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タブンネ刑務所14

96ショーケースの裏側で:2017/07/02(日) 01:52:49 ID:ESC9g.5c0
「私、あのお母さんタブンネにすごく嫌われちゃったんです。だから、もう一緒には居られないんです
 …でも、最後にもう一回だけ」

そう言いつつも女子社員はチビママンネに歩み寄る
チビママンネ息を荒くして警戒したが
女子社員はそれも気にせず床に膝をつき、チビママンネを抱きしめた

「…ファ?」

チビママンネが感じた女子社員の心の音は温かく優しく、そして切ない
それは昨日、怖い人間から守ってくれた時に抱きしめられた時と何も変わらぬままだった
だったら、なぜあの時自分からベビたちを奪ったりしたのだろうか…?
いくら考えようが、チビママンネの頭では納得する答えは出てこない

「それじゃ、眠らせますよ」
「まったく羨ましいぜ、俺も早く眠りたいよ」

その後チビママンネは眠らせてから箱に入れて持ち出す事が決まり
ドレディアによって再び粉がかけられた
さすがに日に3回もかけられると効きが遅くなってくるようで
眠っているというよりかは微睡んでいるといった様子だ

「チィ… チィ…」

朦朧したまま箱に寝かされる際、
小ベビンネが女子社員に向かってその小さな手を伸ばしているのが見えた
それはまるで、別れを惜しんでるかのように
この人見知りな子が好きになるって事は、やっぱりあの人はいい人間なのかな…
そんな事を最後に思い浮かべ、チビママンネの意識は闇に落ちた


「・・・ミィ!?」

チビママンネが目を覚ました時、そこは車に揺られる暗い箱の中だった
またベビを奪われたのかと一瞬焦ったが、
自分の隣からは聞きなれた小さな可愛らしい寝息が聞こえてくる
ホッと一安心したが油断は出来ない、外からはあの恐ろしい男二人と社長の声も聞こえてくるのだから

「あんないい子に飼われたらあのタブンネも幸せだと思うんだがなぁ」
「そうですぜ、代わりに俺が飼われたいぐらいでさ」
「うぇー、リマくんの変態!」
「まー、一人暮らしだっつうし、それで2匹飼うのは辛ぇもんがあるなー」
「大人になると1メートル超えちまいますからね、そうなると餌もかなり食うし」




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