「そ、それって……」
ダークライ「星の停止を企み、空間の歪みで悪夢を見せ、反転世界との接触を起こさんとしていた記憶が全てある……という事だ」
クレセリア「……」
クレセリア「……そうですか」
ダークライ「以外と冷静だな……もっと慌てるかと思ったが……」
クレセリア「まぁ思っていた事と違ったし、少しビックリはしたけど……何か企んでいるならわざわざ打ち明けるような事はしないからね」
クレセリア「それに……私自身あの時とは違うから」
ダークライ「……そうか」
389
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 20:31:05 ID:fRKHTK3Q0
クレセリア「でも、どうして……?ユクシー達に解いてもらったんでしょ?」
ダークライ「さぁな……多分彼女らじゃあ力不足だったんだろう」
ダークライ「結果、全ての記憶が私の中に残った……」
クレセリア「そっか……」
クレセリア「それで……どうして私にその事を?」
ダークライ「……」
ダークライ「クレセリア、私はな……」
ダークライ「自首しようと思うんだ」
クレセリア「……!?」
390
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 20:32:09 ID:fRKHTK3Q0
クレセリア「な、何で……!?だって貴方は……」
ダークライ「確かに私はこれ以上何かしようと言う気は微塵もない……だが」
ダークライ「犯した罪は償わなければならない」
クレセリア「っ……!」
ダークライ「私だけのうのうと生きていく訳にはいかない……そんな事では君達にあらぬ噂がたつかも知れん」
ダークライ「少なくとも5年……長ければ10年以上、私に害はないと皆が理解するまで塀の中で過ごす事になる」
ダークライ「その間、君とは会えない」
391
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 20:33:28 ID:fRKHTK3Q0
クレセリア「そんな…………」
ダークライ「私も悲しいが……仕方ない事だ」
クレセリア「……は…ぃ……」グスッ
クレセリア「仕方……ない……ですよね……」ポロポロ
ダークライ「……」
392
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 20:36:45 ID:fRKHTK3Q0
ダークライ「だからこそ、君に言いたい事があるんだ」
.
393
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 20:37:32 ID:fRKHTK3Q0
クレセリア「言いたい事……?」グスッ
ダークライ「ああ、正確には……もう一度言いたい…………だがな」
クレセリア「!」ドキッ
クレセリア「そ、それって……もしかして…………」
ダークライ「……聞いてくれるか?」
クレセリア「…………はい」
クレセリア「……お願いします!!」
394
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 20:39:04 ID:fRKHTK3Q0
ダークライ「クレセリア……」
ダークライ「君との出逢いはとても奇妙なものだった」
ダークライ「だがそんな奇妙な出逢いで……私は変われた……」
ダークライ「世界で最も大きな悪であった私が……変わる事が出来たんだ!」
ダークライ「忘れるのではなく……変わる……これが私の求める答えだったんだ」
ダークライ「今の私で……君に言いたい」
ダークライ「クレセリア……私は…………」
395
:
フライゴン
◆tLVuNBhIJA
:2014/09/08(月) 20:40:50 ID:fRKHTK3Q0
ダークライ「君を愛している」
終わり
396
:
名無しのデデンネ
:2014/09/08(月) 21:47:55 ID:d0wrMtYQ0
終わったあああああああああああああ!?!?!?!
おつかれえええええええええええええええ
いまんとこProduce最高傑作じゃね
397
:
名無しのデデンネ
:2014/09/08(月) 21:56:34 ID:XZ12p//c0
うおぉぉぉ!いい話だったあぁぁ!
感動した。お疲れ様です。
398
:
名無しのデデンネ
:2014/09/13(土) 17:42:14 ID:jwCH7zBA0
今読み終わりました!!!乙乙乙乙乙です!!!
クレセリアとパルキアの絡みで「おっ、三角関係か?」と思ったら、そんな生温いもんじゃなかった……勿論いい意味で
俺もこんな良作書ける様になりたいです
399
:
名無しのデデンネ
:2014/09/20(土) 20:23:01 ID:7cU27mBw0
おおおお!
面白かった!
ポケダン本編のダークライの其の後は自分の中で消化不良気味だったんで兎に角楽しく読ませていただきました!&すっきりしました!
思わず彼らの今後まで気になってしまった。
400
:
名無しのデデンネ
:2015/01/21(水) 07:43:12 HOST:KD182250248035.au-net.ne.jp
その後は?(・ω・?)
401
:
餅つき
◆B3yArQfdHk
:2015/01/23(金) 08:55:55 HOST:p4152-ipbf1405funabasi.chiba.ocn.ne.jp
ああ・・・悲しかった
そしてProduceで最高傑作・・・
遅いけど乙
402
:
シェイミ
:2015/04/25(土) 06:51:00 ID:nrJOHQPk0
面白かった!
こんなにいい話作れるなんて凄いです!
403
:
ジラーチ
:2016/06/27(月) 23:51:05 ID:3BikxXos0
あの…もしよろしければ、この小説をお借りしてもよろしいですか?
とてもいい話だったので、他の小説サイトにも広めたいんです。
フライゴンさんの小説はセリフだけなので、もう少しアレンジしつつ、内容はそのままで…
どうですか?
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