したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

タブンネ刑務所14

51ショーケースの裏側で:2017/06/14(水) 03:12:51 ID:ddkwLB.g0
欝々とした気分になった女子社員は、その足で従業員用の出入り口からデパートを出る
向かう先は近くにある24時間営業のスーパー銭湯
明日もイベント場内で接客の仕事。お客様に不潔な姿を見せるわけにはいかない
湯船につかりながら、何であの子タブンネたちは壁を舐めていたのか気になっていたが
その確たる理由は思いつかぬまま風呂から上がり、ジャージに着替えてデパートへ戻る

「チーチ、チー」「チチィ…」「チィー、チィー」「ミィ、ミィ…」
「…? 赤ちゃんたちが起きてる…?」

準備室に戻った女子社員は、暗い中で寝ているはずのべビンネとチビママンネの声を聞いた
べビンネの声は何かを必死に求めるような切ない声で、チビママンネのは悲しい声だ
どうしたのかと思い電気を点けてみると、
寝床の上、寝そべるチビママンネのお腹の前で3匹のベビンネがもぞもぞと動いている
その中の一匹はあの小ベビンネだ
チビママンネは起きてはいるが眠っている時と同じ横に寝そべる体制のままで、眼にはじんわりと涙を浮かべていた

「チーチー…」「チーチ」「チチッチ」

起きているベビたちの様子をよく見てみると、
チビママンネのお腹の毛皮に顔をうずめながらヂューヂューと口を鳴らしたりクイクイと押したりしている
チビママンネは歯を食いしばって切なそうな表情をしているが、べビンネ達のするがままにさせていた
そうさせておくしか仕方がないといった様子だ

「あ、おっぱい!」

女子社員が正解であるそれに思い至るのは容易なことだった
そして行動は早く、即座に3本の哺乳瓶に粉ミルクを作って暖め始める

「ミィ、ミ…」

その様子を見てチビママンネは安堵した。目に涙は消えぬままではあるが
ミルクが温まるまでの間、女子社員は心に残るモヤモヤが何か気になってい仕方がなかった
なぜあのチビママンネはお乳が出ないのかという疑問もそうだが、
もう一つ嫌な何かがチクリと引っかかっている
そうして物思いに耽ってるうちにミルクが適温に温まった

「赤ちゃんたちお待たせです、ミルクが出来ましたよ」
「チッチィ!」「チチ〜!」

女子社員がミルクを持って近づくと2匹のベビがチビママンネのお腹から離れてくるりと方向転換し
眠る他のベビを乗り越えながらも女子社員へ向かってハイハイしていく
踏まれて痛かったたのではないかと女子社員は焦りかけたが
寝てるベビ達はむず痒がるような仕草はしたもののまるで平気そうで起きる気配すらない
野生の薄暗い巣の中ではこの程度の事は日常茶飯事なのだ

「チッチ!チッチ!」「チチィチィ!」
「…あれ、今回は手伝ってくれないんですか?」
「ミーミ、ミィ」

ミルクを与える時必ず手伝ってくれていたチビママンネだが、今回は寝そべったまま動かない
それは眠いからとか疲れているからではなく、小ベビンネが乳首を銜えて離さないからである
他のベビは乳首を見つけられなかったので哺乳瓶が来たらすぐに諦めたが
小ベビンネだけは諦めきれず、乳の出ないいびつな形の乳首を小さな口で懸命に吸い続けている
その切ない様に無駄だからとやめさせる事もできず、チビママンネはただ諦めてくれるのを待つしかなかった
そして2匹のベビに授乳しながらもこちらを気にかける女子社員に、もう少しだけ待ってあげてと哀しい瞳で訴えるのであった




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板